横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【先制しながらドローに終わった前2試合の課題を克服した形。結果論な部分もあるが、課題反省修正結果を形にできたのは大きな意味がある。確かな前進。 by 蒼井真理】 about [2017-J1-20] 横浜 2 v 0 新潟

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

実質首位な2位の鹿島と勝点6差の7位。リーグ後半戦序盤2試合を先制しながら連続ドロー。ここから勝点落とさず這い上がるリーグ20節アウェイ新潟戦。屋根下バスでビッグスワン

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デンカビッグスワンスタジアム、開門1時間前に到着

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アウェイ新潟戦のスタメン

FW 富樫敬真
MF マルティノス、前田直輝、学
MF 天野純、中町
DF 山中亮輔、ミロシュ、中澤、金井
GK 飯倉

SUB:杉本大地、朴正洙、松原健、喜田、扇原、渓太、ウーゴ

右ふくらはぎ違和感の天野純ボランチで先発。扇原と喜田はベンチから

負傷離脱者はゼロ。勇蔵と伊藤翔は実戦復帰に向けコンディションを上げている段階

清水戦で右足甲を裂傷した中澤は先発出場、リスクを考慮しベンチに朴正洙が控える。そのためダビがメンバ外に

今夏に中島賢星仲川輝人、高野遼の3名がローン移籍を選択。MFイッペイシノヅカが加入

「清水戦では2度のリードがあり、上位を狙うには勝ち切らなければいけない試合だった。2点差以上のリードにするチャンスもあったが、2度のリードを守って勝ち切るべき試合でもあった。特に1失点目が残念だ。セットプレイでの厳しさが足りなかった」エリク監督

「清水戦でFWの先発を務めた敬真は、私の要求に応えチームのためプレイしてくれた。ウーゴもコンディションを上げているが、今は替える必要はない。伊藤翔は離脱期間が長かったし、チーム練習に合流したのも今週に入ってから。来週末の試合に間に合うかどうかだろう」エリク監督

「新潟戦のポイントはまず守備をしっかりやって、相手の背後を突くこと。新潟は危険なカウンタを持っおり、セットプレイにも注意しなければならない。いつも以上に焦点を当てるべきは、ポゼッション時のプレイ。前日練習では(天野純がトップ下とボランチ)2つのオプションを試した」エリク監督

「(右ふくらはぎ痛は)スプリントすると痛みがある。キックに関しては問題ない。ここまでフルタイムで出ているし休みたくない。ただ初めての負傷箇所なので慎重になっている。使ってもらえたらトップ下でもボランチでも、しっかり走りたい」天野純

アウェイ新潟戦の注目ポイント

  • 天野純ボランチ起用
  • 圧倒的にポゼッションし押し込む
  • その目算あっての布陣
  • アンカ配球役の扇原はベンチに
  • CB2人がその任を果たせるか
  • 天野純が引いて受けたら本末転倒
  • 前田直輝は消えてもいい
  • とにかく決定機、得点に絡む仕事を

「メンタル的に難しい状況だが、試合に出るからには責任がある。全員が出られる訳ではないし、出た選手はしっかりプレイしなければならない。自分も含め全員をフラットに見てほしいと監督に言っている。チームが強くなるため今年、優勝争いする必要があるのは皆が分かっている」齋藤学

「清水戦は地味だけどチームに必要な仕事をしっかりやることを心がけた。勝てないと点を取れなかったFWの原因になってしまうものだが焦りはないし、チームが勝つためにプレイする。自分が得点することだけを考えたら違うのかもしれないが、チームのタイトルが欲しい」富樫敬真

チームの勝利、優勝争い、タイトルが最優先。その思いと意識は尊い、それが責任伴うリスクトライからの逃避や言い訳につながらなければ。最後の打開とフィニッシュは必ず失敗の可能性も高いチャレンジが必要。そこから逃げない「俺がやってやる」って気持ちも大事さ~

デンカビッグスワンスタジアムのバクスタアッパー Eスタンド自由席前売り2100円。トラック付きだけどそこそこピッチ近いし傾斜も屋根もあるしリーズナブルだし、俯瞰厨には陸上競技場としては最高ランク75点の箱

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とりあえず西日が直撃するのでキックオフ直前まで日陰に待避。ビッグスワンは粉雪とか雨とか酷暑とか、そんなバッドコンディションな印象が

フィールドプレイヤがアップ中

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アウェイのマリノスゴール裏

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マリノスのスタメン紹介、サブの松原健の名前には新潟ゴール裏から大きなブーイング

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新潟スタメン。今夏補強FW11ドウグラス・タンキがデビュ戦。富澤清太郎はベンチスタート

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ベンチ組のロンドに参加する扇原が金髪。つまりパツキンに

ホーム新潟ゴール裏と夕焼け空。バクスタアッパーもようやく日が落ちてすごしやすい環境に

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アウェイ新潟戦のビッグフラッグ

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圧倒的なボールポゼッションから厚みある攻撃と多くの決定機を。決め切るリアリズムを。これ以上の足踏みは許されない。泥にまみれ這いつくばっても前に進もう

アウェイ新潟戦、間もなくキックオフ!

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前半序盤の10分までは新潟ペース。シュート0:3、決定機0:1。これを何とか凌ぐ

CK2本からシュート3本で五分に戻すも、入りは良くない。新潟の前線からのプレスに落ち着いて去なし繋ごうとするが、細かなミスからピンチが生じたりリズム作れなかったり。ここは少し我慢の時間帯

思惑通りいかない時に、如何に落ち着いてやり過ごし自分たちのペースに持っていくか。さあ進歩が試される展開

ポゼッション次は中町アンカの 4ー1ー5ややミシャ系な前線に幅と厚み

ちょっと前撮り後ろの距離が遠い。間延び

ホニがキレてるなあ。厄介。同サイド、学とホニで互いに攻め残りも狙ってるのでマリノスの右、新潟の左サイドは1つのポイント

前半25分までは新潟ペース、新潟に勢い。さあどうする?

前半30分まで流れの中からのシュートゼロ

中町が後方の起点となりサイドでスピードアップしてコンビネーション。練習通りなんだろうな、という崩しは見えるし、慌ててないし落ち着いてプラン通りやれてると思うけど。あんま良くない前半33分まで

新潟のマリノス陣内スイッチ入れるパスの受け手に対しパッキングが遅い。寄せ圧力掛け切れてない。緩慢。ベースの距離感が少し遠い

前半38分までに新潟に3枚の警告

前半39分、マリノス最初の流れの中からのシュート&決定機はエリア内こぼれ球に瞬間フリーで学。枠外


前半終了、横浜0ー0新潟。シュート5:7(枠内0:2、エリア内3:3)決定機1:1。CK&FK3:3。新潟の前線からの果敢なプレスにビルドが引っかかり、目論んだ「圧倒的なポゼッション」は成らず、終始やや最下位の新潟ペース。簡単なゲームはないものだ。むしろ無失点は御の字

前半のマリノスがダメダメな訳ではない。ポゼッション時は 4ー1ー5にも近い 4ー1ー2ー3で斜めのパスコースを増やし、意図的に幅と距離をとっている。志し高く勇気あるトライ――ただ思った以上に新潟が前から勢いよく圧力掛けてくる&パスやワンタッチプレイが微妙にズレてミス⇒リズム出ない

想定、目論みでは「もっと圧倒的ポゼッション」で「新潟は撤退戦を余儀なくされ自陣ブロック」それを攻略するための「幅と厚み、斜めのパスコース」だったんだけど、最初の前提が少しズレるといろいろ齟齬が。幅と距離を作ってロストすると、当然守備も長い距離戻ることになりしんどい

さて後半ハーフタイムの修正や話し合いを受け

  • 前半ゲームプランを貫き通す
  • より普段どおりの型に戻す

さてどっちかな。このままプレイ精度と実効性が上がらなければ、扇原を外し前田直輝を入れた意味はなく収支マイナス。起点としての中町も、少し細かなミスが目立つ

さてどうするかしら

思惑通りいかないからサッカーは面白い。思惑通りいかない時にどうするか。落ち着いて上手く対応し、自分たちのペースに持っていけるのが本当に強いチーム。前半のマリノスは上手くいってないけど落ち着いてる。バタバタはしてない。あとは貫き通すか、割り切るか。そこの意思統一


さあ後半。とりあえず選手交代はなし

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新潟も後半の頭は前半ほど前から圧力を掛けてこない

後半のスタートは学が左、マルティノスが右サイドに

飯倉あれをクリアでなく繋ぐか! 意識高い系

後半9分、山中亮輔の絶妙クロスからファーサイドでマルティノスが泥臭くねじ込み先制! ニアで敬真は少し触ったかな? とまれ狙いの幅と厚みで貴重な先制点!

マルティノスの後ろに前田直輝も詰めてたし

この1点を守り勝つのではなく、リスク管理しつつカウンタでどんどん背後を取っていこう!

タンキ様々やでー。意外とスピードあるんだよなー

これは追加点を取らねばな流れ

後半18分、敬真⇒扇原貴宏

???

FW前田直輝、トップ下に天野純ボランチ扇原と中町

新潟はどんどん間延びしてくるだろうから、扇原のピンポイントフィードでトドメを刺そうという狙いは解りますが

信頼されてるなあ前田直輝

ベンチに下がった敬真は、やっぱそれなりに落ち込んでます

被CKヘッドでタンキに競り勝つ中町会長ステキ

マリノスの空中戦の雄は中澤さんでなく中町会長だから

残り20分、ここからの意思統一。ゲームの終わらせ方。直近2試合のイメージあるから、たぶん「ウノゼロでOK」な空気になるかとは思う

今の新潟の攻めは、山中亮輔金井貢史の両SBが頑張った!

後半28分、天野純の巧みなボールストップから思い切りよく左足振り抜き「一振りで突き抜ける」貴重な追加点! もう完全にズル剥けた! 剥け続けてる! 2ー0!

後半31分、中町⇒喜田拓也

ベンチのエリクから分かりやすいメッセージ付きの交代カード。さあクローズだ

金井とミロシュてよく鈴木武蔵の突破を抑えこんだ

素晴らしく厚みあるカウンタでした。あそこで最後に2枚ニアに入ってくるのがとても素晴らしい

1つ喜田らしさを限られた時間に落とし込む。大事なこと

後半38分、マルティノス⇒松原健

松原健はそのまま右WHに

学さんは今日もチームの勢い流れに乗り切れず。まあまだ焦らずに、美味しいとこ持っていってくれれば

そこは繋がず、分かりやすく切っても良かったな

天野純、あと一歩内に詰めきれず! 惜しい


試合終了、横浜2ー0新潟。トータル決定機5:3。思惑通りの展開とはならず「なんか上手くいかねえなあ」ながらプランを貫き通し、2点差をつけゼロ封勝利。これはコレで1つ「強い勝ち方」本当に強いチームになるための通過儀礼。地味に着実に一歩前進!

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私的マンオブザマッチは――特に際立った選手はいないけど私情込みで価値ある2点差つけるゴールを決めた天野純26歳かな。前半から意欲的に遠い距離のシュート狙ってたよね。最後の決定機も決めたかったけど、あの時間帯あそこに入り込めた事をやっぱり高く評価したい。20試合連続フル出場、継続

あとは先制アシストの左SB山中亮輔がかなーり攻守に良かった。ハイレベルな競争が生む積極性リスクチャレンジ、闘う姿勢

勝ってマツのチャントやれて良かった

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実質首位の2位鹿島との勝点6差は変わらずも、吹田が甲府に、磐田は広島に敗れ、川崎は瓦斯と引き分けたため 4位に浮上! ワクワクしてきたな!

金井貢史は累積4枚目で水曜のアウェイ札幌戦は有給。ただ両SBは層が厚く、札幌は高さとセットプレイ精度があるので、累積なくても松原健を先発起用したかもだから、ある意味いいタイミングの有給消化かも。こういう小さな巡り合わせ、運も高見を狙うには必要。流れがきてる! と前向きに解釈しよう

🎦 ゴール動画
🏆 明治安田生命J1リーグ 第20節
🆚 新潟vs横浜FM
🔢 0-2
⌚️ 73分
⚽️ 天野 純(横浜FM

Jリーグ

その他の動画はこちら👇
http://www.jleague.jp/video/

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【サッカーにおける4つの局面、その現在地について by いた】 about [2017-J1-17] 横浜 2 v 1 大宮

f:id:harukazepc:20170419104133p:plainいた

真理ちゃんに追随する形になった大宮戦の印象とか。
行けなかったのでたまにはちゃんと振り返る。

・前半の印象

行けるときには前から、奪えなければ一度引いてセットして守る。リスクは最小限、大宮戦らしい静かな試合。 立ち上がりこそプレス回避に使った長いボールがうまく繋がらず相手にペースを握られるも、時間と共に落ち着きを取り戻した感。
決定機は少なく、スコアレスはフェアな結果。

・印象に残ったプレー/31分

深い位置でプレスを掛けられるも、少ないタッチでテンポよくボールを動かし、最終的にサイドを変えてマイボールを維持し相手を「下げさせた」。

蹴ってリスク回避もできる、立ち上がりはそうだった。ただ、正確なワンタッチプレーの連続でプレスを回避できたことでマイボールを維持できる。繋ぐ力の進歩を感じられたシーン。

前半、流れの中での唯一の決定機はシティメソッド的なボランチのサイドに飛び出す形から。
右サイド、金井→まなの繋ぎの中で、アプローチに出た和田が空けたスペースに中町が流れて、右サイドを崩し切る。中央への折り返しはわずかにウーゴに合わず。

左はあまじゅんが出ていく形がよく見られたけど、右でもいい形が出来たのはポジティブ。次節以降を考えても。

・後半の印象

前半に比べて、オープンな展開に。
後半立ち上がりはねじを巻き直した大宮が前から追い、圧力を掛けてくるも、しっかりと凌ぐ。全体の距離が少しずつ広がる中で待っているのはカウンターチャンス。オープンな展開は横浜の"トリデンテ"が生きる。

・印象に残ったプレー/59分

佑二さんのパスがウーゴに収まったところからカウンター発動、並走する左のマルちゃんへ、まなが中から左にダイヤゴナルに走り目線を引き付ける、右にはウーゴがフリー、選択肢二つ、マルちゃんは中央へ仕掛けアプローチを巧みに外して鋭く左隅へ低い弾道のシュート!

バスケの三線速攻のような形、マルちゃんの素晴らしいドリブルシュート。シュートスピードもコースも抜群。
マルちゃんの個の魅力が存分に発揮されたシーン。

で、まなのアクションも素晴らしい。
中から左に流れるランニングでDF4枚の視野、身体の向き、動き、全てをまなが走る方向に引き付けた。そこでマルちゃんが切り替えしでアプローチを外してDFの流れとは逆に。マルちゃんの一騎当千のようなプレーだけど小さなアシスト。

このプレーのみならず、横浜はカウンターうまくなった。
今までなら、まっすぐゴールに一直線、相手を外せず、結局…みたいなことも多かったけど、まなのコースチェンジによるスペースメイクやDFの引き付け、そしてマルちゃんの個としての打開、結果として大きなチャンスに出来る。これもまた進歩。

後ろの耐久力と前の攻め切る力、今の横浜の強み。
「前半、0で終われれば」というチームの共通理解は、ピッチの状況がオープンになる後半は「トリデンテ」がやってくれる、という流れを見越してのこと。

だからこそ前半はリスクを抑え気味に、落ち着いてゲームを運びつつ、ボールを動かして相手を走らせ、後半に仕留める。勝ちパターンが見えてきた。

・印象に残ったプレー/68分

なかや…じゃなくて、山中くんの追加点。
ビハインドの展開での大宮の攻撃移行、マテウス・奥井が一気に攻め上がろうとしたところでのパスのズレのミスが起点、この時点で相手の右サイドを担う選手は不在。奪ったところから打つまで、余裕があったことが勝因かな。

そしてミサイルのような弾道、戸田さんの解説にもあったけど、軽めに振ってもボールの「芯」を捉えるとあんな凄いのが飛ぶ。ボールが伸びていくような鋭い軌道、キーパーの手を弾く。まさにゴラッソ!素晴らしいシュートでございました。

・印象に残ったプレー/失点後の振る舞い。

サイズのミスマッチを突かれて追撃された後、大宮かなり勢いもって来られたけど、どつきあいに付き合わず、ゲームを落ち着かせ、時計を進めようとしたこと。4-4のブロックを形成した上で少しラインを上げて、ボールを持ったらロストを避けるポゼッション

清水戦とか、川崎戦とか、は決してそうじゃなかったと思う。イケイケ、結果オーライ。オープンだし、相手攻めにきてるし、スペースあるからね、チャンスも出来る。実際、結果を出した訳で行きたい気持ちもわかる。競争原理が高まっている今、一人一人結果が欲しいという側面もある。

ただ、リスクを取るべき時と時間を使うべきとき、というのは絶対に使い分けが必要。勝つためにやっていること、最後まで勝つための最善を尽くす。
サッカーの摂理としていつか痛い目を見る。その辺が改善されたこともまた進歩。選手間で話し合いがあったのかな、とてもいいこと。

今後を見据える上でポイントになりそうなのは、エリクのコメントから。

「サッカーにおける4つの局面全てにおいて我々のプレイスタイルのディテールを詰めてきいたい。どの試合でも発揮し、より自信を持って戦えるようにしたい」

サッカーにおける4つの局面

・自分たちがボールを保持して攻める局面
・ボールを失った瞬間の「攻撃→守備」の切り替えの局面
・相手がボールを保持し守る局面
・ボールを奪い攻撃に転じる「守備→攻撃」の切り替えの局面

出来ていること、出来るようになったこと、質をあげようとしていること、そしてもっと突き詰めていくべきこと。
今後チームが更に質を高めるための指標となりえる。

①相手がボールを保持し守る局面

これは元々出来ていること。中央を締め、外に追い出し、集中力高く、相手の前を塞ぎ、身体を張るべきときに張る。伝統の耐久力。新戦力にもその機微は伝わり、一人一人がその伝統を担ってる。

②ボールを奪い攻撃に転じる「守備→攻撃」の切り替えの局面

出来るようになったこと。マルちゃん、まなのスピード豊かな両ワイドのクオリティを活かしたカウンターアタックは横浜のストロングポイント。又、その武器を活かすためにスムーズかつ逡巡なき攻撃移行が浸透し、カウンター機会を増えた。

個の力はもちろんのこと、この試合で見えたまなのランニングのようにカウンターを完結させる工夫も増え、スコアに繋げられるようになった。今やマルちゃんやまながスピード豊かに攻め込むシーンはスタジアムの華。後は、決定機を仕留めることか。

③自分たちがボールを保持して攻める局面

質をあげようとしている横浜が苦手としていたポゼッション、しかし着実な進歩はこの試合でも見られた。ワンタッチプレー、サイドハーフへのサポートの距離、扇原貴宏の本格化によって大きな展開や鋭い楔など改善の跡が見えるだけに今後更に質を高めていきたい

④ボールを失った瞬間の「攻撃→守備」の切り替えの局面

もっと突き詰めていくべきところ。横浜は失点数はリーグ最少ではあるが、被シュート数はワーストに近い。そこで攻撃から守備への切り替えの質を高め、相手の攻撃頻度自体を下げることは突き詰めていってほしい。

「数秒」のハードワークの徹底、追い方の工夫、強度。リトリートとの使い分け含めて、まだふわっとしているというか、なんとなく、感はある。
また、高い位置でのボール奪取が増えればショートカウンターにもつながる。

結果が出ている中で、今後もポジティブに取り組み、各セクションのクオリティを高めていけば、更に未来は開ける。
齋藤学の爆発という更なる「推進剤」も残している。一試合一試合大事に、着実に、積み上げていきたい。

【この2ー1は神戸戦の2ー0よりも「強い勝ち方」だ!確かな成長の手応え示し5連勝!この3戦、瓦斯戦⇒神戸戦⇒大宮戦の手応え充実感ハンパない。 by 蒼井真理】 about [2017-J1-17] 横浜 2 v 1 大宮

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

リーグ17節アウェイ大宮戦。4連勝3連続完封で臨む鬼門NACK5。「暫定5位と15位」「ここからは下位クラブとの連戦」とか関係なし。今のマリノスに勝点3が計算できる相手などない。常に挑戦者の姿勢を忘れずに――八王子からむさしの号で大宮へ

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アウェイ大宮戦のスタメン

FW ウーゴ
MF マルティノス、天野純、学
MF 扇原、中町
DF 山中亮輔、朴正洙、中澤、金井
GK 飯倉

SUB:杉本大地、ミロシュ、松原健、喜田、渓太、前田直輝、敬真

スタメンは前節と変わらず。ベンチにミロシュと喜田が復帰

負傷離脱は全治約2ヶ月の勇蔵、伊藤翔仲川輝人原田岳の3名は復帰間近か

喜田が3試合の負傷欠場から復帰しベンチ入り、代表から復帰のミロシュも。ダビは外国籍枠の関係でメンバ外

今年も歓迎されてます

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氷川神社への参道を歩いてNACK5へ向かうのが好きだ

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大宮駅から徒歩20分、NACK5に到着

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アウェイ側マリノスゴール裏

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NACK5大宮。メインSS前売り5500円。俯瞰厨には高さが足りないしチケット確保がいささか面倒なので、あんま好きな箱ではありません。なんとか最後列を確保しましたけど

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「今は約20人のフィールドプレイヤ全員に試合に出る資格と可能性がある。レギュラ選手であっても怪我や代表や出場停止で一度チームを離れ、その間にチームが良い結果やパフォーマンスを見せれば、戻るのは難しくなる。原則として良い状態にあるチームは変えないつもりだ」エリク監督

フィールドプレイヤのアップ開始

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「両SBもその時々で状態が良い選手が試合に出る。それぞれ持っているクオリティは違う。例えば山中亮輔は神戸戦で素晴らしいプレイからアシストした。私がSBに求めるのは良い守備とオーバーラップだ。出場停止明けだった松原健は出番がなかったが、近くまたチャンスがあるだろう」エリク監督

「順位よりも勝点で今の立ち位置を考えるべきだ。現在の勝点は昨季2ndステージと同値で、私が開幕前に想定していた数値より多い。昨季からの継続・発展性という点でも良いことだ。ただチーム状態は常に変化する。今のメンバの組合せで最も良いバランスを探すことを常に考えている」エリク監督

「大宮は最近勢いを取り戻しつつある。特にボールを持った時に特徴があるので、個でなく組織で対応しなければならない。一方で失点が多く、ボールを失った瞬間の守備には問題がある。いずれにせよ大宮が相手だから何かを変えるのではなく、我々のスタイルを発揮したい」エリク監督

「個人で試合を決める、自分1人の力で局面を打開するのがテーマ。神戸戦はもっと積極的に仕掛けるべきだった。フル出場を続けて最低限のパフォーマンスは出せていると思うがそれでは満足できない。欲張りになっている。今はもっと上へ行くためにチャレンジしている。だから充実している」天野純

――ああ、とてもいいコメントだなあ天野純。欲を出して行こう「俺はもっとやれる」と思える時にしか選手は伸びない。今の自分を超えて行こう。チャレンジしてのミスは全然構わない。ボランチよりトップ下の方が、リスクも採れるしな

アウェイ大宮戦の注目ポイント

・瓦斯戦、神戸戦の手応えは本物か
・まだ信じ切れてないw
ボランチ2枚とDFラインの距離感
・フィルタ機能、リスク管理
・まだ確信を抱けない
・あの距離で大宮にもやれるのか
・中町と扇原のマネジメントに注目
・ここで強い勝ち方したいなあ

大宮スタメン 4ー1ー4ー1。アンカMF15大山啓輔の両脇をトップ下の天野純、インサイドに絞ったマルティノスや学が上手く活用できるか。あるいはSB金井や山中亮輔のインナラップ。ジャスールはベンチスタート

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ピッチにビッチが

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アウェイ大宮戦のビッグフラッグとトリコロール・バンデーラと家族愛

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5連勝と更なる高みを目指して。まだ「中位の上位」勝ち続けよう。鬼門NACK5何するものぞ

アウェイ大宮戦、間もなくキックオフ!

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今日はボランチの距離感をチェックしたいから、できるだけ試合中の tweetは控えめに

前半8分経過。ボランチ2枚はバイタル埋めて全体的にリトリート&ブロック優先。自陣ビルドが引っ掛かり気味なこともあり、前からくる大宮をやや受ける形の立ち上がりに

10分経過して互いにまだシュートゼロ

前半12~17分はマリノスのポゼッション、ペースに

大宮はGKのキックがかなり不安定

ファーストシュートは前半23分、大宮の大前元紀エリア内。DFブロック。マリノスは未だにシュート無し

前半22分以降は、ポゼッションはマリノスだけどカウンタ狙いでチャンスは大宮――な流れ。イーブンな展開。シュート数は少ないが塩ではない

扇原が今日も素晴らしく攻守に効いている

前半32分経過してシュート0:1だが、なかなか質の高いゲーム。互いにリスクトライある充実の内容

前半34分、最初の決定機は大宮の江坂任エリア内フリック気味のシュートは枠外。DF陣一瞬ボールウォッチャ

マルティノスが凄く守備を頑張ってくれてる。その代償として推進力不足にも

両チームにとって初のCKはマリノス

前半38分、マリノスのファーストシュートは天野純のCKからファーサイド中町公祐のヘッド枠外

限りなく右CKに近いFK獲得

前半43分、学が引いて受けて駆け引き。開けたスペースに入り込んだ中町へパス。フリーで抜けて低いクロス。ニアでウーゴ、DFに寄せ潰され打ち切れず。良い攻めが右サイドでも

前半46分、扇原の縦に降り落とすフィード! ウーゴがボレーで狙うがオフサイド

前半終了、横浜0ー0大宮。シュート2:2(枠内0:0、エリア内2:2)決定機0:1。CK&FK3:2。スタッツ寂しい数値も内容充実。互いに繋ぎ崩す意欲強く、ロスト瞬間相手陣内で奪い返しに行くトライも。マリノスは慎重だが、ボランチ2枚は守備面リスクトライも。リトリートのみではない

瓦斯戦と神戸戦の手応えは、かなり本物(疑い深いw)しかしボランチ2枚の意欲的な守備リスクトライは至極当然ながらリスクもある。2つほど中町と扇原がリトリートでなく縦方向の狩る守備選択して去なされ、DFラインが後手に回るピンチの芽も。でもだから楽しい試合になってる

コレやった上で勝ちたい。まずリスクトライの成果を奪って速攻のチャンスに直結したい。うんまあ、それだけじゃないんだけど――受け身にならないズル引きしない効果。でもやっぱコレをスタイル、強みにするにはリスク以上のリターンを分かりやすい形で得て、且つ勝利しなければ。欲をかいて行こう

学はいろいろ受け方を工夫してるけど、マルティノスよりは前残りしてるしもっと前にゴリゴリ運んだり違いを出さないとダメー。生みの苦しみ頑張ってキャプテン

ハーフタイム、ミロシュのPKショー再びw

さあ後半。更なる勇気あるリスクトライを。そして確かなリターン収穫、ゴールと勝利を持ち帰ろう!

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後半14分、速攻から3トップで先制! ウーゴがシンプルにマルに叩き、学が中で引っ張りコース作りマルティノスがまさかの右足でゴール左スミにコントロールショット! マリノスがこの試合最初の決定機で先制!

今日こそ「強い勝ち方」してえなあ。畳み掛けてセットプレイから追加点。あとは試合を壊す

後半23分、まさかの山中亮輔ミドルで追加点! 強い勝ち方キタキタキター!

大外で金井と学が2枚余っているのにキツめの角度からミドル選択してブチ込む山中亮輔の強心臓。マリノス初アシストの次の試合で初ゴール! 乗ってきたー!

あとはリスク管理しつつ、大宮に気持ちよくやらせない勢いを与えない事を最優先に、交代枠も使いながら更に選択肢の拡充を。喜田の復帰試合には最高のシチュエーションが整った

後半32分、FKから失点。ゴール前スクリーンプレイでマーク剥がされるマリノスあるある。2ー1、再び1点差に

この大宮の勢いを削げるか

大宮に勢いはあるが、マリノスの選手たちは落ち着いている。大丈夫

自陣ちんたらポゼッションで大宮の勢いを削ぐ。ゲームのテンションを落ち着かせる。大人の選択

後半39分、ウーゴ⇒富樫敬真

どちらかと言えば前線の限定守備強化狙い

天野純が落ちて3ボランチ気味に守る形も生きてるし、学もサイドの守備を頑張る

でたー金井の姑息な時間稼ぎ!

試合終了、横浜2ー1大宮。トータル決定機4:5。連続完封は途切れるも、この2ー1は神戸戦の2ー0よりも「強い勝ち方」だ! セットプレイからの被弾後も慌てず落ち着いてゲームの流れをコントロール。確かな成長の手応え示し5連勝!

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私的マンオブザマッチは鮮やかミドル追加点が決勝ゴールの左SB山中亮輔! あの一振りだけでなく、今日は自分の背後のスペースケア、クロッサに対する粘り強い対応など守備面でも確かな手応えを見せてくれた。落ち着いた受け捌きにも味。決してゴールだけでない、トータルの貢献と実効性高し

私的マンオブザマッチ2人目は2試合連続で左WHマルティノス。見事な先制ゴールはまさかの右足ゴール左スミを射抜く。守備での貢献、献身も高み安定実直。多くのカウンタ好機で前線ポイントとなり、攻守両面で実効性がチーム内とてつもなく高い。不在は痛いが、代表でも活躍を!

もちろん扇原貴宏はここ数試合、安定してチーム3番目くらいには素晴らしい。あとは分かりやすいインパクトある結果だけなんだけど、それを除いたベース部分の貢献ではチーム随一と言っていい。素晴らしいし、試合毎に着実にこなれて良くなっている

この3戦、瓦斯戦⇒神戸戦⇒大宮戦の手応え充実感ハンパない。最高に右肩上がりな成長曲線を描きリーグ戦を折り返した。チーム全体で確かな上積みがある。底上げがある。そして個々にも組織熟成にも、まだまだ伸びシロが大きく残されている。たまんねぇ……積み上げ厨には今が一番幸せな時だょ…

中澤佑二、リーグ140試合連続フル出場。前人未到フィールドプレイヤの新記録達成おめでとうございます! FKから菊地光将のヘッド被弾は中澤さんのマーク担当だった気もしますが、終盤のクロスからピンチにはしっかり身体寄せてミートさせず。勝って祝えて良かった良かった

今日の大宮は普通にそこそこ強かった。飯倉らの戦前予想通り「リスク管理しつつ相手のミスに漬け込んだ方が勝つ」展開に。全然格下なんかじゃねーよ

そんな難敵大宮、緊張感ある展開の中でもリスクを採りつつリスク管理もして、トータル決定機では上回れながらもリターン収支で上回った。繰りかえす。これはかつてマリノスがなかなか出来なかった「強い勝ち方」だ。この勝点3の価値と意味はとてつもなく大きい

【 #横浜M 】DF中沢、偉業達成も「個人の記録よりもマリノスでタイトルが欲しい」

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【まずまずの内容で天皇杯の初戦突破私的MIPは中島賢星。チャンス関与の頻度と実効性が飛躍的に伸びている。成長期。 by 蒼井真理】 about [2017-天-2回戦] 横浜 3 v 1 FC大阪

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

FC大阪スタッフ 公式@fcosaka_staff

三河安城で運行待ち。 早くの運行再開を願うのみ。 #fcosaka #FC大阪 #JFL #サッカー #天皇杯 #2回戦は #横浜 #F・マリノス #ニッパツ #J1でも #勇気を #持って #今日も #勝つ!

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スポーツ報知・サッカー取材班@hochi_football

【#天皇杯 #FC大阪天皇杯2回戦・横浜MFC大阪 大阪からの移動中、大雨の影響で一時は新幹線が止まり足止めを食らっていたFC大阪の選手たちでしたが午後5時過ぎ、無事にニッパツ三ツ沢球技場に到着しました。

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味スタでの革命的勝利から中2日、平日水曜ナイトマッチ。天皇杯2回戦、初戦の相手はJFLFC大阪。暴風雨のピークは過ぎた三ツ沢にキックオフ40分前着

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天皇杯2回戦 FC大阪戦のスタメン

FW 富樫敬真
MF 高野遼、前田直輝、渓太
MF 賢星、山田康太
DF 下平、朴正洙、新井、松原健
GK 杉本大地

SUB:鈴木彩貴、勇蔵、山中亮輔、扇原、天野純、学、ウーゴ

総取っ替え。ユース3年プリンス山田康太が国内公式戦初先発

フィールドプレイヤのアップ開始。スタンドはまだガラガラです

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アウェイ側FC大阪ゴール裏。約20名。悪天候の中、ようこそニッパツ三ツ沢へ

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注目ポイントも糞もない天皇杯初戦だけど、賢星と山田康太のボランチコンビにはロマンがあるよなあ。機能性はともかく、楽しみだ!

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FC大阪JFL昇格3シーズン目で現在3位(昨季は5位)近藤岳登らJ経験者も在籍するが、それ程のビッグネームは不在。マリサポ的には2010ー12シーズンの地域リーグ時代、山本郁弥が在籍したクラブ

郁弥、今はどこで何してんのかな。最後に会ったのは盛岡在籍の2009年か…

アップ中のFC大阪フィールドプレイヤの皆さん。三河安城で新幹線車内2時間以上雪隠詰めも、無事に三ツ沢にたどり着けて何より

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天皇杯名物、カミカミアナウンス嬢は今季も健在だぜ!

【速報】天皇杯アナウンス嬢、FC大阪のスタメン紹介でさっそく噛む「…失礼しました」に萌え~

【悲報】天皇杯アナウンス嬢、FC大阪の選手名の漢字が読めず詰まり、FC大阪ゴール裏からのコールで教えてもらう

いや事前に確認しとこうよ! なんで毎回一発勝負なんだよ!

天皇杯2回戦、ホーム三ツ沢 FC大阪戦のビッグフラッグ

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とにかく初戦突破! 内容ともかくなんだけど個々にリーグ戦につながるアピールを。ガツガツしていこう

天皇杯2回戦 FC大阪戦、間もなくキックオフ!

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前半はかなり強めの逆風、向かい風

ピッチはスリッピだけど、重くはない。日産スタジアムとの比較で誤解されがちだけど、三ツ沢はそんな水捌け悪くないですよ

左CKは下平

FC大阪はオーソドックスな4ー4ー2だけど、攻守に両SHが高めで、4ー2ー4的なアプローチも。なかなか組織的にカチッとしてる第一印象

なかなかコンビネーションは難しい。スリッピだし。シンプルにSBから同サイドのWH縦フィードで走らせる攻めがやっぱ基本線かな

新井一耀が充実の立ち上がりパフォーマンス。富樫敬真はターゲットプレイ、縦パス呼び込みに意欲

左右からクロスは上がってるんだけど精度や工夫が足りないのは、トップチームと同じ課題

新井一耀のアラート準備、予測反応が素晴らしい

FC大阪のSHはマリノスのビルドSBに凄く食いついてくるので、上手く剥がせばギャップはできる。工夫したい

クロスまではやれてるんだよね

個々の切り替え反応は早くハマってるのにイメージがリンクしないのが残念

前半35分経過。シュート3:1。決定機0:0。FC大阪は普通にカチッとしっかりしたチームで、そんなに極端な格差はない。簡単な相手ではない

前田直輝はアクセントとしては面白い存在。消えてる時間も多いけどその裏返し

松原健が低調。これではリーグ戦のポジションも怪しくなるぞ

前半43分、中央速攻から中島賢星の技ありスルーパス富樫敬真がエリア右内で受けてやや角度厳しいところからファーサイドに流し込む。今日もファーストシュートで先制ワンタッチキラー! 両チーム通し最初の決定機でゲームが動く

前半終了、横浜1ー0FC大阪。シュート4:1(枠内1:0、エリア内2:0)決定機1:0。CK&FK3:2。ボールは支配するも圧倒した内容ではなく、クロスは上がるが精度と工夫足らず難しいゲームに。だが最初の決定機で敬真が難しい角度を決めて終盤の良い時間帯に先制。かなりラクになった

ビルド&ポゼッションへの取り組み意欲もあり、FC大阪が前線から圧力をかけてくるのを去なして、センタサークル近辺で起点作って少ないタッチでサイド変えて――それなりにやれてる。ただFC大阪のスライドも早く、後ろ4枚は密度とゾーン崩さないから、最後のアイデアや個の打開がないと難しい

前半はシンプルにクロスで終わるシーンも多かったけど、クロスの精度と中で変化つける、相手のズレを誘うための一手間が欲しい。リーグ戦のレギュラチームも同じだけど、単調。ただ上げるだけ。もっと工夫しよう

さあ後半

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後半7分、10分に前田直輝に2つの決定機。中島賢星は後半3つの決定機の2つで起点に

後半は15分までに5つも決定機つくれたけど追加点ならず。サッカーって難しい

後半はクロスからのチャンスの質が上がって惜しいシーン増えてるんだけどな。決めきりたい

珍しく下平が接触プレイでオラついてる

後半26分、松原健のクロスからファーサイドで上手くフリーになった前田直輝がボレーで確実に合わせて追加点。後半8つ目の決定機てようやく加点。松原健にようやくマリノスでの初アシスト!

後半28分、富樫敬真ウーゴ・ヴィエイラ
後半30分、高野遼 ⇒山中亮輔

中島賢星が今日の三ツ沢でも素晴らしい。攻守の切り替え、キーパスの多さは随一

後半41分、山田康太⇒扇原貴宏

後半46分、ウーゴとGK1対1のこぼれ球を抜け目なく遠藤渓太が拾って流し込み3点目

後半47分、FC大阪に記念の1ゴールを許す。この試合最初の被決定機で失点。3ー1

試合終了、横浜3ー1FC大阪。トータル決定機10:1。簡単なゲームではなかったが、必要以上に難しいゲームにはしなかった。ビルド&ポゼッション、クロスを中心にしたチャンスメイクなど取り組む姿勢も見えた。まずまずの内容で天皇杯の初戦突破!

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私的MIPは中島賢星。関与意欲と攻守切り替えトランジションの充実振りはル杯から変わらず高み安定。このFC大阪戦では決定機に直結するパス、起点となるキーパスがチーム内で図抜けて多かった。自らゴール前に進出する姿勢も貪欲に。チャンス関与の頻度と実効性が飛躍的に伸びている。成長期

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【終盤もう一度厚みと勇気あるトライ、その中から生まれた天野純の決勝ゴール。痺れるなあ。また天野純が1つ大きな殻を破った。 by 蒼井真理】 about [2017-J1-15] 横浜 1 v 0 F東京

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

リーグ15節アウェイ瓦斯戦。市原方面からハシゴ時間調整してキックオフ50分前に味スタ着

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バック上層自由席前売り3100円。専スタじゃない箱の中ではビッグスワンと並び、バックスタンドのアッパーからの視界良好で味スタそんなキライじゃないです。俯瞰厨にはまず高さが大事なんで

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アウェイ瓦斯戦のスタメン

FW ウーゴ
MF マルティノス、天野純、学
MF 扇原、中町
DF 山中亮輔、中澤、勇蔵、金井
GK 飯倉

SUB:杉本大地、朴正洙、新井、下平、渓太、前田直輝富樫敬真

勇蔵と山中亮輔が今季リーグ初スタメン。下平匠が満を持してベンチ入り

松原健は警告累積で出場停止。ミロシュとダビは代表招集で不在。金井貢史が今季初の右SB起用。左は山中亮輔、CBには勇蔵がリーグ初スタメン

負傷離脱は喜田と伊藤翔仲川輝人

「ミロシュとダビが不在、松原健も出場停止で、先週から試合までに複数のオプションを試してきた。ただし怪我人が6、7人いるので天皇杯と完全にメンバを分ける事はできない。中2日の天皇杯は今日ベンチスタートだった選手たちを中心にスタメンを組むだろう」エリク監督

「最近までル杯を戦ってたし練習試合もあったから、ゲーム体力の不安はない。今回は前から(ミロシュの不在で)出番があるかもと思ってたので準備は万全。ボンバーとはずっと一緒にやってきた。少しブランクがあっても、試合をやっているうちに合わせられると思う」栗原勇蔵

「ル杯のメンバはリーグ戦につなげようと思っていて、その中で自分にチャンスが巡ってきた。やるしかない。チャンスは何度もやってこない。ドリブルやランニングで前への推進力を出すのが自分の特徴。マルちゃんは1人でボールを持って行けるが、追い越せる場面は全部追い越していきたい」山中亮輔

「トレーニングで左足首を痛めたが問題ない。コンディションは上がってきている。最近はゴールを決められているが、自分のメンタルは普通。このチームはもっと上に行ける可能性があり、クオリティの高い選手もそろっている。昔のように優勝争いできるチームになるはずだ」ウーゴ・ヴィエイラ

「リーグ戦でやっとチャンスが巡ってきた。自分の中ではいつでも行ける準備はできているので、集中を保って試合に臨みたい」下平匠

ル杯は敗退したが、ウーゴや扇原や中町や山中亮輔、下平らはル杯GLで結果を出してアピールしたり、負傷から復帰してゲーム感を取り戻しつつリーグ戦出場へ向けた足掛かりを築いてきた。ル杯が終了してしまったからこそ、ここからリーグ戦で彼らがレギュラに食い込み競争を激化し底上げする意味が

特に今のタイミングでは扇原と中町のボランチコンビは更なる進化が期待されるし、前節の川崎戦でも小さくない手応えがあった。左サイドでは山中亮輔がリーグ初先発。金井は右SBに回り、中央3枚と両SBのポジション争いは急速に激化している。ウーゴと富樫敬真のFW争いも同様

今日の瓦斯戦は単に勝点で相手を上回りリーグ上位を窺うためだけの一戦ではない。最も大きな意味合いは「チーム内競争」底上げと競争原理が生む緊張感、戦術的なオプションの拡充。リーグ序盤1/3であまり先発できてない選手たちがアピールに成功すれば、チームの総合力は大きく上がる

新たな力がアピールに成功するため、もちろん結果が必要。まずチームの勝利ありきで、更に分かりやすく如何に勝利に貢献できたか。結果を示す事が、同ポジションのライバルを刺激する。高みを目指すにはチーム全体が高みへ上がっていかねばならない。ただ「勝ちたい勝ちたい」だけでは届かない

扇原や中町や山中亮輔、あるいは「右SB金井貢史」ウーゴはもちろん途中出場するであろう富樫敬真、そしてチャンスあれば下平匠(欲を言えば左サイド山中を一列上げたセットも見てみたい)彼らがどれだけ「分かりやすく勝利に貢献するか」今日の瓦斯戦の意味はそこにある

フィールドプレイヤがアップ中。下平匠はスタメン組のパスゲームにフリーマン参加

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アウェイ側マリノスゴール裏。昼から雨が降り続く天候、アッパーはほぼ満席

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瓦斯スタメン。「元永遠の恋人」前田遼一ではなくピーター・ウタカが先発

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マリノスのスタメン紹介、瓦斯ゴール裏から最もブーイングが大きかった(イヤな奴として認められてる)のは中澤と齋藤学。勇蔵や扇原、あと初ゴール決めた富樫敬真もそれなりに

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アウェイ瓦斯戦のビッグフラッグとトリコロール・バンデーラ

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ここから上を目指すため更なる底上げ、より熾烈なチーム内競争を。限られたチャンスでチームを勝利に導く確かな結果を

アウェイ瓦斯戦、間もなくキックオフ!

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学は川崎戦と同様、まずは攻め残らずしっかり自陣に戻り守備のタスクから。当然

序盤からウーゴがキレある動き。とりあえず左足首捻挫の影響はないかな

ビルドはDFラインをスポイルしないスタイルから。ボランチ2枚はあまり引いてこない

8分経過。まあまあな入り。守備ブロックがかなりマンツー寄りな印象あり、クサビ入った際のギャップは少し気になる。瓦斯の攻めは組織より個の力、という解釈に基づくゲームプランか

前半11分、ファーストシュートは瓦斯。エリア外から中島翔哉

少し雨足が強くなってきた。距離感が少し遠いように見えるが、コレでボール回せてリスク管理できるのなら問題ない

学は自分の間合いを見失ってるなあ

前半15分経過。シュート0:1。枠内ゼロ

どちらにも主導権のない序盤、前半17分まで

とりあえず今のところはマルティノス次第

最初の決定機はマリノス。前半20分、FKセカンドから学のアーリクロスにウーゴがヘッドで巧みに合わせるが枠右へ。狙いの形

最初の決定機から続けてマリノスにチャンス。ポゼッションから。ビビらず繋げている。1つマリノスの時間帯に

シンプルなポゼッションから両翼を使えている。主導権とボール握る良い時間帯

前半25分経過。マリノスは2つ形を作った。瓦斯はここまで全く形ナシ。最初にペースを掴んだのはマリノス

とてもシンプルにサイドで準備した崩しの形を出せてる。悪くない

前半20分から30分まではマリノスの時間帯

ウタカのカウンタも、しっかり天野純が戻り寄せて遅らせる

前半32分までは扇原と中町のボランチコンビの攻守バランスがとても良好。スコーンと抜かれそうな距離感ではあるが、その分腰が引けてない。縦パスも普通に入る

ここまでの学は、今日も普通の選手

前半37~38分、この試合初めて瓦斯の時間帯。2つ大きなチャンス、際どいクロスと中島翔哉に枠内シュート

39分には速攻左サイドマルティノスのグラウンダクロスにエリア中央ウーゴが惜しくも届かず決定機。2つ目

前半41分、大久保嘉人に初シュートはエリア外から。ああ、いたの感

前半45分、瓦斯1つ目の完全な決定機、エリア中央ドフリーでプレゼントパスを受けた大久保嘉人がまさかのシュートミス。助かった

学のウタカに対するプレスバックが一瞬遅れたのが起点の被決定機

前半終了、横浜0ー0瓦斯。シュート2:5(枠内0:2、エリア内1:2)決定機2:1。CK&FK4:1。前半35分までは緩やかにマリノスのペース。終盤は瓦斯にもチャンスと決定機。いつも通り塩っ気高めな前半、全体的には悪くない。準備とプランの体現。あとは学が違いを出す、リスク管理徹底

シンプルにサイドで起点作り、コンビネーションでクロスまで⇒そこそこできている。クロスに対しウーゴはほぼ常に惜しいポジショニング。この形を継続すれば、どこかで1点くらいは取れそうな手応えは有り。ウーゴか敬真か。学さんがもう少し違いを出してくれないと複数得点は難しい

となるとやはり先制点が肝になるが、それで腰が引けてはダメだ。扇原と中町のポジショニング(DFラインとの距離、バイタル隙間)には危うさもあるが、川崎戦みたく締め過ぎると撤退戦になる。前半35分までは高い位置でのインタセプトやビルド関与も見えた。是非その方向でやりましょう

喜田不在、このボランチコンビだと1試合に2つ3つは中央スコーンと抜かれるだろうけど、そこは勇蔵さんや中澤さんや飯倉の尻拭い、相手のミスに期待しよう。中町と扇原のセットには、喜田にはないロマンがあるのだから

ロマン枠を活用しつつ、1ー0で勝つのが理想。もちろん複数得点できりゃいいけど、お互いに2得点以上を望むのは難しそうな展開。あくまで前半を見る限りですが

さあ後半。ロマンと勝点3を

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「とりあえずウーゴにクロス入れる」回数を増やす方向性はシンプル。ひねりや工夫は足りないけど、入りはソレでいいと思います

マルが寝過ぎ

大久保嘉人のエリア内シュート決定機を、栗原勇蔵が乾坤一擲のブロックで阻止!

後半の序盤は明らかな瓦斯ペース

瓦斯が後半スタートからギアを上げてきて、なんとなく受けてしまった感

オープン気味になる展開、扇原がギリギリてフィルタとして機能

CB2枚が意識してか否か、少し深くなって撤退戦感に

勇蔵さんは深く取り過ぎる…

ウーゴ今日もいいなあ

学、マルティノス、天野純の3人の誰かが無理をして違いを出さないと得点の匂いがしない

試合の入りはそうでなかったのに、気付けば少しずつ旧態依然としたマリノスらしいウノゼロ目指す展開になってしまっている

マリノス後半のファーストシュートは20分、エリア外から学

うーん勇蔵と中澤のCBコンビになった時点である程度は仕方ないのか…。発展性がない

このマリノスらしいスタイルになると、中町と扇原のロマン枠が輝かない。守備で頑張るだけ、むしろ扇原はリスクになる

学が今日イチの入り方をしたからリターンしてあげて欲しかったけどウーゴのチャレンジは、それはそれで素晴らしい

シンプルに山中亮輔⇒マルティノス⇒ウーゴ。ほんの僅か。全部が決定機未遂

ベンチは凄く動き難い展開

山中亮輔、今日一番の仕事マイナスクロスも天野純のシュートはバー上へ

ホンマ最後のクロス精度だけなんやけどなー

後半37分、ウーゴ⇒富樫敬真

後半30分過ぎて痺れる展開の中で攻めにバリエーションと厚みを出せてトライできているのは凄く好感。勝ちきりてえなあ

学、あと一歩!

後半43分、均衡破る一撃は天野純の今季初ゴール! まさかのエリア外右脚一閃! 一振りで! 一振りで突き抜けた!

AT4分

痺れるなあ

また天野純が1つ大きな殻を破った。大きな価値ある一振りだった

試合終了、横浜1ー0瓦斯。トータル決定機4:3。かなり悪くない前半、少しずつ「旧態依然なスタイル」でウノゼロを目指す展開となった後半。しかし終盤もう一度厚みと勇気あるトライ、その中から生まれた天野純の決勝ゴール。大きな大きな価値ある勝利

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私的マンオブザマッチは決勝ゴール天野純! 直近数試合、この試合も攻守に地味なチームの下支え「あたり前をあたり前に」の貢献はコンスタントで決して小さくないが「チームを勝利に導く分かりやすい結果」だけ足りなかった。今日の天野純には何の不足も不満もない。一振りで突き抜けた。最高だ

天野純と新しいマリノスが、また次のステージに一歩踏み出した。積み上げた。天野純は「たまたま右脚ミドルが決勝ゴール」で殻を破ったのでなく「分かりやすい結果」以外の地味な下支えを着実にずーっと続け、リーグ戦フルタイム出場を続ける中での初ゴール・決勝ゴールだから価値があるのだ

OptaJiro@OptaJiro

32 - 天野純はJ1通算32試合目の出場で初得点を挙げた。勝利

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Jマジ!~19・20歳はJリーグ無料招待@jmaji20

横浜F・マリノスのイケメン代表は天野純選手!キラキラとした瞳に爽やかな笑顔がキュートな天野選手ですが、ひとたびピッチに入ると闘争心むき出しの激しいプレーで闘います💕見た目と試合中のギャップがたまりません✨#天野純 投票はこちら⚽↓

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Goal Japan@GoalJP_Official

明治安田生命J1リーグ第15節

FC東京 0-1 横浜FM

88分:天野純横浜FM

試合終了間際の劇的なゴールで横浜FM勝利しました。

@prompt_fmarinos

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ゲキサカ@gekisaka

「今季は足を引っ張っていた」値千金V弾の天野純、J初ゴールは右足で http://web.gekisaka.jp/news/detail/?219163-219163-fl… #gekisaka #jleague

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🎦 ゴール動画 🏆 明治安田生命J1リーグ 第15節 🆚 FC東京vs横浜FM 🔢 0-1 ⌚️ 88分 ⚽️ 天野 純(横浜FM) #Jリーグ その他の動画はこちら👇 http://www.jleague.jp/video/

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今日の天野純J1初ゴールが「解説するっち」に採用されてなかったら、俺はテレ朝を許さない

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