横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【昨季より「チームの勝利」のため考える事も、周囲にプレイで示すべき事も増えた。でももう少し、自分の閃きや感覚を信じてあげてもいいんじゃないかしら by 蒼井真理】 about "カピタン" 齋藤学

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

――主にマリノスのNo.10絶対エースにしてカピタンの齋藤学さんへ。最近すごく自陣担当サイドの守備を頑張ってますね。川崎戦の備忘録でも触れた「今のチームが勝つための勝ちパターン」的にも「やらなきゃいけない」という責任感が増しているのも解ります。攻め残りが一層少なくなった

ただチーム全体トータルの攻守リスク&リターンはそれで改善されているのでしょうか? 直近3、4試合の得点数や決定機、チャンス構築数は減少傾向で、チームは「得点があまり期待できないから尚更失点できない⇒攻めにリスクを掛けられない⇒得点力が更に低下する」ループにハマりつつあります

確かに「得点に絡めないなら守備を必死で頑張る貢献もある」とは言いました。でもそれはあくまで「どうも今日は足にボールが付かない」とか「抜ききるイメージが閃かない」試合に限った話であり、守備に追われ攻めの比率を下げる齋藤学など、相手をラクにさせ利するだけです

中澤佑二が「今季の俺はビルドアップの意欲と実効性を凄く向上させたから、対人対応やシュートブロックはそこそこでも」なんて言うでしょうか? 積み上げた強みの衰えは最小限に抑え更なる進化を見せ39歳にしてキャリアハイかと思わせる鬼神の働きには妥協や言い訳は微塵も感じません

ゴールがないから、その分もアシストと守備で貢献する。チームの勝利が最優先。ウーゴがもう少し得点パターンが豊富な万能型のストライカなら、それでも良かったのかもしれません。でもそうではない。今のマリノスはセットプレイ含め得点の逆算が極めて乏しく、少しずつジリ貧な状況にある

もっと相手の脅威となる攻めの太い柱と幅と厚み、打開するパワーが必要で、今のマリノスマルティノスの少し気紛れな個の打開に依存しがちです。対戦相手はマルティノスと同等以上に齋藤学を警戒し脅威に感じているのに、その事をフルに活用できていないように感じます

もう少し、昨季の齋藤学がそうしたように感覚的に「ここは攻め残っても大丈夫」「攻め残れば次に大きなチャンスがくる」と感じたら、大胆に攻め残ってもいいと思います。やってはいるけど、その頻度を上げてもいいんじゃないかと

昨季の特に後半の齋藤学は「来季は欧州に行く」と決めて、チームのリスク&リターン効率より自分が直接ゴールに絡む効率を優先させた。目的は単純で、それに必死だった。その結果の10ゴール8アシスト。リーグで最も打開できる怖いドリブラになった

今季はマリノスに残り10番を自ら希望して背負いカピタンにも指名され、昨季より「チームの勝利」のため考える事も、周囲にプレイで示すべき事も増えた。それはよく解るしプレイからも伝わります。ただ今の少しずつジリ貧なチーム状況で、齋藤学に求められるプレイは何なのか

単純に客観的なリスク&リターンの収支を考えても、攻め残りと守備に奔走する比率は今の値が適正でしょうか? 相手に脅威を与え、敵味方のメンタルに与える影響は? チャンス構築力が下がれば、チームの意識は更に守備に傾く。川崎戦だけでなく、ここ数試合の傾向も然り

何度となく指摘してきたことですが、齋藤学はもっと自分の感覚、閃きや天才性を信じ身を委ねてもいいと思うのです。自分は思考と試行を積み上げる努力型、端戸仁とは違う――果たしてそうなのでしょうか

本当の天才とは端戸のように意外性ケレン味あるプレイをする選手ではなく、人とは違う景色が見える選手、人にはできないプレイができてしまう選手だと思います。例えば 2人、3人の守備者の先にドリブルコースが見える。そこを実際に抜き切ってしまえる選手

「そんな簡単じゃねーよ俺だっていろいろ考えて工夫して試行錯誤してやってんだよ」と言われるかもしれませんが、対面DFを2人、3人ブチ抜くなんてのは中澤佑二にはたぶんプレイだけでなくイメージすることもできない。特別な選手にしか想像も許されないプレイなんです

サイドの守備も、そんなにチーム&ゲームプラン通りでなくとも齋藤学は以前から「ここは絶対」な局面はそれを察知して長い距離でも戻り埋めてチームを助けていました。敵味方にとって危険なスペース、タイミングを察知する感覚は思考するより早く機能して身体を動かしている

思考と試行錯誤を積み上げる、自分の感覚や天才性に身を委ねないクソ真面目な性格も、それも齋藤学の特徴であり良さであり、それ故に迷いの森に入ったり遠回りしてしまうのも齋藤学の「らしさ」でありサガかもしれません。でももう少し、自分の閃きや感覚を信じてあげてもいいんじゃないかしら

あるいは欲、ですか。W杯で日本を勝たせる選手になるために、もう一度A代表に呼ばれるために、日本一のドリブラだと認めさせるために――もう少しプレイを先鋭化させて、より直接ゴールに絡むためゴールに近い場所で、ゴールに向かうプレイを増やしてもいいのではないでしょうか

単純に今のマリノスが置かれたチーム状況からも、リスク&リターン効率からも、それは決してマイナスになる選択ではないと思うのですが。新加入選手たちの守備意識や責任感も、シーズン序盤に比べ大きく向上しています。今のチームに足りないものは何でしょうか?

攻め残りを増やす事で、それが理由で失点し負ける試合が1つ増えても、2つ勝利が増えるなら収支は大きなプラスです。まあサッカーはそんな単純な計算が成り立つものではありませんが、もう少し周りの選手たちとその成長を信じて頼ってもよいのではないでしょうか

「俺は攻め残る。守備には穴や数的不利が生まれるかもしれないが、その分必ず得点に絡むプレイをするから、ここは我慢して守って奪って俺にパスをくれ」そんな信頼が、時と場合によってはあってもいいんじゃないかしら。その頻度をもう少し高めてもいいと思います

ズルい話をするならば、スタンドの小中学生や、ピッチサイドのボールボーイは齋藤学の守備に期待して見ているでしょうか? ドリブルで2人、3人とブチ抜きゴールを決める齋藤学を見て「僕も将来あんなプロサッカー選手になりたい」と思うのではないかしら?

百歩譲ってアウェイはいいです。でも日産スタジアムのホームゲームでは、ガンガン対面のDFにドリブル突破を仕掛ける齋藤学を、2人、3人とブチ抜きゴールを決める齋藤学を見せてあげてください。決して誰にでもできる事ではない。それは「齋藤学だからできる」プレイです。できます。絶対できます

齋藤学に2人、3人ブチ抜くプレイが1つ出れば、あとは勝手に相手がビビって引いて受けに回るし、他の選手は空いて攻めの選択肢は拡充する。山中と松原の守備を信じてもっと大胆に攻め残れ! アイツらあんだけカピタンをイジってきたんだからw きっと責任取ってケツ拭いてくれるよ♡

周りを助けるだけじゃなく、周りを信じて頼り任せ責任を与えるのも、カピタンの大事な仕事ですよ

【加茂周氏なくして現在のマリノスは無い。マリノスの父であり母。 by 蒼井真理】 about 加茂周氏の日本サッカー殿堂入り

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

元日本代表監督・加茂周氏が日本サッカー殿堂掲額式典に出席

http://dlvr.it/Pm6RXQ

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加茂周氏はマリノスにとってのサー・アレックスあるいはそれ以上の存在。ファギーマンUで成した礎と栄光の構築、それに等しい事を加茂周はその10年以上前に日産自動車サッカー部で総てやっている。単なる監督の枠を超えた偉大なるマネージャにして組織と環境の構築者、卓越したスカウトでもあった

加茂周氏なくして現在のマリノスは無い。マリノスの父であり母。「岡ちゃんの前に解任された元代表監督」「解説で放送事故ギリギリ沈黙したり “青の10番は巧いねえ” とか言うお爺ちゃん」「…誰っスかそれ」とかいうマリノスファンは、とりあえず『モダンサッカーへの挑戦』を読め! 写経しろ

【いや全然強がりでなく、アウェイ川崎戦0ー3はそんな凹んでないっスよ。昨日のマリノスはこんなもんだ。でも次のマリノスはきっとこんなもんじゃない。もっと強くなれると信じてる by 蒼井真理】 about [2017-J1-25] 横浜 0 v 3 川崎

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

2017リーグもあと10試合。
首位鹿島と勝点5差。2位マリノス勝点47。3位の川崎が勝点46。
高みに挑む資格はあるのか、積み上げた力は本物か。

問われ試される大一番アウェイ川崎戦。キックオフ1時間前に等々力に到着

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アウェイ川崎戦のスタメン

FW ウーゴ
MF 学、天野純マルティノス
MF 扇原、喜田
DF 山中亮輔、ミロシュ、中澤、松原健
GK 飯倉

SUB:杉本大地、朴正洙、金井、中町、イッペイ、前田直輝、敬真

ウーゴ先発。秘密兵器イッペイくんが公式戦初のメンバ入り

負傷離脱者は勇蔵と吉尾海夏の2名。どちらも遠からず全体練習に復帰できそうな様子で、このシーズン終盤もレギュラクラスに怪我人、長期離脱者がないのは幸い。この順位にいられる理由の1つでもあろう

扇原は累積3枚でリーチだから黄紙に気をつけて!

バックSS指定前売り4600円。ゾーン指定のSAで早めに来るのも面倒なので中央のSSで。メインも高さ変わんないし

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キックオフ1時間前のアウェイ側マリノスゴール裏。密集ギチギチ

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「川崎は攻撃面のクオリティが高く、新加入の阿部は狭いスペースで速い動きを加え、家長はコンビネーションに新たな要素をもたらした。だがスタイルは変わっていない。ポゼッションは川崎のほうが高い力を持っていると思うが、必ずしもポゼッションできたから試合に勝てる訳ではない」エリク監督

「相手にスペースを与えないようインテリジェンスを持って対応しなければいけない。背後のスペースを小林や阿部がダイアゴナルに狙ってくる。大事なのはスペースを消してコンビネーションを出させないこと。中盤3人の働きが重要で、相手に応じたポジショニングも必要になってくる」エリク監督

「ホームでの対戦は川崎に対するゲーム内容としてはパーフェクトだった。今度は前回より高いインテンシティで戦い、川崎が守備をする時間を増やしたい。だが重要なのは勝利することであり戦い方や内容そのものではない。試合は勝つためにやるものだ」エリク監督

『重要なのは勝利することであり戦い方や内容そのものではない。試合は勝つためにやるものだ』

やだ…ステキ。名将エリク!

「とにかく先に点を取られないことが大事。我慢して守りながらも、自分たちには学とマルちゃんがいてカウンタという武器があることを忘れずやりたい。強いチームと対戦して自分たちの立ち位置が分かる。優勝を意識するのはまだ早い。川崎に勝つことで大きな目標に少しずつ近づいていける」中澤佑二

「僕の予想ですけど、たぶん学が2点くらい取りますよ。学のゴールに期待してください。僕はしっかり耐えて守ります」中澤佑二

「学は期待するとあまり良い結果が出ないから、自分はあえて期待しないで期待する(苦笑)」飯倉大樹

――期待しないよ信頼してるんだ。…と言いつつもシーズン終盤の立ち位置と展開を決める大一番だからこそ絶対エースのゴールが欲しい。学は今季3点だけでいいんだ。今日の川崎戦とホーム鹿島戦、そしてタイトルを決める試合。3つの決勝ゴールだけでいい

「これから強い相手と対戦して、我慢できるかチャンスを決め切れるか、勝ち切れるか。臆せず戦えるか楽しみ。ホームで対戦した時より相手の完成度は上がっている。その川崎に対しどこまでやれるか。あとは自分が仕留めればいいだけ。ここで勝てれば、本当の意味で上位に行く資格がある」齋藤学

アウェイ川崎戦の注目ポイント

  • どんだけボール握られるのか
  • マリノスの時間帯も作れるのか
  • ホーム2ー0の時とは別モノ
  • 違和感でしかなかった家長も
  • かなりフィットしつつある
  • この川崎に勝つ事に意味がある
  • 連続無失点記録もかかるけど
  • たぶん勝利には複数得点が必要

「この先、上の順位にいられるか難しくなるのか。この一戦で決まると言ってもおかしくない試合。このゲームをモノにできればいろいろな事が、優勝争い以外のことも見えてくる相手だと思う。押し込まれるかもしれないけど、割り切って戦える。受け身になるのではなく意思統一して戦う」喜田拓也

「試合に出るチャンスをもらえたらインパクトを残したい。ただ出場するだけでなく何かやりたい。最後の5分だけでも、もらったチャンスの中で結果を残さなければ。熱いゲームになるのは間違いないので、責任を持ってプレイしたい」イッペイシノヅカ

フィールドプレイヤがアップ開始

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大一番にかけるマリノスゴール裏の一体感と声量、音圧は誇らしい

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サブ組ロンドの朴正洙がすごく明るい良い笑顔

イッペイくんのコールはイッペイシノヅカでなく、篠塚一平なんだね

椿鬼奴の始球式。ああ今日は普通のメイクなんだね。そしてなぜBon Jovi

このユルいテンションからもう一度気持ちを作り直すのが難しいマリノスゴール裏ww 惑わされるな川崎劇場のペースに! アゲて行こう

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アウェイ側2階ゴール裏の後列も立ち見でギッシリ

アウェイ川崎戦のゴール裏トリコロール・コレオ

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この等々力でこの川崎に勝って、前に進もう。強い相手だからこそ、今のマリノスの強さと今季ここまでの積み上げを示し倒し踏みつけて前に進もう

アウェイ川崎戦、間もなくキックオフ!

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スタートはマルティノスが左、学が右サイド

前半14分、ミロシュのクロスクリアがエリア内の大島僚太に渡ってしまいフリーでのシュートを許し川崎が先制。厳しいが、不運と割り切りやる事は変わらない。変えない

今季もここまで先制された試合は全敗。だからこそ今まさに試されている。高みを目指す資格はあるのか? 超えて行こう

1つ注目は、この先制点で川崎の振る舞いが変化するのか、しないのか

扇原のとんでもない自陣ミスからの被決定機、飯倉がビッグセーブで試合が壊れるのを阻止。ギリギリの対応

こんなに守備を頑張るウーゴは初めて

ちょっとみんな必死過ぎるな。余裕がない。食いつき過ぎだし

こんなに守備を頑張るウーゴは(2度目

ただ必ずしも良いことばかりでもない

前半35分経過してマリノスは未だシュート0本

前半38分、マルティノスのアーリクロスにニアてウーゴ! GKチョン・ソンリョンがブロック。ファーストシュートが決定機。1つの形

後半43分、マリノスに1つめのセットプレイ


前半終了、横浜0ー1川崎。シュート2:4(枠内1:3、エリア内1:2)決定機1:2。CK&FK1:5。最初の被決定機、しかも不運なクリアミスで失点は痛恨だが、複数得点が必要なのは覚悟の上。後半25分まではこのペース、このスコアでも構わない。最後の20分に全てを凝縮できるかが肝

事故の1失点は有り得る。ここまでが幸運で出来過ぎだっただけ。自力で乗り越えて行こう。先制された試合で勝ててなくとも、開幕戦はそれより厳しい展開をもう一度ひっくり返した。逆転勝利の経験はあるのだ。自信を持ってチャレンジし続けよう

先制されて以降、扇原からチャレンジの縦パス、キーパスは出始めている。受け手の準備イメージする力。3人目までシンクロできればビルド⇒ポゼッションからでも崩し取り切れる。川崎の守備圧力も、今季良くなってはいるけど個々にムラがある。味方と自分自身を信じてチャレンジすることが大事

さあ後半。試されている。超えて行こう

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後半12分、絶対に与えてはダメな追加点。些細なミスや緩みの連載。失点する時はこんなもの、だけどこの試合で2つ出るかねえ…

まだ2人目までの関係だけ。3人目が連動してこないと崩せない

後半17分、後半のマリノスファーストシュートは学の仕掛けのパスこぼれ球にエリア内の天野純。決定機2つ目。何気に決定機2:3で 0ー2なんスよね。まあコレもサッカーですけど

ウーゴにドリブルをさせてはダメだあ

後半25分、喜田⇒中町公祐

CKのタイミングで会長投入

後半20分過ぎからセットプレイが続く流れ、攻勢の5分間も獲り切れず

後半30分、3失点目は中村憲剛から家長昭博、鮮やか

後半31分、扇原⇒富樫敬真

このスコアで4枚目の警告を貰う意味は何もない。とても現実的な交代

決定機 2:4で0ー3。これもサッカーと割り切るだけだ。そういう事もある。よりによって今日じゃなくてもいいじゃないかと思うけれど、それもサッカーだ

複数得点が必要な展開での2トップ、4ー4ー2は手応えを得られると1つの収穫になる。手ぶらでは帰りたくないな

こんなに守備を頑張るウーゴは(3度目


試合終了、横浜0ー3川崎。トータル決定機2:5。両者にスコア程の差はないが、完敗。問題は3失点でなく、早い時間に先制され複数得点が必要な試合で前後半シュート6本、2決定機の攻撃力。攻め崩し奪い切る力。絶対的に足りないものを認め、また前へ

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後半30分までに被決定機4で3失点。ミスや緩み、相手の強さもあるが不運もある。なかなかそこまではヤラれない。それで此処まできた。でもこういう試合も――先制される事もある。複数得点が必要な試合は絶対ある。その強さを試され、まだ足りなかった。タイトルを口にする資格はまだ無かった

このタイミングでこの大一番での0ー3は必然だと思いたい。ずっとずっと無失点で、常に前半を耐えて後半先制して――それを続けるのは不可能だ。もっと主体的に、0ー0の前半や0ー1のスコアを動かしていく力が必要。全然足りない。足りないものは伸びシロだ。次に進もう。進むしかない

全然凹まないな今日の試合では。0ー3なまじ惜敗ですらないのが良い。スコア程の差はないが、タイトルを狙うには明確に足りないものがある事を再確認し、それは受け入れるしかない。これが現在地。被決定機数を見ても守備は別に崩壊してない。足りなかったものは明らかだ。さあまた積み上げて行こう!

夜の等々力から新丸子まで迷子にならずたどり着けるかが、アウェイ川崎戦

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【私的マンオブザマッチは左SB山中亮輔!SBなのに何度も何度もチームのチャンスの起点、ピンチを防ぐ。連戦ラストもエネルギッシュなハードワークでウノゼロ勝利に大きな貢献!山中亮輔の明るさはチームに笑顔と勢いをもたらしている・・・ by 蒼井真理】 about [2017-J1-22] 横浜 1 v 0 鳥栖

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

今季最後のリーグ三ツ沢開催、22節ホーム鳥栖戦。真夏の3連戦、終わればリーグ戦約2/3が終了。前半戦アウェイは 0ー1敗戦そこからの11戦無敗。タイトルを争う資格はあるか。大きな節目となる大事な一戦、キックオフ1時間15分前着

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キックオフ1時間10分前のホーム自由席バクスタ。アウェイ寄りもかなりの埋まり具合。3位で迎える夏休みド真ん中、日産スタジアムでやれたら良かったね。でも節目の大一番、リーグ戦最後の三ツ沢「みんなの声援で勝たせる」そんな試合にできたら

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ホーム鳥栖戦のスタメン

FW ウーゴ
MF マルティノス、天野純、学
MF 扇原、喜田
DF 山中亮輔、ミロシュ、中澤、松原健
GK 飯倉

SUB:杉本大地、勇蔵、金井、中町、渓太、前田直輝、敬真

中3日で敢えてスタメン変更なし。ベンチでダビが外れ有給明けの金井が入ったのみ

負傷離脱者はゼロ。札幌戦の接触プレイで右足首を傷めたカピタン齋藤学も、満身創痍な中澤さんもスタメン

「札幌戦も序盤はフィジカルとロングボールを使った攻めに苦しめられたが、新潟戦より早く前半10分程で我々のリズムを取り戻せた。重要なのは2試合とも安易なクリアに逃げず自陣からつなぐことを徹底し、それで相手を上回った事。その中で特にGKのヒロキが良い貢献をしてくれている」エリク監督

「札幌戦では主にボールポゼッションでゲームをコントロールできたが、相手が素晴らしい攻撃をしてきた場合は堅固な守備でコントロールする必要もある。多くのチームはそのどちらか一方だけだが、2つの手法を使い分けられるのが我々のスタイルであり強みでもある」エリク監督

「札幌戦は中3日だったので選手をローテーションし試合時間の管理調整にトライした。やるべきことは出来ているが、鳥栖戦も選手全員を替えることはできない。これからもうひとつ上のステージに行き上位争いをするためには、疲労や痛みを強いメンタルで乗り越えていく必要がある」エリク監督

――暑いとか疲れたとか、何処そこが痛いとか甘えたこと言ってんじゃねえよ本気でタイトル欲しかったら一度ピッチに立ったら「吐くまで走れ」「走って死んで」ってことですね!

ホーム鳥栖戦の注目ポイント

  • 3連戦ラストどんだけ走り戦えるか
  • 彼我の反応速度の差、最初の一歩
  • 序盤から戦う姿勢を示せるか
  • 鳥栖の前線圧力
  • イボルバだから大丈夫かしら?
  • 自陣ビルドからコントロール
  • 後半のベンチワーク

「今は積み上げてきた自分たちのサッカーを自信持ってやれている。クロスに対し後ろで待たずゴール前に入る重要性を意識している。90分常に高いパフォーマンスでなくても、新潟戦のように一発で試合を決められる選手を目指し、自分がマリノスを勝たせる強い気持ちをもってプレイしたい」天野純

「僅差の試合になると思うが、3連戦の最後を乗り切りたい。チームはいい形でプレイできているし無失点が続いて守備のリズムもいい。ホーム三ツ沢での試合、挑戦者の気持ちをもってアウェイ0ー1の借りを返す」飯倉大樹

鳥栖の絶対的エース豊田陽平32歳は、21節まで15試合に先発し4得点。鳥栖に移籍した2010シーズン以降、常に13得点以上記録してきた大エースも7月以降は出場時間を減らしている。しかし鳥栖としては豊田が完全に衰えてしまう前にサイゲがスポンサに着いてくれて助かったね

鳥栖スタメン。小野裕二24歳と谷口博之32歳は負傷離脱中。小林祐三31歳は19節以降は先発外れベンチスタート。右SBのポジションを奪い返したのは2010ー11マリノス在籍の藤田優人31歳。瓦斯から移籍の河野広貴は今節は登録が間に合わず

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鳥栖戦のトリコロール・タイムズ表紙と選手コラムはFW17富樫敬真。すごく良いことを言っている

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「2節札幌戦の試合後、『守備に奔走して泥仕事をしたからご褒美で点が取れた』という話を試合後のインタビュでしてしまった。今になって守備の本当の大切さを知って『泥仕事』と表現したことを反省している」富樫敬真

「しっかり前線からボールを追わないと守備が乱れる。それが上手くできた時、最近とても嬉しい。守りで貢献できることを誇りに思えるようになった」富樫敬真

――素晴らしい。この若さで前線守備限定の大事さに気付けたのは富樫敬真の今後のキャリアをきっと豊かにするだろう。30近くになっても気付けない、制限と追い回す事の違いを理解できないFWもいるから

「(負傷中に外から試合を見て)上手くいかない試合ではチームとして目指すサッカーと選手各々がやりたいプレイにズレを感じた。競争の世界だからアピールは大事だし、僕も怪我をする前は『もっと点を取りたい』という焦りや力みがあった。でもそれはエゴでチームにマイナスに働くこともある」富樫敬真

「どこまでエゴを捨てるかは難しいバランスだが、その気持ちが芽生えたことで焦りや力みはなくなった。もちろん得点が少ないのを正当化するつもりはない。ただ僕が一番欲しいのはチームのタイトル。そのために貢献したい」富樫敬真

――ああ素晴らしい、素晴らしい気付きだ敬真。FWだから完全にエゴを捨てるなんて有り得ないし、やってはダメ。その事も理解している。24歳で自分の役割と向き合う思考メンタルの土台がしっかり築けた。それは本当に大きい事

敬真の直近の課題はシュートを打つ事。もちろん闇雲に本数を稼げとは言わない。ただ現状はシュートゼロで終わる試合が多すぎる。それでは相手の脅威になれない。怖くない。FWには相手のプレッシャとなる怖さが必要。シュートに持って行く鉄板の型を、1つ2つ増やし持つこと

――例えば前田直輝みたいな鉄板の型を。前田直輝なんて本当にアレだけだぞ! 右ペナ角あたりから中央に入り込んで左足で流し込む。でもそれで限られた時間でも決定機に絡むし、点を取ってる。型を持つのは大事。それがあってバリエーション、アレンジが生まれる

GK飯倉と杉本大地のアップ開始

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フィールドプレイヤのアップ開始。バクスタは中央の指定席まで埋まってきました、まあ完売してるし当然なのですけど

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ホーム三ツ沢鳥栖戦、必勝の大一番はアップ時からビッグフラッグ2枚出し!

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素晴らしい密度と声量、最高の三ツ沢。絶対に絶対に勝たせる

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アウェイ鳥栖ゴール裏。2.5ブロックだけ。遠方からのご来場ありがとうございます。マリノスのホーム自由席はアウェイ側もほぼ満席に

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学は右足首、ストッキングの上からは特にテーピングは見えず。大丈夫かな。中澤さんは両膝テーピンググルグルで変わらず

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キックオフ15分前のホームニッパツ三ツ沢、立錐の余地なきフルハウス

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夏休み3連戦ラストが三ツ沢で良かった、三ツ沢の密度と声量で選手たちを奮い立たせて勝たせた、そんな試合にしたい。しないと

ピッチ上空はバクスタからメイン方向、ややホームゴール裏からアウェイ方向だが、風向きは不安定。特にエンド変更もないかな?

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スタメン紹介、サブの中町公祐(前所属アビスパ福岡)には鳥栖ゴール裏から軽い煽り太鼓乱打w お約束ありがとう

民衆の歌と風にたなびくトリコロールフラッグ

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ホーム自由席全てを埋め尽くすトリコロール・コレオ

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真夏の3連戦ラスト、今季リーグ最後の三ツ沢。もう足踏みはしない。前に進み続ける

ホーム鳥栖戦、間もなくキックオフ!

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よし! 良い入りができてる

最初の決定機はマリノス。前半7分、左スローインから学、ニアでマルティノスもGK権田修一が抑える

前半9分、先制はマリノス! カウンタから山中亮輔が左サイドを駆け上がりそのままエリア外から強シュート、権田修一が弾いたボールをウーゴが詰め押し込みゴール! 山中亮輔の勢いは止まらない! そしてウーゴのストライカらしいゴール!

こんな早い時間帯の先制も久し振りだな

飯倉の落ち着き、狙いとキック精度が素晴らしい! なんちゃって足元上手い系ではない

前半15分、鳥栖の素晴らしいコンビネーションからの最初の決定機を飯倉がギリギリでストップ! 決定機阻止! 飯倉!

この位置は天野純に決めて欲しい

壁の間、ファー低めに曲げ落とすイメージ。分かるわー。壁を抜けず

ウーゴが気持ちよく前線守備をやっているw

今更ですが、今日はスタートから学が左で、マルティノスが右サイド

マルティノスの守備は気まぐれだから松原健はホント大変オレンジロード

やっぱ鳥栖は圧力かかんないし、奪い所を作れないよね。前の3人の型になった制限誘導がほとんどないから

ほぼノープレッシャで気持ちよくボールが回る。シュートで終わる意欲はいいよ天野純

鳥栖のダメっ振りから、如何に前線の限定守備誘導が大事かをみんなにも知ってほしい

今日もなかなか使ってもらえない松原健w 良いとこにいるんだけどな

9分の被決定機以外、ほぼ全部マリノスのターン

前半のうちに追加点欲しいな。どんな形でもいい

今日はとても頼もしい松原健

中澤やミロシュがノープレッシャで敵陣にドリブルで入っていけてしまう

とにかくウーゴには気持ちよくプレイしてもらいたい

学も仕掛けられてはいるな。大丈夫か

山中亮輔の40m級FKは大きく夏の夜空に打ちあがる

飯倉ポロリ、中澤の雑クリアも大事には至らずラッキー。でもちゃんと締めよう

最後のFK。ここで追加点欲しい

すんげーミロシュが押されてたんですがPKないっスかねー


前半終了、横浜1ー0鳥栖。シュート8:4(枠内4:4、エリア内2:2)決定機2:1。CK&FK6:4。良い序盤の入り、9分に先制し終始ほぼゲームコントロール鳥栖の守備がヒド過ぎる。コントロールできているが、崩したり決定機は少ない。後半20分くらいまでに追加点で試合を決めたい

先制以降はエリア内シュートも決定機もゼロ。ちょっと気持ちよくボールを回し過ぎた感も。でも無理せずゲームコントロールして鳥栖を後手守備で走らせた。悪くない。後半更に畳みかける布石は打てている。意識的に後半スタート10分は叩きに行きたい。強い勝ち方をして、ベンチもフル活用したい

もちろん欲かくより、まずとにかく勝点3が最優先ですけど。変に受けに回るのは絶対ダメ。鳥栖もどこかでリスク掛けて前からくるだろうし。機先を制したい。先にガーッといってバーッと追加点とって試合を決めてしまいたい

扇原はもっと低い位置で受け直して、ウーゴやマルにウラを取らせるフィード出していくべき

扇原は今日もヘディングゴールを決めてしまうべき。キャラ変に期待

さあ後半! 3連勝で真夏の3連戦を締めよう! ゲームとリスクをコントロールしながら、貪欲に追加点を

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相手のゴールキックに対し前からハメに行った。いいね

後半10分経過してシュート0:0。悪い感じではない。ゲームコントロールはできている。ただどこかで、少しリスク掛けて追加点を取りに行きたい

ちょっと嫌な流れ時間帯、被CKが2つ

今日は扇原がイマイチ。無難なプレイが多いしプレイセレクトがよくない

学、敵(権田修一)との戯れ事はやめろ! 楽しそうだな学さん

後半22分、チョドンゴン⇒豊田陽平

出た! 右SB飯倉大樹! なんで出るんだマルティノスに任せろよww

今日はウーゴが守備をそこそこ頑張ってくれて助かる

敬真がスタンバイ

後半36分、ウーゴ⇒富樫敬真

そこでルーレットはいらなかったかな山中亮輔

あと5分かー

なんでそれが警告っスか。山中亮輔ナイスチャレンジ

ATは4分でーす


よおぉーし! 勝ったぁああ! ヒーロインタビュはウーゴ・ヴィエイラ

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よっしゃ俺のヒーロインタビュも終わったし、オマエら円陣や! 円陣やるで!

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夏の夜の三ツ沢にトリパラ満開!

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すごいなーゴール裏だけでなくバックスタンドもメインもトリパラ咲き乱れとる。やっぱ三ツ沢にしか出せない雰囲気ってあるよなあ

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試合終了、横浜1ー0鳥栖。トータル決定機5:2。追加点は奪えず後半に少し危ないシーンもあったが、概ねゲームコントロールし3連戦を3連続完封で3連勝! コレはこれでマリノスらしい、強い勝ち方。マリノスはまだまだ前に進み続ける

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なんでピンクの中町公祐、と思ったら13番。そうかパンゾーさんとユニフォーム交換したのね

小林祐三、パンゾーさんが試合後にマリノスゴール裏、スタンドに挨拶に来てくれました。富澤さんも河合も兵藤も、みんなマリノスを離れてもマリノスの事を思ってくれてて嬉しいな…

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私的マンオブザマッチは先制ゴールを引き出す速攻からの強シュート、実質アシストの左SB山中亮輔! 先制シーンだけでなく果敢にチャレンジする姿勢をキープ。SBなのに何度も何度もチームのチャンスの起点、ピンチを防ぐ。連戦ラストもエネルギッシュなハードワークでウノゼロ勝利に大きな貢献!

さて他会場、川崎に期待した僕が――アレ?

『川崎3ー1鹿島』

マジか。川崎やればできる子。これで首位の鹿島と勝点3差。ついに背中が見えた。さあワクワクしてきた心が躍るな!

山ちゃんの笑顔とトリパラで今日は大満足や(´ー`) #山中亮輔
#トリパラ
#とうとうやっちまった
#選手がトリパラ回しとる
#vsサガン鳥栖
#ニッパツ三ツ沢球技場
#fmarinos
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山中亮輔の陽性キャラは貴重だ。加入1年目からトリパラ、キクマリとかいった単語がポンポン出てスゲー自然にマリノスに溶け込んでるし新加入と元からいる選手たちの接着剤にもなっている。良くも悪くも根がマジメな選手が多いマリノスで、山中亮輔の明るさはチームに笑顔と勢いをもたらしている

プレイは直情径行でなく捻りや強かさもあるが、ベースには自分の良さを前面に出す勢いと開き直り。山中亮輔は変に思い悩まない。アグレッシブでエネルギッシュ。決してサッカーIQの低いバカではないが、良い意味でバカっぽいプレイや振る舞いができる。深刻ぶらない。こういう存在はとても貴重だ

生きてます。

以上。 柴田勝頼さん、最高です。
おかえりです。

俺も頑張ります。
最高の雰囲気でみんなで
取った勝ち点3。
これからも、
みんなで勝ち続ける。
点も取りたい。
でも、勝つことが大事。
たかに、
もうしらけてますよと言われても
続けます。
生きます。

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蒼井真理@aoi_mari

@manabu0037 生きろ。(もののけ姫風に)

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マリノスのクソ真面目を象徴するカピタン学。良くも悪くも深刻に思い悩む。それを明るくイジってしまう新加入の松原健山中亮輔(共に今季リーグ戦でゴール済)ああ、チームは良いバランスと雰囲気ではないか

あと今夜が三ツ沢で良かったなーと思えたのは、ウーゴが交代で退く際にゴール裏だけでなくスタンド四方から万雷の拍手、メインでもスタンディングオベーションで迎えるファンが多く、ウーゴが誇らしい笑顔で気持ち良くピッチを去れたこと。気分屋さんだからこそ、乗せてあげたい

もうひとつは、試合後に挨拶にきてくれたパンゾーとピッチとスタンドの距離が近い中で互いの思いを感じ伝えられたこと。三ツ沢には、日産スタジアムにはどうしても出せない距離感がある。試合前のビッグフラッグやコレオも含めて、今夜は三ツ沢で良かったなあと思う

3連勝✌️✌️✌️
苦しかったけど勝てて良かった^ ^
トリパラ回せました!!

あとはカピトンだけだお。笑

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ホラ、絶対このタイミングで学をイジるよな。山中亮輔は最高だw


真夏の3連戦を3連勝で締め、首位鹿島との勝点は3差に。ホーム三ツ沢 鳥栖戦1ー0の備忘録

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手元トータルスタッツ。シュート14:8(枠内6:5、エリア内6:5)決定機5:2。CK&FK12:8。鳥栖の決定機は前後半に1度ずつ、ウノゼロは妥当。マリノスは後半に決定機3つCKも6本あり追加点が欲しかったが、概ね危なげなし。1ー0の時間が長いと、よりピンチに感じるもの

「非常にインテンシティの高い難しいゲームとなり、連戦の3試合目でフィジカル的にも厳しかった。そんな試合の中で勝利を掴むため試されたのはメンタルの強さ。あとは我々の組織的な守備の強さもあり、勝利に結びついた」エリク監督

「ポゼッションしてゲームをコントロールする展開を望んでいたが、それは難しかった。だが大事なのは守備と攻撃、両方のバランスで結果を出す事。今日はより守備の部分を出せたと思う。決定機も何度かあり2点目を取れていればラクな展開になったが、それもチームの伸びシロだと考えたい」エリク監督

Q.札幌戦から中3日でもスタメンを変えなかったのは?

「選手を選ぶ上でコンディションの次にメンタルの強さが重要になる。メンタル的なフレッシュさがあれば、多少疲れがあっても最後まで力を出し切れる。あとは攻守に戦術的な要素を出せるかを考慮して今日の先発メンバを決めた」エリク監督

「今後も、チームが更に次の段階に進み成長していくためにはメンタルの強さがベースとして必要になってくる」エリク監督

Q.3試合連続完封の要因、守備で上手くいっている部分は?

「何か1つではなく複数の要素が関係している。まずスペースをしっかり狭めること。次にゾーンを基本とした組織的な守備。球際のデュエル(1対1)の部分も強くなってきたと思う。今日は特に両SBが強さを発揮した」エリク監督

「3ラインのバランスも良い。2列目のマルティノスや学、喜田や扇原、中町が運動量豊富にチームを機能させている。1列目は今日であればウーゴと天野純が前から追ってチームを助ける。両CBは空中戦に強く、GKの飯倉は3ラインで防ぎきれなかった部分を上手く守ってくれている」エリク監督

Q.首位の鹿島が敗れ勝点3差になったが、タイトルへの手応えは?

「まだ勝点3差ある。つまりこれからも変わらず続けていかなければならないという事だ」エリク監督

――うーん試合後のエリクの会見と質疑応答が平時になく盛り上がってるなあw いつもコレくらいのボリューム欲しいわ。今回で言えば「中3日なのにスタメンそのままでしたね?」な質問が、エリクから良いコメントを引き出してくれた

ホーム鳥栖戦1ー0シンプル総括

  • まず3連勝で終えられた事が全て
  • 内容よりもとにかく結果
  • 真夏の3連戦の3戦目
  • コンディション厳しいのは承知
  • だからエリクは試合前も後も
  • とにかく「メンタル」だと
  • 気持ちを見せろと
  • 気合いで身体を動かせと
  • とことん勝ちに拘れと

  • 2点目が取れなかった

  • 先制後に攻めの姿勢が足りなかった
  • 後半は少し受けに回った
  • 終盤はバタついた守備もあった
  • まあそれは反省点で課題ですけど
  • 問題にするのはナンセンスだわ
  • 真夏の3連戦の3戦目
  • 内容とかもう2の次、3の次ですわ

  • 後半やろうと思えば

  • もう少し意図的にオープン気味な
  • 互いに前後に間延びした
  • よりマルや学が生きる展開に
  • する事はできた
  • リードしてるし鳥栖も動きは重い
  • でも真夏の3連戦の3戦目
  • みんなギリギリのとこでやってる

  • 行くのはいいが戻れない

  • 行ったきりで帰れない
  • ゴメン中澤さんよろしく!
  • そんな展開にはしたくない
  • 鳥栖も思った以上に重いし
  • 無理にゲームの強度や速さを
  • 自ら上げないマッタリさせる
  • それはサボりや怠慢でなく
  • ゲームコントロール
  • 終盤も上手く時間を使えていた

  • コレはむしろ評価したい

  • 鳥栖戦は大人のゲーム運びだった
  • 展開の強度と速度を無駄に上げない
  • グダグダに終わらせにかかる
  • ちょっとだけ鹿島ライクな
  • リアリズムある意思統一
  • それでいてマリノスらしい
  • 引いて跳ね返す
  • 最後のところはやらせない
  • 堅牢さも示してみせた

  • トータルスタッツでも述べたけど

  • 鳥栖の決定機は前後半に1つずつ
  • 後半も少しバタバタしたけど
  • そんな崩されたり危ないシーンない
  • 1ー0の時間帯がこんだけ長いと
  • ラスト15分受けに回ったり
  • スタンドの皆がヒヤヒヤして
  • スゴくピンチに感じるのは
  • ある意味で当然の事

  • だからなんとなく必要以上に

  • 2点目を取れなかったことや
  • 後半にピンチがあったことを
  • 課題や反省点に感じてしまう
  • でもそれはマリノスを応援する
  • ファン心理に拠る部分も大きく
  • たぶん鳥栖ファンや中立第3者なら
  • 後半も鳥栖に大きな優勢や好機が
  • あったようには見えてない

  • 主観で印象論

  • なまじ11戦無敗、2連勝
  • 3位となり首位とは勝点6差
  • これまでなかった期待や欲が
  • 1ー0のスコア展開を痺れるものにする
  • それはエリクが試合の前後に述べた
  • 正に「メンタルの問題」
  • ここからはメンタルが大事になるよと
  • それはつまり、そういう事なんだ

  • ここから更に先に進むには

  • もう一段ステージ上げ成長するには
  • メンタルが大事になるよと
  • それはつまりそういう事なんだ
  • シーズン序盤8位の試合での1ー0と
  • シーズン終盤3位の試合での1ー0は
  • 意味合いが違ってくるよと
  • それはファンも選手も同じで

  • でもそのプレッシャの中で

  • シーズン序盤8位の試合と変わらず
  • 平常心でプレイできんのかと
  • そのメンタルの強さはあるのかと
  • 重圧に潰されるのか、楽しめるのか
  • そういった部分が今後は大事だよと
  • 2013年は最後に押しつぶされた
  • だからこそチーム内競争も大事

――ああまた「鳥栖戦のシンプル総括」じゃなくなってる。この話は止めとこう。まだあんま意思し過ぎない方がいいテーマ。でも質疑応答でエリクが答えた意味は1/3くらいそういう意味だし、チーム内競争は変な重圧に負けない力になる。競争してる分にはまずピッチに立てるかどうかの話になるからね

鳥栖戦の総括として言いたかったのは

  • 真夏の3連戦の3戦目で
  • みんな結構ボロボロだし
  • とにかく内容より結果が全て
  • 結果に拘った大人の展開できたし
  • 皆が思うほどヤバい内容でもない
  • ヤバいよコレじゃダメと思えたのは
  • 見てる皆に期待と欲が生まれたせい
  • なんせ3位だしねえ

  • 新潟戦や札幌戦に比べ

  • その2戦の課題、入りも悪くなかった
  • まあそれも鳥栖の出来がアレで
  • 相対的なもので比較もナニですが
  • 90分通してこの試合一番大事な
  • メンタルと、攻守のバランス
  • そこは外さず出来てたんじゃ
  • ないかなと思うので
  • 他の些末な部分は気にしてない

  • やっぱ試合毎に異なる

  • 問われるテーマみたいなもの
  • あると思うんです
  • 特に真夏の3連戦の3戦目となると
  • ちょっと特殊になる
  • 次からもう少し資金力や戦力ある
  • 中位や上位グループとの対戦
  • だからこの鳥栖戦は何より結果
  • そのためのメンタル、攻守バランス

  • そこをクリアできたら

  • もう90点で余裕の合格点
  • あとの10点はまあオマケみたいな
  • エリクがコメントした通り
  • もう少しポゼッションできたらとか
  • 追加点が取れていればとか
  • そこはオマケ、伸びシロですよと

  • もちろん残り10点ぶん

  • 鳥栖戦で出来なかったもの
  • 川崎やC大阪や鹿島との直接対決
  • そこでは出来るようになってないと
  • 上回れないかもしれない
  • だからこそ伸びシロ
  • そこは真夏の3連戦ラストでもなし
  • ここからまた色んなものを
  • 錬磨していく
  • 来るべき決戦に備える

  • でもその来るべき決戦も

  • この3連勝がなければ
  • またこの先も勝点を積み上げねば
  • そもそも存在すらしないもので
  • まずは鳥栖戦の勝利
  • 真夏の3連戦3連勝に
  • 今は浮かれ踊ろう
  • そんな感じでいいんじゃないんスか?
  • おわり

【主に「背番号4」へ――。このままキャリアを終えていいの?中澤佑二の物語を完成させるには、栗原勇蔵が不可欠なんだ。 by 蒼井真理】 about 「4 栗原勇蔵」 ~2017 J1リーグ 20節を終えて

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

主に「背番号4」へ――。

このままキャリアを終えていいの?
あなたは何のためにマリノスに残ったの?
今季リーグ出場4試合154分、先発1試合のみ

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マリノス一筋16シーズン目。最後にリーグタイトルを取った2014年はプロ3年目まだレギュラを掴めず。何を残したの? 栗原勇蔵マリノスで成し遂げた証を何か1つでも残してきた?

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2004年のCS第1戦で浦和から決勝ヘッド決めたのはなんとか竜二さんですし、第2戦でチ○コ踏まれながらもエメルソンを退場に追いやったのはなんとか永輔さんのお手柄ですから*1

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俺らが愛した栗原勇蔵は何処へ行ったの?

ガムシャラで向こう見ずでヤンチャで喧嘩上等で度胸があって、そのクセ変に繊細で周りを客観視して、でもプレイ志向は超ストロングスタイルで屈強なFWをタイマンでねじ伏せる横浜の若大将は何処へ行ったのよ?

同期加入、今となっては2人だけの最古参で長年CBを組んできた39歳の中澤佑二が、両膝の痛みをこらえてピッチに立ち続け、リーグ最小失点の堅守を支えながら懸命にタイトルに手を伸ばし続けてる時に、あなたは何をやっているの?

「怪我は仕方ない」しかたない。「監督の求めるプレイ志向と合わないのはしょうがない」しょうがない。そうかもしれない。でもその言葉を、あなたは中澤佑二を前にしても口にすることができるの?

リーグタイトルを穫るには、栗原勇蔵の力が必要だ。違うな、リーグタイトルを決めるような大一番では、中澤佑二の右隣りには栗原勇蔵が立ってなきゃダメだ。世代交代? 2年後のチーム? それは2年後の誰かソイツが頑張る話で今じゃない。中澤佑二の物語を完成させるには、栗原勇蔵が不可欠なんだ

それは栗原勇蔵の物語でもあるし、同時に松田直樹中村俊輔の物語でもある。きっと何かを託されたハズだろ? みんなに少しずつ分けられたものであっても、一番多く受け取ったのは勇蔵だろ? だからピッチに立たないと。リーグタイトルを決める大事な試合で必ず、中澤佑二の隣に立ってないとダメだ

――といったことを新潟からの帰りのバスで考えながら眠れぬ夜を過ごしました。もう一方のロジカル理性派な自分は「今更、中澤と勇蔵のCBレギュラコンビとか有り得ん」と言ってきますが、感傷的な自分が優勢。物語を重ねてみたくなるのは仕方ない。俺は評論家じゃなくただのマリノスファンだから

別にシーズン残り10何試合を全部スタメンで中澤さんとレギュラコンビ組んでくれとかでなく、ただの1試合でもいいから本当に大事な大一番で、中澤佑二の隣で片っ端からロングボールや対面FWを撃墜して叩き落としねじ伏せる栗原勇蔵が俺は見たいんだ

でもだからこそ、そのいつかの大一番に合わせて身体作るなんて無理だから今からずっと怪我なくコンディション上げてキレ上げて日々の練習から気持ち作ってミロシュや朴正洙にもプレッシャかけ続けて、エリクには「使わないと殺す」オーラを放っていって欲しいんだ

*1:※編集注:試合経過は「'74退場 中西永輔」→「119'退場 エメルソン」~ J. League Data Site