横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【是非このまま、喜田パイセンには勇気と責任感あるチャレンジをシーズン通し継続して欲しい。このまま中軸としての存在感を高め、来季こそキャプテンマークを付けて欲しい。 by 蒼井真理】 about 喜田拓也 at 2018シーズン序盤 について

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

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横浜FM喜田拓也、6年目の進化。アンカーで感じる「面白さ」、勇気と挑戦の体現者に
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(取材・文:舩木渉 @watarufunaki ) #fmarinos #jleague

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「(中盤が△から▽になり)今までと感覚が違うとこもある。味方が近くにいない時と、サポートがいる時の受け方は違ってくるので、そこの微調整も大事。上手くチームを回していくため、自分が(パスを)受けられなくても相手を動かす事ができる。それもアンカーの面白さかなと思っている」喜田拓也

「自分がパスを受けずとも(チームを)回すことの面白さも、ちょっとずつ出てきている。そうやって自分のポジションで相手を動かす事にもチャレンジしていきたい」喜田拓也

「単純にスペースが広い時もあるが、周りの距離感が常に良いとは限らない。もちろん常に良い状態を目指すが、イレギュラもあるし、ゲームの流れもある。いろんな意味でのバランスが難しいこともあるが、周りと関係性を作っていく事も、自分でどうにかする部分も、もっと高めていけると思う」喜田拓也

「間違いなく相手に(自分のところが)狙われたりする事もあると思う。(アンカーは)1枚ということもあるし、絶対に対策を立ててくる。そこをかいくぐって、その対策以上のものを出していきたい」喜田拓也

「仮に上手くいかなくても(監督の要求するスタイルに)チャレンジし続ける姿勢だけは失わないように。このサッカーをやっていくにはそういう姿勢も絶対に大事だと思う。勇気や自信は絶対に大事になってくるポイント。自分たちで後ろ向きになってしまったら、絶対に成立しない」喜田拓也

「それはどんなサッカーでも同じだと思うが、特に今そう実感しているので、たとえミスが起こったりしても下向かないでやっていかないと。チャレンジする姿勢だけは失わずやっていきたい」喜田拓也

「気づけばこんな感じ(トップ昇格6年目)になり、もちろん自覚や責任は持っているし、マリノスで育ってきて、色んなことを見てきた。色んな事にチャレンジしながらやってきた。今年も新しいことにチャレンジしているし、そこで良い結果を残せれば皆の自信になっていくと思う」喜田拓也

「“新しいマリノス” といったら変ですけど、アグレッシブな姿だったり、戦えるマリノスを見せていきたいし、そこで自分の力を発揮出来るようにやっていきたい」喜田拓也

――開幕から2試合の喜田パイセンは極上だった。あんなにも半身でパスを引き出しターンしつつフリック気味に斜め前にパスを付けられるとは…! もちろんそれはデザインされたプレイ、周囲のポジショニングあってのものだけれど喜田の判断精度、何より勇気と責任感がなければ成立しないプレイだ

正直、昨シーズン中盤以降の喜田拓也には凄く失望していた。パスを引き出すポジションの取り直しやアングルの作り方が緩慢で「やってるフリ」本気で呼んでるように見えなかったし、ボールを受けてからの判断も遅く(つまり準備が十分でない)迷った末に責任逃れの横パスに逃げている印象が強かった

もともと喜田はユース時代から「激しく寄せ奪う」守備に特徴ある選手で、奪ってから最初のパスは起用が増えたエリク1年目以降もずっと課題だった。でも当初はトライしてた。昨季は明らかにチャレンジが足りなかった。このまま「ボールを持たなければ良い選手」で終わるのか――とも思った

今季の喜田は違う。凄くパスを呼び込み「斜め前に付けて局面を前進させるパス」にチャレンジしているし、そのために必要な事前の状況把握と細かなポジショニング、アングルの修正が向上している。ボスやヘッドコーチのピーターにもメチャクチャ期待され練習中もたぶん一番多く名前を呼ばれている

是非このまま、喜田パイセンには勇気と責任感あるチャレンジをシーズン通し継続して欲しい。間違いなく先には致命的なミスやロストもあるだろう。でもそれでも折れず曲がらず。私たちも決してチャレンジの結果としてのエラーを責めたりはしない。責任逃れの無難なプレイこそ、成長を妨げる忌むべきもの

このまま中軸としての存在感を高め、来季こそキャプテンマークを付けて欲しい。200試合、300試合と出場試合を伸ばす中でチームにタイトルをもたらし、節目の記念の試合では自費でエリクを招き彼をプレゼンテイタに。喜田拓也こそエリクが見いだした、象徴的な大いなる遺産なのだから