蒼井 真理
小椋、中町のボランチコンビならば、適性的には前者「ボランチに食い付く」→2シャドウはCBとSBで受け渡し、のスタイルか。問題はドゥトラ不在で、下平匠がどれだけ阿吽の受け渡しが出来るか。WBとシャドウ、どちらかは捨てなければいけない。その判断
ゼロ杯の広島は、過去の対戦にはなかった激しい「バイタル高圧縮」で、先発した端戸に元日の天皇杯決勝のような自由をまるであたえず、完全に無効化した。今日もアレをやられたら… 伊藤翔はサイドに流れたりウラ走りを増やして、圧縮する力を分散させなければならない。むしろ得意分野ではある
マリノスのスタメンはエルゴラの予想通り。富澤と三門雄大が負傷、ボランチは中町と小椋。サブGKに飯倉大樹。3日前の天皇杯でアピールに成功した天野純、喜田拓也も優平やアンドリューを押しのけベンチ入り。分かりやすい競争原理の顕れは好感
4節以降、勝てなくなった時期に考えたのは「中断期間に入る時、首位と勝点10差以内ならば、リーグタイトルの望みもあるだろう。神戸や鳥栖、逆にG大阪あたりが最後まで順位表のこの位置にいるとも思えない」と。未消化の12節、今日勝てば首位・浦和との勝点差は9。9位に浮上する
今季の樋口監督が、昨季最後に手からすり抜けたリーグタイトルにプライオリティを置いているのはシーズン当初から疑いない。天皇杯初戦は完全なBチームで臨み、この広島戦に照準を合わせた。選手たちも、今日の一戦に賭ける思いは強いはず。勝利が強く求められる大きな一戦
昨季は3戦3勝、ゼロ杯は決定機1:7、0-2スコア以上の完敗。だがあの試合はコンディションも、試合に賭けるモチベーションにも天地の差があった。藤本淳吾、俊輔、学、2列目の布陣は同じだが、状態は全く違うはず。もっとゲームそのものを支配、コントロールできるはず。期待したい