横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【バカには処理できなかった「中央」というカオスな世界を縦に3つに割って「お前はこのレーンに移動しろ」「WGとIHは同じレーンに立つな」と説明できる。ポジショナルプレイという「明瞭に言語化、イメージ化した」概念や5レーン理論という説明法は生まれた by 蒼井真理】 about 「ポジショナルプレー」「5レーン理論」「ハーフスペース」はバカにはできない?

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

――早朝のとりとめなき備忘録。いろいろ連投したいテーマは蓄積してるけど、なかなかまとまったものにならない(飽きっぽい)ので例によって下書きなしの着地点なしだ!

・今季マリノスが取り組んでるボスのスタイルや「ポジショナルプレイ」の概念はバカにはできない、理解できない説

↑俺コレは真逆の意見なんだよね。川崎戦の前に少しだけ『教祖風間フロンターレとエリク⇒アンジェの方向性の違い』について書いたけど

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教祖風間八宏はエリート主義。「よりクリティカルなパスコースが “見える”」選手が偉い。見えてソコに出せる、ソコで受けられる感覚と技術のある選手が偉い。その素養資質ある選手を揃えて、次に「目を揃える」同じように見える感じられる選手の集団に、チームを育てていく

今のエリク⇒アンジェ横浜「ポジショナルプレイの概念」では「見える」選手に依存しない。その資質を敢えて求めない(少なくともラスト1/3の局面までは)

「見える」タレントの出現、獲得、育成というチーム作りにおける不確定要素を嫌う。「見える」選手の有無、獲得の可否、在不在で変化する事を

そもそもジョゼップ・グアルディオラという現役時代「世界中でも最も “見える” 選手の1人」むしろその才能だけを頼みにトッププレイヤであったような選手が、何故プレイヤとしての自らを否定するようなポジショナルプレイという概念を掘り起こし磨き上げ、その大家となったか

全く個人的な推察だが、グアルディオラは彼自身が「誰より “見える” 選手であったからこそ」指導者となった時に、彼が預かり指揮する選手たちが「誰も自分のようには “見えない”」ことを再確認し(おそらく選手時代から気付いていた)それ故に「見える選手を必要としない」指導、戦術概念を構築した

コレが木村和司なら「得点を増やす方法?」「ワシが教えちゃる」で監督引き受けて「ちゃぶれ」「わかっとらんのー」「なんでできんかのう」とボヤき2年で終わる話。木村和司は最後まで「他の選手には自分のようには見えない」事を真に理解できなかったし「教えられる」ものだと思っていた

和司さん試合中継の解説やってても未だに「見えてないのう」「感じてなかったですねえ」とか言ってるからね。何が、を具体的な言わない説明しねえ解説とかありえねえだろとw

「5レーン理論」「ハーフスペース」とか、考えて見れば全然小難しい理論じゃなく、むしろ「そんな大雑把でいいんスか?」な理解方法、戦術概念

ピッチ両端アウトサイドレーン、これまでWGやWB、SBと呼ばれるポジションの選手が上下していたレーンと「中央」という複雑系な「見える選手」のための世界

その「中央」という複雑で曖昧な幅を縦に3つ「真ん中」とそれを挟む2つの「ハーフスペース」に切り分ける。元あった両端アウトサイドを足して5レーン

バカには処理できなかった「中央」というカオスな世界を縦に3つに割って「お前はこのレーンに移動しろ」「WGとIHは同じレーンに立つな」と説明できる

クライフやグアルディオラ風間八宏に言わせれば「5レーン? 俺には125のレーンが見える」「いや俺なら5インチ刻みだ」「ピッチは無限宇宙だ」くらい言い始めるだろう。天才だから。5レーンなど、あまりに大雑把な「バカに分かりやすく説明するための簡略化、抽象化された概念だ」と

つまりサッカー監督は哲学者でも宗教家でもなくサッカー監督なのであり、自分だけが理解到達できる真理や究極思想を獲得しても何の役にも立たない。だから「バカにも分かるよう教えられるように」ポジショナルプレイという「明瞭に言語化、イメージ化した」概念や5レーン理論という説明法は生まれた

先日も書いたが

みんな時々は「サッカー選手とは球蹴りゲームが超絶巧い、ただの青年やオッサンである」事を思い出したほうがいい

無論中には戦術理解力、サッカーIQの高さで球蹴りゲームが上手い選手もいるが、中には「とにかく足が速い身体が丈夫」を取り柄にサッカー選手やってる者もいる

まあ平たく言えば、私たちと同じように1/3くらいはそこそこ賢く、大半はバカだ。ビジュアルイメージでは理解できても言語理解力が低く、口頭で説明しても分からないバカは少なくない(練習見学に行くと、新しいメニュ説明の理解度でソレが窺い知れて楽しい――よりむしろ残念な気持ちになる事が多い)

だから本当は無限に細分化できるスペース、横幅を5つに切って説明する。虹の色を7色に分けるように

それでもバカには口頭では分からないから、実際ラインを引いて5分割して見せる。更に両ハーフスペースの奥にミニゴールを2つ設置し、ゲームをする中で「ハーフスペースに入る、使う」感覚を落とし込む

――そんな面倒くさいバカに程度を合わせて監督はプレイ原則を落とし込む。…125レーン見えるタレントを連れてきて中盤とゲームを仕切らせた方が早い? 名波浩はそうした。エリク⇒アンジェ横浜は、CFGの方向性は「見える」選手には依存しないスタイルだったから、俊輔は出て行った。引き取り先もあった

だからあの移籍は必然だったし、マリノスにとっても俊輔にとっても名波浩と磐田にとっても幸せな誰も損をしない移籍だった――と今になって改めて思うし、俊輔が「引退間近のこの時期に)そこで壁にぶつかっていく必要はないかなと思った」と言った意味もよく理解できる

――すぐに着地点を見失う

えーとつまり「ポジショナルプレイ」は「お利口な監督さんがバカな…じゃないや “クリティカルなパスコースやスペースが見えない、使えない” 選手のために目線を下げて」より理解難度を下げるため抽象化した説明法――な一面もあるよと

「バカには理解できない」んなこたーない

「ポジショナルプレイ」の概念をチームに導入する上で重要なのは、選手がバカじゃないこと――ではなく、監督が「バカでも理解できるよう丁寧にスタイルとプレイ原則を抽象化、言語化、イメージ化して説明する&トレーニングに落とし込む事」それが1つ目

2つ目は選手たちがその監督の説明する「プレイ原則」を順番に正しく理解し「チーム全員で共有する」こと。守るべきルールの優先順位、位置関係――自分のポジションは他の選手のポジションで決まる。好き勝手は許されない。自主性はあくまでも原則の正しい理解の上にあり、逆はない

「バカには理解できない」んなこたーない。もしそうなら、それは指導者の力量不足だ。まあ前田直輝みたいなのもいるから監督は大変な職業だなと思うけど

選手に必要なのは「理解し、チームのため実践しようとする姿勢」大事なのは取り組む姿勢。理解力はその次

『好き勝手は許されない。自主性はあくまでも原則の正しい理解の上にあり、逆はない』

その部分で、今のアンジェ横浜に「最近ここ数試合おかしくない?」「選手がどんどん自己解釈アレンジ加えてない?」と指摘する声がでているわけですね

…そういったボスがやろうとしてる構造改革的な本質部分への指摘として扇原を「プレイ原則が要求する事をやれてない、やろうとしてない」と批判すると『なに言ってんの変なロストもないし上手く散らし展開してたよ!』とか言われる始末。それでいいなら俊さんで良かったやん…と凄く残念な気持ちに

『自主性はあくまでも原則の上にあるもの』中途半端な理解度でアレンジダメよーな指摘は、3節鳥栖戦の後に書いた

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ところがどっこい続く4節浦和戦から「早速選手たちが自主性発揮してピッチ上で修正アレンジし始めて」「エリクも実は鳥栖に敗戦後、浦和戦の前から『あんま俺に正解を求めてくんな』『ちったあ自分で考えろ』とか言ってた」始末

これをどう捉えるべきか、という所で

この部分に、エリクとアンジェの監督としてのタイプの違い――「諦観のベテラン教育者」と「部下の戦意を気遣うゲリラ部隊長」の手法差異が現れてるんじゃねーかなと

エリクは教育者なので、原則をキッチリ四角四面に落とし込みます。後々のベースとなるものを落とし込むのがエリクのタスクだったので例外は許しません。俊輔の適性はトップ下にない、ボランチやらせます。でも同時に「諦観の将」でもあるので、スター選手がイヤだと言えば諦めます

ボスはエリクより遥かに理想主義者。ハイライン&ハイプレス、ビルド&ポゼッション。現有戦力的に難しくても、選手たちに要求する。それが自分のスタイルだから――でも一方で「教条主義的か、諦めか」のエリクと違い、ボスは「選手も所詮は感情持った人間よ」モチベータ型の指揮官でもある

ボスは自分の高い困難な理想のスタイルを選手たちに要求する。ただそのためにも「選手たちがソレに応えようチャレンジしよう」とする姿勢を引き出す、保つための施策にも相当配慮するタイプだと、私は理解している。口数少なく強面、如何にもボスっぽい雰囲気も、雰囲気作りイメージ戦略

練習見学で指摘した、飯倉やダビへの練習後のさり気ない個別のフォローを見ても、ボスは凄く選手の気持ちを自分と自分の要求するスタイルに向けさせるためメチャクチャ配慮してる――心理マネジメント型の指揮官。「どんなアプローチを取れば選手たちの気持ちを掴めるか」凄く心を砕いている

えーとつまり「ボスが結構早い段階から『選手の自主性を認める、求める』方向性を打ち出したのは」「ただプレイ原則で縛りコントロールするだけでは」「選手は『やらされてる感』が強くなり、結果が出ない中でスタイル変革へのモチベーションを維持するのは難しくなるだろう」そうボスは考えたのではと

いや完全な個人の主観、妄想ですけどね

でもハリル代表のアレとか、正にそっち方面な問題じゃないスか。アレ選手サイドの気持ちも全く理解できなくもないんスよ。実際やってて全然楽しくない「やらされてる感しかしない」中で戦えって、なかなか難しい問題もある

日本って平和で豊かだし尚更ね

だから「中庸と諦観のエリクより、ボスはずっと厳格で理想主義的なのに」「なんでこんな早い段階で選手の自主性を認め、求めたか」

それは「要求が高いからこそ」「部分的に主体性を認めて求め」「やらされてる感でなく『俺が俺らがやってる感』を引き出してかないと」「選手の意欲は続かない」と

「所詮はロボットじゃねえ、感情持った人間がやるもんだろうがサッカーってのは」という思想がボスの根っこに近い部分にあるように感じるんだよね、なんとなくここまでの発言や雰囲気や何気ないアプローチに

クソ神戸戦後の選手庇うコメントとか、正にソレなんじゃないのかと

でまあその妄想ついでに言うとですね。今の山中亮輔のプレイ振りですが、チームの基本原則を曲げたり、時々ポジション戻るのサボったりはあるけれどトータルで見れば、彼の自主性「他のヤツがやんねーなら俺が、俺なら」な自主性はチームにプラスの方が大きいと、私は見てますよと

そういう自主性「チームに足りない他のヤツがやんねーから俺が」そして「実際それが勝点とか結果にも結びついている」場合、それは認めるべきだと――組織論的にも、それはアリであると私は思います。その裁量の幅もまたサッカーの面白い部分だと。ロボットじゃないから、感情持った人間のやる事ですから

――えーと「なんでお前ら山中も天野純も皆がみんな左アウトサイドレーンに入りたがる樋口ペナ角崩しの出来損ないみたいな狭いプレイするんだ」って、そりゃあタッチ際なら180℃はラインが壁になって自分を守ってくれるから。プレイが簡単、寄せが四方八方からくる中より厳しくないから

天野純は「間あいだで半身で受けて前向く」プレイが理想、とか言いながら怖がってやんねーし。まあマリノスだと出し手の問題もあるかねえ… ってもまずソコで要求してやって見せてナンボでしょ。結局、やる度胸もスキルもねえんだ。だからタッチ際に逃げる。外を回る

山中亮輔は自分でハッキリ言ってる「自分はずっとサイドプレイヤとして育ち生きてきたから、タッチラインがないと不安。中央でプレイする怖さはある」 スゲー分かる。俺も草サッカーや体育の授業で右SBしかやんなかった。視界90°の安心感! ボランチとか意味分かんねえよ…。視界360°とか絶対無理

――ってもねえ、誰か1人くらいはミドルサードでなくラスト1/3のボックス幅、バイタルの隙間で縦パス呼び込み受ける選手いないと、ボスのサッカーは結構早めに限界点迎えると思うけどね…。あとはより高額で個の打開力あるWG、決定力高いストライカ買うだけだよね。本当にそれでいいの、天野純

あーあと確か神戸戦のプレビュで藤井さんが「トレーニングではオリバーと渓太には内に絞る動きも要求していた」とか書いてたような……。ボスも常にWGがアウトサイドレーンで、IHがハーフスペースで――って訳じゃないっしょ。相手や起用する選手の組み合わせによっても変わる

で今季のボスの採用するスタイルやポジショナルプレイ、その試合を観て難しいのは「個別の選手評」コレほとんど無理なんじゃねーかとすら思う。基礎概念として「誰か1人が特別な才能や頑張りで問題を解決するのでなく、選手と選手の位置関係や距離感、連動性によってクリアしようとする」ものだから

「誰か1人のおかげ」も「誰か1人のせい」もない。元々サッカーそういう競技だけどね…。より責任所在が組織そのものになるっつーか。チームのプレイ原則、その試合における個々に与えられたプレイ原則を網羅し理解できてないと(つまりチーム内部の人間しか)「アイツがルール無視した!」って言えない

【指す方向は決まってる。明確な航海図を示すボスもいる。ならやんなきゃ。今更「樋口ペナ角崩しの劣化コピー」と「なんちゃってポジショナルプレイ」のマイナス部分だけ表にだすような試合しちゃってどうすんのと by 蒼井真理】 about [2018-J1-8] 横浜 1 v 2 神戸

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

試合前〜試合中の実況&コメント

15連戦の5戦目はリーグ8節、ホーム神戸戦。暫定10位の神戸と15位マリノスは共に勝点8。強風吹き止んだ日曜の日産スタジアムにキックオフ1時間25分前到着

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とりあえず天候状況がピッチコンディションや試合に影響しなさそうで良かった。ただどうかな2万入らないのかな、坂田がくるのに

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ホーム神戸戦のスタメン

FW オリバー、伊藤翔、渓太
MF 天野純、ダビ
MF 扇原
DF 山中、ミロシュ、中澤、松原
GK 飯倉

SUB:杉本、金井、中町、海夏、大津、イッペイ、ウーゴ

水曜の広島戦から5名スタメン変更。伊藤翔が今季リーグ初、ダビと渓太が浦和戦以来2度目の先発。ユンがベンチ外へ

「広島戦は後半にPKで1ー1にされてからの反応が良くなかったが、後半もほぼゲームコントロールできていた。最後の10分オープン展開になったが、全体的には悪くなかった。シュート数は深く見てない。ただクロスの質、主導権を握れている展開の中でシュートに結びついていない課題はある」アンジェ監督

「連戦の難しさはどのチームも同じ。選手をローテーションしながらメンバを組んでいく。神戸には良い選手がいるが、ここまでの結果にはバラつきがある。我々は怪我人を除いて良い状態にあるので、試合に勝つための11人を選びたい。前の試合で何が起きたかに関係なく、前を向いて戦う」アンジェ監督

――広島戦後の帰路に指摘した、チームがポジショナルプレイを採用するが故の連戦における難しさ。必要な準備時間が取れない、選手のコンディションが揃わない。しかし一方に「特定の個人やコンビネーションに依存しない、チーム全員で共有するプレイ原則に基づくチームプレイ」というメリットもある

選手を大きく入れ替えても「基礎的なプレイ原則」をピッチに立つ選手たちが正しく理解し実行すれば、大きくチーム全体としての方向性や振る舞いが変わったり、機能性を低下させる――理屈の上では「俊輔がいるといないで別のチーム」といった事はない。そこは見せていきたい部分だ

「連戦もあり毎試合少しずつメンバが入れ替わっているが、その中でチーム力をどうやって上げていくか。ポジショニングの変化があったとしても、誰がスペースを使うかということで大きな違いはない」飯倉大樹

昨夜は仙台と川崎の中継を眺めていたが、渡邉晋監督の仙台は実にポジショナルプレイの概念に則ったもので、大きく先発メンバを入れ替える中でも川崎を相手に互角以上に渡り合っていた(結果は0ー0) 攻撃時のポジションにロスト時、守備の形が盛り込まれている。逆も然り。完成度高い好チーム

――マイボールになっても極端にポジション、位置関係を崩さず「ボールを追い越す」動きは少ない。少しずつズレてアングルや距離感を調整、相手を動かしパスコースを作りピッチ幅を使う。クロスには2人3人がタイミングと場所をズラし入ってくる。マリノスがやりたい事を、仙台は高いレベルで実践していた

渡邉晋監督「5レーン理論とか指摘されるまで知らなかったが、言われてみると同じことをやっていた」とかホンマかいなw 絶対勉強してると思うなあ。ロジックを落とし込み個に依存し過ぎない組織構築できる良将。15連戦の12試合目、来月の対戦が楽しみだわ

……先の話をするとボスに怒られるな。まずは目の前の神戸戦。ポゼッション率が高くとも、それを好機に結び付けられず、悪形ロストからピンチを増やし90分トータルの決定機数で相手を上回れねば無意味。ポゼッションは目的ではなく手段だ。方向性として貫く姿勢は大事でも、ソレを結実させねば

中3日でどれだけ神戸に対する準備、ゲームプランの落とし込みができたかは分からぬが、まずは基礎的オーソドックスなチームのプレイ原則、ロストした際も踏まえた位置関係や距離感、パスルートをゲームに表現して欲しい。直近2試合、川崎戦と広島戦は少しずつ雑に「やってる風」になっている

J1審判・スタメン情報@j1referee

【神戸】
GK
18キム・スンギュ
DF
6 高橋峻希
5 チョン・ウヨン
3 渡部博文
30ティーラトン
MF
8 三田啓貴
40小林友希
38佐々木大樹
FW
20増山朝陽
33大槻周平
21田中順也
(Sub)
1 前川黛也
15宮大樹
14藤田直之
24三原雅俊
27郷家友太
35安井拓也
19渡邉千真

へえー神戸は増山朝陽(中島賢星と東福岡で同期)がスタメンなんだ。ポドルスキは累積出場停止です…

マリノスファンはラーションフォルランも観れてませんが

坂田大輔天野貴史小宮山尊信の3名がゴール裏へ。キャー! サカティー!

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小宮山尊信さん「まさかこういう形で呼んでいただき挨拶できると思っていなかったので、お話しをいただいた時は凄く嬉しかった」

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やだコミー…泣いてんの?

天野貴史さん「僕はマリノスに入って本当に人に恵まれました。沢山の先輩にイジられて、沢山の仲間と共に戦いサッカー選手としてだけでなく人として大きな成長ができました」

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坂田大輔「このスタジアムで10年プレイできた事は凄く懐かしいし、誇らしい。貴重な時間を過ごさせてもらった。これからは皆さんと同じマリノスの1サポータとして応援していきたい。これからもマリノスを応援し続けて欲しい」

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現役を終えた、これからの3人の新しいキャリアにも幸多からんことを。今日は来てくれて本当にありがとう、小宮山尊信天野貴史坂田大輔。3人と共有した時間は俺にとっても宝物だよ

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コミーは川崎時代のブーイングとかネタにして笑いとりにくると思ったらガチなんだもんなあw なんかズルいよねもう全部水に流しちゃう……いや俺は特別な悪感情とかなかったけどね

ちなみに坂田はありましたが、小宮山チャントはありませんでした

フィールドプレイヤがアップ開始。よーし今日の試合に気持ちを切り替えよう!

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試合の入りとしては

天野純ダビ扇原の▽関係性
・オリバーの左WG、山中との連携
・両WG順足にしてシンプルクロスか
伊藤翔さんにビルド貢献求めるか
・神戸のプレス開始位置と強度

あたりを手早く確認して把握したい

久々リーグ先発のダビ・バブンスキには、かなり長めに大きな大きなコール連呼

今季リーグ初スタメンな伊藤翔さんのチャントも長めです

ここ最近、マツケンの「アーリクロスでなくエンド際まで抜ききってのクロス」の質が上がってるような気がするのね。気のせいじゃないといいな

神戸サポータは本当に毎回こんなもんだな…

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ホーム神戸戦のビッグフラッグ&ジャイアント・ジャージ

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連戦の中で如何に敗戦を引きずらず、メンバ変更する中で勝ちを積み上げられるか。試されるのはチーム全員の総合力

ホーム神戸戦、間もなくキックオフ!

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渓太が凄くいい顔をしてる。今日はやりそうだ

神戸の守備の強度や連動性は、これまでのリーグでの対戦相手に比べてかなり低いレベル。この相手にはしっかり複数得点で勝ちきらねば

前半15分経過。シュート0:0。この神戸に勝てなんだらマジ厳しいで

前半18分経過。ここまでは双方非常にレベルの低い残念な試合

前半21分、最初のシュートと決定機はマリノス。左WGオリバーがカットインから伊藤翔とのワンツーでエリア内シュートまで。GKが阻止

「ポジショナルプレイっぽい」ことやってるだけだな…

前半35分経過。シュート4:1、決定機3:0。今日の神戸は本当にアレだよBチーム練習試合レベルの強度や精度、連携力だよ。ホーム日産の有料試合でお付き合いしちゃだめ


前半終了、横浜0ー0神戸。シュート8:1(枠内2:0、エリア内5:0)決定機5:0。CK&FK5:4。今季ワースト、リーグ最下層な45分間。この神戸相手に再現性ある攻めを構築できず、それでもチャンスは大量に作れてしまうのに決められない精度と練度の低さ。こんなん日曜昼間の日産でやったらアカンでホンマ

さて後半

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神戸はハーフタイムに2枚替え。マリノスは少しギア上げてきたかなー?

後半13分、GK飯倉のCKキャッチから中央をダビがドリドリ運び、左に開いた天野純へ。エリア手前平行横パスを、オリバーご縦に突っ掛け持ち出し長くなるがGKの鼻先で押し込みマリノス後半ファーストシュートで先制

後半14分、オリバー⇒イッペイ
後半14分、ダビ⇒吉尾海夏

オリバーに結果でたとこで交代できたのは理想的

後半22分、この試合を通して神戸初の流れの中からのシュート、初の決定機で失点。1ー1同点

中澤佑二イエローカード。これは事件だ

後半32分、伊藤翔ウーゴ・ヴィエイラ

真打ち登場。

後半34分、海夏へのクサビ収まらずのロストからカウンタで呆気なく失点、逆転、1ー2。神戸は流れの中からシュート2本、決定機2つで2ゴール。マリノスは実に効率よく失点を重ねる

扇原は相変わらずムラっ気をコントロールできんなあ

普通にプレイできんのが飯倉と中澤、山中亮輔の3人だけじゃあ厳しいな


試合終了、横浜1ー2神戸。トータル決定機6:3。実に低レベルで恥ずかしく情けない、中身もなければ覇気も感じられないクソみたいな試合。リーグ優勝目指します? どの口が言ってんの?

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この内容で拍手とかその感性が信じられんわ

試合全体について

「非常に残念な結果だが、選手たちは最後の最後まで諦めず戦ってくれたと思う。内容も凄く良かった。結果に対する責任は全て私にある。選手は最後まで力を出し切った素晴らしいパフォーマンスだった」アンジェ監督

「今日のようにチャンスを数多く作れる展開であれば、おのずと結果は変わってくると考えている。繰り返すが今日のパフォーマンスについて、選手に対し何も言うことはない。結果に関しては私が全責任を負う。この展開ならば2、3点は取ってもおかしくなかった」アンジェ監督

「このパワーのサッカーをしっかり続けていければ結果も付いてくるし、サポータも報われるような結果が出ると思う。今日の試合は 90%以上を我々がコントロールしチャンスも作れていた。このスタイルを迷わず継続していくことだ」アンジェ監督

「我々のサッカーの中で、1つだけ解決策を見いだせていないのは最後のフィニッシュの部分。今日の試合を分析し、その中に解決策があれば練習に落とし込んでいきたい。繰り返しになるが、良いサッカーはできている。選手のパフォーマンスに関して何も文句もない」アンジェ監督

――こんな試合でも、否こんな試合だからこそのボスの会見コメントか。「選手のパフォーマンスには何の文句もない、全ての責任は私にある」と

あとは選手たちがこのコメントを聞いて、何を感じるか。何も感じられないような選手たちではない、そう信じてる。次は必ず闘ってくれるハズだ

前半シュート8:1、決定機5:1。しかし前半早々に指摘したが神戸Bチームの守備の強度と連動性は7節までのリーグ戦と比して最低レベル。それを相手に「主体的にテンポよく押し込み、後手を踏ませ再現性ある、デザインされた攻めや厚みある連続攻撃ができたか」といえば、非常に懐疑的だ

前半、最も連動性もって組織的に「崩せた」のは前半40分の左サイドをコンビネーションワンツーで天野純が縦に抜け出しDFの股抜きマイナスクロス、ニア寄りで渓太が右足アウトで合わせたチーム3つ目の決定機か

しかし「エリク⇒アンジェ継続性の文脈」で言えば、むしろ21分に前を向いて持ったオリバーが伊藤翔とのワンツーからフィニッシュ、31分GK飯倉のフィードから伊藤翔がダビとのワンツーでシュート、43分の渓太からのスルーパス伊藤翔――など、より手数掛け過ぎずシンプルに決定機に至る形が本筋かも

前半、神戸のシュートはFKを直接狙い枠を外した1本のみ流れの中からゼロ。決定機もゼロ。失点の危険性ゼロ。神戸が組織的にアレだった分、少なくとも1ー0以上のスコアで折り返すべきだった。しかし決め切れない中に「マリノスのボールの失い方」ポゼッション時の位置関係には、ここ2試合と同じ課題が

後半はシュート6:6、決定機1:3。神戸は試合通し2つの決定機(2つの流れの中からのシュート)で同点、逆転。3つ目の被決定機は逆転を許し前掛かりになったAT。敗戦時代は不運も大きいが、後半の決定機がオリバーの先制点のみ、同点・逆転後に反発できてない、攻めに掛かって崩せないのは実に情けない

神戸の守備組織が体を成してないのに、2トップはGKとDFラインのビルドに無駄に食い付いてくれてるのに、それを利して先手後手を作れてない。なまじ「なんとなく」でもパスを回せてしまうから、ギリギリで食いつかせて剥がす、といった工夫をしない。開幕当時、C大阪戦や柏戦の前半とは全然意味が違う

「なんとなく」パスを繋ぎ、如何にWGに良い状態で前を向いて受けさせるか――といった工夫がないから、漫然としたポゼッションになる。相手も引いてブロックを作る。引いた相手に数的優位を作るため(主に左)サイドに人数を掛ける。天野純は常に外を回る。エリア内の枚数が不足、クロスを上げられない

左ペナ角で「誰が仕掛けスイッチ入れるんだ」「どうぞどうぞ」のパス交換、誰かが仕方なくカットインを仕掛け、ペナラインと平行に手詰まりドリブルしてロスト、シュートしてブロックされる。中央で相手ボールになり、カウンタ発動。サイドに人数掛けてるので3、4人が敵陣に置いていかれる

その尻拭い、後手の被カウンタ対応で、ミロシュが「対人弱い」だの「守備が軽い」だの言われる、この理不尽。そんな「樋口時代の左ペナ角崩しの劣化コピー」みたいな攻めは「エリク⇒アンジェ継続性の文脈」には本来ないハズだ。

「樋口時代のペナ角崩し」には、マルキ+ドゥトラ齋藤学という前提があり、加えてフィニッシュで終わるか、敵陣深くでのスローインあるいはCK獲得、最悪コーナフラッグ付近でのロスト⇒被カウンタリスク少ない&ネガトラのパッキングで再回収、最悪リトリートという明確なロジックがあった

ちなみに樋口監督時代、マリノスはほぼ常にスローイン数がリーグトップだった

最近数試合の攻めと被カウンタは違う。本来は時間を掛け過ぎず、テンポ良くボールと相手を動かし「WGに前を向いて受けさせる」ためのビルドが出来ておらず、漫然としたポゼッションでスペースを埋められ、劣化コピー版の左ペナ角崩しから無謀なカットイン、ボールロストで被カウンタ、2CBが晒されてる

ボスは会見で選手たちを庇うが、私はリーグここ3試合ほど選手たちが「エリク⇒アンジェ継続性の文脈で」チャレンジしているようには全く見えない。同じドローや敗戦でも、開幕C大阪戦や2節の柏戦とはまるで意味合いが違う。やってない。出来ないのは構わないしミスは仕方ないが、やらないのは許せない

チーム全体に足りないもので個人批判は好まないが、象徴的なのが扇原だ。喜田なんかより足元ボールテクニックはあるはずなのに、否あるからか――相も変わらずDFに正体してパスを受け、相手プレッシャない局面でもモタモタ3タッチ切り返し前を向く。それではボスのスタイルは成立しない。何故理解しない

扇原と扇原のファンにはごめんね。一番分かりやすく出来てない、やろうとしてないのが扇原なだけで決して扇原だけの問題じゃない。扇原を起用してるのはボスだし、他に信頼しできる選手いれば起用してる。喜田はなかなか戻ってこないし、受け方悪くタッチ数が多いワンタッチだとミスるのは会長も同じ

とにかく言いたいのは、いい加減に腹を括れと。「これまで通りのマリノス」じゃダメだリーグタイトルを争うのは難しい、そう身に沁みたからこそ「これまでやってこなかった」「マリノス得意じゃない」スタイル変革に取り組んでるんだろうと、何をビビってんだと

リスクはある。痛い思いもする。でもそれを避けて前へは進めない。もう舵は切られた。目指す方向は決まってる。明確な航海図を示すボスもいる。ならやんなきゃ。今更「樋口ペナ角崩しの劣化コピー」と「なんちゃってポジショナルプレイ」のマイナス部分だけ表にだすような試合しちゃってどうすんのと

「本当に苦しいゲームで完全に負け試合だった。だが後半、選手みんなが諦めなかった。内容的には自分たち目指すものが全く出なかったし、守備ももっとプレスを掛けたかったが、特に前半は攻守にビビっていた。後半は経験のある選手が入って少しできるようになったかと思う」吉田孝行 神戸監督

「小林に関しては高校生で初めての出場で本職(のCB)でなくアンカーだった。ル杯で使ったときに抜群の展開力を見せてくれて、できるんじゃないかというのはあったが、初めての出場でかなり緊張していたと思うし、ちょっとボールがついていなかった」吉田孝行 神戸監督

――今日の神戸がどんなメンバ構成だったか、チームとしてどんな強度や精度、経験値だったかは考える必要がある。その上で「ボールは持てていた」「前半チャンスは作れていた」「ダビは凄く良かった」それらの評や、「敗戦は監督の采配ミス」の批判が本当に適切か。ボスの会見コメントが全て真意なのか

「神戸の選手とさっき話したけど『めちゃくちゃ強かった』と言っていたので、僕たちとやるときにそういう恐怖を与えられる、“もうやりたくない” と思われるチームになってきているとは思う」天野純

天野純、めっちゃポジティブやなあww

それ誰に聞いたの? 高校生?

――うんまあ連戦まだ5つ終わってあと10試合、中2日、3日のゲームが続くから「今日の試合はスパッと忘れる切り替える」のも大事だと思うよ。まずダメだった部分、敗戦そのものは受け入れた上で。ネガったり海より深く反省しても、良いことないからね。ボスの会見コメントを意気に感じて欲しい

次の水曜はル杯、GL首位のアドバンテージもあるから若い選手バンバン使って、レギュラ&準レギュラ級はコンディション整え、次週の湘南戦に照準絞り準備するのも良いんじゃないかと――湘南戦は強度の高い試合になるだろうし、出足の勢いで負けてズルズルやられたくない

――ほう山中亮輔のプレイ(主にプレイエリア)選択について批判的な声もあるのか…。個人的には「ラスト1/3で対面を剥がしたりクロスで違い出せるの、ほぼ山中亮輔だけ」だと思ってて、確かに「アレンジ」大杉かとは思うけど、山中的にも「だって他のヤツやんねーし」で主体性出してるかなと

確かに「左ペナ角崩し劣化コピー」4人くらいかけて崩し切れてない&被カウンタのリスクだけ上がる問題は明白で、そこは主に山中亮輔天野純の2人で「被ったり無駄に外が厚くなり中が手薄になるのは避けようね」と話し合う必要はあるかと

つまり天野純山中亮輔も、それぞれの判断、主体性そのものは間違いでなくても上手くリンクしてない補完できてないよねと――でもそこの部分、互いのポジションによる関係性、補完関係、常にピッチ全体の位置関係、攻守バランスを考えるのが今のスタイルの「まずありき」な前提でしょうと。話し合おう

それはそれとして、山中亮輔の打開力「俺がやってやろう」な気持ちは、スタイルの達成度よりまず「勝ち負け」の部分で、現状チームに不可欠だし、あんま抑制すべき部分ではないように私は感じてます。後々また印象は変わるかもしれませんが

……確かに、C大阪戦の今季初得点がどんな形だったのか、あの時に山中亮輔は「どこにいたのか」また現状の「被カウンタ時なんで中央カマボコあたりから斜めにCBの両脇使われてんのか」――そのあたりは考えないとダメかもですね

ただアウェイ浦和戦の後半からこっち「自陣ビルドから良い状態でラスト1/3アタッカ陣にボールを渡せてない」左サイド、タッチ際の縦の出し入れで運んでそのまま左ペナ角崩し――なのが、そもそも問題の発端であり

結局「自陣中央センタサークル付近に相手を食いつかせつつボール付けて前向き、そっから斜め前2方向にパスコース作る」ベースのスタイルを「怖がってやってない」安直にサイドに開き、そこの縦関係や山中亮輔の前への推進力に依存してるのが、一番目に見えて分かりやすい問題かな

勇気をだせ扇原貴宏
ビビらず相手を食いつかせ受けろ扇原!
DFラインと正体すんな半身だ扇原!

「喜田パイセン待ちか」

とか言わせてんなよ扇原貴宏

ホント意外な程に早い段階でリーグ2戦終わるか否かのタイミングで、ボスが選手たちに「あまり俺に答えを求め過ぎるな」「自分たちで考えろ」って投げたんだよね。そこの是非は実に難しいとこで、なんとも評し難い。マリノスの、フットボールというカオスなスポーツにおける永遠のテーマ。正解はない

選手たちが「アレ俺たち “自分で判断する自主性” を言い訳に、やんなきゃダメな事から逃げてまた “マリノスらしい” プレイに逃げちゃってる?」とボスに指摘修正される前に気付けるか、ボスが仕方なくガチガチにルール原則で縛るのか。エリクはその見切り、めっさ早かったw 初戦の川崎1試合だけ!

負けながらでもボコられながらでも見苦しくても、前に進みたいよね。もうその場に立ち止まったり振り返ったりは、その繰り返しはやめようよ

【完全なる戦略的敗北であり、先駆者の質をまざまざと思い知らされた形。チャレンジングな選択をすることは凄くよいこと。ただ、ミスしていいわけではないし、質はあげていかなきゃいけない。最後に問われるのはクオリティ。もっともっと、うまくなれ。 by いた】 about [2018-J1-6] 横浜 1 v 1 川崎

f:id:harukazepc:20170419104133p:plainいた

絶対絶対絶対勝ちたかった試合だった。
が、勝てなかった川崎戦の備忘録。いい試合だったので感じたことを。


前半/アンジェ・ヨコハマ完全攻略、パーフェクトな鬼木プラン

開始20分で6つの決定機、その全てが崩し切られたもの。

アンジェ・ポステゴグルーの特徴的なサッカーの傾向と弱点を見極め、弱点を露わにした上でいかに突くのか、鬼木達の提示したそのプランが見事なまでにハマった。

経緯としては…

  1. 川崎:センターバック+中盤中央3枚にてピッチ中央でポゼッション。
    テンポよく細かいパスを繋ぎながら相手の陣形を中央に寄せつつ、サイドバックが高い位置に押し上げる時間を作る。
    横浜:高い位置での人数を掛けたプレッシングでボール奪回を意図。ポジションを下げず、ボールに対して収縮する。
    結果:→川崎のテンポよくミスの少ないパス回しに横浜のハイプレスは空転。
    アプローチで次の選択肢を制限する、次の選択肢を予測して狙う、ということすら許さない川崎の自由自在のポゼッションを前に形骸化させられてしまった。

  2. 川崎:高い位置に進出したサイドバックがスペースへランニングし、そのランニングを質の高いスペースパスで使うことでラインブレイク。一気に相手陣に押し込む。
    横浜:ウイングはプレスを掛けるために中央に寄る。サイドバックは相手サイドハーフのケア。
    結果:→川崎のサイドバックのランニングに対して横浜はケアできる選手はおらず、エウシーニョ車屋紳太郎はストレスなくサイドのスペースを謳歌。出し手へのプレッシャーも掛からないため質の高いパスが次々と通される。

  3. 川崎:スペースへのパスをスイッチに、中村憲剛家長昭博阿部浩之は一気に加速して、最終ライン攻略へ。
    DF-GK間を狙うクロスボール、SB-CB間のギャップを突きボックス内ポケットエリアを突くスルーパスなどでフィニッシュへ。
    横浜:スペースを突かれたため撤退しつつ、水際守備に移行。中澤佑二ミロシュ・デゲネクが防波堤になりつつ、中盤の撤退を待つ。
    結果:→川崎の二列目の攻撃参加のスピード>横浜の中盤の撤退スピード、となったため、基本後手の苦しい対応を余儀なくされる。
    CBがサイドに引き出されたり、数的不利の対応となったため、崩し切られるシーンも続出。
    川崎としては多種多彩なパターンで整い切らない横浜の最終ラインを攻略し、決定機を片手では足りないほど作り出した。

培ってきたポゼッションへの信頼をベースに、横浜の特徴と傾向、そして弱点をしっかりと洗い出した上での相手を壊す、後手に回す。
その全てが狙い通りとなったプランはほぼパーフェクト。足りなかったのはゴールネットを揺らすことだけ。11本のシュート、4本の枠内シュート、そしてチャンスクリエイト数を見ても完全なる攻略と言っていい会心の出来。

横浜としては、完全なる戦略的敗北であり、先駆者の質をまざまざと思い知らされた形。
リスクフルな戦術選択をしている中で、生命線となるハイプレスの空転のリスクを被った。

川崎のポゼッションの質の高さに対して、余りに中途半端な対応になってしまったのは大きな反省点。プレスの開始位置、アプローチによる選択肢の制限、次の選択肢の予測と準備、全てが足りなかった。プレスが徒労に終わることが続き、精神的に「落ちて」しまった感は否めず。

後半に天野純を一列前に押し出して、よりボールホルダーへのプレッシャーを増す修正を施して体裁は整えたにしろ、戦略的意図を具現化できずに完全攻略された事実は重く受け止め、次の進化の糧としたいところ。

これまでの構図を変えるに至らず、主導権は川崎が握った前半。スコアレスで終えたことは望外の幸運だった。


後半/突き詰めるべき「クオリティ」

前半飛ばした川崎の勢いに陰りが見え、横浜のポゼッションする時間が増えてくる中で、攻め合いの様相を呈した後半。最終的なポゼッションの比率は50%vs50%。決定機も多く作り、新たな横浜の片りんを示せたか。

天野純を押し上げて中盤の構成を変化させ、更には吉尾海夏が入って中盤のバランスを改善し、ポジショナルプレーの利点がゲームの中に反映されたことはポジティブに捉えたい。
オーバーラップを絡めたサイドの攻略、バイタルでのフィニッシュチャンスが作れたこと、前半にはほぼなかったハーフコートでのボール奪取も出来ていたことは自分たちのスタイルを表現出来ていた証明、その流れのまま勝ちを攫えたら最高だった。

オープンな展開の中で勝負がどちらに転ぶかわからない、という展開にまで持ち込めた。
が、勝ち切れなかったことを反省するならば、引き寄せた流れを切ってしまったりするプレーが多かった、というところに焦点が当てられるか。

失点に繋がった自陣でのボールロストを代表に非常に多かったパスのズレ、意思疎通の齟齬は流れを切ってしまうし、バックパスのミスはゲームを壊しかねない。
チャンスの時のドリブルやファーストタッチのミスはせっかくのチャンスを潰す。
戦略的に自分たちのスタイルを表現する中でサッカーをプレーすること、という要素にも意識を割いてほしいし、丁寧にプレーしてほしかった。特に攻撃移行の起点となる「奪った後の最初のパス」については特に。

試合を支配する、主導権を握る、となると自ずとボールを扱う回数が増える。その回数の分だけミスする可能性も増える。その中でチャレンジングな選択をすることは凄くよいことで、ミスを恐れていては出来ないこと。
ただ、ミスしていいわけではないし、質はあげていかなきゃいけない。甘えないこと、突き詰めていくこと、利点を作ってもミスをしたら全ては水泡に帰す。最後に問われるのはクオリティ。

もっともっと、うまくなれ。


Extra/齋藤学選手の復帰について

備忘録として。

再発することなく、無事にプレーして、試合終了のホイッスルを聞けたこと、素直に良かったと思います。

彼が横浜の憎しみの全てを背負う状態となった上での初めての試合、業を背負うというのはこういうことなんだなと試合が終わった後に考えてました。

途中交代でピッチサイドに立ったとき、そしてボールタッチのとき、憎しみや怨念の籠ったブーイングで物々しい空気となったのは当然のこと。ファン感謝デーで膝に乗ってお話したこともある、彼を応援していた子が泣いてしまったぐらいの異様な空気となったのは凄く印象的。自分としても凄く感じることがありました。

初めて、敵として彼のプレーを見たわけですが、本能的にあのプレーが好きなんだな、とも。ボールを持った時の期待感(敵なので恐怖感、か)、瞬間的なキレ、目の前の相手を簡単に剥がすドリブル、プレーを瞬時に変えられる柔軟性、怪我で才能が錆びつかなくてよかった。
まだ、ファンなんです、たぶん。でもあのユニフォームを着ている限りは無理。それぐらい川崎は嫌い。

追っかけるわけにもいかなくて。
昔の男を忘れさせるのは新しい男、って定説に習うなら、新たにワクワクさせてくれる選手が出てくることを願ってます。彼のプレーでワクワクしちゃだめなので。

アンジェが作ろうとしている新しいサッカーにワクワクしてるけど、ボールを持った時にわくわくするような選手も出てきてほしい。

次は夏の等々力になるのかな。正直なところ、疲れるね、心身共に。


最後に

素直に疲れました、そして悔しいというのが感想(小学生)

ただ、凄くいい試合だったし、糧となる試合でもあったので。 3/15、まだまだ連戦は続く。この連戦の後にチームがひとつもふたつも前に進めてるといいな。

【番外編(河治良幸さんツイート):攻撃と同時に守備のリスクマネージメントができていてこそのポジショナルプレーなので、J1王者相手にいろいろ課題が見られた試合でした。現状マリノスは戦術面でオートマティズム寄りになりすぎて(いますが)、ブレずにひとつひとつ組み上げていく段階かなと思います。 by 河治良幸】 about [2018-J1-6] 横浜 1 v 1 川崎

※以下、スポーツジャーナリスト 河治良幸さんによる、「2018年J1第6節 横浜 1 v 1 川崎」についてのツイートを引用・ご紹介させていただきます。
※引用元:Togetter (利用規約 - Togetter)

twitter.com


【選手たちは勇猛果敢を貫いた、誇らしい。ユンユンと山中亮輔の打開、攻撃性が◎。大津とオリバーの2人は現状「出遅れ分を取り戻させるため評価ハードル下げて起用」期間。 by 蒼井真理】 about [2018-J1-6] 横浜 1 v 1 川崎

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

  • 蒼井真理
    • 試合前〜試合中の実況&コメント
  • 試合全体について

試合前〜試合中の実況&コメント

2連勝で迎えるリーグ6節ホーム川崎戦。今季初の日産スタジアム開催。昨季王者3位川崎と13位マリノスの勝点差は3。このスタイルへの確信と勢いを得るための大一番、15連戦の4つ目は前半戦の分水嶺。キックオフ40分前に着

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…キックオフ30分前に西ゲートにクソ行列できて全然捌けてねーんだけどww 大丈夫か運営。導線とかもーちっと考えろよ

今季もメインアッパーSS席からよろしくお願いします。やっぱこの視界なかなか悪くないよな

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フィールドプレイヤもアップ中。ホームのゴール裏1階、2階ともなかなかの埋まり具合。バクスタがやっぱスカスカ感でちゃうかなー?

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ホーム川崎戦のスタメン

FW ユン、ウーゴ、オリバー
MF 大津祐樹
MF 扇原、天野純
DF 山中、ミロシュ、中澤、松原
GK 飯倉

SUB:杉本、金井、下平、中町、海夏、渓太、伊藤翔

前節と同スタメン。サブのWGにはイッペイでなく遠藤渓太。渓太がんばれよおおお!

「相手が強いチームなのは間違いない。ここまでリーグ戦とACLが重なりタフな戦いで難しい部分もあったと思う。クラブとしてもサポータとしても川崎戦は楽しみなのではないか。ダービーはサポータにとって大切な試合、勝ちたい試合だと思う」アンジェ監督

「だがダービーもそれ以外の試合でも3ポイントを狙うことに変わりはない。良いチャレンジになる。浦和もボールを握りたいチームだったが、我々が主導権を握ってゲームを進めることができた。この試合も主導権を持ちゲームを進めたい」アンジェ監督

川崎スタメン。小林悠が負傷欠場、CFは大卒2年目でスタメン3試合目のFW20知念慶。大島僚太が代表欧州遠征での負傷から復帰。先発に新加入選手は不在、昨季等々力0ー3から変更は小林悠⇒知念のみ。「王者の完成度」を相手に、どこまで戦えるか。相手にとって不足なし

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川崎サブには齋藤学が初のベンチ入り。アウェイ選手紹介ではそれなりに大きなブーイングもあった模様。前倒し復帰についてはメディカルの判断と本人の意思、最後の起用決断は監督。周りがとーこう言う事じゃ全くないでしょ感

例えば君は「死なないためだけ」に生きられるか? そんな生に何か意味があるか? どうせいつかは人は死ぬもんだ。選手もそれと同じで「怪我をしないめだけ」にプレイしたり選手ではいられない。成し遂げたい何かのために選手でいてプレイしている。怪我はするものだし、キャリアもいつかは終わる

「リーグ戦で連勝して、ル杯にも勝った勢いを持って臨める。やっているサッカーに少しずつ手応えや自信を得て、それが確信に変わりつつある。川崎はポゼッションするチームで、どこからでも点を取れる。それに対し今年のマリノスがどこまで出来るか。去年までとは違うスタイルの戦いになる」中澤佑二

「ボスはボールを握ることを強調しているので、それが川崎相手にどこまで通用するかの戦いになる。せっかく良い形で勝ってきているので、とにかく勝ちたい。相手が対応してきても、自分たちのサッカーを貫く」中澤佑二

アップを終えてドレッシングルームに下がるウーゴ様。いやーこのウーゴチャント、コール連呼からの太鼓連打の流れは神曲だな! 超アガるわー

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川崎を相手に、どれだけボールを握りゲームの主導権を取れるか。ビビらず自陣深くGKからパスを繋ぎ、無難に逃げず、相手を食いつかせ剥がして敵陣にボールを運ぶ段階で優位性を築き、フィニッシュまで持ち込めるか。その質と頻度。まずは何より勇猛果敢な姿勢を、どこまでピッチに表現できるか

――ひょっとしたら「ボールを握る」事そのものへの拘りは、鬼木達の川崎よりもアンジェ横浜の方が強いかも? もしかしたら川崎はポゼッションからの崩しからよりも「マリノスの自陣ビルドを引っ掛けてのショートカウンタ」食いつかせようとするマリノスを、それ以上の強度で食いちぎる狙いがあるかも

大島僚太が復帰し、彼のコンディションに問題なければ如何なるゲームプランを採るにせよポゼッション志向は自然と高まるとは思うが――鬼木達と、一度リーグタイトルを経験した川崎は風間フロンターレより現実的かもしれない、と何となく思う

単純なポゼッション、ボールを握った方が勝点3に近づくゲームにはならないような気もする――が、それでもボスがそれを望み選手たちもこのスタイルを信じ貫くというのなら、罠や落とし穴が沢山ありそうなその土俵で、ボールと主導権を握る事に拘り抜いて欲しいと思う

河治良幸@y_kawaji

明日というか今日は横浜F・マリノス×川崎フロンターレに行きます。異なるスタイルを突き詰めている両雄の対戦。分析的にチェックしますが、純粋に試合が楽しみ。

札幌×名古屋もそうでしたが、もちろん勝ち負けは大事なんだけど、こういう突き詰めのベクトルが違う”異文化交流”的なカードはJリーグの中でも化学反応がたまらないですよね。両クラブのサポーターじゃないサッカーファンも楽しんでほしいです。自分も少しでも視点で盛り上げたいと思います。

アンジェ横浜と川崎のカードで「ポゼッション志向同士の対戦」みたいな向きもあるけど、河治さんも言うように「突き詰めのベクトル」そもそも発想のスタート地点、方向性が大きく異なるチーム同士の対戦。ボールを握りゲーム支配したい志向、ポゼッション率が高くなるのは結果として同じだけど

教祖風間八宏の教えは「パスコースが “見えるか”」より早く多くクリティカルなパスコースが見えて、そこに出せる・そこで受けられる選手が偉い。“見えない”選手はサヨウナラ(^.^)/~~~

チームのレベルは「一番見える選手」が決め周囲を引き上げる中村憲剛大島僚太がいなけりゃ並のチーム

…いやDFライン含めた全選手の「見える」度がリーグでズバ抜けて高いけどね宗旨的に。見えないヤツはサヨナラだから

で「見える」選手を揃えて時間を掛けて個々の「見える」を揃える、即興閃きのシンクロ率を上げる。だから風間八宏のチーム作りはクッソ時間が掛かる

エリク⇒アンジェ横浜の方向性は「見える選手」特定の個にビルド&ポゼッションで依存しない(“選手は移籍するもの”だし時間は有限だから)明確に言語化、提示されたポジショニングやパスルートなどプレイ原則がある。選手に必要なのは「最低限の理解力、何より理解し原則を遂行しようとする姿勢」

――試合前にこの話は長くなるから止めよう。でも思想の出発点とベクトルは異なれど志向的には近い部分もあり、手法的には真逆の部分もある(選手の距離感、ポジションを崩すのか守るのか等)

サッカーにチート戦術はないから、どっちが正解という事もない。そこが面白い

スタメン紹介映像、前節ゴールのウーゴ・ヴィエイラ様はノーマル。つーか今季はホーム側、アウェイ側の映像一緒で顔のアップがないのねー

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民衆の歌とゴール裏のトリコロール・フラッグ乱舞。今季からビジョンにも歌詞が入るようになりました

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選手入場時のゴール裏トリコロール・コレオ

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トリコロール・コレオ&2018ジャイアント・ジャージ

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あの9月9日の等々力0ー3完敗から7ヶ月。マリノスが何と決別し、何を目指し何処に向かうのか。今こそピッチに示し、証明する時。譲れない、負けられない

ホーム川崎戦、間もなくキックオフ!

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