横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【あなただけにそっと教える横浜FC。結果だけが大事な試合。横浜のウィークは横浜FCのストロングと重なるため相性はよくない。が、横浜FCの攻撃制御は主導権を奪うような迫力や質はない、ボールは握れるはず。後は、クオリティ。 by いた】 プレビュー of [天皇杯3回戦] 横浜 v FC

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フォーメーション・選手起用

  • 今季途中でタバレス監督を解任し、ヘッドコーチだった下平隆宏を監督に昇格させると、チーム状態が好転。クラブ初の7連勝を記録。
  • 基本は4バック、4-2-3-1もしくは4-4-2。
  • 選手起用の傾向として、アタッカー陣は消耗などを加味し試合ごとにローテーションしている節がある。ワイドに速い選手、トップに大きい選手、中央(もしくはワイドの片翼に)にボールポートとなれる選手を配置。
  • 逆に後列の選手は固定傾向。Fマリノス育ちの武田英二郎田代真一がスタメンを獲得している。

攻撃面

  • ロングカウンター及び疑似カウンターシチュエーションを作ることを意図。スペースを得てストロングポイントを発揮する選手が多い。
  • ポゼッション時にはボランチ田代真一が最終ラインに落ちてセンターバックを開かせ、フィードを用いてボールを前進。
  • 右サイドのスペースアタックが最大の武器。スピード備える中山克広、北爪健吾のランニングは脅威。
  • ハイサイドでポイントを作ると、質の高いクロスが入る。イバをはじめとしたCFWが1stターゲットとなるが、サイドハーフが絞ってターゲットとなる約束事。
  • 「何故そこに?」という選手がボックス内にいることも。リスクマネジメントよりも中央の厚みを優先か。
  • セットプレー、イバ、ヨン・ア・ピンの次のターゲットとなる田代真一のニアの頻度高い。
  • レアンドロ・ドミンゲスのスキルが光る。キープと抉るパス、そしてえぐいコースとボールスピードの直接FK。26・27節とメンバー外。
  • U20W杯代表・斉藤光毅。細かいステップのドリブルでカウンターの起点となり、クイックネスを活かしたボックス侵入に輝き。
  • イバ、エース。ワイドからのクロスの質が高まったことでクロスターゲットとしての存在感は高まるばかり。
  • 下平体制で輝く中山克広。抜群のスプリント力を備える右サイドのスペースランナー。細かいスキルは発展途上も、強みとタスクが重なる起用の妙。

守備面

  • 守備時は4-4の配置、ボールサイドに人が収縮し、プレースペースを圧縮。近辺の対戦相手としては清水と似た傾向。守勢時には人数を割いて水際防衛。
  • トップの守備意識にムラがあり、受動的な守備が基本。
  • 攻→守の切り替え、遅れがちなポジション修正、最終ラインのスピード不足がウィークポイント。
  • 細かくラインコントロールしつつ、ボックス付近へのボールポイントに収縮してプレーゾーンを制限する傾向。奪い切れないと周辺にスペース。

総括

はっきりした色のチーム。

横浜のウィークは横浜FCのストロングと重なるため相性はよくない。が、横浜FCの攻撃制御は主導権を奪うような迫力や質はない、ボールは握れるはず。後は、クオリティ。

結果だけが大事な試合、皆様早くお仕事終わりますように。