横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【指す方向は決まってる。明確な航海図を示すボスもいる。ならやんなきゃ。今更「樋口ペナ角崩しの劣化コピー」と「なんちゃってポジショナルプレイ」のマイナス部分だけ表にだすような試合しちゃってどうすんのと by 蒼井真理】 about [2018-J1-8] 横浜 1 v 2 神戸

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

試合前〜試合中の実況&コメント

15連戦の5戦目はリーグ8節、ホーム神戸戦。暫定10位の神戸と15位マリノスは共に勝点8。強風吹き止んだ日曜の日産スタジアムにキックオフ1時間25分前到着

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とりあえず天候状況がピッチコンディションや試合に影響しなさそうで良かった。ただどうかな2万入らないのかな、坂田がくるのに

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ホーム神戸戦のスタメン

FW オリバー、伊藤翔、渓太
MF 天野純、ダビ
MF 扇原
DF 山中、ミロシュ、中澤、松原
GK 飯倉

SUB:杉本、金井、中町、海夏、大津、イッペイ、ウーゴ

水曜の広島戦から5名スタメン変更。伊藤翔が今季リーグ初、ダビと渓太が浦和戦以来2度目の先発。ユンがベンチ外へ

「広島戦は後半にPKで1ー1にされてからの反応が良くなかったが、後半もほぼゲームコントロールできていた。最後の10分オープン展開になったが、全体的には悪くなかった。シュート数は深く見てない。ただクロスの質、主導権を握れている展開の中でシュートに結びついていない課題はある」アンジェ監督

「連戦の難しさはどのチームも同じ。選手をローテーションしながらメンバを組んでいく。神戸には良い選手がいるが、ここまでの結果にはバラつきがある。我々は怪我人を除いて良い状態にあるので、試合に勝つための11人を選びたい。前の試合で何が起きたかに関係なく、前を向いて戦う」アンジェ監督

――広島戦後の帰路に指摘した、チームがポジショナルプレイを採用するが故の連戦における難しさ。必要な準備時間が取れない、選手のコンディションが揃わない。しかし一方に「特定の個人やコンビネーションに依存しない、チーム全員で共有するプレイ原則に基づくチームプレイ」というメリットもある

選手を大きく入れ替えても「基礎的なプレイ原則」をピッチに立つ選手たちが正しく理解し実行すれば、大きくチーム全体としての方向性や振る舞いが変わったり、機能性を低下させる――理屈の上では「俊輔がいるといないで別のチーム」といった事はない。そこは見せていきたい部分だ

「連戦もあり毎試合少しずつメンバが入れ替わっているが、その中でチーム力をどうやって上げていくか。ポジショニングの変化があったとしても、誰がスペースを使うかということで大きな違いはない」飯倉大樹

昨夜は仙台と川崎の中継を眺めていたが、渡邉晋監督の仙台は実にポジショナルプレイの概念に則ったもので、大きく先発メンバを入れ替える中でも川崎を相手に互角以上に渡り合っていた(結果は0ー0) 攻撃時のポジションにロスト時、守備の形が盛り込まれている。逆も然り。完成度高い好チーム

――マイボールになっても極端にポジション、位置関係を崩さず「ボールを追い越す」動きは少ない。少しずつズレてアングルや距離感を調整、相手を動かしパスコースを作りピッチ幅を使う。クロスには2人3人がタイミングと場所をズラし入ってくる。マリノスがやりたい事を、仙台は高いレベルで実践していた

渡邉晋監督「5レーン理論とか指摘されるまで知らなかったが、言われてみると同じことをやっていた」とかホンマかいなw 絶対勉強してると思うなあ。ロジックを落とし込み個に依存し過ぎない組織構築できる良将。15連戦の12試合目、来月の対戦が楽しみだわ

……先の話をするとボスに怒られるな。まずは目の前の神戸戦。ポゼッション率が高くとも、それを好機に結び付けられず、悪形ロストからピンチを増やし90分トータルの決定機数で相手を上回れねば無意味。ポゼッションは目的ではなく手段だ。方向性として貫く姿勢は大事でも、ソレを結実させねば

中3日でどれだけ神戸に対する準備、ゲームプランの落とし込みができたかは分からぬが、まずは基礎的オーソドックスなチームのプレイ原則、ロストした際も踏まえた位置関係や距離感、パスルートをゲームに表現して欲しい。直近2試合、川崎戦と広島戦は少しずつ雑に「やってる風」になっている

J1審判・スタメン情報@j1referee

【神戸】
GK
18キム・スンギュ
DF
6 高橋峻希
5 チョン・ウヨン
3 渡部博文
30ティーラトン
MF
8 三田啓貴
40小林友希
38佐々木大樹
FW
20増山朝陽
33大槻周平
21田中順也
(Sub)
1 前川黛也
15宮大樹
14藤田直之
24三原雅俊
27郷家友太
35安井拓也
19渡邉千真

へえー神戸は増山朝陽(中島賢星と東福岡で同期)がスタメンなんだ。ポドルスキは累積出場停止です…

マリノスファンはラーションフォルランも観れてませんが

坂田大輔天野貴史小宮山尊信の3名がゴール裏へ。キャー! サカティー!

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小宮山尊信さん「まさかこういう形で呼んでいただき挨拶できると思っていなかったので、お話しをいただいた時は凄く嬉しかった」

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やだコミー…泣いてんの?

天野貴史さん「僕はマリノスに入って本当に人に恵まれました。沢山の先輩にイジられて、沢山の仲間と共に戦いサッカー選手としてだけでなく人として大きな成長ができました」

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坂田大輔「このスタジアムで10年プレイできた事は凄く懐かしいし、誇らしい。貴重な時間を過ごさせてもらった。これからは皆さんと同じマリノスの1サポータとして応援していきたい。これからもマリノスを応援し続けて欲しい」

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現役を終えた、これからの3人の新しいキャリアにも幸多からんことを。今日は来てくれて本当にありがとう、小宮山尊信天野貴史坂田大輔。3人と共有した時間は俺にとっても宝物だよ

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コミーは川崎時代のブーイングとかネタにして笑いとりにくると思ったらガチなんだもんなあw なんかズルいよねもう全部水に流しちゃう……いや俺は特別な悪感情とかなかったけどね

ちなみに坂田はありましたが、小宮山チャントはありませんでした

フィールドプレイヤがアップ開始。よーし今日の試合に気持ちを切り替えよう!

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試合の入りとしては

天野純ダビ扇原の▽関係性
・オリバーの左WG、山中との連携
・両WG順足にしてシンプルクロスか
伊藤翔さんにビルド貢献求めるか
・神戸のプレス開始位置と強度

あたりを手早く確認して把握したい

久々リーグ先発のダビ・バブンスキには、かなり長めに大きな大きなコール連呼

今季リーグ初スタメンな伊藤翔さんのチャントも長めです

ここ最近、マツケンの「アーリクロスでなくエンド際まで抜ききってのクロス」の質が上がってるような気がするのね。気のせいじゃないといいな

神戸サポータは本当に毎回こんなもんだな…

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ホーム神戸戦のビッグフラッグ&ジャイアント・ジャージ

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連戦の中で如何に敗戦を引きずらず、メンバ変更する中で勝ちを積み上げられるか。試されるのはチーム全員の総合力

ホーム神戸戦、間もなくキックオフ!

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渓太が凄くいい顔をしてる。今日はやりそうだ

神戸の守備の強度や連動性は、これまでのリーグでの対戦相手に比べてかなり低いレベル。この相手にはしっかり複数得点で勝ちきらねば

前半15分経過。シュート0:0。この神戸に勝てなんだらマジ厳しいで

前半18分経過。ここまでは双方非常にレベルの低い残念な試合

前半21分、最初のシュートと決定機はマリノス。左WGオリバーがカットインから伊藤翔とのワンツーでエリア内シュートまで。GKが阻止

「ポジショナルプレイっぽい」ことやってるだけだな…

前半35分経過。シュート4:1、決定機3:0。今日の神戸は本当にアレだよBチーム練習試合レベルの強度や精度、連携力だよ。ホーム日産の有料試合でお付き合いしちゃだめ


前半終了、横浜0ー0神戸。シュート8:1(枠内2:0、エリア内5:0)決定機5:0。CK&FK5:4。今季ワースト、リーグ最下層な45分間。この神戸相手に再現性ある攻めを構築できず、それでもチャンスは大量に作れてしまうのに決められない精度と練度の低さ。こんなん日曜昼間の日産でやったらアカンでホンマ

さて後半

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神戸はハーフタイムに2枚替え。マリノスは少しギア上げてきたかなー?

後半13分、GK飯倉のCKキャッチから中央をダビがドリドリ運び、左に開いた天野純へ。エリア手前平行横パスを、オリバーご縦に突っ掛け持ち出し長くなるがGKの鼻先で押し込みマリノス後半ファーストシュートで先制

後半14分、オリバー⇒イッペイ
後半14分、ダビ⇒吉尾海夏

オリバーに結果でたとこで交代できたのは理想的

後半22分、この試合を通して神戸初の流れの中からのシュート、初の決定機で失点。1ー1同点

中澤佑二イエローカード。これは事件だ

後半32分、伊藤翔ウーゴ・ヴィエイラ

真打ち登場。

後半34分、海夏へのクサビ収まらずのロストからカウンタで呆気なく失点、逆転、1ー2。神戸は流れの中からシュート2本、決定機2つで2ゴール。マリノスは実に効率よく失点を重ねる

扇原は相変わらずムラっ気をコントロールできんなあ

普通にプレイできんのが飯倉と中澤、山中亮輔の3人だけじゃあ厳しいな


試合終了、横浜1ー2神戸。トータル決定機6:3。実に低レベルで恥ずかしく情けない、中身もなければ覇気も感じられないクソみたいな試合。リーグ優勝目指します? どの口が言ってんの?

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この内容で拍手とかその感性が信じられんわ

試合全体について

「非常に残念な結果だが、選手たちは最後の最後まで諦めず戦ってくれたと思う。内容も凄く良かった。結果に対する責任は全て私にある。選手は最後まで力を出し切った素晴らしいパフォーマンスだった」アンジェ監督

「今日のようにチャンスを数多く作れる展開であれば、おのずと結果は変わってくると考えている。繰り返すが今日のパフォーマンスについて、選手に対し何も言うことはない。結果に関しては私が全責任を負う。この展開ならば2、3点は取ってもおかしくなかった」アンジェ監督

「このパワーのサッカーをしっかり続けていければ結果も付いてくるし、サポータも報われるような結果が出ると思う。今日の試合は 90%以上を我々がコントロールしチャンスも作れていた。このスタイルを迷わず継続していくことだ」アンジェ監督

「我々のサッカーの中で、1つだけ解決策を見いだせていないのは最後のフィニッシュの部分。今日の試合を分析し、その中に解決策があれば練習に落とし込んでいきたい。繰り返しになるが、良いサッカーはできている。選手のパフォーマンスに関して何も文句もない」アンジェ監督

――こんな試合でも、否こんな試合だからこそのボスの会見コメントか。「選手のパフォーマンスには何の文句もない、全ての責任は私にある」と

あとは選手たちがこのコメントを聞いて、何を感じるか。何も感じられないような選手たちではない、そう信じてる。次は必ず闘ってくれるハズだ

前半シュート8:1、決定機5:1。しかし前半早々に指摘したが神戸Bチームの守備の強度と連動性は7節までのリーグ戦と比して最低レベル。それを相手に「主体的にテンポよく押し込み、後手を踏ませ再現性ある、デザインされた攻めや厚みある連続攻撃ができたか」といえば、非常に懐疑的だ

前半、最も連動性もって組織的に「崩せた」のは前半40分の左サイドをコンビネーションワンツーで天野純が縦に抜け出しDFの股抜きマイナスクロス、ニア寄りで渓太が右足アウトで合わせたチーム3つ目の決定機か

しかし「エリク⇒アンジェ継続性の文脈」で言えば、むしろ21分に前を向いて持ったオリバーが伊藤翔とのワンツーからフィニッシュ、31分GK飯倉のフィードから伊藤翔がダビとのワンツーでシュート、43分の渓太からのスルーパス伊藤翔――など、より手数掛け過ぎずシンプルに決定機に至る形が本筋かも

前半、神戸のシュートはFKを直接狙い枠を外した1本のみ流れの中からゼロ。決定機もゼロ。失点の危険性ゼロ。神戸が組織的にアレだった分、少なくとも1ー0以上のスコアで折り返すべきだった。しかし決め切れない中に「マリノスのボールの失い方」ポゼッション時の位置関係には、ここ2試合と同じ課題が

後半はシュート6:6、決定機1:3。神戸は試合通し2つの決定機(2つの流れの中からのシュート)で同点、逆転。3つ目の被決定機は逆転を許し前掛かりになったAT。敗戦時代は不運も大きいが、後半の決定機がオリバーの先制点のみ、同点・逆転後に反発できてない、攻めに掛かって崩せないのは実に情けない

神戸の守備組織が体を成してないのに、2トップはGKとDFラインのビルドに無駄に食い付いてくれてるのに、それを利して先手後手を作れてない。なまじ「なんとなく」でもパスを回せてしまうから、ギリギリで食いつかせて剥がす、といった工夫をしない。開幕当時、C大阪戦や柏戦の前半とは全然意味が違う

「なんとなく」パスを繋ぎ、如何にWGに良い状態で前を向いて受けさせるか――といった工夫がないから、漫然としたポゼッションになる。相手も引いてブロックを作る。引いた相手に数的優位を作るため(主に左)サイドに人数を掛ける。天野純は常に外を回る。エリア内の枚数が不足、クロスを上げられない

左ペナ角で「誰が仕掛けスイッチ入れるんだ」「どうぞどうぞ」のパス交換、誰かが仕方なくカットインを仕掛け、ペナラインと平行に手詰まりドリブルしてロスト、シュートしてブロックされる。中央で相手ボールになり、カウンタ発動。サイドに人数掛けてるので3、4人が敵陣に置いていかれる

その尻拭い、後手の被カウンタ対応で、ミロシュが「対人弱い」だの「守備が軽い」だの言われる、この理不尽。そんな「樋口時代の左ペナ角崩しの劣化コピー」みたいな攻めは「エリク⇒アンジェ継続性の文脈」には本来ないハズだ。

「樋口時代のペナ角崩し」には、マルキ+ドゥトラ齋藤学という前提があり、加えてフィニッシュで終わるか、敵陣深くでのスローインあるいはCK獲得、最悪コーナフラッグ付近でのロスト⇒被カウンタリスク少ない&ネガトラのパッキングで再回収、最悪リトリートという明確なロジックがあった

ちなみに樋口監督時代、マリノスはほぼ常にスローイン数がリーグトップだった

最近数試合の攻めと被カウンタは違う。本来は時間を掛け過ぎず、テンポ良くボールと相手を動かし「WGに前を向いて受けさせる」ためのビルドが出来ておらず、漫然としたポゼッションでスペースを埋められ、劣化コピー版の左ペナ角崩しから無謀なカットイン、ボールロストで被カウンタ、2CBが晒されてる

ボスは会見で選手たちを庇うが、私はリーグここ3試合ほど選手たちが「エリク⇒アンジェ継続性の文脈で」チャレンジしているようには全く見えない。同じドローや敗戦でも、開幕C大阪戦や2節の柏戦とはまるで意味合いが違う。やってない。出来ないのは構わないしミスは仕方ないが、やらないのは許せない

チーム全体に足りないもので個人批判は好まないが、象徴的なのが扇原だ。喜田なんかより足元ボールテクニックはあるはずなのに、否あるからか――相も変わらずDFに正体してパスを受け、相手プレッシャない局面でもモタモタ3タッチ切り返し前を向く。それではボスのスタイルは成立しない。何故理解しない

扇原と扇原のファンにはごめんね。一番分かりやすく出来てない、やろうとしてないのが扇原なだけで決して扇原だけの問題じゃない。扇原を起用してるのはボスだし、他に信頼しできる選手いれば起用してる。喜田はなかなか戻ってこないし、受け方悪くタッチ数が多いワンタッチだとミスるのは会長も同じ

とにかく言いたいのは、いい加減に腹を括れと。「これまで通りのマリノス」じゃダメだリーグタイトルを争うのは難しい、そう身に沁みたからこそ「これまでやってこなかった」「マリノス得意じゃない」スタイル変革に取り組んでるんだろうと、何をビビってんだと

リスクはある。痛い思いもする。でもそれを避けて前へは進めない。もう舵は切られた。目指す方向は決まってる。明確な航海図を示すボスもいる。ならやんなきゃ。今更「樋口ペナ角崩しの劣化コピー」と「なんちゃってポジショナルプレイ」のマイナス部分だけ表にだすような試合しちゃってどうすんのと

「本当に苦しいゲームで完全に負け試合だった。だが後半、選手みんなが諦めなかった。内容的には自分たち目指すものが全く出なかったし、守備ももっとプレスを掛けたかったが、特に前半は攻守にビビっていた。後半は経験のある選手が入って少しできるようになったかと思う」吉田孝行 神戸監督

「小林に関しては高校生で初めての出場で本職(のCB)でなくアンカーだった。ル杯で使ったときに抜群の展開力を見せてくれて、できるんじゃないかというのはあったが、初めての出場でかなり緊張していたと思うし、ちょっとボールがついていなかった」吉田孝行 神戸監督

――今日の神戸がどんなメンバ構成だったか、チームとしてどんな強度や精度、経験値だったかは考える必要がある。その上で「ボールは持てていた」「前半チャンスは作れていた」「ダビは凄く良かった」それらの評や、「敗戦は監督の采配ミス」の批判が本当に適切か。ボスの会見コメントが全て真意なのか

「神戸の選手とさっき話したけど『めちゃくちゃ強かった』と言っていたので、僕たちとやるときにそういう恐怖を与えられる、“もうやりたくない” と思われるチームになってきているとは思う」天野純

天野純、めっちゃポジティブやなあww

それ誰に聞いたの? 高校生?

――うんまあ連戦まだ5つ終わってあと10試合、中2日、3日のゲームが続くから「今日の試合はスパッと忘れる切り替える」のも大事だと思うよ。まずダメだった部分、敗戦そのものは受け入れた上で。ネガったり海より深く反省しても、良いことないからね。ボスの会見コメントを意気に感じて欲しい

次の水曜はル杯、GL首位のアドバンテージもあるから若い選手バンバン使って、レギュラ&準レギュラ級はコンディション整え、次週の湘南戦に照準絞り準備するのも良いんじゃないかと――湘南戦は強度の高い試合になるだろうし、出足の勢いで負けてズルズルやられたくない

――ほう山中亮輔のプレイ(主にプレイエリア)選択について批判的な声もあるのか…。個人的には「ラスト1/3で対面を剥がしたりクロスで違い出せるの、ほぼ山中亮輔だけ」だと思ってて、確かに「アレンジ」大杉かとは思うけど、山中的にも「だって他のヤツやんねーし」で主体性出してるかなと

確かに「左ペナ角崩し劣化コピー」4人くらいかけて崩し切れてない&被カウンタのリスクだけ上がる問題は明白で、そこは主に山中亮輔天野純の2人で「被ったり無駄に外が厚くなり中が手薄になるのは避けようね」と話し合う必要はあるかと

つまり天野純山中亮輔も、それぞれの判断、主体性そのものは間違いでなくても上手くリンクしてない補完できてないよねと――でもそこの部分、互いのポジションによる関係性、補完関係、常にピッチ全体の位置関係、攻守バランスを考えるのが今のスタイルの「まずありき」な前提でしょうと。話し合おう

それはそれとして、山中亮輔の打開力「俺がやってやろう」な気持ちは、スタイルの達成度よりまず「勝ち負け」の部分で、現状チームに不可欠だし、あんま抑制すべき部分ではないように私は感じてます。後々また印象は変わるかもしれませんが

……確かに、C大阪戦の今季初得点がどんな形だったのか、あの時に山中亮輔は「どこにいたのか」また現状の「被カウンタ時なんで中央カマボコあたりから斜めにCBの両脇使われてんのか」――そのあたりは考えないとダメかもですね

ただアウェイ浦和戦の後半からこっち「自陣ビルドから良い状態でラスト1/3アタッカ陣にボールを渡せてない」左サイド、タッチ際の縦の出し入れで運んでそのまま左ペナ角崩し――なのが、そもそも問題の発端であり

結局「自陣中央センタサークル付近に相手を食いつかせつつボール付けて前向き、そっから斜め前2方向にパスコース作る」ベースのスタイルを「怖がってやってない」安直にサイドに開き、そこの縦関係や山中亮輔の前への推進力に依存してるのが、一番目に見えて分かりやすい問題かな

勇気をだせ扇原貴宏
ビビらず相手を食いつかせ受けろ扇原!
DFラインと正体すんな半身だ扇原!

「喜田パイセン待ちか」

とか言わせてんなよ扇原貴宏

ホント意外な程に早い段階でリーグ2戦終わるか否かのタイミングで、ボスが選手たちに「あまり俺に答えを求め過ぎるな」「自分たちで考えろ」って投げたんだよね。そこの是非は実に難しいとこで、なんとも評し難い。マリノスの、フットボールというカオスなスポーツにおける永遠のテーマ。正解はない

選手たちが「アレ俺たち “自分で判断する自主性” を言い訳に、やんなきゃダメな事から逃げてまた “マリノスらしい” プレイに逃げちゃってる?」とボスに指摘修正される前に気付けるか、ボスが仕方なくガチガチにルール原則で縛るのか。エリクはその見切り、めっさ早かったw 初戦の川崎1試合だけ!

負けながらでもボコられながらでも見苦しくても、前に進みたいよね。もうその場に立ち止まったり振り返ったりは、その繰り返しはやめようよ