横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【徹底的に相手に合わせて対応する采配で勝負に徹するような試合をしてもいい。こだわるべきは結果。勝負師ではないエリクだけど、勝つための采配というのを見てみたい。 by いた】 about プレビュー of [2017-天皇杯-準決] 横浜 v 柏

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【再掲】【明日は天皇杯準決勝】

hamatra match preview 011:問われるのは、ビハインドメンタリティ。 〜 【2017 明治安田生命 J1リーグ 第26節】 vs 柏レイソル - Web Magazine hamatra http://www.webmagazine-hamatra.com/entry/2017/09/15/120000
www.webmagazine-hamatra.com

【再掲】【第26節柏戦レビュー】【明日は天皇杯準決勝】

2017.9.16|いた|note(ノート) https://note.mu/itaruru/n/n804c3eb913be
blog.yokohama-tactics.com


3週間の空白の後の天皇杯準決勝。

勢いや流れといった線は一度途切れているといっていい。

選手はオフを経て心身ともにリフレッシュした状態のはず。不安要素は「試合勘」「試合体力」。

また、相手を分析し、策を落とし込む時間もあっただけにスペシャルカスタマイズがあったとしても驚きではない。

前回対戦では積極的なプレスと左サイドのコンビネーションで圧力を掛けて優位性を保った前半は今季1、2といっていいほど素晴らしい内容。

しかし、後半は柏がビルドアップの構成を変化させたことで柏が優位に。押し込まれ、最後は劇的なFKに沈む。

両監督の采配も含め、見ごたえ抜群の好試合。

その前の日立台での試合は柏の試合。

柏の強烈なプレッシングに横浜の攻撃は地盤から瓦解、ほとんどサッカーにならず。

怪我明けの齋藤学は小池龍太に封殺され、左サイド偏重の横浜は完全に手詰まり。ゲームの流れそのままに柏が加点し、柏としては完勝。

これらのゲームを例に考えれば…

  • ゲームの趨勢を決める攻撃構築制限。日産のリピートか、日立台のリピートか。(+采配・配置の頭脳戦)
  • 齋藤学不在によるキーサイドのパワーバランスの変化
  • キーマンの攻防、山中亮輔×伊東純也から下平匠×伊東純也となることで生まれる"スピード"のミスマッチ
  • マルちゃんのコンディション(ロングカウンター、アイソレーションプランの鍵)
  • 柏の前線の組み合わせ(クリスティアーノ、伊東純也、ハモン・ロペス+1は誰になるのかでプランが透けて見える)
  • 中断挟んだ試合で余り成績が出ていない横浜の試合の入り方。

個人的な願望として。

就任1年目、日立台でやった柏戦、喜田拓也をトップ下に置き、大谷秀和に対してマンマークに近い形で起点潰しを敢行して相手のリズムを壊した試合を鮮明に覚えている
三門雄大サイドバック配置転換からの2アシストによる逆転勝利

多くとも2試合、期間にして1週間。長期的な視野に立つような状況でもないだけに、徹底的に相手に合わせて対応する采配で勝負に徹するような試合をしてもいい。タイトルのための最後の2試合、こだわるべきは結果。

勝負師ではないエリクだけど、勝つための采配というのを見てみたい。