蒼井真理
12節ホーム仙台戦。5勝1分5敗 11得点11失点、9位でリーグ約1/3を消化。抜群の中位力。だが上位も取りこぼし多く混戦模様。是が非でも3連勝! を目論む2戦目。仙台とは相性劇悪なホーム日産スタジアム、キックオフ1時間前着
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— 蒼井真理 (@aoi_mari) May 20, 2017
すっごく天気は良いけれど、発券16,161枚のバクスタはガラッガラなキックオフ1時間前。2万いかないかな
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アウェイ仙台ゴール裏。ようこそ日産スタジアムへゴール裏からピッチ遠くてごめんね
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ホーム仙台戦のスタメン
FW 伊藤翔
MF 学、前田直輝、マルティノス
MF 天野純、喜田
DF 金井、ミロシュ、中澤、松原健
GK 飯倉
SUB:杉本大地、勇蔵、山中亮輔、扇原、ダビ、仲川輝人、ウーゴ
トップ下はダビでなく前田直輝が4試合振り先発。他はベンチ含め甲府戦ママ
富樫敬真と中町公祐は全体練習合流も今節はメンバ入りはせず。仙台戦で復帰見込みだった敬真も、木曜のトレーニングでは紅白戦でもタッチ際のフリーマン参加で慎重に進めてる模様。現状のチーム得点力を考えれば尚更か。遠藤渓太はUー20W杯が明日GL初戦
「中盤は様々なオプションを試し、より連動性と連続性を出せる組み合わせを探している。個の力でなく組織で違いを生み出さなければならない。1つしかないボールに対しどれだけ動き出せるか。交代出場する選手も含めて違いを出したい。大事なのは組織としてモビリティを出す事だ」エリク監督
「仙台が今季3バックに変えたのは驚きだった。昨季は前線にブラジル人を2人置いて推進力を出していたが、今季は広島のように低い位置にブロックを作り守備をしているように見える。ポゼッションしてゲームをコントロールするという点で、解決しなければならない問題は甲府戦と似ている」エリク監督
伊藤翔や前田直輝のスタメン起用にはいろいろと失望やら批判の声もあると思いますが「交代出場する選手も含め違いを出したい」というエリクのコメント通り、ダビやウーゴについても先がいいか後がいいのかという事だろうと。2人とも90分プレイするゲーム体力ないし
ロースコア展開が予想され、マリノスはビルド&ポゼッションが拙く試合終盤のオープン展開には強みがある。ならば違いを出せる決定機に絡める選手は、75分までと最後の15分どちらで起用すべきか――と。ダビやウーゴが失格なのでなく、失礼ながら伊藤翔や前田直輝には「露払い」的な意味もあるかと
無論それだけでなく伊藤翔や前田直輝は、75分までの「均衡状態の中でゲームを作る」攻守における派手さはなくても地味な組織的貢献は、ウーゴやダビより秀でる可能性があると。相手の嫌がる事をして心身の疲弊を強いたり。伊藤翔あたりは特に、彼のインテンシティにソレをを期待されてるハズ
仙台スタメン。3ゴールで現在チーム得点王のFWクリスランはベンチスタート。仙台の渡邉晋監督も「終盤勝負」の思惑はあるのかもしれない
pic.twitter.com仙台スタメン。3ゴールで現在チーム得点王のFWクリスランはベンチスタート。仙台の渡邉晋監督も「終盤勝負」の思惑はあるのかもしれない pic.twitter.com/4Y61X3p87y
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「学はフィジカル的に少し落ちていた時期もあったが、良くなってきた。キャプテンになって今まで以上に周囲にも注意を配っている事がストレスにとながっているのかもしれないが、サッカー選手にはこういう時期もある。我慢強さが必要だ。ストレスフルな状態では普段通りの力を出せない」エリク監督
「学に必要なのは周囲のサポート。それを継続する中で、彼自身が自信を持つことが大事。学はチームにとって重要な選手であり、ゴール以外のところでもチームに貢献している。今の段階でベンチに置くような事は考えていない」エリク監督
学さんのイライラ、ストレスフルな現状は甲府戦後の表情でも2日前の練習風景でも伝わった。自分もチームも上手くいかない。何で出来ない、何で分からない。何でそんなつまんないミスを繰り返す。何で何で何で!
上手くいかない時に自分の内側でなく周囲に原因を求めるのはドツボにハマったりダークサイドに転落する入口、学もそんな事は分かっているけどキャプテンだから周囲にも要求していかなければというジレンマ。ストレスフル。自分ができてればいる時は良いけど、自分も出来てないから余裕がない
もし今日もチームを勝利に導く結果を出せず、試合後も暗い表情で更に自分を追い込んでしまうようならば、中澤や飯倉あたりに一度キャプテンマークを預けてもいいかもしれない。チームにおける絶対エースと包容力あるキャプテンは両立しなければならない役柄でなく、むしろとても難しい
俺の知る限りの日本人選手で、チームにおける絶対エースと、どんな逆境にも周囲を鼓舞し力強く牽引するキャプテンを高いレベルで同時に成立させたのは澤穂希しか思いあたらぬ
「甲府戦はやろうとしている事が出始めたタイミングで点が入り、後半は怖がったプレイ内容になった。イージミスが多いのは戦術以前の問題。年間通して開幕時期みたく上手くいかないのは分かっていたが、勝点を積み上げないと上に行けない。個人的には相手のCBを疲れさせる事を意識している」齋藤学
ホーム仙台戦の注目ポイント
・エース齋藤学の心身コンディション
・勝利に導く確かな結果を出せるか
・そろそろ一杯いっぱい感も
・この壁を乗り越えられるか
・仙台が3バックなのは1つの鍵
・チームとしても練習で取り組んだ
・連動性モビリティを出せるか
・上積み手応えが欲しい
おやバンデーラ、太鼓も含めコアゾーンがメイン寄りに移動してる。ゴール裏も気分転換ですかね? 元バクスタ民としては、バクスタ寄りに位置取ってくれた方が手拍子とかズレにくくていいなと思いますが
pic.twitter.comおやバンデーラ、太鼓も含めコアゾーンがメイン寄りに移動してる。ゴール裏も気分転換ですかね? 元バクスタ民としては、バクスタ寄りに位置取ってくれた方が手拍子とかズレにくくていいなと思いますが pic.twitter.com/uFu4hCbtGu
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2017リーグ賞金+強化配分金
1位 18.5億
2位 8.2億
3位 4.1億
4位 1.8億
5位以下はゼロ。2シーズン連続で3位以上に絡むクラブと、5位以下には圧倒的な格差が
ぶっちゃけ終わって5位も12位も変わんない。浦和と鹿島が結構マジでACL戦ってるし、ここで3連勝して中位の上位から、上位を窺えばACL圏内や4位以上もノーチャンスではない。上が取りこぼし続けてくれないと無理だけどな。でも、その可能性が消えない位置に居続けることが大事なんだ
フィールドプレイヤのアップ開始と同時に、ホームゴール裏からは大声量の「戦えヨコハマ!」からの伊藤翔チャント
pic.twitter.comフィールドプレイヤのアップ開始と同時に、ホームゴール裏からは大声量の「戦えヨコハマ!」からの伊藤翔チャント pic.twitter.com/wT2RMRvSfy
— 蒼井真理 (@aoi_mari) May 20, 2017
仙台サポは日産スタジアムのゴール裏でも横ハネするんだねww
伊藤翔の150試合出場セレモニに「何? 何?」なミロシュ、飯倉に説明受けて「あー!」なミロシュ、萌え~
ホーム仙台戦のビッグフラッグ&ジャイアントジャージ
pic.twitter.comホーム仙台戦のビッグフラッグ&ジャイアントジャージ pic.twitter.com/LWeelMPH4D
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目指せ3連勝への第2幕。劇的な良化はない「勝って反省」を続けていかねば道は開けない。とにかく勝とう、でも取り組みチャレンジも忘れちゃダメだよ
ホーム仙台戦、間もなくキックオフ!
pic.twitter.com目指せ3連勝への第2幕。劇的な良化はない「勝って反省」を続けていかねば道は開けない。とにかく勝とう、でも取り組みチャレンジも忘れちゃダメだよ
— 蒼井真理 (@aoi_mari) May 20, 2017
ホーム仙台戦、間もなくキックオフ! pic.twitter.com/L67Kx7cS8h
前半2分に被クロスから飯倉ポロリ、立て続けに2つの枠内決定機。フィールドプレイヤが身体を張りブロック
仙台はブロック守備は 5ー2ー3に近い形になるので、DFラインでつないで前の3枚を誘導しつつ、空いた中盤に繋げていきたい
前半10分までにシュート0:5、決定機0:3。仙台のビルド、WBを使ったサイドへの展開を全く制限できず後手。簡単にクロスまでやられてる。かなりダメな立ち上がり
距離感が悪い。ボールを持つと悪くなる。パスルートが無い。仙台にはキチッとしたパスルートがある
あまりに一方的な前半23分まで。何もできない
久し振りに中澤さんが警告覚悟のプレイだったが、お咎めなし
前半32分、CKのセカンドボールから松原健の斜めフィードにエリア内で学が走り込みヘッド。初のシュートで枠内決定機
まあエリク横浜は後半25分からだからな
前半だけで5本目の被CK
これは今季ワーストな前半
これだからサッカーは怖いわー
前半46分、なんでもない中盤のこぼれ球からマルティノスの浮き球パスに前田直輝が抜け出しカットインからGKとの1対1を流し込み先制!
サッカーって怖いわ
前半終了、横浜1ー0仙台。シュート3:8(枠内3:2、エリア内2:4)決定機2:4。CK&FK2:6。圧倒的な劣勢、試合に臨むメンタル的な準備とクオリティの差が如実に現れた45分。しかしATの一刺しでマリノスが先制し折り返す。中身は何もない今季最悪の内容だが、先制してしまった
先制した試合は今季も5勝1分。よし勝とう! とにかく勝とう! 勝って反省しよう! 前半の内容について今は何も言うまい。学さんもボールが足につかずタッチミスばかりでアレだけど、先制できちゃったから後半はカウンタ抜け出しねらって行こう!
…逆に学さんが鬱になりそうな内容と展開
GK杉本大地がウォーミングアップ中の負傷により、SUBのGKは鈴木彩貴に交代してますと。珍しい事案
山ちゃんを観に行った味スタの思い出
シチュエーション練習はいっぱいして試合に臨むんだけど、そのシチュエーションにどう持って行っていいか分からない。そのシチュエーションが自然発生しない限り、何をしていいか分からない――
木曜の練習見学から今日の前半を観ての雑感
さあこの棚からこぼれ落ちてきた1点をただ必死に守るのか、チャレンジするのか。さあ後半どっちだ
pic.twitter.comさあこの棚からこぼれ落ちてきた1点をただ必死に守るのか、チャレンジするのか。さあ後半どっちだ pic.twitter.com/z8ZWyG9JDz
— 蒼井真理 (@aoi_mari) May 20, 2017
ちょっと勢い元気を感じさせる入りができた
ボールが足につかないから、守備で頑張る学さん。その姿勢は大事。あとウラ抜けとかもね
やだまた天野純がオラついてるw
後半8分、後半も最初のシュートと決定機は仙台、石原直樹
自陣からのビルド&ポゼッションについては後半も何の前進もなし
このCK獲得も天野純のボールカットから
ビミョーな判定2つ目。それもサッカー
こっから先は帳尻あわせな局面をつくらない事
学さんは無理せず下がった方がよいのでは
ピッチに戻る学さん
こういうマルティノスの地味な守備貢献はなんで評価されないんだろうな
キャプテンマークは中澤さんでなく、喜田拓也の左腕に
後半32分、8本目の被害CKでついに失点。1ー1同点に。直前の飯倉ビッグセーブも報われず
金井が被CKで大岩一貴を捕まえられてない
狙ってましたね金井さん
脆いなあ天野純。そこでファウルもらえてもダメなんだ
簡単にクロスを上げられ過ぎて泣けてくる
試合終了、横浜1ー1仙台。トータル決定機3:7。敗戦妥当な内容とスタッツ、拾った勝点1だが幸運な先制点を生かせず。課題に対する前進積み上げは今日も皆無。今はちょっと希望が見えない闇の中
pic.twitter.com試合終了、横浜1ー1仙台。トータル決定機3:7。敗戦妥当な内容とスタッツ、拾った勝点1だが幸運な先制点を生かせず。課題に対する前進積み上げは今日も皆無。今はちょっと希望が見えない闇の中 pic.twitter.com/ZdRaxoPfcU
— 蒼井真理 (@aoi_mari) May 20, 2017
2017ホーム仙台戦は、喜田拓也が初めてトップ公式戦でキャプテンマークを腕に巻いた試合。その他の記憶はメシ食ってデリートしよう
試合後のスタンド挨拶もなかったしコメントも無しかなと思ったけど、少し遅れて学さんの前向きなコメントがオフィシャルに。学だけでなく皆が足下を見つめて現状ダメな部分からも目を逸らさず、それでも前に進もうとしてるなら、まあじっくり見守りますよ。水曜また鳥栖に飛びます
土曜日の14:00キックオフ快晴で 16,758人かあ。厳しいなあ。まあこんな体たらくヒドい試合をあんま多くのお客さん一見さんに見られなかったのは良かったと自嘲すべきなのか
トゥーロン国際のUー19代表に招集された吉尾海夏の合流は木曜からなんだけど、水曜のル杯鳥栖戦には出場するのかな? 今は海夏に癒されたい…。ああタイミング的に敬真の試運転あるかな?
溜め息しか出ない、ホーム仙台戦1ー1の備忘録
手元トータルスタッツ。シュート6:15(枠内4:6、エリア内3:11)決定機3:7。CK&FK4:12。マリノスのシュートは前後半3本ずつ。自陣サイドの守備が後手後手で許したエリア内シュートは11本。仙台の決定機逸に助けられたが、内容とスタッツ的には1ー2の敗戦が妥当
「今日はなかなか自分たちのクオリティを出せなかった――特に最初の15分。理由には今季一番の暑さもあったと思う。我々もカウンタから何度もチャンスを作ったが勝利には至らず、セットプレイから得点を許してしまった。ホームのファンの前でゲームをコントロールできなかったのは残念」エリク監督
Q.ゲームコントロールできない理由は攻撃のバリエーションが少ないからでは?
「私はそれが原因かは疑問に思う。特に上手くいかなかったのはボールを奪ってからの最初の部分、ビルドアップだ。そこであまりにも簡単なミスが多すぎた」エリク監督
「良い仕掛けをして最後より質の高いフィニッシュにつなげるには、ビルドアップ――攻撃の準備の段階で、もっと自信を持った正確なプレイが必要だったが、そこが出来ていなかった」エリク監督
『自陣で奪ってから最初のパスで簡単なミスが多すぎる』『ビルドアップに自信を持った正確なプレイができてない』『出し手も受け手もおっかなびっくりビビってる』『積極的に関与しようとしない(パスコースに顔を出さない)し、無難で逃げの選択が多い』
課題は課題のまんま、なんも変わらんなあ
『練習ではできるんですけどね。試合になるとビビって縦に蹴っちゃうし、パスコースを作らない。パスを呼ばない。むしろ自分には出さないで欲しいみたいに隠れる。何なんでしょうね。公式戦の緊張感なのか…』開幕から未勝利な工学院、トモヒロやユウトの指摘は今のトップチームの問題とそのまま同じ
だが学あたりも口にする『練習ではできてる』は、どれだけ真実か…。サイドに開き数的優位を作りコンビネーションからクロスやフィニッシュまでの「シチュエーション練習」には時間を割くが、自陣深くからのビルドアップのスタート、相手のプレスを去なしパスルート構築にどんだけ手間暇掛けているのか
Q.ビルドアップのミスが多かったのは、前線とボランチの間が空いて、その広いスペースを利用するプレイが無かったからでは?
「確かに喜田と天野純が下がり過ぎ、前線と2ボランチの距離は空き過ぎていた。DFラインのビルドアップに安定感がなかったため2人が下がっていたと思う」エリク監督
「本来なら喜田が下がり目、天野純はもう少し高いポジション(インサイド)を取るのだが出来ていなかった。逆に前線の選手はポジションが高すぎた。WHの選手はもう少し同サイドのSBを助ける位置を意識して、良い距離感を作る必要があった。チームとしてコレクティブに出来ていなかった」エリク監督
『SBが困ってもWHがサポートしない』『ボランチ2枚とも下がってくる』『後ろ6枚、前4枚で距離ができる』⇒『喜田や天野純がボールを受けても前線と距離がありパスコースを見つけられない』⇒バックパス
とても分かりやすい構図
「ボールを失い過ぎる。もう少しボールを持つ時間を長くしないと、攻めるも何もなくなってしまう。前に行く(自陣からのビルドアップ)時にすごいミスが出るから、ゴー ル前に到達しない。そうなると今日みたいな試合になってしまう」伊藤翔
ボランチ2枚が引いてしまい、前後が分断され真ん中にスペースが空いてそこを埋める存在がない⇒だから縦に蹴るか、ノーアイデアでサイドに開くだけになる
――現象の説明としては理解し易い。しかしダビを外して前田直輝を先発起用した時点でソレはある程度必然はなかったのか?
「試合前日からウラへのスプリントだったり、マルちゃんとの連係について監督から言われていた。ウラへの意識は、他の試合よりもあったと思う」前田直輝
不足するゴール方向への推進力を出すために、マルティノスだけでなく前田直輝を起用しウラへの意識を与えた。外れたのは「トップ下の位置から下がりながらDFラインからのパスを引き出していた」ダビ。――中央がスカスカになるのはロジックとして当然の帰結では?
――エリクの言ってる事は1個いっこパーツとしてはロジカルで正しいけど、その組み合わせの妙が感じられないというか「正しいプランA」と「正しいプランB」2つを同時に与え、そのAとBで部分的に相反するものがあった時に選手は「?」ってなるけど、そこを上手く解消してあげられてない感じ
3年目にして改めて醸し出す「理屈倒れのシュターデン」提督臭
それが例えばマルティノスの「今日も『自分がそこまで下がらなきゃいけないのか?』って場面が多かった」とかいったコメント、不満や疑問につながるんだろうと。ホーム仙台戦は特に、攻守におけるマルティノスのタスクが非常に曖昧だった
攻めについては前述した通り「前田直輝と共にスピード生かしたウラ抜けを期待されてるのに」「ビルドアップに困ったSBと距離を縮め助けるべきだった」と。使い分けするにしても、ある局面ではAを、この局面ではBを優先せよ――といった分かりやすいタスクの判断基準は与えられていたのか?
守備については――仙台の3ー4ー2ー1ビルドに対しサイドで後手後手に回りクロスを量産され被CKも多くその1本が失点に繋がった、そもそもの最大理由はマルティノスの守備タスクの不明瞭、不徹底。ハメに行くのか待ち構えるのか
まず仙台のビルド起点、3バックのボール回しに対しマリノス4ー4ー2の2、伊藤翔と前田直輝は数的不利な上に制限誘導も完全に後追い。数的不利で伊藤翔、コレは仕方ない。じゃあココは諦めるのかというと、マルティノスが前に出て3枚になりハメに行こうとする場面も。やったり、やらなかったり
「守備は正直あまりハメどころがない中で、僕と翔さんが連続してボールを追うしかなかった。正直しんどかったが意識して追ったつもり」前田直輝
マルティノス(や学)がフワッとしてるので、3ー4ー2ー1の3をハメ切るでもなく、次に仙台がサイドに開いた際の4の外側にボランチが寄せるのか、SBが付いていいやら2シャドウを見るべきやら曖昧に。全部後手。スタートから後手で、約束事がフワッと曖昧なので全部後手後手。どんな準備したの
マルティノスや学が、エリクの与えたゲームプランに忠実に従わず独自の判断でチームの守備組織を曖昧なものにしてしまったのか。エリクの与えたタスクがそもそも曖昧で不明瞭なものだったのか。確かな事はピッチに表現されたのが全てにおいて後追いで組織的でない全く酷いチーム守備だったという事だけ
「前半の流れなどは、我々が今シーズン粘り強くここまでやってきたものを存分に披露できたと思う。ボールの握り方、動かし方、意図的に作ったチャンス、どれを取っても今日はマリノスを上回っていたと自信を持っている」渡邉晋 仙台監督
…仙台のビルドアップは基本各駅で大きな展開、揺さぶりもなかったし特別質が高いとも思わなかったけど。でもサイド起点の丁寧な出し入れで、マリノスのSBが何処に付くべきか凄く困らせたのは上手かった。マリノスの守備、SBを仙台のポゼッションが主導権持ってコントロールしたよね
だからあんなにサイドからクロス浴びてCKも与えましたよと
「溜め息が出るような内容だった。先制し迎えた後半も、相手の方が自分たちの力を見せてきた。それに対し自分たちはリアクションして受け止めるだけ。全体的に見て、自分たちは全く何もできなかった。相手がどうこう言うより、自分たちがどう戦うのかを明確にしなければいけない」マルティノス
「立ち上がりからパスミスやトラップミスなど自分たちの初歩的なミスが多かったし、距離感が悪くてボールが回らない。毎試合同じような内容になっている。仙台もウチのやり方をしっかり研究してきた」中澤佑二
「今日は負けなくてよかった。勝点1で御の字のゲーム。ずっと抱えている問題が出た、なるべくしてなったゲーム。こういうゲームはキツいしフラストレーションが溜まる。でも今はどうにか耐えてやっていくしかない」飯倉大樹
「ハーフタイムに『自分たちのプレイをしよう』と話していたが、出せなかった。チームが新しい事に挑戦している難しい時期だが、皆で乗り越えたい。相手云々より自分たちの戦う以前の問題が大きい。個々の球際やセカンドボール、ボールを失わない事、あたり前の事ができていなかった」天野純
「練習でやっている事が出なかったり、試合の緊張感か分からないが、ここ何試合の良くないところが出た。それでも個人的に新しくやろうとしている事をできた部分もあったし、できない部分もあった。そういった反省を生かしていかないといけない」齋藤学
「いろんなところを見直さないといけない。内容的にも苦しさだったり辛さがあるが、今のうちに経験しないと…。全部できないことは分かっているので、如何にそこから早く抜け出せるかが、このチームが良くなるために大事なこと」齋藤学
――12節のホーム仙台戦は、今季ワーストの内容だった。仙台の手法をバラし攻守に適当なゲームプランの準備と実行も曖昧。また選手たちが指摘する通り「それ以前の問題」初歩的なミスが多過ぎ、球際や切り替えでも完全に上回られた。これではゲームにならないし、何処に問題があるのかも見えない
ダメなりに積み上げ勝点を拾い前進していかなければならないエリク3年目。3年目だけど色んな部分でベースから再構築していくシーズン。容易でないのは当然にしても「今日ここを底にして」とリーグ1/3を過ぎても言い続けるのは厳しい。なかなか積み上げが見えない
何より厳しいのは、ゲーム中の選手たちにポジティブにチャレンジする姿勢や自信が感じられない事。ここ数試合で更に悪化している。前向きなトライしてのミスは糧になるが、おっかなびっくり逃げの選択の末にミスるから質が悪い。試合後のコメントだけ勇ましく前向きでも意味がない。やってないもの
できないのは構わない。未熟だから仕方ない。でも選手たちがビビって「やらない」のは許せない。エリクの指揮官としての手腕にも、選手起用を含めた戦術的な面で懐疑的に批判しようとは思わないが、選手たちを前向きなメンタルで試合に臨めさせられない事に対するマネジメントには疑問視せざる得ない
中澤らも指摘する通り距離感が悪い。しかも「マイボールになった瞬間からどんどん」悪くなる。両ワイドが幅を取り、間延びして中央がスカスカになる。まるで皆がボールから逃げるように距離を取る。俯瞰で見てもパスコースがない。SB→WH側ガワのルートだけ
喜田や天野純に「バックパスすんな前向けよ」との批判もあるが、仮に無理して隙間で受けて前を向いても次のパスコースがなく憤死。そもそも「隙間で受ける」のは「次の選択肢」がある程度イメージできる状態でなければ、やるべきではない。単にピッチ中央で挟み奪われ相手の速攻起点になるだけだ
もう一度日々のトレーニングから、ビルドアップの一歩目から、ちゃんと相手の圧力プレッシャある中で、自信持ってトライできるよう積み上げていくべきではないか。公式戦で無様に全く出来ていないのに、まるで「それはやれる前提」みたく、次のサイド崩しのシチュエーション練習ばかりやってないか?
今一度、自分たちの足元現在地を見直そう。出来てない。プロだったらあたり前の止める蹴る、技術と判断の精度速度が全く足りてない。つまり日々のトレーニングの強度、本気度が全然足りてない。実戦で、試合になってビビるのは練習と公式戦で「強度や本気度」に大きな差があるからだ
公式戦は日々のトレーニングの成果を見せる場だ。プロ選手の「仕事」は練習で自分たちを追い込み、試合に向けて心身最高の準備をする事だ。それができてない。やってない。監督はやらせられてない。今のお前たちは高い年俸やファンの期待に見合った仕事、準備をできてない
できないのは仕方ない。トライした結果のミスは構わない。でも「やらない」のは許せない。ホーム仙台戦のチームを見て「やっている」「戦っている」と感じたスタンドのファンは、何人いたのだろう。「ちゃんと1週間準備してきたな」と思えたファンは、どれ程いただろうか
もう頑張れとか信じてるとか期待してるとか、そういう次元の話ではない。ちゃんと「仕事をしよう」プロとして恥ずかしくない仕事を、公式戦に向けた心身の準備を。最高の準備をして、キックオフの笛を聞こう
試合はゲームだ。前向きにチャレンジして楽しもう。ビビりながらやっても楽しくない