横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【守備課題をきっちり修正、意思統一。収穫は大きく、エリク横浜は着実に半歩前進 by 蒼井真理】 about 詳細レビュー of [2015-J1-2] 横浜 0 v 0 FC東京

aoi_mari.png蒼井真理


「90分の起用は難しい」その中でエリク監督はアデミウソンを先発させるか、ベンチに置くか? なんとなく前者であると想像する。開幕戦を観る限り、采配だけでなく試合に臨む動機付けやゲームプラン「言葉の選択」含めた戦術指揮官としてのセンス、資質は感じられない

開幕戦に大敗し、今日のガス戦でアデミウソンをベンチに置く精神的な余裕があるなら、それはかなり興味深い。が、TBS的にはスタメンで使ってほしいだろうなw

川崎との開幕戦、試合後の監督会見からは「なんであんな意思統一できないザル守備だったのか」エリク監督の本来の意図が「もっと高い位置で奪いきる」か「自陣ブロック」そのどちらだったのか、今ひとつ明瞭でなかった。ガス戦に臨むコメントからすると「後者寄り」であったのかな、と

「川崎戦で最大の問題は守備の効率性を欠いた事。もっとコンパクトにしてスペースを消さないと。ボールホルダへの寄せも甘かった。もっと出来ると期待していたので残念。特に守備に関しては非常に不本意。まず守備を改善しないといけない。今週はそのためのトレーニングから入った」エリク監督

残留が至上命題、予算規模10億未満のクラブならいざしらず、およそJ1で「ボールの奪い所」の設定がないーーつまり「ベタ引きで完全に相手のミス待ち」なチームなど無い。完全なるハイプレス志向も、ただ待ち構えるだけのブロック守備も無い。問題は方向性とバランス。肝心なのはイメージ共有

エリク監督の守備構築における志向性は、まだ明瞭でない。問題は選手たちがどう捉えているかだ。少なくとも開幕戦後の選手コメントからは「個々の(守備に対する)捉え方がバラバラで、あんな内容と結果になった」という事は伝わった。これはエリクの意識付けが上手くいってなかったという事だ

おそらくエリク監督はベンゲルやトルシェからの「日本の選手はディシプリン(規律)に優れるがイニシアティブ(自主性)を欠く」というアドバイスの真意を十分に理解していなかった。 守備戦術理解力や、試合中の修正能力も含む「イニシアティブ」特にマリノスは、伝統的にそれを著しく欠く

ザックリしたイメージを与え「あとはその中で君たちのやりやすいよう、自分たちの責任や特徴を発揮しなさい」では、マリノスの選手たちは動けないのだ。もう悲しい程に。川崎戦も、修正能力のなさは本当に情けなかった。「ルールを下さい、そしたら一生懸命やります」それがマリノスの気質

そのあたりにエリクは「残念で、非常に不本意」と感じたのだろうが、その本質を見極め理解するには日々のトレーニングや練習試合だけでは十分でなかった。その意味では、川崎戦は授業料は高くついたが、良い教訓となったはず。これから徐々に、エリクのマリノスに対する理解も深まるだろう

1st第2節ガス戦のスタメンは、開幕戦から富澤と奈良輪が外れてボランチはファビオと中町。2トップは学と……アデミウソン! まあ余程の策士タイプでない限りスタメンで使うわな。得点力の問題だけでなく、攻守においてチームの「核」がなく「型」が不明瞭。アデミウソンが入る事で、改善を期待

・ガス戦の注目ポイント

・守備の統一したイメージ、約束事を選手たちのプレイから感じられるか。その方向性は
・奪い所、奪い方と、攻撃のスタート地点
・自陣ビルドの起点はファビオになるのか?

水曜日の紅白戦と今日のスタメンを見て、最大の不安は「ファビオを遅攻の起点とする」事。伸びシロはあるが、現状「上手い」選手ではない。中澤や勇蔵よりマシなレベル。圧力が掛からなければ無難にこなす(あるいは起点として貢献する)可能性もあるが、狙い撃ちされピンチの起点になるかも

仮に今日のガスは、自陣ブロック守備スタイルで無難にやり過ごすかもしれないが、樋口前監督より「自陣で奪って、自陣から繋いで組み立てる」志向性が強いならば、中澤+勇蔵+ファビオでは数試合で遅攻の限界を露呈すると思うのだが…

アデミウソン+学+藤本淳吾 への期待。

紅白戦では、自陣からの手数と人数をかけない速攻が中心ながら、短時間でシンプルな意志疎通を構築できていたように感じられた。また藤本淳吾アデミウソンと距離感近く、ラストパスを供給。互いの第一印象(プレイビジョン共有)は良好か

学もアデミウソンもFWとしてはセカンドトップ型だが、互いに「出し手、受け手」を務め補完し合えば(特にカウンタにおいて)悪くないコンビになるかも。「2トップか、4ー2ー3ー1のトップ下か」という議論は無価値。この組み合わせなら、横並びか縦関係か、それだけの違い

俊輔が入った4ー2ー3ー1は、明らかに2トップとは異なる。トップ下の俊輔が、しばしばボランチの位置まで落ちてビルドの起点となるため、1トップは孤立しがち。それでも昨季ラフィがスタメン時は、俊輔も「ほぼほぼ2トップ」でラフィと距離感近く、サポートした

本来、4ー2ー3ー1のトップ下は「ほぼほぼ2トップ」「1トップと縦関係の2トップ」に近い距離感でなければ、1トップが「DF背負って収めて、ターンして仕掛け、点も取れる」スーパーなFWでなければ成立しない。今後の問題は「俊輔の居場所」になるが、それは少し先の話

藤本淳吾に期待している。アデミウソンの加入で、前線の構成は大きく変化した。「俊輔との共存、あるいは代役」という呪縛から開放される契機となりそう。開幕戦のガツガツ感あるプレイから、今季に賭ける思いも伝わった。そう感じられない人もいるようだが、私見では悪くないプレイ振りだった

走行距離とスプリント数はチーム2位、Football LABのCBP(シュートへの実質貢献度)は、チームでダントツ1位。何より、攻→守の切り替えの速さや、自陣からのロングフィードに競り合いハンド気味でも学に落とし決定機に繋げるなど「昨季なかったガツガツ感」は、確かにあった

前述のアデミウソンとの「第一印象、プレイビジョン共有」は特にFWとパサー、あるいは新外国籍選手との関係性において見過ごせない大事な要素。また引き合いに出して申し訳ないが、藤田祥史マルキーニョス、俊輔の関係性といったら、それはもう…

開幕戦の藤本淳吾が良く見えた、あるいは今季への期待は「昨季の藤本淳吾へのガッカリ感」「まだ特性、プレイの幅を見極められていない」その裏返しとも言えるし、今は「ハードルが低い」のも確か。でもアデミウソン藤本淳吾の関係性には、凄く期待感がある

第一印象を、更に強固な信頼関係にするためにも。今日は是非とも「藤本淳吾のアシストからアデミウソンのゴール」に期待したい。もちろん、そこに学も絡んでいかなければならないし、兵藤も加わり4人の関係が構築できれば理想的。でも今日はまず、2人、3人の形から。少しずつ

味スタはバクスタアッパー上段、前売り3100円。横視点俯瞰厨としては、まずまずの視野とコストパフォーマンス。日産スタジアムよりピッチ近いし。今日は守備の意識統一、距離感に注目してみます https://pic.twitter.com/XdyzItXV4Q

しかし高橋秀人がベンチで、練習試合でお馴染み出戻り梶山陽平がアンカーを務めるようになるとは…。ああでも梶山、まだ29歳(今季9月に30歳)か

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試合の入りは、2トップでも「ほぼほぼ2トップ」でもなく、結構露骨に学の1トップ。2列目に左から、兵藤、アデミウソン藤本淳吾。守備ブロックの観点からのオリジナルポジションか

相手ボールになった瞬間のプライオリティは「バイタル圧縮」中盤とDFラインの間のスペースを消す事。さすがに、かなり徹底されており無駄に食い付くことはしない

バイタルは圧縮し強固なブロック形成も、ベタ引きではなく、ラインの上げ下げはかなり細かく実践。中盤は中を切って、サイドに追いやる限定の仕方。ボールを奪うと、人数を掛ける。両SBの押し上げ早く、位置取りも高い

ガスも自陣ブロック形成タイプなので、ファビオは自陣ではノープレッシャで受ける事ができている。結構意識的に、集めて起点としている感。今日は(少なくともリードするまでは)問題の露呈はないかな

下平匠のスタートがとにかく速い。守→攻の切り替え。同サイドハーフに兵藤がいるのは心強い。遅攻では、下平匠の能力を生かしきりたい

マリノスの奪い所は「自陣のペナ角外」かその少し前辺り。まずブロック形成して、外にボール運ばせて、中の密度は保ったまま、中へのドリブルとパスコースを切りつつ(主に同サイドのボランチが)距離を詰めてプレッシャを掛ける…と。今のところ破綻なし。しかし手堅いサッカーだなw

途中からほぼ完全な2トップに。つーか単純に、アデミウソンが中盤まで下がって守備参加できなくなってるw 互いのリスクを嫌う受動的な守備スタイルからも、何も起こりそうにない前半。こんな試合を地上波中継していいのかw ゲームの質、エンタメ性はかなーり低めで退屈な試合

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前半終了、横浜0ー0ガス。シュート4:2(枠内2:0)決定機1:1。退屈で質とエンタメ性の低い45+2分も、マリノスとしては最大課題の「守備の意思統一」は修正され手応えと収穫ある内容。ガスの枠内シュートはゼロ、唯一の決定機は自陣でのパンゾーの凡ミス起点。組織的な不備はなし

守備の約束事はゲーム中にtweetした通り。完全なる受け身ではなく「内側(自陣ゴールへの延長線)をしっかり切って背後にスペースを空けなければ」中央やハーフウェイ付近であっても、ボールに寄せて奪いに行っても良い。ここは徹底されており、ファビオや中町は、そこそこ特徴を出せている

問題は「2トップに良い形でボールが入らない」そのメソッドが未構築なこと。サイド起点、特に左SB下平が絡む型はそこそこ出来てるけど、中にターゲットないから、そこから苦しい。学がボックスで、アデミウソンはペナアーク待ち。たぶんそっからのワンツー狙い。やっぱ関西にセカンドトップ

あとこれは完全な結果論だけど、策士タイプの監督なら「前半は何も起こらない塩展開」を予想して、90分のプレイは難しいアデミウソンをベンチに温存し後半勝負としたかもね。守備も頑張ったせいで、30分を待たずに運動量が激減。試合中の短いインターバルで回復できるタイプかどうか…

まあエリクに「策士、戦術指揮官」の資質は期待してないからいいや。監督の仕事の3~5%だしね。ソレ視点で樋口さんを批判してた皆さんには残念でした。そっち方面では、たぶん同タイプの監督さんです

後半ゼロゼロが続けば、特に75分以降はオープンな展開も期待できる。アデミウソンが走れなくて前残りでも、何かひとつ大きな仕事をしてくれれば! 

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あの下平匠のパスを見ました? 奥さん!

権田もげろ

アデミウソンはとっくに活動限界点を超えている。もうラスト1/3での変化つけるワンタッチパスにしか存在価値はない。しかしベンチには決定的なFWがいない。ちくしょう、なんで俺たちの矢島卓郎は今日もベンチ外なんだ!

なぜ三門w このワクワク感のなさは何だ

今日ばっかりは、アデミウソン⇒和田昌士でいいんじゃねーの

2トップを経由しなくても、左SB下平匠が高い位置で受けられるのは悪くないが、中で合わせるストライカタイプ不在のため、ほぼほぼ手詰まり。2トップに入れるメソッドが不足、入っても2人の技術精度が不足(疲労の影響も大)

三門のカットからの縦パスは極上。しかし悲しいかな、アデミウソンは完全に活動限界点を超えている

たぶんエリク監督も動けないタイプw 樋口さんと同類

伊藤翔さんか…

いや、伊藤翔はすごく頑張る良い選手だけどね

84分、アデミウソン伊藤翔。引っ張ったなあ。すごく…樋口さんに近いです

権田やらかせ

下平匠が輝いている。しかし欲を言えば、兵藤への縦パスの後に内側に入っていてほしかった。そしたら兵藤に選択肢が残され、決定機になったかも


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試合終了、横浜0ー0ガス。至極妥当なスコアレス。ゲームの質、エンタメ性は劣悪でTBSさんには申し訳ないが、マリノスは開幕戦の守備課題をきっちり修正、意思統一。自陣からのビルドにも一定の手応え。収穫は大きく、エリク横浜は着実に半歩前進

守備の修正については、概ね前半途中やハーフタイムに指摘した通り。とにかく約束事が明確で、徹底されている事(プラス、その約束事の範疇でそれぞれが判断し奪いに行く姿勢もアリ)が伝わったのは好印象。ちゃんとルール作って落とし込んでくれれば、マリノスの選手たちは相当「出来る子」です

自陣からのビルドでは、まず収穫は「しっかりパスを繋ぎ」「人数をかけて」ラスト1/3まで侵入できた事。SB、特に下平匠の関与が大きく彼の良さを引き出す土壌はできつつある事。ファビオが相変わらず、抜群の「本番に強い」特徴を出して、中盤底のビルド起点として高い存在感を示した事

自陣からのビルド課題は、「2トップにパスを入れるメソッドが確立してない」「入っても収まらない(技術とコンディションの問題)」「サイドの高い位置で起点作っても、中にターゲット型がいないから、遅攻では手詰まりに」…今日は、ガスも似たような課題。お互い様で妥当なスコアレス

手元トータルスタッツは、シュート4:4(枠内4:0)ガスの強力攻撃陣()を枠内シュートゼロに抑えたのは、開幕戦の修正という観点からも上々では。決定機は4:2。兵藤もってねえ権田もげろ。CK4:11。マリノスの守備、ガスの攻撃スタイル的に、必然。でもちょっと与え過ぎだね

「どっちも自陣ブロック守備が堅くてエンタメ性に欠ける退屈な試合で、アデミウソンも30分もたずガス欠して(その割には84分までプレイ)諸々アレな試合だったけど、気づいたら兵藤がゴール決めて勝ってた」

これが今日、求めうる最高の結果だったか。権田もげろ

攻守に、エリク監督の志向するモノが見えてきて、一定量体現された試合だったと思います。まだ新監督就任して公式戦2試合目。2試合で勝点1。まずまず、悪くない滑り出しではないでしょうか。開幕戦の手痛い敗戦から、エリクがマリノス選手たちの気質を学べた事も含めて

マリノスに「外から来た」監督は、2つの事に驚く。「言われてない事は、驚くほど出来ない。ベースとなる戦術理解や自主性、ピッチでの修正力がない」そして一方、「言われた事の理解は、驚くほど早い。それを実行する責任感と能力は極めて高い」岡田武史も通った道

アデミウソンは今日は顔見せ(とTBSさんへの義理立てw)。実戦の中で他の選手とプレイビジョンを共有し、互いに「特徴、やりたいプレイ、受けたい場所」を理解する。その意味では、ガス欠の中で84分まで引っ張った事にも意味はあるし、エリク監督の意図も理解できる。評価と真価は、また次に

個人として最大の収穫はアンカー起用のファビオ。昨季終盤にも見せた対人守備と空中戦の強さ生かしたバイタル管理。上手さはないけど無難に、そして時にチャンスにも繋がる起点のパス。とにかく「ビビらない」本番向きのメンタルが秀逸。使うほどに、やらかしあっても伸びるはず

問題は、相手がハイプレス志向あり勇蔵+中澤+ファビオを狙ってハメにきた場合。エリクの自陣から繋ぐ志向的には、資質で言えば勇蔵か中澤のどっちか外して富澤とかアンドリュー入れたいところ。まあそれも、これからの課題。実戦で表面化してからだな

ただ中澤も勇蔵も、特に中澤は「自陣ブロックで中を固め、押し込まれてもエリア内で跳ね返す」守備において、彼らの強みは存分に出た試合だった。故のガス枠内試合ゼロ、CK11本与えながらも無失点。…相手のスタイルによって、CBとアンカーの人選を変えるのも選択肢のひとつか

藤本淳吾への期待値は、アデミウソン込みのものであるから、評価は保留。でも個人的には、今日も印象は決して悪くない。学を含めた3人の関係性構築は、これからの課題。とにかく実戦の中で熟成を進めなければ。アデミウソンには、早くフィジカル的にフィットして稼働時間を増やして欲しい

アデミウソンはガス欠の状態だったからこそ、彼のプレイ嗜好、ボールを受けたい場所は伝わった感あり。相手DFラインが引くと、エリア侵入してのウラ取りやブロック内より、その手前のバイタルで浮いて前を向いて受け、ドリブル仕掛けたりワンツー狙う完全なセカンドトップ

ミドルサードからのカウンタで学がドリブルで持ち運んでも、アデミウソンが追い越す動きは少なかった。単に疲れていたってのもあるだろうけど。下平のクロスを生かす意味でも、やっぱファーストトップ、ターゲット型が皆無なのは正直かなり厳しい。組み合わせ、補完の妙が必要

これは誤解してる人が多いと思うが、エリク監督は「自陣で引きこもりロングカウンタ」がやりたい訳でも「高い位置からのプレスを否定」してる訳でもない。ただ「ブロックを作り、バイタルを空けるのはダメ」距離感保ち「背後のスペースは消した形を維持したままボールに寄せなさい」と

単騎特攻「行き当たりばったり神風プレスでハズされたら他の選手が尻拭い」はダメだよ、と。「有機的に連動し距離感保ち、真ん中に穴は開けずに」その前提を守った上で、激しくアプローチして奪いなさい、そこから攻撃に繋げなさいと。別に特別守備的でもない、至極真っ当な事を言っている

その意味で、今日のファビオと中町、三門雄大は前提を守りつつ、彼らの良さである球際の激しさてあるとか守備の積極性は、臆病にならずそれなりに表現できていたと私は思います。これも、実戦を重ねて意志疎通が進めば、もっと高い位置で奪うチャレンジも増えるでしょう

そうなるとDFラインも高く押し上げなければならず(距離感は保ちバイタルは消さないといけない)、中澤を中止としたCBの走力、反転能力やクイックネスの問題も表面化するケースも出てくるでしょうけど。それもまた、今後の試合の中で得るべき課題です

・手元トータルスタッツ訂正
×シュート4:4(枠内4:0)
○シュート9:4(枠内4:0)

決定機は4:1。マリノス藤本淳吾のFKからファビオのヘッド、下平→学→兵藤、CKセカンドに兵藤、学のエリア内カットイン

学は足下の収まりを中心に技術的なミスが多く、試合終盤エリア内の決定機は仕掛けのタイミングは良かったがシュートは抑えきかず。不調な日だったか。あとアデミウソンが「セカンドトップ」に固執すると、2人の組み合わせは難しくなる。学がウラ抜けやポストワークを増やさなければならなくなる

やっぱどうしてもファーストトップ型の不在がなあ…。学もラフィーニャアデミウソンも、ファーストトップ型と組んで生きるセカンドトップなんだよ。本当にアデミウソンは、エリク監督の求めるタイプの補強だったのか、いささか疑問

・ぼくのかんがえる最強のマリノス

1トップ矢島卓郎
2列目に左から学、アデミウソンラフィーニャ

なんでエリクは矢島さんに見向きもせんの?

矢島が「スペ体質だし」「運動量が」って言うなら、いっそ昨季に引き続き「不動の1トップ伊藤翔」で、2列目に学とアデミウソンとラフィを並べて「3人に点を取らせる」逆算で、伊藤翔にはゴールなんて期待せず、ただただ相手DFと心中する潰れ役、汚れ仕事に専念させるプランも無くはないのでは

昨季のラフィーニャといい、今季のアデミウソンといい、緊急補強になると「最も不足するピース」ではなく「同じタイプ」ではないにせよ「併用が難しいタイプ」を引っ張ってくるのは何故なんだぜ