蒼井真理
水曜日の三ツ沢着。風が少し肌寒い、もう夏は終わったのね。連戦でもアグレッシブな好ゲームを期待。キックオフ1時間20分前、まだホーム自由席も空席が目立ちます
俊輔を先頭に、ベンチ入りしない選手も含め、樋口監督、コーチングスタッフたちが段幕と共にピッチへ。嘉悦社長がメインスタンドに向かいスピーチ
今日の柏戦、注目ポイントは
・プレスの強度は継続か、様子窺い慎重な入りか?
・セットプレイ守備は改善されたか?
・ラフィと学が不在、攻め手はあるか?
・パンゾーと左WB橋本和のマッチアップ
川崎戦は立ち上がりから鬼気迫るハイプレスで圧倒。仙台戦は強度は下がったものの「前から」の意識は変わらず。その中で小椋と中町が高い貢献を続けている。しかしカップ戦の1stレグ、相手が柏となれば慎重な入りになる可能性も。個人的には、立ち上がりから厳しい圧力をかけて欲しい
今の小椋と中町の好調ボランチペアの良さを引き出す意味でも、サイドの主導権においても。また個で打開できる2人を欠く事からも。自陣深くからの遅攻より、できるだけ押し込み、高い位置で奪う頻度を高めたい。涼しいし、ガシガシ行って欲しいなあ
セットプレイ守備、特にCK。前回対戦では、名古屋戦→G大阪戦→と同じ脆弱性を突かれ5本で2失点。北九州戦でも同様の失点があり、徳島戦や川崎戦、仙台戦では相手がマリノスの弱みを露骨に突いてこなかった。今日は、本当に改善されたか試される相手。まあCK与えないのが一番なんですが
前回対戦の2得点と決定機は、ラフィと学の貢献が大きかった。仙台戦、流れの中からは得点できていないしシュートや流れの中からの決定機は多くない。伊藤翔と藤本淳吾の仕事振り、前4人の距離感、またボランチやSBのパンゾー、下平匠が如何に高い位置で崩しの局面に参加できるかがカギになる
最近の柏は、ドミンゲスが去りレアンドロというCFらしいCFを得た事で、かなり攻撃の型はシンプル。なんでもないウラへのボールやアーリクロスで、結構なゴールを奪い決定機を作っている。中でも、左WB橋本和の「抜き切らない」で上げる精度高いクロスは、大きなチャンス供給源
対面するパンゾーが、攻撃参加で厚みをもたらしつつ、左WB橋本和の上がりを抑制し柏の攻撃の型を1つ消せるか。またパンゾーは「抜かせない」対人の強度はリーグ屈指のSBだが、橋本は「抜ききらず」精度の高いクロスを上げてくる。対応時の距離感にも注目
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やっぱり柏は長いボール多いなあ。奪いところを作れるか、完成なセカンド勝負になるか
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前半終了、横浜0-0柏。シュート6:5(枠内1:1)決定機3:3。CK2:1、FK3:0。柏は非常に現実的なスタイル。相手ボール時は5バック、ロングボール多用、ミス狙い。哲也、勇蔵の凡ミスから被決定機。ゼロは御の字。マリノスは高い位置で起点作れず、難しいゲーム
積極的にゴールを奪いに行く、チャレンジする姿勢は大事だけれど、自陣での不用意なミスは絶対にダメ! 昨季のナ杯の終わり方を思い出せ。柏はノーリスクで、簡単に放り込んでマリノスのミス狙い。それに乗っかってどーすんだ
マリノスも高い位置で起点作れず、どうしても長いボールも増える。もう少し幅を使えれば。35分の斜めフィードから伊藤翔→ファーのパンゾー決定機ポストは理想的。やはりSBが局面に絡めると、大きなチャンス。あとはやはりセットプレイ。下平匠にもCKヘッドから決定機
前半の藤本淳吾は酷かった。パスミス、軽い守備、チャンスで消極的。たぶん今はプレイに自信を欠いているのが一番の問題。ハーフタイムで解消できるとも思えんが、一発はある選手。大事なゴールに絡む事で、上向いていって欲しい
ハーフタイムに俊輔→三門雄大。どうした? 中町を一枚上げるか
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シンプルなフィード、ミス狙い。ここで中澤にヘッド処理ミス。柏にしてみれば、狙い通り
ついに中町公祐のシュートが枠内に! ゴールまで1.5m、胸シュートなのがマチさんらしいw
ここでイケイケにならない事! これ以上のアウェイゴール献上はダメ絶対
なんでそこで飛び込む、奈良輪。若いなあ、カップ戦の戦い方ができねえなあ
勇蔵が高山薫のカウンタを消しに行って警告2枚目、退場。一枚目が余計だった
もう1-2上等の、カウンタ狙い。でラフィの復帰待ち。この90分で終わりじゃない。日曜日に繋げないと
なんでリードされてるのにカウンタ狙いが成立するかっつーと、柏はこの90分で準々決勝を終わらそうと決めに来てるから。勝負どころ分かってらっしゃる
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1stレグ終了、横浜1-2柏。柏のリアリズムが結実。マリノスは狙いにハマった1失点目と、若さと勢いが裏目の2失点目。もう少しカップ戦の、展開に応じた戦い方を考えよう。日曜は最低2ゴールが必要だが、得失点差は僅か1。昨季より、ずっと現実的ではないか。まだ何も終わっていない
ATの柏CK1本目、奈良輪が自陣に引き返したのは良かった。1人少なく残り時間僅か、カウンタで失点を重ねるリスクを負うべき局面ではない。日曜になれば、勇蔵は不在でもまた11人で戦える。ラフィも戻ってくるかもしれない。その時を1-2と1-3、どちらで迎えるべきか、その判断
2失点目、自陣における奈良輪のチャレンジ(結果、スカされて失点の起点)は全く不用意だった。チーム全体としても少しイケイケでリスク管理に問題があったが、アレは局面の個人戦術・判断レベルの話。猛省して欲しい
個人のパフォーマンスでは、兵藤と小椋が素晴らしかった。兵藤はウラ抜けと身体を張ったキープ、一歩目の反応速度。小椋はバランスを崩さない範疇での縦に強気の守備、球足の速いパス。球際での身体を入れる、相手に体重を預ける、巧みでキレてる好調維持。