横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【今日はさすがにベンチワークにも問題あったかな。「なんとなーく終わらそうと」してしまった選手たちにも責任あるけどね。 by 蒼井真理】 about [2014-天-3回戦] 横浜 2 v 3 北九州

aoi_mari.png蒼井真理


三ツ沢着。今日はメインSAゾーン指定、前売り2600円。三ツ沢も、一度メインの「高さ」を知るとバクスタには戻れない…。この季節は西日を浴びず済むのもラク。平日の天皇杯3回戦、J2北九州が相手。スタンドはまだホーム自由もスカスカ

スタメン発表は18:00くらいかな? キー坊と久々に先発、カンペー兄貴のボランチコンビは楽しみ。負傷明け一発目の富澤は、良かった例がないのは少し不安材料だけど。試合勘なくてボールタッチの凡ミスが多くなるんだよね 

ラフィの登録漏れ&先発起用しようとしていた事、脚に負傷を抱える学のスタメン起用に是非あるようですが。「勝ち上がってナンボ」のカップ戦、格下J2相手にメンバ落とし。試合を難しくしないため肝要なのは「ゲーム支配」や「ボール支配」でなく、「局面打開」「ゴール(早めの先制点)」な訳で

リーグ戦で悪くない戦いを続ける北九州を相手に、個々の能力では当然下回ることはなくとも、試合勘やチームとしての一体感には不安があり。そういう力関係の相手に、最も「明確な差」を突き付けられるのは、細々キープ力でなく、やはりラフィや学の「ラスト1/3の打開力」「決定力」な訳で

あとラフィは「俊輔以外との前線組み合わせ」もスタートから試したかったかな。とまれ、藤本淳吾や藤田には、チマチマした足技キープで上回ろうとせず、ダイナミズム持って相手ゴールに迫って欲しい。貪欲にゴールを狙うアピールが欲しい。それが今日のチームのためにもなる

攻守における縦方向のダイナミズムは、ファビオや奈良輪、喜田、学が与えてくれるだろう。あとは富澤、藤本淳吾、藤田の3人がそれを殺さずバランス取りつつ、アクセントを付けたり最後の仕上げを出来るか。伊藤翔は、どんな相手でもいつも通りやってくれるはず

スタメン発表。マリノスエルゴラ予想通り。ベンチに哲也、パンゾー、小椋、俊輔、天野純、端戸、矢島。…飯倉や優平は無いのか。北九州は、日曜のリーグ戦から中2日も、スタメン変更は右SBの宮本亨のみ。さて後半の運動量に、どれほど影響するか? …あんま湿度は高くない

北九州、FW大島秀夫34歳と渡大生21歳はベンチスタート。そうかキング大島がマリノスを去って早6年か。まだ現役を続けているのは嬉しい。最近、腰は大丈夫なのかな。渡大生広島皆実2年の時、選手権で観てから気になっている。久し振りに2人のプレイ見れるといいな

北九州戦の注目ポイントは

・遅攻の際、どこにポイント作って誰が仕掛けのスイッチ入れるか(あるいは入れられないのか)
伊藤翔、藤田の2トップ。攻守における関係性と距離感
・三ツ沢に響き渡る、喜田拓也のゲーム要所を引き締める声。キャプテンシ

あたりか

あとは

藤本淳吾の仕事振り。良い意味でフラつき効率よく絡むのか、積極的に呼び込み起点となるのか

これまで公式戦で良かったケースでは、ほぼ前者でガッツリ仕事する藤本淳吾は見た事ないのだが

端戸にも、おそらく出場機会は巡ってくるだろう。出場時間はスコア展開次第。ただ端戸としては「ローン移籍先の古巣対決」という感慨はあまりないかと。端戸としては今の北九州よりも、東京Vと対戦したかったはず

キックオフ10分前のホーム自由席。8割がた埋まりました。選手紹介、端戸の名前が呼ばれるとアウェイ北九州ゴール裏からも拍手

北九州のメンバ紹介、大島秀夫の名前がアナウンスされると三ツ沢はスタンド全体に暖かい拍手

キャプテンマークは勇蔵でなく、富澤なのね

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前半終了、横浜2-1北九州。シュート9:5(枠内3:3)決定機5:2。CK3:3。「ボールは握るが縦方向のダイナミズムが出ない」案の定、難しい試合になった。先制された4分後とATに藤本淳吾が左足を鮮やかに振り抜き逆転に成功。が、セットプレイ守備は不安定、まだ安心できない

北九州の先制点は8分、右CKに飛び込んだCB3渡邉将基をマークしたファビオが振り切られ、痛烈に叩き込まれる。ストーン2枚も機能せず、41分もCKのこぼれ球から被決定機。課題は継続中

同点ゴールは12分、バイタルで藤田のポストワークからの左サイド展開。下平匠の低いアーリクロスがDFの森をすり抜け、中央に入り込んだ藤本淳吾が華麗に左足を振り抜いてファーサイドに突き刺す。3つの良プレイが連続、綺麗なゴール

逆転ゴールはハーフウェイ付近からファビオの低く強いクサビの縦パス。伊藤翔が上手くダイレクトで斜め前に落とす。藤本淳吾がフリーで前を向き、再び左足を振り抜く。強烈な弾道はまたもファーサイドに突き刺さり逆転。前半随一(唯一?)の「縦方向のダイナミズム」が結実

「違いを生み出す決戦兵器」としてきたいした学が全くの不発。収まらない受け方悪い、シュートもミートせず。まあ、どっか1回ゴールに絡めばOKなんだけど…。伊藤翔も、逆転アシスト以外の収まりが悪すぎる

ハーフタイムに藤田→端戸。前半は伊藤翔より藤田がずっと良かったと思うのだが…。如何せん、藤田を活用するメソッドや共通理解が悲しいまでにチームに皆無

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後半終了、横浜2-2北九州。メリハリ付けられずなんとなーく45分をやり過ごそうとするも、86分に自陣での相手スローインから緩慢な守備、クロスをファーでフリーになった渡大生に詰められ同点、ATの攻勢も実らず15分×2の延長戦。ホンマ緩いわあ…

なんで学でなく藤本淳吾を先に外したのか分からん。…まあ結果論、結果論

延長戦は、小椋祥平・改とカンペー兄貴のセットを楽しもう。端戸はもうちっと存在感出せよ本当にもう

同点ゴールが内藤洋平に訂正。そうだよね渡大生はクロス入れたよね

さすがに中2日で遠方アウェイの北九州は足が止まった。決戦兵器、学が仕事をする環境は整ったがー

延長前半終了、15分間のスタッツはシュート3:0(枠内2:0)決定機0:0、CK2:0。北九州は足が止まり、渡大生を使ったカウンタのみ。ボール支配は圧倒的だが

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AT直前、ファビオが頭部出血、止血のためピッチを出ている間に失点。ユルいなあ。緩い。渡大生のゴールかあ

試合終了、横浜2(延長)3北九州。今日はさすがにベンチワークにも問題あったかな。もちろん後半45分をあんなユルく「なんとなーく終わらそうと」してしまった(結果的に)選手たちにも責任あるけどね。決勝の日産スタジアムは遠く…

120分のトータルスタッツはシュート26:8(枠内11:3)決定機9:3ってところか。ボール支配もほぼ圧倒。数字的には、3-1あたりが妥当なスコアなんだけど。後半開始以降、もろもろメリハリ欠いたなあ

「決戦兵器」学は、延長に入って(試合決める)惜しいミドルやらカットインの仕掛けが続いて雰囲気出てきたんだけどなあ。不発。下平匠が高い位置でなかなか面白い絡みを見せてチャンスに絡んでたのが、今日の良いとこ探しか