横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【新加入のスタメン3人が違和感なく、昨季までの流れをくむチームにあって「中軸」然とした存在感を発揮した事が何よりもポジティブ by 蒼井真理】 about [2014-J1-1] 横浜 2 v 0 大宮

蒼井真理



左SB下平匠、右SH藤本淳吾、1トップは伊藤翔がスタメン。兵藤は今日もベンチスタートか…。矢島卓郎、そして優平がベンチに! アンドリューが外れちゃったけど優平がメンバ入り!

ゼロックス杯とACLアウェイ開幕戦ではフィジカルコンディションで後手を踏んで、ボールもゲームも支配できなかった。大きくはスタメンを変えず臨むホームでのリーグ開幕戦、どれだけ「球際で戦い、ボールを握れるか」注目したい

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前半終了、横浜1-0大宮。シュート6:2(枠内1:0)決定機2:0。CK2:2、FK4:0。8分以降ATまでほぼマリノスがゲーム支配。全員が球際で互角以上に戦えておりアグレッシブにハードワーク。藤本淳吾が貴重な先制弾! 実に良い選手が取った。充実のや45分間

前2試合に比べ、コンディションや関係性が劇的に良くなった訳ではなく、相手との力関係もあるだろう(広島と全北は強かった)しかし、藤本淳吾伊藤翔下平匠が違和感なくフィットし随所に存在感を発揮しているのは好材料。前半は良い意味で俊輔があまり目立って(依存し過ぎて)いない

大宮は序盤こそトップ下の41家長昭博が右サイドに流れ上手く起点となっていたが、彼やラドンチッチと周囲との連係がまだ構築できてない印象。遅攻の形はマリノスの昨季までのペナ角崩しに近いか。意志疎通が不十分なので、コースと中の選手を抑えれば今のところ脅威ではない

マリノスで前半最も存在感を見せたのは藤本淳吾。得点だけでなく、フリーランや周囲を使う意欲の高いプレイも。運動量豊富。彼がフィットしてくれば、色々と目処が立ってくる

前2試合は良いところが全く見られずコンディションのわ出遅れだけが目立った。今日は今季ここまで準備してきたものが見えている。劇的に変わったのでなく、どちらが見えるか。まず、しっかり勝ちきる事

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試合終了、横浜2-0大宮。ホームでのリーグ開幕は快勝! 新加入の2人、藤本淳吾が先制弾、伊藤翔がダメ押し! しかも両者とも得点に限らない大きな存在感を発揮しゲーム支配に貢献。前2試合での完敗を払拭する勝利

マンオブザマッチ藤本淳吾伊藤翔の両名で甲乙付け難し! 藤本淳吾は運動量多くフリーランでもラストパスでも、チームで最も多くチャンスに絡んだ。使われて良し、使って良し。前2試合での樋口監督の辛抱強い起用が早くも結実。今後に更に期待させる大きな活躍を見せた

伊藤翔はポスト、ターゲット役として身体を張り、前2試合でチームに足りなかった「前線の起点」として一定以上機能。守備でも実に献身的に、前線からコースを切る動きを何度も何度も繰り返した。そして圧巻の左足ミドル! スタンドのザワつきは暫く収まらなかった
少し冷静にゲームを振り返ると、大宮は前2戦の広島や全北に比べ、球際の「ガツガツ」感は低かった。ゲーム支配できたのはマリノスの「コンディションや連係が改善された」からだけでは決してない。決定機やゴールは個の打開がほとんどで、今季取り組む連係からの崩しは出せてない。課題はある

それにしても、藤本淳吾伊藤翔があれだけの運動量と献身性を見せ、充実の内容で勝利に貢献した事は「リーグタイトルのため新たなチャレンジ」再構築をしなければならないチームにとって、大きな大きな価値ある前進。非常にポジティブな両者の活躍、2ゴール、開幕戦の勝利

左SBの下平匠も悪くなかった。新加入のスタメン3人が違和感なく「添え物」や部分的なアクセントではなく、昨季までの流れをくむチームにあって「中軸」然とした存在感を発揮した事が何よりもポジティブ。厳しいシーズンになる事は間違いないが、大きな希望の抱ける開幕戦、快勝だった

開幕戦が諸々フィットしきれてない大宮さんで本当に良かったです。大宮と清水の皆さんには、なんとお礼を言っていいやら。オレンジ・リスペクト。…それであのアウェイユニか!

あと今日の開幕戦は、雨だったけどゴール1階は前段に人がたくさん出てたし、試合前から特に中心部からの音圧を感じました。バクスタ2階は、まだまだな感じですけど。時間かけて変えてけるよう、また色々とアプローチ考えてみます。皆さんお疲れさまでした。風邪ひかないようにね