横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【「内側」にいる人たちは「フェア」な評価をしてあげてほしい by いた】 about 2013リーグ後の樋口監督批判について

カナロコの記事から樋口監督への批判がぽろぽろ出てるのね。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」な世の中だし、致し方なしと思うけれど、この報道に乗じて樋口監督の評価が大きく変化し、批判してたりするのを見てるとむむむー、と思ったり思わなかったり。

評価に置ける絶対的な柱が「結果」であることは間違いないけれど、記事の内容やコメントは材料に過ぎないし、記者の主観的な内容であることもまた事実。ここまでの過程として何を成し、何を積み上げ、何をもたらしたのか。それを判断した上で評価額してあげてほしいな、と思ったり。

今回の標的となっている「スタメン固定」に関しては、最後の失速の要因の一つとして、競争力の欠如、一体感構築の阻害という部分にスポットがあたっている。ただ、結果として捉えるなら、スタメンを固定して意思共有し、連動性を高めた結果、この結果を出せた、ともいえる。
現状のチーム構成は、技術・経験・実績ある選手がスタメンを顔をそろえている半面、オフに実績ある中堅の多くがチームを離れたこともあって経験の浅い若い選手達の割合が増えた。又、既に基盤の出来た状態で結果を問われるシーズンとなれば、スタメン固定に「ならざるを得なかった」状態にあったのかな

その結果として開幕の連勝や夏場の踏ん張り、終盤までの優勝争い。弊害として若手選手のブレイクや競争力向上によるチームの活性化という機会が失われた。実際、ターンオーバーできるタイミングでやらなかったこととか、ベンチワークとしても遅め、慎重な采配が目立った。

何にせよ、メリットとデメリットがあるし、樋口監督はその選択をした。その上で結果と過程があり、今がある。このコメントに頼らずとも、評価できる材料は沢山ある。

ぶっちゃけメディアや他サポといった「外側」には何を言われても構わないのだけど(落ちた犬を叩く精神というのは少なからずあるし)、「内側」にいる人たちは様々な要素を踏まえた上で「フェア」な評価をしてあげてほしい。

それは過程を共に歩み、様々な感情を共有したからこそ、ね。自分で目で見たものを信じてほしいし、それが評価の柱になってほしいな。それが自分のぶれない指針になると思うから。