横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【過去の俊輔を知るからこそ感動的なのだが、なぁ。 by 蒼井真理】 about 俊輔とリーグタイトルを獲りたい

■対戦相手がこぞって感服。今季の中村俊輔は「ここが違う」@web Sportiva p.tl/mquv

よくもまあこんなに沢山のJリーグ選手たちから「今季の俊輔について」コメントを集めたものだ。対戦相手からの賞賛は嬉しいものです

「本人(俊輔)は『変わった』なんて、言ってほしくないんじゃないかな。周りがどうこう評価するのもおかしな話で、もともと能力のある選手なわけだし、毎年同じつもりでプレイしていると思うよ」と語る小笠原満男に、多くのマリサポやメシアニスタは共感する。「もともと凄いんだよ!」と

しかし君は月曜発売の週刊現代中村俊輔インタビュを見ただろうか? 扉のアオリは

「生まれ変わった俺をみてくれ」

満男のマジ俊さんリスペクトなコメントが台無しである
最近の俊輔は何かを悟ったかのように、変化する自分と過去の自分に足りなかったものを認める発言を繰り返す。週刊現代のインタビュでも、専門誌でなく一般紙だからかストレートに自身の過去と変化と向き合うぶっちゃけコメントが多くて、読んでて変な気持ちになる

「昔は自分が良いプレーをして勝てばいいという気持ちが強かった。自分が仕事をすることが最優先で、チームメイトはライバルだという考えもあったんだと思います」中村俊輔

「でも今は周りの選手にも気を配れるようになりました」とか「今では試合のアップ前まで冗談を言いあっています」とか。すごく変な気持ちになる

「若いころは仲間と食事に行くよりも、自分のプレー映像を見たいと考えていた。(中略)だけどイタリアでチームメイトとの食事に付き合うようになり、ピッチ外でコミュニケーションをとることが良いプレーにつながることも知りました」中村俊輔

――そういった心境や周囲との接し方の変化、リーダシップの獲得は今季序盤からプレイする姿、様々なピッチ外の言動から伝わっていた。だからそこ今季、俊輔とリーグタイトルを獲りたいと思った。でも本人の口からストレートに言われてしまうと困惑する

俊輔が、周囲に気をつかう選手になって常にチームの事を第一に考えてプレーし発言する姿は過去の俊輔を知るからこそ感動的なのだが、本人から「こんな風に変わりました!」って言われるとなあ。小笠原じゃないけど、変わった自覚があっても「俺は変わってないよ」って言ってほしい気持ちもある

周囲の補完がなければ輝けないのに『自分が良いプレーをして勝てばいい』という強い顕示欲がプレーの端々に見られたから、私は結構最近まで俊輔があまり好きでなかった。より正確に言えば「そんな俊輔を中心に据えたチーム」が好みではなかった(俊輔はピッチに立つと中心になるしかない)

アンサイクロペディア中村俊輔」のページp.tl/5n79に書かれたような、幼児的とも言える(失礼)強がりだったり自己弁護だったりの遍歴・語録は(偏った俊輔評ではあるが)間違いなく俊輔を中村俊輔足らしめてきた性格的特徴の顕れであったと私は思う

『じゃあなんだ、トップスピードでボール扱う技術も付け加えてみるか? あ? もはや俊さんの原型留めてないだろうが糞野郎!!』 のコピペが意外とキライじゃない。p.tl/mTpM

マリノスでプロデビューして14年。日本代表の10番を長く務め、イタリアとスコットランドでプレイし、スペインでry マリノスに戻り4シーズン目。全てのマリサポそれぞれに異なる「俊輔像」があるはずで、長く彼を見続ける人はそれぞれ「俊輔像」が変化し続けてきたはずだ

「海外でプレーし、海外で終わるのも格好いい。でも、戻れる、自分の好きなクラブがあるのは幸せなこと。だからマリノスでもう一度輝いて選手生活を終えられたら最高です」中村俊輔

「俺は運がいい。主将としてプレーする楽しさや仲間やチームの存在のありがたさを、サッカーをやめる前に気づけて良かった」中村俊輔

こんなことを一般紙で語ってしまう俊輔に対し『もはや俊さんの原型留めてないだろうが!』と、正直ちょっと引いてしまう部分もある。でもやっぱり言葉にしてマリノス愛を、今のチームでプレイする喜びを語ってくれるのは嬉しいし、改めて俊輔とリーグタイトルを獲りたいと強く思う