2008年から1000GOALのDVD見てた。08年日産での神戸戦から始まった救世主となるストーリーは凄くセンセーショナル。敗色濃厚のチームを一本のFKで救い、磐田戦でオーシのゴールを、国立で佑二のゴールをアシスト、そして日産での大分戦で描いた美しい放物線。彼の足で勝ち点を稼いだ
苦しいチーム状態の中で溜めを作り、高い位置でアクセントを付け、ゴールに絡む。その最たる例が日立台での柏戦。テクニカルなボールコントロールからの素早い振りのフィニッシュで先制点を導き出し、兵藤との絡みでエンドラインまで抜け出しチップキックでファーまで飛ばしたクロス…眩いばかり輝いた
その後もなんだかんだでゴールシーンには登場する。セットプレーであったり、アシストだったり。想像妊娠ゴールも凄かった…ただ、2010年以降
彼の登場シーンがどんどん減っていく。そして俊輔の登場シーンが激増していく。尊敬して止まない俊輔の加入によって自らの出場機会が減っていった。
彼自身、プレーヤーとして凄く揺れていた時期であったのは確か。ポジションは定まらず、パフォーマンスは安定感を欠き、著しく集中力を欠いたミスを繰り返す。若手の台頭もあり、彼自身がチームの中での存在感を失いつつある中でも自分の光れる場所や役割を見いだせなかった。
で
も全ては自分次第。彼自身沢山のチャンスがあった。今シーズンだって、ナビスコで先発のチャンスはあったし、それ以前にも「ラストチャンス」のようなシ
チュエーションは沢山あった。でもバランスを気にしすぎてか、自らのプレーを出すことは出来ず…そのチャンスを掴むことが出来なかった。
彼自身がいかにプレーヤーとして成長したいか、その明確なビジョンが曖昧なまま、時間だけが経過してしまったことは否めない。アイデアも豊富で、遊び心もあって、キックもうまい。その資質をどのポジションで、どの位置で輝かせるのか、そこがハッキリしなかった。
ただ、まだ26歳。新たな環境で新たな気持ちで、サッカーと向き合うことできっと見いだせることを願ってる。それが横浜で、ということじゃなくなるだけ。道は違えど健太もウチのコ。天皇杯!カモン!ですよ。