横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【インターセプトやボールリカバリ、クリア回数でマツケンの昨季平均を大きく上回る数値が「広瀬陸斗のポジショニングおもしれえ!」を補完証明してくれる by 蒼井真理】 about 「今年のマリノスは強いのか? 攻守に光る新両SBの貢献、「ゴール期待値」も急上昇(取材・文:舩木渉)」

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

「状況を判断することを本当に大事にしているので、『こういう時はこう』という絶対的な形があるわけではない。『ここにスペースがあるから誰かが行こうよ』という形なので、決まり事というよりは各々の状況判断」喜田拓也

『決まり事というより各々の状況判断』

レーニングで反復した「型」の再現ではない。それは再現性は高くとも、その再現性故に直ぐに相手に対応されてしまう。学習すべきはベースとなる思考法であり、それに基づく個々の判断であり、その共有である。チームは凄く正しい進化の途上にある

松原健は昨季、リーグ戦90分平均で3.84回のインターセプト、9.03回のボールリカバリ、1.72回のクリアがあった。一方、今季開幕戦に同じ右サイドバックで先発した広瀬陸斗は90分平均で6.43回のインターセプト、12.86回のボールリカバリー、3.67回のクリアを記録している』

――船木さんスゲー良いデータを記事に落としてくれたな! 走行距離とかスプリント回数とか何の解釈の役にも立たんです。吹田戦の右SB広瀬陸斗が、インターセプトやボールリカバリ、クリア回数でマツケンの昨季平均を大きく上回る数値が「広瀬陸斗のポジショニングおもしれえ!」を補完証明してくれる

いやまあ開幕1試合のデータと昨季の平均値の比較だし、その数値の採取基準も分からんし、参考値でしかありませんが。でも試合におけるデータって今のところ「凄く主観的で雑な印象」を「ああやっぱり」と補完したり「意外とそうでもなかったか」と修正したりするもので、まだ絶対的なものではない

【2019リーグ開幕アウェイ吹田戦の私的マンオブザマッチは、今季の編成に携わった全フロントスタッフに。いや1試合で評価すべき部門でないんですが、ちょっと有り得ないスよ、このボスの趣味志向へのフィット具合。違約金ほとんど使わず、開幕戦に5人の新加入選手起用してこの出来ですよ奥さん!・・・ by 蒼井真理】 about [2019-J1-01] 横浜 3 v 2 G大阪

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

試合前〜試合中の実況&コメント

アンジェ横浜の2シーズン目、2019リーグ開幕アウェイ吹田戦。のぞみ319号で新大阪まで

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2019開幕アウェイ吹田戦のスタメン

FW マルコス、エジガル、仲川
MF 天野純、三好
MF 喜田
DF 高野、畠中、チアゴ、広瀬
GK 飯倉

SUB:朴、ドゥレ、松原、扇原、大津、渓太、李忠成

新加入5名がスタメンに名を連ね、ドゥレを押しのけ畠中が先発。喜田拓也がアンカー&ゲームキャプテン

負傷離脱はティーラトンと椿直起の2名

開幕に向け左SBの選択肢は「香車系WB」高野遼の一択となったが、完全なる再構築が求められる左サイドの型をとりあえず作る&カットイン好きなマルコスと高野遼の相性は悪くないかも

あとは天野純の手綱さばきと、畠中槙之輔が後ろから如何にビルドしていくか

ボスの志向と理想から言えば、チアゴの相方がドゥレでなく畠中槙之輔なのは解る。スピードと自陣深くからのビルド貢献。ポジションを崩しながら出し手にも受け手にもなれる。ドゥレはタイプ的に大雑把に言うと「35歳頃の中澤佑二」を、更に“攻守縦方向の攻撃性” を高めたキャラなんだよね

対人守備対応を中心とした勝利への実効性はさて置いて、ボスの理想とスタイル的にはドゥレよりも畠中槙之輔。でも今季は「結果にも拘っていく」シーズン。故に槙之輔にとっては、この開幕戦は内容以上にチームの結果が大事になってくる

――天野純の背番号10。開幕戦でキャプテンマークを巻く喜田拓也

ユース時代から知る2人が、マリノスが1つの時代の終わりを迎えた2016シーズン末に「マリノスの未来そのもの」と期待を託した2人が、ここまで来た事は実に感慨深い。だが始まりでしかない。大事なのは、ここから何を築き残していくかだ

天野純喜田拓也の2人は、2年前の私の期待に応えてくれた。しかし昨季ピッチで見せたパフォーマンスは期待以上ではないし、背番号10やキャプテンマークはそれ自体が何かの達成にはならない。全てはその先に。ここから先は容易ではない。 マリノスを強くする、マリノスを勝たせる選手に――期待している

茨木駅からバスでパナスタへ

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ええええ…ゲームキャプテン喜田パイセンじゃなく天野純なん? 天野純も「喜田がやればいい」ってたのになあ

開幕戦のピッチに先頭で入ってきてコイントスするのが画面的に大事なのかなマリノスの10番アディダス的に――まあキャプテンマークや10番は、それそのものに価値はないから本人たちの気持ちにソレがあるならいいや。アイコン以上の価値はないと俺は思ってる

開幕戦の緩いチェックポイント

・そんな規律や実効性あると思えぬ
・吹田の2トップの制限を
・如何に無効化しビルドするか
・ポゼッション時の配置バランス
・ボールロストへの備えと
・ネガトラの反応速度、実直さ
・特にエジガルとマルコスの2人

なんだよ青山直晃がベンチにもいねえじゃねえか! 青ちゃんお帰り!

渡邉千真とコンディション的に出遅れ気味の今野泰幸はベンチから

キックオフ1時間前にパナスタ到着。良い箱なんだけど来場頻度が高すぎてもう感動はない

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やっぱええなあ専用スタジアム

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パナスタはバクスタアッパーの上段、中央ややアウェイ寄りカテ5前売り3000円。ピッチを見下ろせて俯瞰厨には最高の環境。ええなあ専用スタジアム!

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GKアゴヒゲ飯倉大樹朴一圭がシゲさんとアップ開始。アウェイ側マリノスのゴール裏はそれなりのエリア幅と、なかなかの密度

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フィールドプレイヤがグレッグとアップ開始。高まってきたなあ

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アップ時から選手たちを鼓舞するゴール裏のビッグフラッグ

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2019シーズンのマリノス初ゴールゲッタは誰になるかしら♡ 俺はなんとなくだけど三好康児じゃないかと思ってます

吹田の4ー4ー2ブロック守備の方向性はかなり想定しやすいし、逆に今季のマリノスのビルド&ポゼッションはまだ見せてないから、吹田の対応は「ピッチで展開見ながら」普通に考えて、先手後手がつくれる(ボール支配そのものは比較的容易)ハズ。その中で如何に実効性もちチャンスメイクできるか

ポゼッションからチャンス構築における左右と中央の使い分けとか、刷新された左サイドで高野遼とマルコスを天野純が如何にコントロールするかとか、右は仲川輝人をSB広瀬陸斗がどんだけ上手く使えるのかとか、IH三好康児がどんだけビルド関与すんのかシャドウ寄りでやんのかとか

あとは今季のCFは、エジガル・ジュニオはどんだけフィニッシュ以外に関与貢献してくんのかとか。攻めの幅と厚みですよね注目して見たいのは。始動から注力してきた部分だと思うので。手持ちのカードの数と実効性を高め、より多く選択肢を持ち、どんだけ相手に後手の対応を強いれるか

上を目指す「ただ愉しいだけでなく、勝ちきりタイトル争いに絡む」という部分では、やはりポゼッション時の位置関係。どんだけロスト時に備えネガトラで素早く的確な対応をし「奪い返しに行けるか」そこが改善されなければ、昨季のような「安い失点」は減らない。ドゥレを外し畠中起用もリスクになる

開幕戦はその辺りに注目しつつ、少しずつ新加入選手の特徴を掴んでいければと思います。いきなり5人も起用されたら、なかなかフォーカスするのは難しい。どこまでが個人の、組織の可否かも評価は難しい。シーズン序盤は、じっくり観ていこうと

DAZN中継スタートに合わせてゴール裏から解説の水沼貴史チャント。あざとい! いやらしいw

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吹田のチアは今季も太ましくムチムチで実にけしからん

おお遠藤彰弘! アキさん! あっという間の花束贈呈w

アンジェ横浜2シーズン目。明確なスタイル方向性と各ポジ2人ずつ遜色ない編成。開幕スタメンはフィールドプレイヤ半数が新加入選手。予測は不可能、ただ期待するのみ

2019リーグ開幕アウェイ吹田戦、間もなくキックオフ!

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吹田はエンド変更好きだなあ

前半47秒で自陣右サイド、チアゴのGK飯倉へのバックパスミスから失点! うーん安い!

前半3分、2019マリノス初ゴールは仲川輝人! 開幕戦からこんな感じ! 1ー1同点

落ち着こう(俺)

今季開幕戦のCK守備はフルゾーンから

吹田の狩り場はピッチ中央。去なし剥がせるか、ロストして被決定機に直結するか

コレ2シーズン目にしてボスの趣味が全開だなw 実にアタッキングだ

前半13分までは実に超イケイケでガバガバ。趣味の世界。タイトル争いにはシーズン90得点くらい必要なスタイル

目指せリーグ最多得点更新!

ボールロストがほぼ即被決定機! ガバガバ過ぎませんかねえ…

ガバガバ過ぎる

畠中槙之輔! 畠中槙之輔! エジガルそれは決めてたもれ!

マルコスの右CKからエジガルのヘッド、こぼれ球に畠中槙之輔! ミートしきれずGK東口順昭。惜しい~

エンタメ性 高すぎ高杉くん

真正面過ぎるFKを天野純がゲット

マルコスがフンワリ蹴ったw

高野遼はええクロス上げよるなあ

喜田パイセンがルーズボールに突っ込みFKゲット。これは天野純の位置と角度

前半34分、なんか凄い逆転ゴールきたわああああああ! 右サイドで天野純が違いを見せる抉りからマイナスクロス、こぼれ球を三好康児! 三好康児がエリア外から豪快に突き刺す! 2ー1逆転!

三好康児のシュートすごかったけど天野純のあの抉りかたもエグかったですよ奥さん

毎試合3点取れば90得点も到達するしリーグ優勝争いも可能。失点は2つまでな!

前半38分、エジガル・ジュニオがマリノス加入初戦で初ゴール! 前半3点! 開始早々の失点とかもう過去の話!

しかし実にアタッキングだ…

数の暴力ですよ、あのゴール前の厚みとかセカンド回収狙いとか。今季のコレは本当にイケイケでガバガバです

エジガルのフィジカルが予想以上に仕上がってきてるのが嬉しい誤算


昨季シーズン前半に「ボスの掲げるアタッキング・フットボールは決して失点上等のユルガバスタイルじゃないですよ」と言い続けましたが、2シーズン目この開幕戦を見る限り、また選手スタメン起用の方向性的にも完全にイケイケでガッバガバです。ありがとうございました

いやまあ勿論「失点上等」ではないんでスが、スタイル方向性の価値観、選手たちに与え求めるプライオリティ的に、断然「攻めに厚み出す相手陣内で奪い返す>>>ロスト時の失点リスク管理」なんスよね。守備のための守備でない、ボール奪い返しショートカウンタにつなげるための鋭いネガトラ

昨季より「相手を動かして、綺麗にチンチンに崩して、美しくフィニッシュする」志向は減じ「数の暴力」相手陣内でブロック内側に縦方向のパス付けてターン狙って、引っ掛かりこぼれ球になるのも想定してそこに人数厚み掛けて、拾いすぐ2次3次攻撃に――ストーミング要素(意図的にガチャつかせる)が↑

その部分でエジガル・ジュニオと、三好康児が凄くハマってる前半45分だったかなーと。仲川輝人なんかも生きる方向性。アンカーが扇原でなく喜田パイセンなのも、そう考えると納得

さて後半。もちっと落ち着いてポゼッションしてくるのか、前半の方向性を貫くのか。さてさて

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さすがに2点リードで後半迎えて、守備ブロック内側に縦パス付ける頻度は減らし、サイドからサイドから

エジガル・ジュニオが想像以上にネガトラ、守備できる…

天野純の右足シュート。もう1つ前で撃って良かったかな

エジガルのネガトラ守備素晴らしい

後半12分のエジガル決定機の起点は、中央に絞った右SB広瀬陸斗から。広瀬陸斗もすんごく流動性と主体性もって機能してる。マツケンからポジション奪ったのも納得のパフォーマンスを見せている

前半終了、横浜3ー1吹田。シュート12:3(枠内6:2、エリア内6:3)決定機7:3。CK&FK5:2。シーズン開幕47秒で失点した瞬間はどうなるかと思ったが、即座に同点とし新加入2人のゴールもあり3ゴール略奪! 2シーズン目のアンジェ横浜は超イケイケでガバガバである

広瀬陸斗のポジショニングが凄く面白い

なんだかんだ前半17分以降は、吹田に決定機を与えてないしシュートも数える程も打たせてない

三好康児のエロ過ぎるヒール落とし! マルコス得意の角度もミートできず

遠藤渓太がスタンバイ。たぶんマルコス・ジュニオール

マルコスそれ決めて交代したかったー。テルは今季もキレッキレ

こんだけ賢くマジメに守備できるCFがいると本当に捗る。むしろいないとアタッキングもハイラインも成立しない

昨季はどうやってたんだと思う程に

後半31分、マルコス⇒遠藤渓太

広瀬陸斗のポジショニング、見てるとこが本当におもしれえ

ヤベえなマツケン以上のニュータイプ来ちゃったよ…

よく獲得できたなあ広瀬陸斗

後半37分、エジガル⇒李忠成

渓太おしーい

「敵陣でハメ奪いショートカウンタ」ついに実装されました。いや実装されつつあります

李忠成のプレスバック!

あと高野遼がこれまた思った以上に穴を作らずやれてる

お前ら忘れてるかもしれんが、この開幕戦のスタメンはフィールドプレイヤ半分の5人が新加入選手だからな?

大津アニキがスタンバイ

後半43分、なんでもないクロスからまたまた安い失点。飯倉の声はチアゴに届かずチープなクリアを拾われ流し込まれる。3ー2

2失点までは全然OKだから!

後半44分、仲川輝人大津祐樹

三好康児が右WGへ

ああ渓太よくやりきってCKとったね

チュンくんのコーナでのボールキープ!

大津祐樹から李忠成ウラ抜けかけシュート惜しい!

吹田に最後のCK!

高野遼そこは簡単に!


凌いだー! 超イケイケ! 超エンタメ! 最後までドッキドキ!

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開幕戦トリパラ! 満開!

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試合終了、横浜3ー2吹田。トータル決定機10:4。開始47秒でうっかり先制され、昨季からの安い失点癖は改善されずも前半の内に3点叩き込み、後半も最後の1失点以外は概ねゲームコントロール。安い2失点の課題を得つつ、三好康児とエジガルに初ゴールも生まれ上々の開幕戦勝利!

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試合全体について

かなり出来過ぎの開幕戦だと思います。でも特に新加入選手たちのパフォーマンスが素晴らしかったんです。こんなの期待しちゃうじゃないですか期待膨らむばかりじゃないですか2019シーズン!

2019リーグ開幕アウェイ吹田戦の私的マンオブザマッチは、今季の編成に携わった全フロントスタッフに。いや1試合で評価すべき部門でないんですが、ちょっと有り得ないスよ、このボスの趣味志向へのフィット具合。違約金ほとんど使わず、開幕戦に5人の新加入選手起用してこの出来ですよ奥さん!

エジガルの守備貢献、三好康児のどこにでも顔出し滅茶苦茶前向く攻撃性、広瀬陸斗の「見えてる」感が溢れるポジショニングは異才。マルコスは今日はちょっと運もなかったけど、守備もそこそこ。高野遼は正直不安に思ってたけど、全然やれてた。なんだコレ普通じゃないよ

個人的に開幕戦で一番インパクトあった選手は右SB広瀬陸斗。すんげー「見えてる」ポジショニングのセンス抜群。旧態依然なSB像でなく、攻守にボスの趣味志向にマッチした流動性あるポジショニング。外に張り出して良し、内に絞って良し。対人守備やアラートも及第点以上。とんでもない掘り出し物

吹田で見下ろし俯瞰できたから、広瀬陸斗のポジショニング、単なる「位置取り」だけでなく異質な「移動ルート」がよく観察できた。おもしれえ。超見えてる賢いニュータイプ。全く普通のSBでない。右WGとかIHでも起用に耐えるんじゃないかな…。起用選択肢の幅も広がる可能性を感じた

例えば仲川輝人が負傷や累積であっても、右WGは広瀬陸斗、あるいは三好康児という選択肢があり松原健との併用も可能であろうと。だからマツケンも頑張れ。「各ポジ2人ずつ遜色ない編成」以上の幅と厚みを感じさせる開幕戦。そうなると連戦やカップ戦にも、より期待値高まる。ローテーション起用できる

今のマリノスは試合だけでなく日々のトレーニングから細かく選手個々のフィジカル&メディカルデータを採取し「ちょっと疲労溜まってるパフォーマンス落ち始めてる」段階から負荷をコントロールしてる(だから昨季、そして今季開幕までも離脱が少なくなってる)⇒

⇒その負荷コントロール+各ポジ2人の遜色ない編成+複数ポジションこなすタレントで、ローテーションしつつチーム力を一定以上に保てる&絶対的レギュラ保証はなく、ハイレベルなチーム内競争が、個々とチームの底上げに繋がる…

ついにマリノス始まったな!

今季の編成はマジで凄いんじゃないかしら。開幕前から「かつてなく理に適ってる」「明確にチームと監督の求める方向性ありきの偏りない編成」感はあったが、実際は蓋を開けてみないと分かんない部分あるもので、まだ開幕1試合だけだけど、凄く出来過ぎな手応えある

これでマルコスが早めにゴール決めだしてフィットして、ティーラトンもハマってきたら俺は小倉勉SDに土下座する準備万全だぜ

今季は「2019ベスト布陣」とか「絶対的レギュラ」みたいなのは固まらないまま切磋琢磨しつつチームの幅と厚みと競争力を高めあいながら、最後まで走っていける(誰も腐らない)のが理想的ではないかしら。そういう意味で、3人のキャプテンが示す姿勢が大事になってくるんじゃないかなと

だから俊さんや齋藤さんが示したキャプテン像とは、今季の天野純や喜田や扇原が示す「チームのためマリノスのため」の献身や、周りに見せる表現振る舞いは全く別種のものになるのではと。キャプテン3人制も、その3人のセレクトも、凄く悪くないものじゃないかなと

茨木駅行きシャトルバスの長い長い列に並びながら、そんな事を考えて実にポジティブ。伸びシロだらけだな2019アンジェ横浜!

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吹田スタジアムを出てから歩き列に並び寒さに耐えて1時間。ようやく茨木駅行きシャトルバスに乗車。パナスタは帰りのアクセスがなあ…

新大阪で開幕戦勝利のモジャカレー。カツカレー10倍は850円

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選手コメント読みながら、のぞみ54号で新横浜まで帰ります。うーん今季はあんま好きでないアウェイスタジアム行くの止めようかなと思ってたけど、これは水曜カップ戦もきっと楽しいぞ…

「チーム始動からやってきたことが、いくつか出せたかなと思う」広瀬陸斗

全部は出していない…ッ!
ボスとマリノスのスタイル方向性への戦術理解と適応度がハンパない。徳島とリカルド・ロドリゲス監督には感謝しかないです

「前線からのプレスへの貢献はボスからも強く要求されている。前からボールを奪い返して早く攻めることを意識した。今日はそれができて凄くポジティブな試合だった」エジガル・ジュニオ

エジガルの真面目で賢い前線からの守備、特にネガトラ切り替えスピード、無闇にボールホルダに突貫するのではなく「最優先に遮断すべきパスを切って限定しながら寄せて圧力を掛ける」クレバーさには正直、驚いたよ

カイケはFWが守備をする文化を持たない選手だったし、ウーゴは「気分次第」「やってるフリ、アピール」色の強い前線守備しかできなかった。エジガル・ジュニオは「ボスの要求とチーム・ファーストな姿勢」「新しいクラブとリーグの文化を尊重し適応しようとする姿勢」が見えて、とても好感触♡

開幕アウェイ吹田戦、マリノスのDFラインは勇猛果敢に押し上げ 大量11のオフサイドを取りましたが、アレは前線からの圧力限定がないと成立しませんからね。圧力掛かるから相手は縦に蹴る、圧力掛かってるから制限できてるからラインも駆け引き&押し上げできる。エジガル凄くこの部分で貢献しました

開幕1週前のYo-Yoテストで勇蔵先輩と並び最速リタイアした時は「ああやっぱり仕上がり遅め」「シーズン序盤は李忠成スタメンで、エジガルは少しずつ出場時間伸ばしながらコンディション上げて頂くか…」と思いましたが、開幕スタメンで超守備ネガトラ頑張ってくれた。有り難い、実に有り難い

エジガルはファーストトップとして縦パス呼び込む動きやコンタクトの強さ、半身受けからのターンもそれなりの実効性を示してくれたし、ここからフィットしていけば更に良化の期待も。期待しちゃうじゃないですか。最も重要なストライカ資質は、シーズン終わって何点取れたかですけど

三好康児は最も期待した部分「受けたら全部前を向く」やってくれたし、今日のゲームプラン限定的かもだけどアンカーより低いとこまで落ちてCBからパス引き出すビルド貢献も。かなーり負荷の高い仕事こなしつつフル出場。決勝ゴール。攻めの組み立てからフィニッシュまで、彼1人で凄く幅が広がるよね

三好康児を(ローンとはいえ)獲得できた事は、今や押しも押されぬ中心選手となった天野純にも良い刺激となるだろう。もちろん大津祐樹や、山田康太にも。ボールを受けたら「相手ゴールに向いて仕掛ける」それがプレイの最優先

2点リードし迎えた後半は、さすがに前半見せた「敵陣中央、相手ブロック内側に縦パス入れて反転狙う」被カウンタのリスク高い選択は減らしてサイドに開く形がメインになったが、その展開でも「少し引いて圧力弱い位置で受けて前を向いて、ドリブルで運ぶ」三好康児仲川輝人の2人の存在は貴重だった

2枚「中盤で受けてターンしてドリブルで前に運べる」選手いるのは大きいよ実に大きい。リスク抑えるため「中央クサビ縦パス控えサイドに開く、サイド起点」だけになると単調になる。三好とテルの存在は貴重。テルも少しずつ仕事の幅を広げてる

渓太も「スペースで受ける」だけでなく「ターンして運ぶ」この種のアビリティ伸ばしてかないと、なかなか出場時間は伸びてこないかもね

ただいま新横浜。アウェイ開幕戦で期待の持てる勝ち方ができて本当に良かった良かった。今夜はいい夢みられそう。明日は保土ヶ谷だよ

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開幕戦、三好康児の逆転ゴールの起動。左アウトに掛かりGKから逃げていくスピードある弾道に代表GKの東口順昭も為すすべ無し! この「アウトにかかってグイーンとGKから逃げていく」軌道からの逆転ゴール、今週のジャイキリやな!

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昨季、札幌で出場時間を伸ばしてブレイクしたとは言えリーグ戦 3ゴールだった三好康児が、決意のマリノス移籍で「ファンサポータに結果で示す」と臨んだ開幕戦で、鮮やか初ゴールが価値ある逆転決勝ゴール。持ってる。マリノス三好康児は更に自らの価値を高めていく(といいな)

ただ試合中にも指摘したが、この逆転決勝ゴールは三好康児のシュートも、そこに至る右サイドのコンビネーションも素晴らしかったけれど「左IHの天野純が意欲的に右斜め前に流れ受けて」「エンド際でキレある剥がしを見せ違いを作った」のも評価して欲しい…。『今日は30点』でも、これ位やりまふ

【人は変われる、運命は自分の意思で変えられる。河合竜二はプレイと生き様で、それを証明して私たちに示してくれた。マリノスで時間を分かち合えた事を、とても幸せに思う・・・ by 蒼井真理】 about 河合竜二の引退

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

河合竜二が40歳で現役引退。2010シーズン末に32歳でマリノスを契約非更新、そこから札幌で8シーズン。キャプテンも務め2度のJ1昇格、J2降格を経験しつつ皆に信頼され愛される選手に。近年は怪我が多かったが、よくぞ40歳まで抗った。本当にお疲れさまでした

マリノスでは早野監督時代の2007シーズンにアンカーとして目覚ましい成長適合を見せて中心選手となるも、翌シーズンからは怪我が続き出場機会を減らす中で2010シーズン末に世代交代施策により解雇。河合竜二は、マリノスには希有な「若手を叱れる」キャプテンシある兄貴分だっただけに残念だった

俊輔も中澤さんも苦手だったんだよね「ピッチで周囲の弛緩を叱る、ピリっとさせる」「でもピッチ離れると後腐れなく変な空気や関係にもならない兄貴肌」彼らは背中で語る人だった。河合竜二のキャプテンシはマリノスには希有で貴重なものだった。2018シーズン以降の怪我がなければ――と今でも思う

河合竜二が繰り返す脚の怪我に苦しむことなくマリノスで中心選手としてキャプテンを務めていたら――彼が去って後も何度となく考えた別の未来だが、馬場ちゃんは札幌で、その希有なキャプテンシを発揮し若手を叱り飛ばしチームを牽引し、皆に愛され信頼される選手になった。それはそれで、嬉しいことだ

練習遅刻などプロとしての姿勢に問題あり24歳で浦和をクビになりトライアウトで岡田武史に拾われたCBが、2年後のCS第1戦で古巣から決勝ゴールを奪い、アンカーとして覚醒し、再びクビになり、そして40歳まで現役を続けて札幌のレジェンドになるとは…。やっぱサッカーおもしれえ。河合竜二は最高だ

過ぎた過去や遠い未来のことよりも「今、目の前のことを全力で」

浦和時代の苦い経験や反省後悔、マリノスでの再起や繰り返す怪我など様々な経験した河合竜二だからたどり着いた言葉なのだろう。過去は変えられないし、未来を変えていくは「今」の自分だ

人は変われる、運命は自分の意思で変えられる。遅いも早いもない、大事なのは「今、目の前のことを全力で」それを疎かにする者に過去は教えを与えないし、未来の扉も開かない。河合竜二はプレイと生き様で、それを証明して私たちに示してくれた。マリノスで時間を分かち合えた事を、とても幸せに思う

【ありがとう下平匠。マリノスに来てくれて、マリノスを愛して心配してくれてありがとう。俺は下平匠が、そのシンプルで的確な判断も職人的な扱い難さもスピード全般の不足も面倒見の良さも全部まとめて大好きだったよ。昨季天皇杯ラスト2試合、伊藤翔さんへのアシストも一生忘れない。ありがとう by 蒼井真理】 about 下平匠選手の期限付き移籍

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

横浜F・マリノス【公式】@prompt_fmarinos

下平匠選手 ジェフユナイテッド千葉期限付き移籍のお知らせ

https://t.co/PUuHddWBcy #fmarinos

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「チームが難しい状況の中、このタイミングでチームを離れることは本当に悩みましたが、移籍することを決断しました。これからも下平匠を応援よろしくお願い致します。ありがとうございました」下平匠

さもあらん。是非もなし。自分がチームに監督に必要とされている、数に入っていると感じられなくなっては選手はモチベーションやロイヤリティを保つのは難しい。何故イッペイだったのか、とは問うまい。ボスには下平匠は数に入ってなかった。そう考えざるを得ない

16時間前@Yokohama_EX
Yokohama_EX@Yokohama_EX

【ヨコハマエクスプレス】誰もが目を疑う、まさかの人選に下平は「この決断には失望した」と悔しさを噛み殺すしかなかった [下平匠期限付き移籍について]
http://zpr.io/6mNKF #fmarinos #横浜F・マリノス

16時間前@jef_united
ジェフユナイテッド市原・千葉(公式)@jef_united

この度、横浜F・マリノスより下平匠選手が期限付き移籍にて加入することとなりました!
詳細はこちら
https://t.co/keB6DfBFWE
#jefunited #ジェフ千葉 @prompt_fmarinos

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横浜F・マリノスから移籍してきた下平匠です。ジェフのJ1昇格のために一生懸命がんばりますので応援よろしくお願い致します。フクアリで会えることを楽しみにしています」下平匠

4月4日。ル杯GL3節アウェイ新潟戦の試合後の深夜バスで連投した下平匠賛美をコピペ投下

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下平匠の最大の特徴、良さは彼の高い戦術理解力とそれを源泉とする落ち着き、淡々飄々としたプレイ振り「サッカーを、プレイを難しくしない」シンプルに捉えシンプルに実行するところにあると私は思う――のっけからざっくりし過ぎた印象論でアレですが

下平匠のプレイで言えば「ほとんどのプレイが2タッチ以内、無駄な切り返しとか滅多にしない」「周囲が複数のパスコース選択肢を用意さえすれば、限られた時間でも常に最適解、且つ最もシンプルで実効性ある選択をシンプルに遂行」「自らの発想閃きやスキルを誇示しようとする顕示欲や承認欲求が薄い」

下平匠はメディアやファンに対して自分の考えや手柄をガツガツ主張するタイプではない。山中亮輔みたいな愛され方をするキャラとは真逆であり、おっとりした関西弁のトークは捉え方によっては少しアホの子みたいにも映り会長のような「キレ者」感もない

下平匠のプライベートやあるいは学業においての成績や理解力がどんなものか分からぬが、しかし事サッカーIQ戦術理解力という面では、ズバ抜けて高い。経験蓄積より地頭、思考パターン。ピッチの事象や監督からの要求に対し、その表層でなく中身や裏側や理由原因に目線や思考が向く

下平匠に2タッチ以内のシンプルなプレイが多いのは「効率がいいから」それが出来るのは「そのために必要な身体のアングルや事前に収集すべき情報が何かを把握してるから」ケレン味や自己主張の強いプレイがほとんどないのは「そんなの無駄だし興味がないから」

プレシーズンマッチ翌日、瓦斯との練習試合で下平匠は偽SBとして抜群に高い適性を示し、ボランチの位置から配球しIHやWGとポジションを入れ替えつつ、被カウンタではミドルサード中央の防御壁となり、セカンドボールを回収しまくり2次3次攻撃につなげた

スピード全般に欠ける下平匠にとって、旧来的なタッチ際のアップ&ダウンよりも内に絞りビルド&ポゼッションでもより幅広く主体的に「使う側にも使われる側にもなる」偽SB的なタスクとプレイエリアは適性が高かった。しかし新潟戦、下平匠は内に絞る比率は少なく、むしろタッチ際のプレイが多かった

「(起点になった1点目は)SBが中に入る今の形だとああいうシーンは少ない。でも流れの中でイッペイが中から縦に抜けて、その瞬間に翔もうまくニアサイドに入ってきた。普段と配置は違うけど、そこに人がいることは分かっていた」下平匠

あのプレイとポジショニング判断、このコメントこそが下平匠の真骨頂ですよ奥さん! パスの技術、2点目のアシスト精度や視野よりも何よりも「今この展開と状況で何が最もシンプルで実効性のある解か」を導き出す思考、表層でなく内側の真理を読み解く戦術理解力こそが下平匠

「僕はスピードないしパス展開力なんかに良さがあるからタッチ際のプレイより、ボスが求める内側に絞る動き」「その方が特徴生きるし評価される」下平匠はそんな表層的な理解の仕方は “しない” チームと状況が求める内側のロジックとシンプルな最適解を見つけだし遂行する。淡々と、飄々と

チーム2点目のアシストも、伊藤翔ハットトリックのアシスト未遂も下平匠は「自身の分かりやすい結果」など求めない。他の選手でボールを回せる時は相手の視界から消える。淡々としかし絶妙なポジションで準備をする。パスを引き出す。常に変化する状況を把握し、最も可能性や実効性の高い解を選択する

下平匠の戦術理解力、ケレン味や自己主張、承認欲求を排しチームにとってのシンプルな実効性を淡々と追求する彼の思考や性質は、ボスの要求するスタイルへの適応度が極めて高い。カップ戦要員で終わらせるには実に惜しい希有な異才。左SB下平、左WG山中のセットもリーグ戦で一度試して欲しい…

――コピペ終了。山ちゃんと下平匠のセット、試してくれなかったねボス。瓦斯とのプレシーズンマッチの偽SB下平匠は、あんなにも輝いていたのに

2015シーズンエリク1年目の開幕戦早朝に連投した選手評から下平匠をコピペ投下

DF23下平匠 27歳(2015 10/6)

プロ9年目 マリノス在籍2年目

2014 28試合(28) 2651分 2得点 1A
2013 30試合(29) 2815分 1得点 3A ※大宮
2012 34試合(34) 3234分 0得点 2A ※大宮

DF23下平匠:樋口体制の3シーズン
加入1年目の昨季は、ドゥトラが半年契約で引退する事が決まっており、序盤からリーグ戦で積極起用。前半はドゥトラと比較され欠点を指摘されがちだったが、少しずつチームにフィット。シーズン終盤には左SBのレギュラとして不可欠な存在に

DF23下平匠:プレイスタイル
守備よりも、攻撃面に良さのある左SB。左足のキック精度や、局面を前進させるビルドアップのパスに特徴。攻守両面に長所と短所が明確で、周囲のサポートと組み合わせの妙が必須。178cmと日本人SBとしてはそこそこ長身で、打点の高いヘディングも意外な強み

DF23下平匠:長所
判断精度&速度と技術が高く、周囲が複数のパスコースを作る事を怠らなければ、少ないタッチで局面を前進させる有意義なパスを出せる。左足のクロス、フィードは精度高く球質も豊富。相手エンド付近で、決定機に絡むセンスも。ヘディングも簡単に競り負ける事は少ない

DF23下平匠:短所と課題
SBとしてスピード全般とアップダウンの運動量を欠き、攻守におけるカウンタへの関与・対応が不得手。遅攻関与に良さがあるタイプだが「とりあえず預けてお任せ」なキープ力、1人でタメを作るドリブルスキルは無い。アジリティや対人守備は凡庸、やや粘り強さに欠ける

DF23下平匠:パーソナリティ
おっとりマイペースな関西人。プレイにもガツガツ感が少なく、ややスロースタータな傾向もあり試合序盤にミスが散見される事もしばしば。あまり闘志を表に出さないタイプだが、決して芯が弱い選手ではない模様

DF23下平匠:今季への期待
個人的には長所と短所がハッキリして好きなタイプ。マイペースな性格もキライじゃない。下平の良さを引き出し、短所を隠すチーム作りが出来るかは特に遅攻の実効性という意味でキモになる。下平をどれだけ相手陣内、より高い位置でプレイさせられるか

――下平匠が2014シーズンに加入し、最初の印象は「ああコレは左利きの、SB版の佐藤由紀彦だ」 キック精度とバリエーションをベースとし、それを活用し実効性とするための知性もあるがスピード全般を欠き球際もさほど強くない。長所と短所が明瞭で自分でも正しくそれを理解してる、個人的に好きなタイプ

下平匠のリーグ出場数は加入1年目(樋口3年目)に28。2年目(エリク1年目)は34試合全出場。ドゥトラの後を継いでレギュラを掴み、獲得と信頼に応えた。しかし3年目の2016シーズン後半から負傷が長引き、2017年4月の復帰まで約10ヶ月、公式戦から遠ざかり、復帰後もリーグ戦での先発機会は限られたまま

怪我による長期離脱、エリク2~3年目のタイミングでチームとクラブは「新しいマリノス」の構築を進めていた。エリク3年目の昨季には山中亮輔も加入し、下平匠が復帰を果たしたのと前後して山中がレギュラポジションを奪取。下平にとっては間が悪かったし、エリクやクラブにとっては刷新の好都合だった

――ただねえ、ボスに聞きたいんだけど山中亮輔もボスの求めるSB像とは違うよね? 山ちゃんWGの仕事してるよね? 山ちゃんが一番生きるのはユンユンが左WG入って内に絞り大外のレーンを提供した時だよね? だったら左WG山中亮輔、左SB下平匠も、試してくれても良かったんじゃないのかな(しつこい

下平匠さんと言えば圧倒的な海外異文化コミュニケーション&需要スキル。ジョンスを筆頭に多くの新外国籍選手が、チームに馴染むため匠兄さんのお世話になりました

pic.twitter.com

同じく今夏移籍した金井貢史の「トレーニングからバカみたいに大きな声で明るく周囲をイジり倒し盛り上げる」スキルとか、下平匠の異文化需要スキルとか、直接公式戦やクラブの評価査定には影響しないけれどチームにとって重要で付加価値の高いパーソナリティって間違いなく在ると思う

下平匠の2016年末のブログの内容には、いろいろと思うところがあった。

『たった三年間しか在籍してない一選手が何言ってんだって思う方もいるかもしれませんが、このままではダメだと僕は思ったし、本当に正しい方向に進んで欲しい』

https://ameblo.jp/takumi-shimohira/entry-12233587690.html

下平匠は、2014年の加入から短い期間で「ドゥトラの後釜となる左SB」というマリノスにおいて極めつけにハードルの高い期待と要求に飄々と応え、短い期間でマリノスの不動の左SBとなり、短い期間でマリノスを愛し忠義を尽くしてプレイのみならずチームに4シーズン半貢献してくれた

4シーズン半か。短いよなあ。1年近く公式戦から遠ざかった時期もあるし、復帰後も不遇を囲った。エリク3年目の昨季、久々のリーグ先発が右SB起用だぜ? 左のスペシャリスト下平匠の冷遇は、別に今季ボスの下で始まった訳ではない。だからこそ、監督が替わった今季に賭ける思いは強かったと思う

下平匠との4シーズン半。もっと下平のプレイが見たかった。長所と短所が明瞭した職人的なSBだからこそ、一度構想から外れると競争さえさせてもらえない、その特殊性や扱い難さも分かる、分かるけどそれが下平匠の良さであり味じゃないか…。それをチームに落とし込めない監督なんて×凸○△のピーだね!

そんな下平匠だから、シーズン途中のローン移籍で監督に認められ信頼を得られるかは正直疑わしい。でもエスナイデルなら…! あのアンドリューという別の意味でクセがあり過ぎるポテンシャル王子に絶対の信頼を置いたエスナイデルなら…!

ハイラインと下平匠、うーん無理! そんな常識的な判断さえもエスナイデルなら! エスナイデル! 頼むよエスナイデル!

さよなら下平匠。ローン移籍でもボスがマリノスのボスである限りは片道切符だろう。寂しいけれど、この世界では仕方ないことだ。下平匠がその良さを発揮して輝ける場を得られることを切に願っている。レギュラ取ったらフクアリ行くから、頑張って

ありがとう下平匠マリノスに来てくれて、マリノスを愛して心配してくれてありがとう。俺は下平匠が、そのシンプルで的確な判断も職人的な扱い難さもスピード全般の不足も面倒見の良さも全部まとめて大好きだったよ。昨季天皇杯ラスト2試合、伊藤翔さんへのアシストも一生忘れない。ありがとう

【(個の質は必要にせよ)東京が示した横浜対策はインスタントに出来ちゃうからこそ、今日の試合は凄く貴重なサンプルケース。出来なかったこと、足りなかったことは全部のびしろ。 by いた】 about [2018-J1-17] 横浜 2 v 5 F東京

f:id:harukazepc:20170419104133p:plainいた

nightmare...

原始的かつ効率的なフルマンツーで窒息し、ディエゴ・オリヴェイラを軸にしたロングカウンターで轟沈。繰り返される失点はまさに悪夢。

終わったことは取り返せないので、次、次。

中盤3枚及びSBに対してのフルマンツー、ハーフスペースに釣りだされないDFの横圧縮、横浜のCBの質を上回る強いトップを起点にしたロングカウンター。

(個の質は必要にせよ)東京が示した横浜対策はインスタントに出来ちゃうからこそ、今日の試合は凄く貴重なサンプルケース。

相手を動かせず結局外側だけでしかプレーできなかったことがひとつ。
インサイドハーフのハーフスペースレシーブが出来ないときのセカンド・オピニオンがないことがひとつ。
ネガティブトランジッションでカウンター移行を阻止できなかったこと(特にvsディエゴ・オリヴェイラのところ)がひとつ。

東京のプランのハマり、個々のパフォーマンスもよかった。
横浜は策略にハマり、局面の対応でも後手に回り、質も示せなかった。
それだけの話。出来なかったこと、足りなかったことは全部のびしろ。
だから、次、次。ほんとお疲れさまでした。