横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【内容は非常にアレでしたが、1ヶ月振りの蒸し暑い公式戦でとりまダービーに勝利したので…勝てば良かろう!今のマリノスに「山中亮輔とウーゴのライン」変化打開とクロス、決めきる力、この2人は絶対的に替えの効かない存在だという事。どちらかを欠けばマリノスは点が取れない。 by 蒼井真理】 about [2018-天皇杯-3回戦] 横浜 2 v 1 FC

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

試合前〜試合中の実況&コメント

およそ1ヶ月振りのトップ公式戦。天皇杯3回戦は6年振りの横浜ダービー。11年振りに三ツ沢で行われる横浜FC戦。キックオフ2時間前に三ツ沢に到着

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平日水曜の17:00に、たかが天皇杯3回戦J2のおそらくBチーム相手にこんだけの待機列とはめでてーな!

自由席は完売、こんだけの人が注目してスタジアムで見届けようとするのなら、俺もダービーとか「F」の意味とか改めて問う必要もないかもな(嬉

マリノス待機列に、敢えてこの試合にミズイロのGKユニを着て臨むお姉さん。母さん、三ツ沢は今日も平和です…

メインSAもS席もゾーン指定だから出足が早い…! 基本前段から埋まるけど、やっぱメインの最後列できるだけ俯瞰したい層も一定数いる訳でして

バックスタンドは8割以上マリノスが占有。緩衝地帯が2ブロック。横浜FCの自由席はアウェイ側のクルヴァ付近から。だから三ツ沢は「オメーらの丘」じゃねえんだってばよ!

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ゴール裏も今日はいつにも増して選手幕よりも「横浜」押しで。全面的に横浜

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アウェイ側、ミズイロなゴール裏。いつもホーム側でやるリーグ戦は試合中でもこんなに人いないのに…。どうしたの大丈夫? おっぱい揉む?

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三ツ沢のメインスタンドからの景色、バックスタンド裏手の様子も少しずつ変化

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キックオフ1時間前のマリノス側自由席。ゴール裏は満席。バクスタはまだまだクルヴァからアウェイ側にかけて、2~3人以上連席で座れるお座席ございます

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天皇杯3回戦 横浜FC戦のスタメン

FW ユン、大津祐樹、仲川
MF 天野純、喜田
MF 扇原
DF 山中、金井、中澤、松原
GK 飯倉

SUB:原田岳、勇蔵、康太、渓太、オリバー、伊藤翔、ウーゴ

1ヶ月前のル杯から変更は山田康太⇒負傷から復帰した喜田パイセン。序列変わらず怪我人もなく現状ほぼベスト布陣

GK原田岳がアンジェ体制では瓦斯とのプレシーズンマッチ以来、初の公式戦ベンチ入り。中断期間で杉本大地からセカンドGKの座を奪ったか?

杉本大地はル杯5節アウェイ仙台戦の「ふしぎなおどり」以降はカップ戦でも出場機会なく、全て飯倉がスタメン起用されている

GK飯倉と原田岳のアップ開始

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「互いにプレッシャの掛かる難しい戦いになると思うが、大事なのはスタイルを貫くこと。マリノスのサッカーができれば相手の強みは消えるはず。サポータには特別な感情があるだろうし、カップ戦は一発勝負。だがサッカーの試合という事には変わりない。後半戦に向け良いスタートにしたい」アンジェ監督

「自分は小さな頃から同じ神奈川のチームには絶対に負けないという気持ちで戦ってきた。天皇杯でチャンピオンになるためには、全ての試合に勝たなければいけない。マリノスらしい戦いをして勝ちたい」金井貢史

――同じ神奈川のチームとかそういうレベルの話でなく、同じ横浜の同じ三ツ沢をホームとする「モロに面と面で重なりあった」実質日本で唯一真正のダービーであるところに意味があり互いにとって実に面倒くさい話なんだが、それは監督や選手が試合に向けて意識してくれなくても構わない

7月11日@yokohama_fc
横浜FCスタッフ@yokohama_fc

【7/11vs横浜F・マリノス
うっちーです。
いよいよこの日が来ました。
本日の横浜FCのスターティングメンバーです。
意地とプライドをかけて、選手と共に勝利を目指して戦いましょう!
#HAMAPRIDE #BeBrave #横浜FC
#横浜FC20周年

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横浜FC松井大輔とキングカズがスタメン。昔の名前で出ています

こんなに密度の高いミズイロのゴール裏を見るのは何年振りかしら

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無数のトリコロール・フラッグに迎えられてはフィールドプレイヤがピッチに登場、アップ開始

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アップ開始からテンションMAXのゴール裏! バクスタにワイドなビッグフラッグ! これで「この試合」に掛けるスタンドの意味を感じられない選手たちではないハズ

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たかが天皇杯3回戦、J2のBチーム相手の平日水曜18:35のアップ風景で、今季最高の声量音圧。 何がダービーか? これがダービーだ!

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心配された三ツ沢のピッチ、芝生ですが思ったより好コンディション。ちょうど夏芝に生え替わってモリモリ伸び揃ったところかしら? 所どころ傷みはあるものの、概ね綺麗なピッチに仕上がってます。マリノスには重要な要素

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【これから来場するマリノス自由席の皆さんへ】バクスタのアウェイ寄りは、キックオフ15分前まだまだ空席あります。ハーフタイムにやるコレオ、ここが埋まらないと見苦しくなるので、ホーム寄りで立ち見もいいですが、キッチリアウェイ寄りも埋めて欲しい

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アウェイ寄りであっても「アウェイ側」ではないし、三ツ沢は奴らの丘じゃない。三ツ沢はマリノスにとって大事なホームだ!

天皇杯三ツ沢のカミカミアナウンス嬢、スタメン紹介で横浜FCのサブGKで華麗に噛む! 全員噛んでしまったあげく誰だお前らくらい言ってくれればいいのに

キングカズの紹介にはマリノス側からも生暖かい拍手が。主審は西村さんかー

横浜ダービーキックオフ 3分前

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黙祷すらもできないミズイロ

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天皇杯3回戦、横浜FC戦。間もなくキックオフ!

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天野純がとても意欲的に前半からポジションを崩している。素晴らしく意欲的

前半21分経過。たぶん意図的に左サイドに偏らないようやってる感

伏兵金井貢史、惜しい

前半25分経過して決定機0:0。もっともっと圧倒して欲しい

そこそこポジションから主体的に相手を動かしてはいる。どんだけ疲弊させられるか

前半の早い時間帯から、天野純が右で喜田パイセンが左に

決して悪くはないんだけど、少し相手の強度に合わせてしまってる

ポゼッションで皆なかなか質の高い動き直しポジショニングしてるんだけどね

天野純はホントに強くなってる体幹

ラスト5分、ギア上げたい


前半終了、マリノス0ー0FC。シュート3:2(枠内1:1、エリア内2:0)決定機1:0。CK&FK5:2。ボール&ゲーム支配ではほぼ圧倒。被カウンタからのピンチもほぼ皆無。試合のコントロールはできているがシュートまで至らず。そこそこ相手を動かして疲弊させてるハズなので、後半のフルボッコ展開に期待

W杯中断期間で1ヶ月振りの公式戦、キャンプでフィジカルを鍛え直し、コンディション的に最初のピークは来週のリーグ再開戦にもってきてるハズ。久し振りの実戦でJ2のBチーム相手に少し強度やテンポを「合わせてる」感は否めない。スケジュールや試合勘的に、まあ前半こんなもんかなと

ただ相手ブロックの外で側ガワのU字ポゼッションでなく、内に入れる縦パス、それを引き出す動き直しなどで主体的に相手を動かしている。疲労度は断然、相手の方が大きなハズ。なので後半はスタートからギアを上げて、完全に主導権を握り相手を振り回してフルボッコにして欲しい。やらねば

シュート打ててないけど、ポゼッションの質や取り組み、動き直して隙間の顔出しとか相手を動かして次のパスコースを作る動きとかは、またこの中断期間で向上してる手応えはあるよ。ただ大津祐樹が右サイド流れるのは仕様なので、開けたスペースを仲川輝人天野純、喜田が上手く使ってかないとだね

テルはかなり右タッチ際に張るだけでなく絞るポジショニングしてるし、持ってカットインもしてる。マツケンも同様に。そっからだね。そこからの中と外(左サイド)の連動性

ハーフタイム明けに選手たちを迎えるトリコロール・コレオ

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さあ後半

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後半の入りは凄く大事

後半最初の決定機はCKからFCに

伊藤翔さんとウーゴ・ヴィエイラ。俺たちのダブル・ストライカがスタンバイ

後半22分、自陣左サイドを崩されて横浜FCが先制

後半23分、喜田⇒伊藤翔
後半23分、大津⇒ウーゴ・ヴィエイラ

今日の喜田はとても賢い動きをしていたが、俺の知ってる喜田パイセン本来の強度ではなかった

中澤さんがハーフウェイ超えて絶対全部潰すマンに

残り20分で、疲弊したJ2のBチームから取り切れないようでは。取れる! 取る!

後半29分、扇原の絶妙アーリクロスから俺たちのストライカ! ウーゴ・ヴィエイラの同点ヘッドで同点!

ウーゴ・ヴィエイラ! ウーゴ・ヴィエイラ

渓太がスタンバイ

後半32分、ユン⇒遠藤渓太

時間と場所を考えてファウルしろよ扇原


後半終了、マリノス1ー1FC。試合は延長戦へ。後半シュート8:4(枠内1:1、エリア内3:3)決定機3:3。CK&FK4:2。後半の入り方、ギアの上げ方、厳しさ緊張感には不満。なんとなーくそのまま入った選手たちがいた。延長戦こそ完全フルボッコ

ミズイロFCの守備ブロックは動かされ振り回されてんだけど、足が止まりきらないんだよね。それを上回る振り回しを見たいんだけど

延長戦に向けて気合いの円陣。ここまできたらプライドの問題

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さあ延長戦。1点差や2点差では満足できねーよ?

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いいよ渓太ああ

延長前半7分、ウーゴが自ら獲得したPKをジャンケン大会とGKのセーブを制し詰め決めて2ー1勝ち越し! 逆転!

ウーゴ・ヴィエイラ! ウーゴ・ヴィエイラ! ウーゴ・ヴィエイラ! ウーゴ・ヴィエイラ!!

よしあと6点

CKの伏兵金井貢史、ファーで惜しい飛び込み

雑にならない雑に。もう相手の足は止まってきてるから。あと2点は最低ノルマ

延長前半終了、マリノス2(延長1ー0)1FC。後半へ

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延長HT:仲川⇒オリバー 

4枚目の交代(延長ルール)

これでオリバーが分かりやすい結果やインパクトを示してくれれば120分やった価値が出てくるのだけど

1ヶ月振りの公式戦でこの蒸し暑さの中120分はさすがにキツいかー

山ちゃん完全ガス欠

全部山ちゃんのところから


ふいーなんとか勝って終われたよー

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三ツ沢ダービーでトリパラ

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試合終了、マリノス2(延長1ー0)1FC。トータル決定機6:5。俺たちのリアル・ストライカ、ウーゴ様の祝横浜残留記念試合はウーゴ様々な試合結果に。内容は非常にアレでしたが、1ヶ月振りの蒸し暑い公式戦でとりまダービーに勝利したので…勝てば良かろう!

試合全体について

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言い訳の材料は山ほどあるしシーズン後半、リーグ再開まで1週開くし怪我人なく120分叩けたのは悪い要素ばかりではない。しかし若手Bチームでなく完全レギュラ組で、延長後半リードした展開に疲弊してるなら疲弊してるなりの「きっちり勝ちきる」戦い方ができないのは――本当もうちっと考えようぜ

俺たちのポンコツリアルストライカウーゴ・ヴィエイラの帰還。そして伝説へ…

喜田パイセンは来週に向けてもう1叩きも2叩きもして強度上げてかないと山田康太が黙ってポジション譲りませんよ

来週はアウェイ仙台でリーグ再開、また試合終了直後の新幹線ダッシュが待ってるから俺も喜田パイセンに負けずフィジカル上げていきます!

私的マンオブザマッチはウーゴ様だけど、理屈抜きで負けられないダービーという意味では先制された後半、ハーフウェイ超えてガシガシ潰し奪いに行ってた中澤佑二の姿に胸が熱くなった。中澤さんの場合「ダービーだから」ってのはない常の光景だけど、プレイでスタンドに気持ち伝えられるのマジ素敵

雑な選手評。扇原貴宏、関与意欲と継続性が90分以上保て良かったと思います。被カウンタにつながる不用意な縦パスのロストもあったけど、それも内側にチャレンジすればこそ。まだまだ「賢いな」ってプレイは増えてこないけど球際ガツガツ関与意欲と切り替えスピードは良。同点クロスは値千金流石の精度

扇原はまだまだボスのスタイルで要求されるアンカ像に足りないものだらけだけど、ちゃんと本人が課題を意識して取り組んでる様子は見えるのでシーズン後半のズル剥けを楽しみに見守りたい。とにかく1つや2つのミスに凹まずビビらず、良い結果に満足せずこの貪欲な姿勢を継続すること

山中亮輔は延長戦に完全ガス欠、足が止まりヘロヘロで走れず追えずチームの穴になり終盤の被決定機に尽く関与。単純に1ヶ月振りの試合にコンディション合わせられなかっただけだと思うけど、ダービーで下手こいて敗戦の原因になったらファンからずーっと「アイツがなあ」って言われ続けるよ山ちゃん

天皇杯カップ戦は勝ち上がってナンボだし三ツ沢でのダービーは前回敗戦しており、よもや再び負けて「三ツ沢に限れば0勝2敗」奴らに「やっぱり三ツ沢は俺たちの丘」とか言わせることは万が一にもあってはならない(そうなったら星を五分に戻すだけで後何年掛かる事か)とりあえず勝ててホッとしてるが

とは言えシーズン後半のスタートで「J2の完全Bチーム」「カズさんスタメン」そんなチーム相手に後半先制されギリギリ延長、勝ち越し後もバッタバタで、何よりユンユンとかオリバーや渓太あたりの「後半こそブレイクを!」期待した選手たちもこれといった結果や手応え出なかったのは凄く残念

うーん「1ヶ月振りの公式戦が蒸し暑いナイトマッチでJ2のBチーム相手でスタンドザワつく横浜ダービー」やりにくい部分が多々あったのは違いない。特にコンディション的に山ちゃん筆頭に「ここにピークは持ってきてない」選手もいただろう。反省して危機感もって、来週のリーグ戦再開につなげてくれれば

なまじポゼッション、ボール&ゲーム支配はできる。変な被カウンタも受けてない。コントロールできてる。J2のBチーム相手で強度は低く余裕がある。そこに自分たちのプレイ強度を合わせてしまう。どこかで「無理をするリスク掛ける強度上げるスイッチ入れる」そんなプレイがない。結果の前半シュート3本

で今季ここまでのマリノス、そういう展開で誰が「無理をする変化を付けるリスクチャレンジ」してたかっつーと圧倒的に左SB山中亮輔な訳でして。で今日はその山ちゃんがコンディション70%でガシガシ行かないまま、延長戦はガス欠。左に偏らない依存しない攻めは、天野純を中心に皆で意識してたけどねえ

山ちゃんがコンディション上げてけば、また左の打開脅威は戻るし、同時に中央や右も使いやすくなる。ただ間違いないのは、今のマリノスに「山中亮輔とウーゴのライン」変化打開とクロス、決めきる力、この2人は絶対的に替えの効かない存在だという事。どちらかを欠けばマリノスは点が取れない

横浜FCの完全なるBチーム相手でも、山中亮輔のコンディションが万全でなくピッチにウーゴがいないと決定機はおろか流れの中からシュートすらほとんど打ててないのが現状。大津祐樹のサイドに流れる動きは仕様として周りが如何に補完するか。マツケンはクロス精度をなんとかしていこう