横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【 嘉悦社長の発言はブラフで、本当は水面下で新監督と入念な話し合いと補強準備が進んでいると信じたい。そのハズだ。そうだといいな。まあちょっと覚悟しとけby 蒼井真理】 about 2014年 樋口監督の退任について

aoi_mari.png蒼井真理


EXPを読む限りでは「解任ではなく退任です」って嘉悦社長は言うけど、事実上の解任だね。まあこの世界ではよくある事で、それがクビ切られる監督のために(契約期間が残ってる場合は違約金が退職金替わりに)なったりもするものだけど…。和司さんの時とは、少し違うのかな

(後任について)「国籍は問わない。人ありきではない。慎重に進めなければならないし、その覚悟を持って着手しないと。なるべく早い方がいい。いつまでとは言い切れない」…まさか次期監督の確かな目処も立たないまま「新しい風が必要」ありきで、監督交代に踏み切ったのですかマジっスか

「得点力をトレーニング含め引き上げてくれる」監督なんて、J歴代数多の監督でも、数えるほどしかいない(岡田武史もできなかった)と思うのですが。そもそもソレはとても時間の掛かる作業(スクラップ&ビルド)だし、その監督の趣向に合った補強(選手の入れ替え)コミでなければ成立しない…

今のタイミングで監督交代に踏み切るとしたら「今の戦力ベース+α」「樋口体制3年の積み上げ」をできるだけ有効に使い「結果を出す」リアリストタイプの監督招聘しかあり得ないのでは…。「俊輔に残された限られた時間で、リーグタイトルを獲る」ために

「新たなベース構築」とか「世代交代」はとりあえず棚上げで。平行して全部とか無理ゲー過ぎる。もし本当に新監督が決まってないなら、来季監督が欲しい「新FWを中心とした補強の話し合い」もできず、現強化部主導の出来合いのモノ渡してやってもらう事になるやないでスか。そんなバカな…

個人的には、来季は樋口監督に「俊輔とリーグタイトルを」目指してもらい、それが成功しようと失敗に終わろうとも再来年からは新監督で「本格的に世代交代に踏み切る」が妥当かなあ、と思ってましたが…。「脱・中澤俊輔」は、人の良い樋口監督には難しいタスクであろうし、外国籍監督がいいかなと

あと強化部を刷新するなら、監督交代より1年早く。監督を決めるのも監督と話し合い補強するのも強化部の仕事で、最初の仕事は就任から最低1年掛かるから。例えば今、皆さんが求めるように下條さんを切っても、来季は下條さんの作ったチームで戦わないといけない訳です

まあ何も決まらない、何も見ない内から不安や不満を並べても仕方ない。嘉悦社長の発言はブラフで、本当は水面下で夏過ぎから新監督と「来季チーム構想、新しいFWの獲得について」入念な話し合いと補強準備が進んでいると信じたい。そのハズだ。そうだといいな。まあちょっと覚悟しとけ

社長以下フロント、強化部の体質が変わらない限り、どんなに現場の監督が3年5年かけてベース構築しても、監督が代わる度にリセットされて「その監督体制下の積み上げ」にしかならない。歴代の日本代表、千葉や大宮あたりを眺めてもソレは一目瞭然

嘉悦社長、フットボールサミットの最新号はお読みになられましたか? たぶん「Jでほぼ唯一、確固としたスタイルを持つクラブ」と鹿島リスペクトな嘉悦さんは読了されているものと思いますが、もう一度スミからすみまで読み直してください

なるほど、樋口監督はまだ契約期間が残っていたが2015年も指揮を執るかは「今季の結果次第」だった、延長オプション付きの契約であった、と。推測するなら「リーグ、ナ杯、天皇杯なんらかのタイトル」あるいは「最低でも来季のACL出場権」「ACLベスト4以上」あたりかな…

少しでも現有戦力・方向性を有効活用できる優秀な監督がきてくれますように。そしてその監督が納得できる補強がなされますように。今は祈るだけです。まあ新しい監督になったら、また練習見学も楽しみになりますよ。と樋口監督の下ではチャンスの少なかった選手の奮起もあるかもしれないですし

佐藤優平あたりにすれば、今季終盤に忍耐の末ようやくチャンス掴んで準レギュラ格の評価を得たのに、またリセットになるのは可哀相な気もしますが。プロの世界では、それは仕方のない事。彼の中に得た確かな自信を糧に、また競争して勝ち残っていくしかない