横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【課題は中断期間まで持ち越しとなるか。学の使い方を再考する必要がある by 蒼井真理】 about [2014-ACL-予選6] 横浜 1 v 2 広州恒大

aoi_mari.png蒼井真理


ホームでの広州戦は、個の力を押し出す広州の選手間の距離があり「個の局面」が際立った。個人的には、中澤や勇蔵が悪いという訳でなく単純にファビオは起用して欲しかったが…。あとは、他のチームに比べ特別な注意を払わない学を、どれだけ活用できるか? さすがに今日はケアしてくるかな

あとは、ドゥトラがどれだけ相手陣内でプレイできるか。最終ラインを押し上げコンパクトに保てるか。ラインが下がり、ドゥトラと中澤の距離感が遠くなるとギャップは狙われる

---

前半終了、横浜0-2広州。シュート2:5(枠内1:4)決定機0:3。チーム全体のマインドが「受けて」しまっている。勇気を持ったトライがない。そうなると条件的にも局面個の総和でも広州が有利なのは必然。ハーフタイムで腹を括って欲しい

今日の広州は横浜での対戦時より自陣撤退が早い。しかしズルズル下がるだけだし、距離感悪くブロックには穴もある。勇気を持って間あいだに入れる、受ける事。相変わらず自陣ビルドからパスが繋がってないが、ここも「おっかなビックリ」ビビりながらやってるからでしょ? ミスを怖がるな

…今のチームで自陣から、下で繋ぐのは難しいかな。2トップにして長めのボールも含め縦パス増やして、一生懸命こぼれ球拾ったり、そっから素早い攻→守の切り替えで圧力かけてショートカウンタ現実的か。どちらにせよ、押し上げは必須。とにかくビビらず腹括る事

---

試合終了、横浜0-2広州。後半はシュート6:7(枠内4:0)CK4:1。決定機は1:4。マリノスの決定機は学のゴールだけ。ユルい広州のブロックに縦パスは入ったが崩し切れず、学のスーパーゴールのみ。課題は中断期間まで持ち越しとなるか。学の使い方を再考する必要がある

1トップにマルキーニョスほどのキープ力や得点力を期待出来ない今季、学の打開力を「ワイドに開いて受けてカットインからの」でしか活用できていないのは大きな問題であるように思う。もっと中央、バイタルで受けさせる型と工夫があって然るべき

とりあえず中断期間までは我慢しつつ「勝点を拾う」事。チーム全体で「昨季と同じは無理」である事を受け入れて、地道に新たな崩しの型を構築する事。キープレイヤは藤本淳吾か。彼が怪我で満足にプレイできてないのが、とにかく痛い。後は前述の、学の使い方