横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【番外編:俊輔2トップを語るなど by カモベイ】 about 群馬戦後のインタビュー

朝日新聞横浜総局(カモベイ)さんのツイートの転載になります。
 大変おもしろい内容でしたのでご紹介を。怒られたら下げます・・・
 カモベイさんは、とてもよいアカウントです!

藤田選手
<実戦での2トップは初めて?>
腰を痛めて出遅れました。
<状態は?>
トップコンディションまではもうちょっと。開幕までには絶対に間に合わせます。
<裏を狙ったり、ダイヤゴナルに動いたりと、これまでのマリノスの前線にない動きだった>
それが持ち味だと思っています。
<でも、動きに合わせたボールは来なかった>
もっと要求しないとだめですね。飛び出す人は必要なので、その動きは続けていきます。
<現状でのファーストチョイスは1トップ>
そうですね。得点を重ねて信頼を勝ち得て、2トップがファーストチョイスになるように努力します。

中村選手
<2トップは初めて?>
練習試合ではね。
<藤田選手はどうでした?>
もっとアピールしないとね。
<2トップと1トップでは個人的にどちらがやりやすい?>
トップと近い位置のトップ下ならどちらでも良い。でも、大事なのは俺がではなく、チーム全体にとってどっちがいいか。
<今日は?>
中盤をダイヤモンドにしたトップ下。監督は上手くいかないことに首をひねっていたけど、今日がぶっつけ本番だから仕方がない。ただ、ダイヤモンドがうちにあっているかどうかは疑問なんだよね。4−2−3−1の方が機能すると思う。
<どこらへんが?>
カンペー(富沢選手)も、マチ(中町選手)も、目の前に相手を置いて守るときは凄くいいけど、ダイヤモンドでは(4−2−3−1の中盤より)1人減るから、位置をずらして対応しなきゃいけない。横ズレはあまり得意じゃないと思う。選手にあったシステムが重要。
<とは言っても得点力不足解消には2トップなどのチャレンジをしないと>
3−4−3とかやっても良いと思うんだよね。あとは3−5−2とか。そのトップ下なら個人的にやりやすい。守るときに5バックになることをネガティブにとらえる人がいるけど、ちゃんと押し上げれば良いだけ。
<でも、監督は4バック2ボランチが基本だと>
プレミア好きだからね。3バックを試して欲しい、って書いておいてよ(笑)。ボンバーと勇蔵にファビオ入れて。
<チーム状態は?>
凄く良い。昨年末と変わらないぐらい。怖いのはインフルエンザだけだよ。
<課題は?>
試合終盤で勝っているとき、1点欲しいとき、逃げ切るときの形がまだない。以前だとクナンを前線に入れて、勝ち点もぎ取るという形もあった。今は選手に任せられているけど、チームとしての形も欲しい。
<小野選手の穴は>
でかいね。1人でできる選手だったからね。
<今だと…>
前の相手をかわせるのは学ぐらいだし、1対1で強いのはマルキぐらい。そこにケガ人が出たりすると厳しい。
<キーマンは?>
マルキ、学・・・いや、比嘉さんだな。比嘉さん。比嘉さんしかいないっしょ(と笑いながら去る)
富沢選手
<全体の調子は?>
非常に良い。新しく入った選手も非常に能力が高く、だんだんフィットしてきた。
<今日は中盤ダイヤモンドの2トップだった>
藤田が来たことで可能になった。大きな武器になると思う。もちろん、これからあうんの呼吸を作っていかねばならないけど。
<中盤がダイヤモンドだと守り方が変わるよね>
中盤が1枚減るので、(4−2−3−1だと)すぐ相手に当たるところを遅らせていくとか工夫が必要。2トップでできることがあれば、一方でできなくなることもある。どこをどう妥協するか、それを詰めて、チームで共有しないといけない。
<4−2−3−1の方がやりやすい?>
それは去年もやってきましたからね。でも、2トップは絶対に試して、ものにすべきですよ。ケガや病気で2トップにせざるを得ない状況だってあり得る。開幕までの2週間である程度熟成できるはず。チーム全体でベースアップが必要。
<まだ、試合終盤の形がみえない>
僕が1枚残って全員前に行くとか、そういう形も練習しなければならないと思う。課題はあるけど、ネガティブは要素はゼロですよ。
<個人的な目標は?>
もっと得点が欲しい。神戸戦のミドル? 実は高校生よりシュート力ないんで、練習しなきゃ(笑)

樋口監督
<チーム状況は?>
合宿ではフィジカルと、戦術理解がテーマだったが、昨年と比べものにならないほど良い。キャンプを通しての離脱者がいなかった。
<齋藤選手の状況は?>
大けがではなく、そんなにかからないと聞いている。
<今日は齋藤選手がいないということもあり、2トップだった>
本当は合宿中に試したかったが、今日になってしまった。まだ距離感がつかめていない感じだ。
<具体的に言うと?>
マルキと藤田の位置関係とか、藤田が裏に出てもボールが来ないとか。
<齋藤選手がもどれば4−2−3−1?>
決めているわけではない。2トップもしばらくすれば良くなっていくはず。
<2トップを頭から使うこともあるのか?>
どういう相手にどういう局面で、どちらを使うかを整理していく。トレーニングの中で使い分けていきたい。
<中村選手の位置は?>
基本的に中央でプレーさせたい。
<だから2トップのときはダイヤモンド。でも、守備のやり方が変わる>
そこら辺は対応力の高い選手が多いので心配していない。システムありきではなく、今いる選手が力を発揮できるシステムを考える。
ボランチ以外のポジションでバックアッパーが少ない。小野選手の穴は誰が埋めるのか>
同タイプの選手はいない。そういう意味では埋められない。しかし、持ち味が違うが藤田も仁もポテンシャルが高い選手だ。藤田は決定力があるし、仁も得点能力が上がってきた。そこのプラスがある。
<ベテランが多い>
うちのベテランは走れるから問題ない。もちろん疲労からの回復は遅くなっているが。
<ファビオはどんな選手?>
能力が高いDF。ボールを奪えるし、技術があるので寄せられても慌てない。同じDFでは田代も経験を積んで帰ってきた。彼らの成長に期待したい。
<ACL出場が今年の目標で変わりないか?>
そこが最低ライン。もちろんその先を目指す。
<サポーターはタイトルを望んでいるのでは?>
誰より望んでいるのが僕ですよ。サポーターもそうだろうが、(04年の)優勝を知っている選手も少なくなってきた。何か一つ欲しい。
ナビスコを含め全てのタイトルを取りに行く?>
当然です。常勝軍団になるには勝者のメンタリティが必要。それにはタイトル奪取が不可欠。タイトルを獲るとチームが変わる。
<これから開幕までの課題は>
昨年積み上げたものをベースに、ワンランクアップさせることが不可欠だ。
<試合終盤に1点を取る形、逆に1点を守る形のメドはついたか?>
現在、模索中。
<得点力アップの策は?>
攻撃のバリエーションを増やす。ポゼッションが得点に繋がっていないとすれば、どこを改善すれば良いのか。練習中にその意識付けをやる。
<昨年は勝ちきれない試合が多かった。2引き分けより1勝1敗の方が勝ち点は多い>
やはり得点を取りにいくことが必要。2ケタ得点は昨季はぎりぎり10点のマルキ一人だけだったが、2人いれば変わる。優勝争いに絡める。