横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【変わらない阿吽の呼吸 by いた】 about 08ユース卒業組(学・仁・優平)について

昨日、練習試合とはいえ08ユース卒業組の3人がピッチで揃ってプレーするところを見て、とても感慨深かかった。学、仁、優平、三者三様の道を歩んで、2013年の今、横浜で道が重なった事は凄く幸せ。卒業してずっとこうなることを望んでいたから、ね。

プレータイムは20分弱、ただ、それでも当時を思い出させるようなプレーが何度かあった。優平が飛ばして、学が受けてペナ角から仕掛け、小さいパスで仁が受けて、そこに優平が絡んで、学が抜けて…みたいな何度も何度も絡んでいくプレー。変わらない阿吽の呼吸、ワクワクしたね。

そんな3人、飛躍の可能性も感じてる。少しずつ書いちゃいます。


学は本格的に今シーズンブレイクしそう。少しずつJ1に慣れ、自信を掴んでいった過程の中で、周囲の状況を掴んだ上でのプレーが出来るようになってきた。簡単にダイレクトでプレーするところ、仕掛けるところ、周りを使うところ……判断の質が上がって、クオリティを高められる選手になってきた。

元々、1つ1つの細かいプレーを丁寧にやる選手、この練習試合でも浮き球のボールの処理や小さいパスと言った部分でその丁寧さは出てた。こういうプレーの積み重ねがチームのプレーのクオリティを上げる。それは後々自らのチャンスに繋がっていく。きっとゴールも増える。

沢山ゴールを積み重ねて、結果を残し続けたらきっときっと色んなモノが見えてくる。まずはホームでの1点、開幕戦で魅せて欲しいな。今シーズン、学が沢山点を獲るというのはACL、タイトルのためには「マスト」だよ、楽しみにしてる。

仁は、北九州で結果を残して帰ってきた。現状は北九州の特殊なサッカーと今の横浜のサッカーの差異に苦しんでる。特に周囲の選手が作るスペースを感じ取れなかったり、ボールだけを見てプレーしているところは北九州でやってきた「悪癖」なのかな、と思ったりしてる。

自分の良い部分を出したい、だからこそオン・ボールのプレーに執着する。それはチームのことを考えるとネガティブだけど、自分を出すって意味では間違ってない。後はそのバランスを掴めばいいだけ。元々、足元のテクニックやアイデアは素晴らしいモノがある。それを表現すればきっとやれる。

今の横浜のアタッカーに求められることは多い、守備の部分ももっと意識を高めないと……というのはあるし。ただ、結果を出せば認められるというのは北九州で学んできたはず。そのための「エゴ」ならいくらでも受け入れられる。その部分だけはなくさず、やり続けて欲しいな。

そして優平。怪我で出遅れたりしてたけど、ようやくプレー出来るようになって早くも存在感を出せた。ボールを引き出すための動きを連続して出来る事、足を止めずに走り続けられる事、非常に質の伴ったパスを長短問わずに出せる事、アイデアがある事…パスサッカーをする上で彼の存在はポジティブ。

実際、千葉戦でも彼の投入でガラッと流れが変わった。顔を出すことでパスを受けてまた裁くことでボールが動く、質の高いパスで次の展開を+に導く、次のプレーを意識してボールに絡みに行くことでボールホルダーを助ける、大きいよね、こういう選手がいると。

彼のプレーは、チームに利をもたらす、って国士舘の時から思ってたし、その予感は確信に変わりつつある。デビューは思った以上に早いはず。後はプロの速さ、激しさに慣れること。チームにフィットすれば彼が+αをもたらしてくれる。

昨日見た08ユース卒業組が早くトップチームのピッチで見れるように、彼らには引き続き期待していきますし、ひいきしていきます。彼らがきっと横浜にタイトルをもたらしてくれる、ユースの時には取れなかったタイトルを、うん。ユニ届いてテンション上がっちゃったね!