横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【2点目の流れ最高かよ…相手がボールが渡ったところでアタッカー陣がフォアチェックで蹴らせ、後ろの人間がしっかり競って走ってマイボールにして、再攻撃。そしてデザインした形で攻め切る。連動性ある崩し、素晴らしいアイデア、といった部分でのクオリティの高さは言うまでもなく、守備の部分でもやるべきことをやって相手の手を抑えることが出来た。 by いた】 about [2019-J1-2] 横浜 2 v 1 仙台

f:id:harukazepc:20170419104133p:plainいた

勝った試合を見返す幸せ。

この試合最初の決定機。
連動性も技術も素晴らしすぎて…
畠中くんの楔の質、マルコスの2タッチでのフリックプレー、そしてあまじゅんの後ろから来るボールをワンタッチでめっちゃクロスするもん!ってやつ。必殺技っぽくなってきたね、これ。すき。

抜群の精度だっただけに広瀬くん決めたかったね。

17分のテルくんの決定機。

広瀬くんの内側でのレシーブで3枚を寄せる。寄せて空いたスペースとコースというメリットを三好くんがワンタッチで使い切る。
相手のディフェンスラインは5→4で3トップとあまじゅんで数的同数のシチュエーションを作り出し、中盤のフィルタも無効化。

お前ら素晴らしいな

あまじゅんの2タッチでのスルーパス、テルくんの加速による裏取りももちろん素晴らしかった。
が、このプレーが出来た素地は広瀬くんと三好くんが作った。
動くことでどういうことが起きるか、それを見えているからこその適切な選択。

偉い。頭なでなでしたい。

アゴ・畠中・喜田なビルドアップが◎
相手の2トップに対して数的優位、前が開けば持ち出し、相手の3枚の中盤の脇のスペースに顔出す選手へ楔。

楔が入ったところで相手が寄せてくるので、フリック気味に裏へ流して崩す。

デザインされた攻撃、美しい。

相手のアプローチ意識の高さを逆手に取る形。
楔を「餌」にして引き寄せる。少ないタッチでボールを放し、アプローチで生まれるスペースを使う。

優位性を持ちつつ、質の高い楔をしっかりと入れていた、という意味でビルドアップ隊は評価されてほしい。彼がスイッチ。

マルコス大仕事なPK奪取は、マルコスの繊細な技術とスピードが生きた。

広瀬くんのワンタッチでの裏へのパスもぴったり、内側への進路を取るファーストタッチで完全に富田を後手に。後追いとなった富田が後ろから引っかけて倒される、と。

マルコスは出し手としても受け手としても優秀。

広瀬くんはもはやサイドバックではなく、4枚目のMF。

三好くんと入れ替わりつつ、内側で受ける、サポートする、これは本来インサイドが担うべき仕事だけど、難なくこなす。本当に上手。

存在感あるあまじゅん・みよっしが空けた空間を突く。ニンジャ!

徳島さんありがとう。

2点目の流れ最高かよ…

喜田くんのカバーからの楔、幅取った三好くんの内側をテルくんがインナーラップで裏取り、ワンタッチでの低く速いクロス、最後はファーできっちりエジガル!あまじゅんもボックスの中に走りこんでたのも◎!

狙ってるやつ!ポケット突いてGK-DF間に流し込んで押し込むやつ!

相手がボールが渡ったところでアタッカー陣がフォアチェックで蹴らせ、後ろの人間がしっかり競って走ってマイボールにして、再攻撃。
そしてデザインした形で攻め切る。

手応えを掴める結果。この形で点を取るの。この精度を高めてもっと点を取る。数字に繋げていくために。

前半、相手の手を完全に抑えたネガティブトランジッションと局面対応の象徴とも言うべき39~40分のプレー

奪われた瞬間に切り替えてボールホルダー行くことで相手から時間を奪い、距離が開いた状態での楔やロングボールに対し奪いどころと定めて奪い切る。三好&広瀬、そして畠中…執着!

ほんと、強い戦い方。
相手の手を抑え、常に主導権を握って相手を押し込む。
相手は攻めたいはず、ビハインド。でもさせない。ボールを握るのも、攻撃するのも、横浜。ずっと横浜のターン。

シティさんみたいだった、ほんとに。

畠中くん抜群にいい…

持ち出しての楔はもちろん、相手のアプローチにも焦らず、空いた場所を見つけて裁ける。ワンタッチもうまい。
守備対応もアーリーヒットして飛ばさせずに競り勝ってみたり、早めの見切りできっちり裏へのボールに対処したり。

まだ若い、ここからもっと伸びていくのかな。

あまじゅん60分の交代は怪我だったのね。無理させる必要ないもんね。

パフォーマンス的に本人はもっと…!と思って納得してなさそうだけど、いいランニング沢山、いいパスも沢山、安定。
あまじゅんスペシャル(くるっとクロス)、次こそ点に繋がるといいな。

みよっしと広瀬くんが繋ぎと崩しのところでいい仕事をしてくれるので、あまじゅんがラストのところでのランニングを増やせている、って見るのが正しいのかな。役割分担。
足元ではなく、裏の意識。大事なこと。チームが求めていること。数字に繋げたいね。

交代選手達の意地が見えたマルコスの決定機。

大津くんがフリーで受けたところで李さんがダイヤゴナルにスペースへ抜ける。柔らかいフィードを頭で落としマルコスが豪快にフィニッシュも枠外。

大津くん「質」を見せた。大津くんにとってはみよっし台頭で煮え湯を飲まされてる状態だし見せないとね。

ちゅんちゅんの斜めのアクションに呼応して、みよっしが一番高い位置中央に入り、マルコスも内側浅い位置に入り、ポストを受けようとする。

ちゅんちゅんのプレーに対しての理解が深まってるのかも。いい落としする、周りを活かしてくれる。いいね。

細かいパスムーブの中でダイナミズムアクションを付与し、開いたギャップを突く。

畠中が外し、内側の位置取りの高野へ→高野から開いたマルコスへ(三好スルーで裏アクション)→李が寄り相手CBを寄る(完全にCB間のギャップが開く)→高野スプリント、マルコス裏へフィード

完全攻略。お見事。

失点シーンはクロス対応のセカンドを拾われて石原のダブルタッチに大津くんが足を引っかけた、と。
スタートはチアゴが一度奪ったところをジャーメインに奪い返された、と。

まあご愛敬、かな。一試合の中で何度かあるピンチ。次は綺麗に終わりたいけど。

大津くんはPK与えたりはしたけど大津祐樹らしいプレーが出来ていてコンディションは良さそう。

苦しい時間帯にスライディングで相手の前進を阻止したり、ごりごりっとアプローチしてみたり、勝利のために必要なことをしてくれるのはありがたい。

てか、次みよっし出れないからね。やってもらわないと

よかった。Daznでも勝ってた!開幕連勝!

意図する攻撃、意図する守備を具現化し、再現性のあるプレーを何度も出来た。
ミスも少なく、安定感あるプレーをし続け、ゲームをコントロールして主導権を80分以上握り続けた。
凄く充実した試合。文句なし。

連動性ある崩し、素晴らしいアイデア、といった部分でのクオリティの高さは言うまでもなく、守備の部分でもやるべきことをやって相手の手を抑えることが出来た。もう2、3点ぶちこみたかったけど、それは継続的な課題。
ともあれ、2試合続けて質を示して、結果を出せたことは素直に誇っていい。

このパフォーマンスをどの相手にも示すことが出来れば、高い確率で結果を掴むことが出来るはず。
だからこそ、続けていく。いい練習をして、いいパフォーマンスを出して、結果を出す。自信と手応えを積み重ねていく。
アンジェの「KeppGoing」にはそんな意味があるのかな。

次はルヴァンを挟んで、川崎とやるわけで。
現在地を測るには絶好の機会、なんていいたいけど、測ってる場合じゃない。引きずりおろすぐらいの勢いでやっつけたい。
しかも相手は上海アウェイらしいですよ、水曜日。大きなチャンス。
純粋に、楽しみ。

「ハーフスペースの使い方とか、自分の中で熟知し始めてきているというか。相手が3バックの時、4バックの時で、どこが空くかは違うけど、そこも整理できている。どの相手に対しても、スペースを有効活用できている」

どんどん続けてあまじゅん、ナイスラン・ナイスプレー!

t.co

「勝つ集団にしていきたい。“勝ち”に貪欲に。勝つことがすべてぐらいの貪欲さがあってもいい。何よりも結果。そこは肝に銘じてピッチに立ちました」

最高かよ、喜田さん。心震えるわ…ノーミスの素晴らしいパフォーマンス。

「俺のコーチングだけで守るというか。それは監督からも求められているし、声でもプレーに関与する。それは続けていきたいし、配給ももっと工夫したい」

エデルソンかベッカーかは置いといて、まだまだうまくなれるね。楽しみ。

【私的マンオブザマッチの喜田パイセン、アンチ喜田拓也が完全沈黙するハイパフォーマンスを見せた試合後のコメントがコレですよ。奥さん。自分の出来とか1つも語りませんよ。チームの事、ベンチメンバへの感謝と、マリノスが上に行くための姿勢、それだけを語るのが喜田拓也という選手なんですよ・・・ by 蒼井真理】 about [2019-J1-2] 横浜 2 v 1 仙台

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

試合前〜試合中の実況&コメント

2節ホーム開幕は仙台戦。キックオフ1時間前に我らの日産スタジアム到着

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バクスタから移住し6シーズン目。今季もメインアッパーからまったり俯瞰

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ホーム仙台戦のスタメン

FW マルコス、エジガル、仲川
MF 天野純、三好
MF 喜田
DF 高野、畠中、チアゴ、広瀬
GK 飯倉

SUB:朴一圭、ドゥレ、松原、扇原、大津、渓太、李忠成

開幕のアウェイ吹田戦と同スタメン、同サブメンバ。同じ布陣で異なる相手と展開に対し戦い方の幅を見せられるか

負傷離脱は部分合流済みのティーラトンと、椿直起のみ。1月10日の始動からここまで非常に離脱トラブルが少ない。チームにおける「データ革命」は公式戦よりも日々のトレーニングから

トリコロールタイムズ、今季はタブロイド版。正直折りたたまねばならぬので保存の意味では難。まあ保存せずどっかいっちゃうんだけど

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天野純インタビュ。「初心。忘れず いつでも崖っぷち」崖っぷち最高ですね。トップで「壁を乗り越えたと思えた3シーズン目のある試合」はアウェイ柏戦ですね

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仙台はマリノス戦に相性の良いジャーメイン良はベンチスタートで、兵藤慎剛が開幕のボランチから2シャドウの一角に

マリノスのゲームキャプテンは今日も喜田パイセンでなく天野純

2節ホーム仙台戦の大事なポイントは「開幕戦の成功と失敗を繰り返さない」こと。無闇に積み上げない。勝ちパターンなどない。公式戦は常に「応用問題」であり、トレーニングで反復練習した事の正確な再現がアタッキング・フットボールではない

大事なのは位置ではなく位置関係だし、相手は置物ではなく意思を持ち動く。我々のアクションに対し必ずリアクションする。その想定は大事だが、目の前のリアルへの適応はもっと大事だ。「相手のリアクションを想定内とするためのアクション」で「穴を塞ごうとすれば次の穴ができる」事を強いる

昨シーズン終盤の拙い失敗を繰り返さない事。想定外も想定内に。目の前のリアルと向き合い、リアルを屈服させて乗り越えろ

「仙台は去年ウチにやられているので間違いなく対策を練ってくる。チームとして試合の中での対応力を養っていかないといけない。どんなプレイが有効か、強弱も含め考えながらプレイしたい。勝つために何が必要かは監督だけでなく、選手それぞれが考えること」喜田拓也

「自分たちは決まった形がない中で、相手の位置を見てポジションを取っていく。マリノスとしての形がある中で、どうやって自分の良さを出していくか。欲を言えば、また点を取って勝ちたい」三好康児

キャプテンの喜田パイセンも、中盤で攻めのハブ役&スイッチ役となる三好がよく理解しているから、大丈夫だろう。仮に開幕から2試合続けて安い失点から先制を許したとしても――おっとここから先は皆さんにとって未来の話でしたね

キックオフ30分前。フィールドプレイヤもアップ中。バクスタアッパーはゾーン指定になって少し復活したかしら

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アウェイ側、ベガルタ仙台のゴール裏。今季はアウェイもメイン寄りだけでなく中央開放してく方向かしら

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日産スタジアムのピッチは、一部エリア内を除き良コンディションか。かなり短めに刈りそろえられてる感じ

過去は過去。大事なのは今日のリアル。でも、昨季2試合の大量失点とマリノスが開幕戦で見せた3ゴールと多くの決定機は、仙台のゲームプランや選手の意識に少なからず影響する。「相手に考えさせる」「こうしなきゃと縛る」のも、アタッキング・フットボールの一端。そこから先手後手が始まる

普通に考えて、仙台戦の戦術的キーポイントは「仙台の2シャドウの振る舞い(主にネガトラと守備ブロック形成時」「マリノスが如何にビルド&ポゼッションで仙台の2シャドウを狙い通り動かすか」になるだろう。どちらにとっての「狙い通り」か、そこを観られれば楽しい

「仙台の2シャドウはゲームプラン通り忠実にやってんだけど、残念それはマリノスの想定内で手のひらの上」なピッチ展開とできるのが、常に先手後手を作り兵藤慎剛が次の穴、また次の穴を埋めるために奔走させられ疲弊していく展開が理想か

今のマリノスなら畠中槙之輔広瀬陸斗喜田拓也三好康児天野純ならできるハズ。期待してる

ホーム開幕 仙台戦のトリコロール・コレオと2019ジャイアントジャージ

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開幕戦の再現では意味がない。17×2通りのマリノス対策を上回る応用力、対応力を。目の前のリアルを解体し乗り越えろ

ホーム開幕の仙台戦、間もなくキックオフ!

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仙台のブロックは5ー3ー2。兵藤慎剛が見極め斜め下に落ちる形

前半5分、ポゼッションから完璧な崩し左サイドから縦パス引き出した天野純のクロスに大外で広瀬陸斗。ドフリーの決定機を外す

マルコスはネガトラ良いね。このスタイルに合ってる

仙台5ー3ー2の2が門になってて間で喜田や引いた三好康児が受けられてる。良きかな

三好は単純に巧いなw スキルが高い

喜田パイセン素晴らしい誇らしい

17分経過して決定機2:0

三好康児が引いてポゼッション関与、その空けたスペースに天野純が流れてチャンスクリエイトはアウェイ吹田から継続して見られる形

素晴らしい、エジガルのネガトラが今日も素晴らしい

天野純はホント強くなってるなあ-

徐々に攻勢強め、ハーフコートゲームに。23分経過しシュートは6:0

広瀬陸斗スローインからCK獲得

前半25分、マルコス・ジュニオールがエリア侵入受けからのPK獲得!

前半27分、エジガル・ジュニオのPKが決まりマリノス先制! エジガル開幕から2試合連続ゴール!

ウォズになり損ねたな

高野遼、惜しいスローイン。今季はスローインも練習してきてる感

相手陣内での人の縦の出し入れと厚みな! 実にアタッキング

前半33分まではほぼほぼハーフコート。シュート8:0。決定機4:0

喜田パイセンがあそこで安易に外に開かずアングル付けた縦パス選ぶところがもう実にアタッキングで感慨深い

アンチ喜田拓也ぐうの音もでぬパフォーマンス

前半38分、喜田パイセンのチャレンジブルな相手の隙間抜くパスから三好康児仲川輝人クロスに⇒エジガル・ジュニオ! 追加点2ー0!

アンチ喜田拓也はもう息もしてない

聞こえる。俺には仙台の選手たちの心がポキポキ折れてく音が聞こえる

テルはそこに戻ってるもんなあ。ホント仲川輝人は守備でも計算できるもんなあ


前半終了、横浜2ー0。シュート10:0(枠内3:0、エリア内8:0)決定機5:0。CK&FK2:3。ほぼほぼハーフコートで概ねパーフェクトな前半45+1分。仙台は1本のシュートも打てず、ほとんどボールさわれず、常に先手後手。5ー3ー2のマリノス対策も全く問題とせず解体、攻略。強いぞマリノス(語彙

前半終了して、ゴール裏から一発目のコールが喜田パイセンだったことを俺は最大級に評価する。前半の喜田拓也は本当に素晴らしかった…

前半総括とか後半に向けてとか、特に無いス。何も言うことない。強いて言えば、アウェイ吹田では2点リードで折り返して後半はサイド起点のリスク管理して現実策だったけど、ホーム開幕戦だし後半もチンチンにアタッキングして欲しい。もう仙台は「1人ひとり気持ち見せボール追おうぜ」しかできぬ

さて後半

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後半3分、仙台はフィールドプレイヤさからファーストシュート

マルコスもネガトラ素晴らしい…。今季の補強は本当に素晴らしい…

開幕戦の反省が生かされたチアゴのカバーと飯倉の自重

天野純は別に悪くないパフォーマンスなんだけど、もっともっと魅せないと

後半16分、天野純大津祐樹

あんまフィットしなかったか、少し傷め気味だったか

大津アニキがこのメンツの中で何ができるか

後半19分、エジガル⇒李忠成

今日はカード切るの早いなあ

「大外の選手がオフサイドかかるのはダサいよね」

それはマルコス決めて欲しかった! 大津祐樹李忠成と交代2人も絡んでただけに!

畠中槙之輔の対人守備の信頼度が昨季より大幅に上昇

畠中槙之輔素晴らしい

仙台はこの試合、流れの中から初めてのシュート

広瀬陸斗おもしれえ

大津アニキの反則ゴリラチャージ

渓太がスタンバイ

CB2枚が実に安定

後半41分、マルコス⇒遠藤渓太

PKかあー

後半44分、石原直樹のPKが決まり2ー1。さて上手くクローズできるか

大津アニキの真骨頂!

みんなよく集中してる!

開幕2連勝!

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ヒーロインタビュは2ゴールのエジガル・ジュニオ

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勝利の円陣文化はウーゴ様がいなくなっても引き継がれていくのです

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ホーム開幕戦でもトリパラ満開!

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試合終了、横浜2ー1仙台。トータル決定機8:1。シュート数は19:4。仙台ほぼ何もできずPKの1得点のみ。概ねハーフコートでゲーム展開しスコア以上の圧勝! 後半追加点を奪えなかったのは開幕戦に続く課題も、新CFエジガルの連続ゴールは明るいトピック

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試合全体について

ホーム開幕戦の私的マンオブザマッチは、特に前半素晴らしいパフォーマンスを見せて2点目にも絡んでみせた喜田拓也! ビルド&ポゼッション関与、アラートの利いたカバリング、そしてチャンスクリエイトと決定機関与も。無難な選択に満足せず挑戦しつつ締めるとこは締める。実に誇らしい

兵藤慎剛マリノスのゴール裏とメインスタンドに挨拶にきてくれました。そしてマリノス君との熱い包容

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喜田パイセンが図抜けて素晴らしかったわけでなく、開幕戦に続き総じて好パフォーマンス。今のマリノスは、このスタイルは特定の個が輝くチームではないからね。CB2人もとても良かった。安定してたし集中力を切らさなかったし頼もしかった。安心して見ていられた

畠中槙之輔はこの2試合で自分の価値を高めてしっかり認めさせたんじゃないでしょうか。結果が必要な試合で結果を出した。素晴らしい。対人守備の安定度も昨季より向上してる。まだまだ伸びる

ただ思うにCBがドゥレでなく畠中槙之輔なのもアンカーが扇原でなく喜田なのも、新外国籍アタッカの2人の特性(特にネガトラ守備貢献)あと三好康児の存在が大きいかなと。よりボスの志向嗜好が尖鋭化されたチームになってる。振り切れてる。編成の勝利である

よくもまあ昨夏と今冬オフだけで、ここまでボスとボスが志向するスタイルが要求する選手を揃えたものだ…。本当に編成の勝利としか言いようがない。開幕2戦のスタメンは5名が新加入で、CBチアゴ畠中槙之輔の2人は昨夏の加入なのだから

マリノスはチームとして、組織として監督のセレクトや編成レベルから極めて真っ当な進歩を見せて、明確な方向性の下に魅力的なサッカーを展開できている。「次に補強すべきポイント、選手」も明確になるし、それに適合する選手(広瀬陸斗が好例)には魅力的な環境チームで訴求力も↑ 好循環

あとはタイトル、更なる資金。リーグタイトルとDAZNマネーを獲りに行こう。獲らねば。獲らねば奪われる

「ボールを持てる時間が長いのは分析から分かっていたので、どう崩すかがポイントだった。相手は人にプレスに来るというより場所を守るフォーメーション。相手を外すこと、スペースに動くことを意識すれば外れると思っていた」三好康児

「スペースが空いてない場合は自分だけの動きじゃ外せないので、場所を守るディフェンスに対しては全員で動いて空けるしかない。動きを共有することで合わせられる。場所を守っているだけでは自分たちは止められない。相手はどこで誰をつかめばいいか分からないし、嫌だろうなと思う」三好康児

「常に顔を出してくれるし、GKから全員がボールを受けられる。ボールロストの少ないサッカーだと思う。まだ2試合。どこも修正してくるし研究してくる。これからが大事。欲を言えばもっとあったチャンスを決め切れれば圧倒できたし、これからずっと得点のところは拘っていかないといけない」三好康児

――三好康児のコメントが、吹田戦後や仙台戦前に指摘した「位置ではなく位置関係」「型の反復でなく、目の前のリアルへの対応力」を選手目線で説明してくれている。本当の意味での主体性、アタッキング・フットボール。相手を見て、相手の狙いを解体して、全員で意志疎通して崩していく

実に良い選手を獲得した。ローンだけど

「勝つ集団にしていきたい。“勝ち” に貪欲に。『勝つことが全て』ぐらいの貪欲さがあってもいい。何よりも結果。そこは肝に銘じてピッチに立った」喜田拓也

「去年苦しんだ分、あれをただ『苦しいシーズンだったね』で終わらせたくない。無駄にしたくないし、みんなで共有した悔しい気持ちを、次につなげるためにはとなったら、もう結果しかない」喜田拓也

「面白いサッカー、良いサッカーをするよね、だけじゃなくて。結果を手にすることで、自分たちが取り組んでいるものがより評価されていくと思う。それは強く感じたこと。自分たちのサッカーにこだわりつつも、なりふり構わず勝ちに行く。その姿勢も絶対に大事」喜田拓也

「そういうものをみんなが持ってやれているからこそ、今の結果につながっていると思う。そういう気持ちがないと、絶対に勝てるほど甘くはない。勝利にこだわるという “発信” は、みんなの口からも出ている。僕も強く発信していきたい」喜田拓也

「ベンチの選手とか、試合前にアップから帰ってきた時も、声をかけてくれる。それは絶対にチームが勝つためのこと。そういう声を聞いていても『今日もいけるな』って気がした。そういう雰囲気って、このチームにはそこまで多くはなかったと思う」喜田拓也

「試合に出られないのは悔しいはずなのに、その気持ちを押し殺してでも、出ている選手のために頑張れる。それは間違いなく勝ちにつながると俺は信じている。自分は今日はピッチに立てたけど、サブやベンチ外の選手の姿勢には、本当に頭が下がる」喜田拓也

「みんなが勝つための行動、各々が『何をすべきか』を考えて行動する。それがちょっとずつできてくれば、マリノスはもっと上に行けると思う」喜田拓也

――私的マンオブザマッチの喜田パイセン、アンチ喜田拓也が完全沈黙するハイパフォーマンスを見せた試合後のコメントがコレですよ。奥さん。自分の出来とか1つも語りませんよ。チームの事、ベンチメンバへの感謝と、マリノスが上に行くための姿勢、それだけを語るのが喜田拓也という選手なんですよ

『試合に出られないのは悔しいはずなのに、その気持ちを押し殺してでも、出ている選手のために頑張れる』

開幕から2試合ピッチに立ててない、もう1人のキャプテンもそうだと思う。きっと扇原貴宏は立派にキャプテンとして振る舞っている

アウェイ吹田での開幕戦後にも書いたが、今季この「各ポジ2名遜色ない編成」ではシーズン通し切磋琢磨ハイレベルな競争を続け、誰も腐らずチームとして戦い続けることが大事だと思う。その意味でキャプテン3名の果たす役割は重要であると

ポジションを争う喜田と扇原をキャプテンに指名した意味な!

天野純言語化は不得手でもピッチ上のプレイや姿勢、日々の取り組み背中で語れる「どちらかと言えば過去のマリノスのキャプテン型」だが、喜田拓也扇原貴宏は「仮にスタメンでなくピッチに立てなくても腐らずチームの勝利を優先できる」「主語が『俺は』でなく『マリノスは』で発信できる」

キャプテン3人体制とその人選。俺はボスの指揮官として最も優れた資質は戦術家や用兵家、育成指導とかそっち方面の手腕スキームではなく、まず壮大な夢を持ち夢を語る部分ともう1つ、チームと選手に対する心理マネジメントだと思う。これは昨季就任直後の第一印象から変わらない。ゲリラ部隊の親分

――これは閑話だった

俺は開幕2戦のスタメン――扇原でなく喜田で、松原健でなく広瀬陸斗で、ドゥレでなく畠中槙之輔なのは「新加入選手たちが可能にしたボスの志向と嗜好への尖鋭化」において妥当であり理解と評価をしているが「ではこのメンバで固定して最後まで」とは全く思わない

それではきっと、マリノスは届かない

扇原貴宏には喜田拓也には無いサイズ感やリーチの長さプレイスケールの大きさ、精度の高いロングフィードや足の長いパスがある。決して「チームファーストでベンチに置いても腐らないから」だけでキャプテンには選ばれていない。松原健にもドゥレにも、広瀬や畠中に無い彼らの良さがある

必ずこの先、今はスタメンで出てない選手たちのピッチでの活躍が必要になる。彼らが腐らずトレーニングからアピールし競争のレベルを引き上げ切磋琢磨し続けねば、開幕2戦のスタメンが最後まで変わらぬようではリーグタイトルなど夢のまた夢

個人的には特に、扇原貴宏松原健の2人には強い思い入れがある。喜田がスタメンを掴むのは宿願であったし広瀬陸斗のプレイには開幕戦でハートを鷲掴みにされたが、それでもやはり扇原とマツケンにもピッチに立ち、彼らにしかない特徴をチームに落とし込んで勝利に貢献して欲しいと強く思う

扇原と松原健は、多くの中堅ベテランが自らチームを去る事を選択し迎えた2017シーズン「おいおいマリノス大丈夫かよw」と周囲からは好奇の目で見られる中で、マリノスのオファーに応えてくれた。“新しいマリノス” はあの頃から形作られていった

選手の入れ代わり、より環境に適合する者、強き者が残り「チームを勝たせられる選手が良い選手」で老兵や弱兵は去っていくのがプロの世界であり、より高みを目指すチームであれば尚更なことは承知してはいるけれど

だからこそ、扇原とマツケンにはピッチで証明して欲しい

次にピッチに立つ時は「誰かの代わり」ではなく、更にレベルアップしたプレイを、マリノスを勝たせる力強いプレイを、勝利への確かな貢献を、そのための日々の腐らぬ鍛錬を。扇原貴宏松原健には、心から期待している

また練習見学行かなきゃな。その前に水曜日のル杯開幕か!


「(試合後の表彰に)自分の仕事は見栄え的に分かりづらいと思っているが、見てくれているのは当然嬉しい。自分も周りに支えられて、ああいう仕事ができると思うので『いやあ俺が頑張ったな』という気持ちもないし、周りの頑張りが勝ちにつながったのが全てだと思う」喜田拓也

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――喜田パイセンの働き貢献、良さは伝わり難い。それは仕方ない事だ。何故なら彼の役割と最大の特徴は「常にアラート全開で、敵に使われると危険なスペースやパスコースを察知し消していく」プレイにあるから。「喜田拓也が良い働きをすれば、ピッチに目立った事件は “起こらない”」

人間は、人の脳は「起こらなかった事」「起こるかもしれなかった事」を気付き評価するのが苦手だ。無限に近い if を追求すればメモリが幾らあっても足りない。だから「起こった事」だけを見て、その「原因説明」を驚く程簡単に、直感的に下して「解釈」し納得する

脳は、面倒くさがりのサボり屋だ

喜田拓也が素晴らしい危機察知能力で、俊敏かつ献身的に汗をかいてマリノスにとって危険極まりないスペースやパスコースを消しても、それによって敵がその選択肢の使用諦めてしまえば、喜田のその働き貢献は「ほとんどのスタンドのファンには伝わらない」し、データにも数値化は不可能だ

それはサッカーとは「そういうものだ」という前提の上で、敢えてホーム開幕の仙台戦において喜田拓也が彼の役割特徴的に珍しく「かなり分かりやすい評価が容易な」かつ極めて貢献度の高いプレイを示したので、“1匹見つけたら100匹はいると思え” アンチ喜田拓也の駆除のため、少し書き記しておきたい

「前線で3対1くらいで取りに行ったが剥がされ、それだけ枚数をかけたら最終的に4対5くらいになる。人数をかけた場合は取り切らないといけない」仙台GKシュミット・ダニエル

やべっちFCの「解説するっち!」

「まずここで喜田選手が(寄せてくる)相手2人の間を通すパスを出せた事によって、仙台の選手を(マリノス陣内に)5人置き去りにできたのが1つ大きなポイント」仲川輝人

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仙台戦の決勝ゴールとなったエジガル・ジュニオの2点目。アシストは仲川輝人。その前にタメを作り絶妙なタイミングでウラを取らせるパスを出したのは三好康児。だが、この得点シーンで最も大きな価値あるプレイを見せたのは喜田拓也である

仙台GKシュミット・ダニエル、アシストした仲川輝人が言及するように、自陣右サイドのスペースを埋めてボールをリカバリした喜田が「プレスにくる仙台の2人に臆する事なく右斜め前を向き運び、その隙間を抜くパスを選択した」からこそ、仙台は前後5人ずつに分断され、5対5の状況が生まれた

マリノスにとって――ボスの志向スタイルのチャンスクリエイトおいて重要なのは「如何により優位な状況で、数的同数以上の形を作り出すか」であり、この2点目のシーンは「三好康児が敵陣フリーで前を向き」「仙台DFが下がりながらの5対5」を作った時点で、半分以上 勝負ありでござる

あとは仲川輝人のハーフスペース侵入に合わせて三好がパスを流し込み、エジガルも言うように「練習から散々やってるマリノスの形」通りに、DFとGKの間に低く速いクロスを入れ、中央とファーサイドにキッチリ詰めるべき選手が詰めるだけ。最後は「型」通り

最もクリエイティブなのは、喜田のプレイだ

もちろん三好のタメと縦パスのタイミング強さ、仲川輝人のウラ取りもクロス、キッチリ詰め決めたエジガルも、中央に走りこんでた天野純も素晴らしい。素晴らしいが、それはトレーニングの反復、型通りのプレイであり

「その型までどうやって持って行くか」駆け引きやチャレンジやアイデアが必要になる

――蛇足で追記するならば「自陣ビルド&ポゼッションから遅攻で、引いた(餌に食い付いてこない)相手を崩すのはなかなか大変だし相応のリスクもある」

だからハイプレスによる敵陣での奪取や2次攻撃からの、手数掛けないショートカウンタも実装しないと、ボスの志向スタイルは勝率が上がり切らない

で、その部分で新加入のエジガルやマルコスが凄くネガトラ&前線からの守備を頑張る、三好とテルもスゲー運動量で守備もするインテンシティもある――よって今季のマリノスはようやく「ハイプレス&ハイライン」が実装しつつある、と

昨季とか本当あのメンツでよくやってた、やろうとしてたと思うわ今更

でコレもついでに言えば「ようやく本格的にハイライン&ハイプレス実装しつつあるから」中盤3枚も、より「機動力、運動量、インテンシティ、アジリティやクイックネス、反転・旋回力」などを重視して、攻守トランジションのためのパラメータ重視。故の「アンカー扇原でなく、喜田拓也」であろうと

無論、対戦相手やゲームプラン、その時に起用できる選手の組み合わせによっては「喜田拓也より扇原貴宏」な試合や展開もあるだろう。…ただ、エジガルが想像以上にフィットしその適応スピードも早いので、扇原も少し「そっち方向に寄せた適応やアピール、進化」は必要になってくるかもしれない

喜田拓也には、ユースからトップに昇格した頃からその高いプロ意識やキャプテンシ「マリノスのため闘って死ねる」鋼のメンタルこそ評価してレギュラを掴むことを期待していたが、ここに至るまでは何度となく「やっぱ “ボール持たなきゃ良い選手” 止まりか…」と失望させられる試合、時期もあった

もともと足下の技術やパスセンスに特徴ある選手ではなく「ボールを持って(奪って)からのパス」あるいは判断や余裕に、プロ1年目から明確に課題のある選手だった。やり続けねば、チャレンジし続けなければ伸びていかない課題から逃げて「無難な選択しかしてない」ように見える時期もあった

昨季のボス1年目にしても、素晴らしかった開幕2戦の後、負傷からの復帰以降はチャレンジへの貪欲さやチームへの責任感の不足を感じた。物足りない時期はあった。もちろん彼のポジションと役割、特徴において「リスク」と如何に向き合うか、非常に匙加減が難しいのも理解しているつもりだが――

だから今季、この開幕2戦で見せた喜田の貪欲にリスクにチャレンジしていく姿勢と、それが分かりやすい形で結果に表れ報われた事を、私はとても嬉しく思っている。この姿勢と、勝利への執着、チームのための献身を継続して示していって欲しい。 喜田拓也は、マリノスの現在と未来そのものなのだから

――100試合など、単なる通過点だ

よしこれで喜田パイセンも当分誉めねえかんな! つーか実際俺もパイセンの地味な仕事、貢献とかたぶん10%も気付けてねえしww

そんなもんだよサッカーという超多面体のカオス。だから面白い、どんな批評も評価も分析もアプローチも一面的には正しく、そして間違っている

【インターセプトやボールリカバリ、クリア回数でマツケンの昨季平均を大きく上回る数値が「広瀬陸斗のポジショニングおもしれえ!」を補完証明してくれる by 蒼井真理】 about 「今年のマリノスは強いのか? 攻守に光る新両SBの貢献、「ゴール期待値」も急上昇(取材・文:舩木渉)」

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

「状況を判断することを本当に大事にしているので、『こういう時はこう』という絶対的な形があるわけではない。『ここにスペースがあるから誰かが行こうよ』という形なので、決まり事というよりは各々の状況判断」喜田拓也

『決まり事というより各々の状況判断』

レーニングで反復した「型」の再現ではない。それは再現性は高くとも、その再現性故に直ぐに相手に対応されてしまう。学習すべきはベースとなる思考法であり、それに基づく個々の判断であり、その共有である。チームは凄く正しい進化の途上にある

松原健は昨季、リーグ戦90分平均で3.84回のインターセプト、9.03回のボールリカバリ、1.72回のクリアがあった。一方、今季開幕戦に同じ右サイドバックで先発した広瀬陸斗は90分平均で6.43回のインターセプト、12.86回のボールリカバリー、3.67回のクリアを記録している』

――船木さんスゲー良いデータを記事に落としてくれたな! 走行距離とかスプリント回数とか何の解釈の役にも立たんです。吹田戦の右SB広瀬陸斗が、インターセプトやボールリカバリ、クリア回数でマツケンの昨季平均を大きく上回る数値が「広瀬陸斗のポジショニングおもしれえ!」を補完証明してくれる

いやまあ開幕1試合のデータと昨季の平均値の比較だし、その数値の採取基準も分からんし、参考値でしかありませんが。でも試合におけるデータって今のところ「凄く主観的で雑な印象」を「ああやっぱり」と補完したり「意外とそうでもなかったか」と修正したりするもので、まだ絶対的なものではない

【2019リーグ開幕アウェイ吹田戦の私的マンオブザマッチは、今季の編成に携わった全フロントスタッフに。いや1試合で評価すべき部門でないんですが、ちょっと有り得ないスよ、このボスの趣味志向へのフィット具合。違約金ほとんど使わず、開幕戦に5人の新加入選手起用してこの出来ですよ奥さん!・・・ by 蒼井真理】 about [2019-J1-01] 横浜 3 v 2 G大阪

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

試合前〜試合中の実況&コメント

アンジェ横浜の2シーズン目、2019リーグ開幕アウェイ吹田戦。のぞみ319号で新大阪まで

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2019開幕アウェイ吹田戦のスタメン

FW マルコス、エジガル、仲川
MF 天野純、三好
MF 喜田
DF 高野、畠中、チアゴ、広瀬
GK 飯倉

SUB:朴、ドゥレ、松原、扇原、大津、渓太、李忠成

新加入5名がスタメンに名を連ね、ドゥレを押しのけ畠中が先発。喜田拓也がアンカー&ゲームキャプテン

負傷離脱はティーラトンと椿直起の2名

開幕に向け左SBの選択肢は「香車系WB」高野遼の一択となったが、完全なる再構築が求められる左サイドの型をとりあえず作る&カットイン好きなマルコスと高野遼の相性は悪くないかも

あとは天野純の手綱さばきと、畠中槙之輔が後ろから如何にビルドしていくか

ボスの志向と理想から言えば、チアゴの相方がドゥレでなく畠中槙之輔なのは解る。スピードと自陣深くからのビルド貢献。ポジションを崩しながら出し手にも受け手にもなれる。ドゥレはタイプ的に大雑把に言うと「35歳頃の中澤佑二」を、更に“攻守縦方向の攻撃性” を高めたキャラなんだよね

対人守備対応を中心とした勝利への実効性はさて置いて、ボスの理想とスタイル的にはドゥレよりも畠中槙之輔。でも今季は「結果にも拘っていく」シーズン。故に槙之輔にとっては、この開幕戦は内容以上にチームの結果が大事になってくる

――天野純の背番号10。開幕戦でキャプテンマークを巻く喜田拓也

ユース時代から知る2人が、マリノスが1つの時代の終わりを迎えた2016シーズン末に「マリノスの未来そのもの」と期待を託した2人が、ここまで来た事は実に感慨深い。だが始まりでしかない。大事なのは、ここから何を築き残していくかだ

天野純喜田拓也の2人は、2年前の私の期待に応えてくれた。しかし昨季ピッチで見せたパフォーマンスは期待以上ではないし、背番号10やキャプテンマークはそれ自体が何かの達成にはならない。全てはその先に。ここから先は容易ではない。 マリノスを強くする、マリノスを勝たせる選手に――期待している

茨木駅からバスでパナスタへ

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ええええ…ゲームキャプテン喜田パイセンじゃなく天野純なん? 天野純も「喜田がやればいい」ってたのになあ

開幕戦のピッチに先頭で入ってきてコイントスするのが画面的に大事なのかなマリノスの10番アディダス的に――まあキャプテンマークや10番は、それそのものに価値はないから本人たちの気持ちにソレがあるならいいや。アイコン以上の価値はないと俺は思ってる

開幕戦の緩いチェックポイント

・そんな規律や実効性あると思えぬ
・吹田の2トップの制限を
・如何に無効化しビルドするか
・ポゼッション時の配置バランス
・ボールロストへの備えと
・ネガトラの反応速度、実直さ
・特にエジガルとマルコスの2人

なんだよ青山直晃がベンチにもいねえじゃねえか! 青ちゃんお帰り!

渡邉千真とコンディション的に出遅れ気味の今野泰幸はベンチから

キックオフ1時間前にパナスタ到着。良い箱なんだけど来場頻度が高すぎてもう感動はない

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やっぱええなあ専用スタジアム

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パナスタはバクスタアッパーの上段、中央ややアウェイ寄りカテ5前売り3000円。ピッチを見下ろせて俯瞰厨には最高の環境。ええなあ専用スタジアム!

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GKアゴヒゲ飯倉大樹朴一圭がシゲさんとアップ開始。アウェイ側マリノスのゴール裏はそれなりのエリア幅と、なかなかの密度

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フィールドプレイヤがグレッグとアップ開始。高まってきたなあ

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アップ時から選手たちを鼓舞するゴール裏のビッグフラッグ

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2019シーズンのマリノス初ゴールゲッタは誰になるかしら♡ 俺はなんとなくだけど三好康児じゃないかと思ってます

吹田の4ー4ー2ブロック守備の方向性はかなり想定しやすいし、逆に今季のマリノスのビルド&ポゼッションはまだ見せてないから、吹田の対応は「ピッチで展開見ながら」普通に考えて、先手後手がつくれる(ボール支配そのものは比較的容易)ハズ。その中で如何に実効性もちチャンスメイクできるか

ポゼッションからチャンス構築における左右と中央の使い分けとか、刷新された左サイドで高野遼とマルコスを天野純が如何にコントロールするかとか、右は仲川輝人をSB広瀬陸斗がどんだけ上手く使えるのかとか、IH三好康児がどんだけビルド関与すんのかシャドウ寄りでやんのかとか

あとは今季のCFは、エジガル・ジュニオはどんだけフィニッシュ以外に関与貢献してくんのかとか。攻めの幅と厚みですよね注目して見たいのは。始動から注力してきた部分だと思うので。手持ちのカードの数と実効性を高め、より多く選択肢を持ち、どんだけ相手に後手の対応を強いれるか

上を目指す「ただ愉しいだけでなく、勝ちきりタイトル争いに絡む」という部分では、やはりポゼッション時の位置関係。どんだけロスト時に備えネガトラで素早く的確な対応をし「奪い返しに行けるか」そこが改善されなければ、昨季のような「安い失点」は減らない。ドゥレを外し畠中起用もリスクになる

開幕戦はその辺りに注目しつつ、少しずつ新加入選手の特徴を掴んでいければと思います。いきなり5人も起用されたら、なかなかフォーカスするのは難しい。どこまでが個人の、組織の可否かも評価は難しい。シーズン序盤は、じっくり観ていこうと

DAZN中継スタートに合わせてゴール裏から解説の水沼貴史チャント。あざとい! いやらしいw

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吹田のチアは今季も太ましくムチムチで実にけしからん

おお遠藤彰弘! アキさん! あっという間の花束贈呈w

アンジェ横浜2シーズン目。明確なスタイル方向性と各ポジ2人ずつ遜色ない編成。開幕スタメンはフィールドプレイヤ半数が新加入選手。予測は不可能、ただ期待するのみ

2019リーグ開幕アウェイ吹田戦、間もなくキックオフ!

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吹田はエンド変更好きだなあ

前半47秒で自陣右サイド、チアゴのGK飯倉へのバックパスミスから失点! うーん安い!

前半3分、2019マリノス初ゴールは仲川輝人! 開幕戦からこんな感じ! 1ー1同点

落ち着こう(俺)

今季開幕戦のCK守備はフルゾーンから

吹田の狩り場はピッチ中央。去なし剥がせるか、ロストして被決定機に直結するか

コレ2シーズン目にしてボスの趣味が全開だなw 実にアタッキングだ

前半13分までは実に超イケイケでガバガバ。趣味の世界。タイトル争いにはシーズン90得点くらい必要なスタイル

目指せリーグ最多得点更新!

ボールロストがほぼ即被決定機! ガバガバ過ぎませんかねえ…

ガバガバ過ぎる

畠中槙之輔! 畠中槙之輔! エジガルそれは決めてたもれ!

マルコスの右CKからエジガルのヘッド、こぼれ球に畠中槙之輔! ミートしきれずGK東口順昭。惜しい~

エンタメ性 高すぎ高杉くん

真正面過ぎるFKを天野純がゲット

マルコスがフンワリ蹴ったw

高野遼はええクロス上げよるなあ

喜田パイセンがルーズボールに突っ込みFKゲット。これは天野純の位置と角度

前半34分、なんか凄い逆転ゴールきたわああああああ! 右サイドで天野純が違いを見せる抉りからマイナスクロス、こぼれ球を三好康児! 三好康児がエリア外から豪快に突き刺す! 2ー1逆転!

三好康児のシュートすごかったけど天野純のあの抉りかたもエグかったですよ奥さん

毎試合3点取れば90得点も到達するしリーグ優勝争いも可能。失点は2つまでな!

前半38分、エジガル・ジュニオがマリノス加入初戦で初ゴール! 前半3点! 開始早々の失点とかもう過去の話!

しかし実にアタッキングだ…

数の暴力ですよ、あのゴール前の厚みとかセカンド回収狙いとか。今季のコレは本当にイケイケでガバガバです

エジガルのフィジカルが予想以上に仕上がってきてるのが嬉しい誤算


昨季シーズン前半に「ボスの掲げるアタッキング・フットボールは決して失点上等のユルガバスタイルじゃないですよ」と言い続けましたが、2シーズン目この開幕戦を見る限り、また選手スタメン起用の方向性的にも完全にイケイケでガッバガバです。ありがとうございました

いやまあ勿論「失点上等」ではないんでスが、スタイル方向性の価値観、選手たちに与え求めるプライオリティ的に、断然「攻めに厚み出す相手陣内で奪い返す>>>ロスト時の失点リスク管理」なんスよね。守備のための守備でない、ボール奪い返しショートカウンタにつなげるための鋭いネガトラ

昨季より「相手を動かして、綺麗にチンチンに崩して、美しくフィニッシュする」志向は減じ「数の暴力」相手陣内でブロック内側に縦方向のパス付けてターン狙って、引っ掛かりこぼれ球になるのも想定してそこに人数厚み掛けて、拾いすぐ2次3次攻撃に――ストーミング要素(意図的にガチャつかせる)が↑

その部分でエジガル・ジュニオと、三好康児が凄くハマってる前半45分だったかなーと。仲川輝人なんかも生きる方向性。アンカーが扇原でなく喜田パイセンなのも、そう考えると納得

さて後半。もちっと落ち着いてポゼッションしてくるのか、前半の方向性を貫くのか。さてさて

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さすがに2点リードで後半迎えて、守備ブロック内側に縦パス付ける頻度は減らし、サイドからサイドから

エジガル・ジュニオが想像以上にネガトラ、守備できる…

天野純の右足シュート。もう1つ前で撃って良かったかな

エジガルのネガトラ守備素晴らしい

後半12分のエジガル決定機の起点は、中央に絞った右SB広瀬陸斗から。広瀬陸斗もすんごく流動性と主体性もって機能してる。マツケンからポジション奪ったのも納得のパフォーマンスを見せている

前半終了、横浜3ー1吹田。シュート12:3(枠内6:2、エリア内6:3)決定機7:3。CK&FK5:2。シーズン開幕47秒で失点した瞬間はどうなるかと思ったが、即座に同点とし新加入2人のゴールもあり3ゴール略奪! 2シーズン目のアンジェ横浜は超イケイケでガバガバである

広瀬陸斗のポジショニングが凄く面白い

なんだかんだ前半17分以降は、吹田に決定機を与えてないしシュートも数える程も打たせてない

三好康児のエロ過ぎるヒール落とし! マルコス得意の角度もミートできず

遠藤渓太がスタンバイ。たぶんマルコス・ジュニオール

マルコスそれ決めて交代したかったー。テルは今季もキレッキレ

こんだけ賢くマジメに守備できるCFがいると本当に捗る。むしろいないとアタッキングもハイラインも成立しない

昨季はどうやってたんだと思う程に

後半31分、マルコス⇒遠藤渓太

広瀬陸斗のポジショニング、見てるとこが本当におもしれえ

ヤベえなマツケン以上のニュータイプ来ちゃったよ…

よく獲得できたなあ広瀬陸斗

後半37分、エジガル⇒李忠成

渓太おしーい

「敵陣でハメ奪いショートカウンタ」ついに実装されました。いや実装されつつあります

李忠成のプレスバック!

あと高野遼がこれまた思った以上に穴を作らずやれてる

お前ら忘れてるかもしれんが、この開幕戦のスタメンはフィールドプレイヤ半分の5人が新加入選手だからな?

大津アニキがスタンバイ

後半43分、なんでもないクロスからまたまた安い失点。飯倉の声はチアゴに届かずチープなクリアを拾われ流し込まれる。3ー2

2失点までは全然OKだから!

後半44分、仲川輝人大津祐樹

三好康児が右WGへ

ああ渓太よくやりきってCKとったね

チュンくんのコーナでのボールキープ!

大津祐樹から李忠成ウラ抜けかけシュート惜しい!

吹田に最後のCK!

高野遼そこは簡単に!


凌いだー! 超イケイケ! 超エンタメ! 最後までドッキドキ!

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開幕戦トリパラ! 満開!

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試合終了、横浜3ー2吹田。トータル決定機10:4。開始47秒でうっかり先制され、昨季からの安い失点癖は改善されずも前半の内に3点叩き込み、後半も最後の1失点以外は概ねゲームコントロール。安い2失点の課題を得つつ、三好康児とエジガルに初ゴールも生まれ上々の開幕戦勝利!

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試合全体について

かなり出来過ぎの開幕戦だと思います。でも特に新加入選手たちのパフォーマンスが素晴らしかったんです。こんなの期待しちゃうじゃないですか期待膨らむばかりじゃないですか2019シーズン!

2019リーグ開幕アウェイ吹田戦の私的マンオブザマッチは、今季の編成に携わった全フロントスタッフに。いや1試合で評価すべき部門でないんですが、ちょっと有り得ないスよ、このボスの趣味志向へのフィット具合。違約金ほとんど使わず、開幕戦に5人の新加入選手起用してこの出来ですよ奥さん!

エジガルの守備貢献、三好康児のどこにでも顔出し滅茶苦茶前向く攻撃性、広瀬陸斗の「見えてる」感が溢れるポジショニングは異才。マルコスは今日はちょっと運もなかったけど、守備もそこそこ。高野遼は正直不安に思ってたけど、全然やれてた。なんだコレ普通じゃないよ

個人的に開幕戦で一番インパクトあった選手は右SB広瀬陸斗。すんげー「見えてる」ポジショニングのセンス抜群。旧態依然なSB像でなく、攻守にボスの趣味志向にマッチした流動性あるポジショニング。外に張り出して良し、内に絞って良し。対人守備やアラートも及第点以上。とんでもない掘り出し物

吹田で見下ろし俯瞰できたから、広瀬陸斗のポジショニング、単なる「位置取り」だけでなく異質な「移動ルート」がよく観察できた。おもしれえ。超見えてる賢いニュータイプ。全く普通のSBでない。右WGとかIHでも起用に耐えるんじゃないかな…。起用選択肢の幅も広がる可能性を感じた

例えば仲川輝人が負傷や累積であっても、右WGは広瀬陸斗、あるいは三好康児という選択肢があり松原健との併用も可能であろうと。だからマツケンも頑張れ。「各ポジ2人ずつ遜色ない編成」以上の幅と厚みを感じさせる開幕戦。そうなると連戦やカップ戦にも、より期待値高まる。ローテーション起用できる

今のマリノスは試合だけでなく日々のトレーニングから細かく選手個々のフィジカル&メディカルデータを採取し「ちょっと疲労溜まってるパフォーマンス落ち始めてる」段階から負荷をコントロールしてる(だから昨季、そして今季開幕までも離脱が少なくなってる)⇒

⇒その負荷コントロール+各ポジ2人の遜色ない編成+複数ポジションこなすタレントで、ローテーションしつつチーム力を一定以上に保てる&絶対的レギュラ保証はなく、ハイレベルなチーム内競争が、個々とチームの底上げに繋がる…

ついにマリノス始まったな!

今季の編成はマジで凄いんじゃないかしら。開幕前から「かつてなく理に適ってる」「明確にチームと監督の求める方向性ありきの偏りない編成」感はあったが、実際は蓋を開けてみないと分かんない部分あるもので、まだ開幕1試合だけだけど、凄く出来過ぎな手応えある

これでマルコスが早めにゴール決めだしてフィットして、ティーラトンもハマってきたら俺は小倉勉SDに土下座する準備万全だぜ

今季は「2019ベスト布陣」とか「絶対的レギュラ」みたいなのは固まらないまま切磋琢磨しつつチームの幅と厚みと競争力を高めあいながら、最後まで走っていける(誰も腐らない)のが理想的ではないかしら。そういう意味で、3人のキャプテンが示す姿勢が大事になってくるんじゃないかなと

だから俊さんや齋藤さんが示したキャプテン像とは、今季の天野純や喜田や扇原が示す「チームのためマリノスのため」の献身や、周りに見せる表現振る舞いは全く別種のものになるのではと。キャプテン3人制も、その3人のセレクトも、凄く悪くないものじゃないかなと

茨木駅行きシャトルバスの長い長い列に並びながら、そんな事を考えて実にポジティブ。伸びシロだらけだな2019アンジェ横浜!

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吹田スタジアムを出てから歩き列に並び寒さに耐えて1時間。ようやく茨木駅行きシャトルバスに乗車。パナスタは帰りのアクセスがなあ…

新大阪で開幕戦勝利のモジャカレー。カツカレー10倍は850円

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選手コメント読みながら、のぞみ54号で新横浜まで帰ります。うーん今季はあんま好きでないアウェイスタジアム行くの止めようかなと思ってたけど、これは水曜カップ戦もきっと楽しいぞ…

「チーム始動からやってきたことが、いくつか出せたかなと思う」広瀬陸斗

全部は出していない…ッ!
ボスとマリノスのスタイル方向性への戦術理解と適応度がハンパない。徳島とリカルド・ロドリゲス監督には感謝しかないです

「前線からのプレスへの貢献はボスからも強く要求されている。前からボールを奪い返して早く攻めることを意識した。今日はそれができて凄くポジティブな試合だった」エジガル・ジュニオ

エジガルの真面目で賢い前線からの守備、特にネガトラ切り替えスピード、無闇にボールホルダに突貫するのではなく「最優先に遮断すべきパスを切って限定しながら寄せて圧力を掛ける」クレバーさには正直、驚いたよ

カイケはFWが守備をする文化を持たない選手だったし、ウーゴは「気分次第」「やってるフリ、アピール」色の強い前線守備しかできなかった。エジガル・ジュニオは「ボスの要求とチーム・ファーストな姿勢」「新しいクラブとリーグの文化を尊重し適応しようとする姿勢」が見えて、とても好感触♡

開幕アウェイ吹田戦、マリノスのDFラインは勇猛果敢に押し上げ 大量11のオフサイドを取りましたが、アレは前線からの圧力限定がないと成立しませんからね。圧力掛かるから相手は縦に蹴る、圧力掛かってるから制限できてるからラインも駆け引き&押し上げできる。エジガル凄くこの部分で貢献しました

開幕1週前のYo-Yoテストで勇蔵先輩と並び最速リタイアした時は「ああやっぱり仕上がり遅め」「シーズン序盤は李忠成スタメンで、エジガルは少しずつ出場時間伸ばしながらコンディション上げて頂くか…」と思いましたが、開幕スタメンで超守備ネガトラ頑張ってくれた。有り難い、実に有り難い

エジガルはファーストトップとして縦パス呼び込む動きやコンタクトの強さ、半身受けからのターンもそれなりの実効性を示してくれたし、ここからフィットしていけば更に良化の期待も。期待しちゃうじゃないですか。最も重要なストライカ資質は、シーズン終わって何点取れたかですけど

三好康児は最も期待した部分「受けたら全部前を向く」やってくれたし、今日のゲームプラン限定的かもだけどアンカーより低いとこまで落ちてCBからパス引き出すビルド貢献も。かなーり負荷の高い仕事こなしつつフル出場。決勝ゴール。攻めの組み立てからフィニッシュまで、彼1人で凄く幅が広がるよね

三好康児を(ローンとはいえ)獲得できた事は、今や押しも押されぬ中心選手となった天野純にも良い刺激となるだろう。もちろん大津祐樹や、山田康太にも。ボールを受けたら「相手ゴールに向いて仕掛ける」それがプレイの最優先

2点リードし迎えた後半は、さすがに前半見せた「敵陣中央、相手ブロック内側に縦パス入れて反転狙う」被カウンタのリスク高い選択は減らしてサイドに開く形がメインになったが、その展開でも「少し引いて圧力弱い位置で受けて前を向いて、ドリブルで運ぶ」三好康児仲川輝人の2人の存在は貴重だった

2枚「中盤で受けてターンしてドリブルで前に運べる」選手いるのは大きいよ実に大きい。リスク抑えるため「中央クサビ縦パス控えサイドに開く、サイド起点」だけになると単調になる。三好とテルの存在は貴重。テルも少しずつ仕事の幅を広げてる

渓太も「スペースで受ける」だけでなく「ターンして運ぶ」この種のアビリティ伸ばしてかないと、なかなか出場時間は伸びてこないかもね

ただいま新横浜。アウェイ開幕戦で期待の持てる勝ち方ができて本当に良かった良かった。今夜はいい夢みられそう。明日は保土ヶ谷だよ

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開幕戦、三好康児の逆転ゴールの起動。左アウトに掛かりGKから逃げていくスピードある弾道に代表GKの東口順昭も為すすべ無し! この「アウトにかかってグイーンとGKから逃げていく」軌道からの逆転ゴール、今週のジャイキリやな!

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昨季、札幌で出場時間を伸ばしてブレイクしたとは言えリーグ戦 3ゴールだった三好康児が、決意のマリノス移籍で「ファンサポータに結果で示す」と臨んだ開幕戦で、鮮やか初ゴールが価値ある逆転決勝ゴール。持ってる。マリノス三好康児は更に自らの価値を高めていく(といいな)

ただ試合中にも指摘したが、この逆転決勝ゴールは三好康児のシュートも、そこに至る右サイドのコンビネーションも素晴らしかったけれど「左IHの天野純が意欲的に右斜め前に流れ受けて」「エンド際でキレある剥がしを見せ違いを作った」のも評価して欲しい…。『今日は30点』でも、これ位やりまふ

【人は変われる、運命は自分の意思で変えられる。河合竜二はプレイと生き様で、それを証明して私たちに示してくれた。マリノスで時間を分かち合えた事を、とても幸せに思う・・・ by 蒼井真理】 about 河合竜二の引退

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

河合竜二が40歳で現役引退。2010シーズン末に32歳でマリノスを契約非更新、そこから札幌で8シーズン。キャプテンも務め2度のJ1昇格、J2降格を経験しつつ皆に信頼され愛される選手に。近年は怪我が多かったが、よくぞ40歳まで抗った。本当にお疲れさまでした

マリノスでは早野監督時代の2007シーズンにアンカーとして目覚ましい成長適合を見せて中心選手となるも、翌シーズンからは怪我が続き出場機会を減らす中で2010シーズン末に世代交代施策により解雇。河合竜二は、マリノスには希有な「若手を叱れる」キャプテンシある兄貴分だっただけに残念だった

俊輔も中澤さんも苦手だったんだよね「ピッチで周囲の弛緩を叱る、ピリっとさせる」「でもピッチ離れると後腐れなく変な空気や関係にもならない兄貴肌」彼らは背中で語る人だった。河合竜二のキャプテンシはマリノスには希有で貴重なものだった。2018シーズン以降の怪我がなければ――と今でも思う

河合竜二が繰り返す脚の怪我に苦しむことなくマリノスで中心選手としてキャプテンを務めていたら――彼が去って後も何度となく考えた別の未来だが、馬場ちゃんは札幌で、その希有なキャプテンシを発揮し若手を叱り飛ばしチームを牽引し、皆に愛され信頼される選手になった。それはそれで、嬉しいことだ

練習遅刻などプロとしての姿勢に問題あり24歳で浦和をクビになりトライアウトで岡田武史に拾われたCBが、2年後のCS第1戦で古巣から決勝ゴールを奪い、アンカーとして覚醒し、再びクビになり、そして40歳まで現役を続けて札幌のレジェンドになるとは…。やっぱサッカーおもしれえ。河合竜二は最高だ

過ぎた過去や遠い未来のことよりも「今、目の前のことを全力で」

浦和時代の苦い経験や反省後悔、マリノスでの再起や繰り返す怪我など様々な経験した河合竜二だからたどり着いた言葉なのだろう。過去は変えられないし、未来を変えていくは「今」の自分だ

人は変われる、運命は自分の意思で変えられる。遅いも早いもない、大事なのは「今、目の前のことを全力で」それを疎かにする者に過去は教えを与えないし、未来の扉も開かない。河合竜二はプレイと生き様で、それを証明して私たちに示してくれた。マリノスで時間を分かち合えた事を、とても幸せに思う