横濱戦術四天王(仮)~マリノスの戦術を読み解く〜

横浜が誇る戦術四天王による、横浜F・マリノスについてのつぶやきをまとめます。 ちなみに、あと2人がみつかりません。

【改めて中澤佑二の今季と新たなスタイルに取り組む覚悟が読み取れる良記事。中澤佑二は一切妥協しない。やっぱこのお方は鬼ですよ鬼 by 蒼井真理】 about 「中澤佑二は速度勝負になぜ勝てるか。ハイライン守備で光る「コンマ何秒」。」

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

Number編集部@numberweb

中澤佑二は速度勝負になぜ勝てるか。ハイライン守備で光る「コンマ何秒」。
#Jリーグ #jleague #fmarinos #中澤佑二
http://number.bunshun.jp/articles/-/830342

number.bunshun.jp

 

「そこは0コンマ何秒の世界だと思う。ボールが出そうだったら相手より半歩早く走ればいいし、半歩前に出ればいい。そういう足の速さって陸上競技のような『よーいドン』ではないので。可能な限りフライングじゃないが、先読みして早くスタートを切れればそれに越したことはない」中澤佑二

「ラインは下げなくていいと監督にハッキリ言われているんで、やるほうとしたらやりやすい。『良いボールが出てキレイにウラ取られたらしょうがない』ぐらいの気持ち。4バックがしっかりとそろって真ん中を絞っておけば、真ん中をやられる事はほぼないと思っている」中澤佑二

「まずは監督が言うことに対して全力で取り組むしかない。(ハイラインは)確かに怖い部分もあるし、今までやってきた事とは違う。たとえ無意識の状態でも、今のやり方が自然とできるように頭と体をしっかり合わせていくしかないし、そこまでやらないといけない」中澤佑二

「このサッカーは走らないとできない。40歳になっても走れるなというのはありますよ。毎日、全力で練習して、試合ではできること、やれることを100%やる。それしかないと僕は思っていますけどね」中澤佑二

――目新しい言葉はなくとも含蓄ある言葉、改めて中澤佑二の今季と新たなスタイルに取り組む覚悟が読み取れる良記事。「よーいドンじゃない」「無意識の状態でも、今のやり方が自然とできるように」中澤さんの優れた部分や、スタイル習熟のため大事なキーワードもチラホラと

中澤佑二と「よーいドン」2016年5月8日、リーグ連続100試合フル出場を達成するホーム甲府戦前の tweetより

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中澤佑二は昨日の全体練習後も、フィジコのグレッグとマンツーマンで「追いかけっこ」に似たダッシュ、相手の動きに合わせたキュキュットした動き出し動き直しとかクイックネス系のフィジカルトレーニングで自分を追い込んでいた。始める前にはグレッグとしっかり話し込んで。終わったら肩を叩き合い

「よーいドン」にしないため、培った予測判断も生かすし、ボスの求める新しいスタイルへの習熟理解も深める(部分的には長い年月を掛けて構築した中澤システムの放棄である)が、単純に「追っかけっこ」のフィジカル部分も妥協しない。中澤佑二は一切妥協しない。やっぱこのお方は鬼ですよ鬼

「無意識の状態でも、今のやり方が自然とできるように頭と体をしっかり合わせていく」この “無意識でも” は少し下書き進めてる連投テーマの頭の部分のキーワード。…練習で意識してやんないと、試合での “無意識” は狙ったように機能しない。脳はショートカット大好きなサボリ魔

【(エリクの3シーズンを)正しく評価し伝えてくれるメディアがある事を本当に嬉しく思う。ハイプレスとかビルド&ポゼッションとか偽SBとか5レーンとか表面的な戦術の部分でなく、最も根本的かつ病巣的にマリノスの「出来てなかった」部分が、変わろうとしてる by 蒼井真理】 about 河治良幸「Jリーグが衝撃…横浜FM「ポステコ革命」の真実」

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

河治良幸
@y_kawaji

マリノスの基本的な戦術理念を少し大きめにまとめました。まずは前編です。

Jリーグが衝撃…横浜FM「ポステコ革命」の真実【前編】 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

dot.asahi.com

 

『ただ、この現象は唐突なものではなく、実はエリク・モンバエルツ前監督の時から仕込まれたものだ。つまり、前任者が種を撒き、水をやり続けた畑に新監督が進化のための肥料を加えたような流れだ』

これを正しく評価し伝えてくれるメディアがある事を本当に嬉しく思う

マリノスのファンやサポータなら、エリクの3シーズンを経由せず、いきなり2014シーズンにアンジェが就任してあのスタイルを提示要求しても、選手たちが「何を言ってるんだこの監督は」「それはマリノスらしくない俺たちのサッカーじゃない」と猛反発をくらってたのは容易に想像できると思う

エリクは実に変格過渡期の、とんでもなく面倒臭くて、自分は畑を耕し種を蒔いて収穫期は他の誰かに譲るという一見損な役割を、彼らしい諦観で遂行していってくれたと――元日の天皇杯ファイナルの後にで感じた事を、今ボスのチームと選手たちを観て改めて思う。そう思える事が、凄く嬉しい


河治良幸
@y_kawaji

マリノス後編です。

Jリーグが衝撃…横浜FM「ポステコ革命」の真実【後編】 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

dot.asahi.com

 

『現状は相手を見て調整を加えながら支配的に “アタッキングフットボール” を進めていくことが十分にはできていない』

『よく陥りやすいのが、自分たちから攻撃のアクションを起こしていくスタイルほど、相手に関係なく同じやり方を続けることが重要と考え、相手の分析を軽視してしまう』

以前にも書いたと思うが「完璧なチート戦術などないし、そもそもポジショナルプレイはそれそのものが戦術でなく戦術を再定義する概念。より細かく明確に定義したチーム戦術に対し、必ず相手は対策してくるが、それを上回り続けるための思考施策に終わりはない」

で個人的には「もちろん戦術的柔軟性、相手に即したプラン選択、選手たちの自主性、臨機応変な修正は必要になるが」今季の序盤は「ボスがエグいドラスティックなスタイル改革やってるから、コレのベース部分を選手の頭と体に真に叩き込むまでは」愚直にアレンジ少なめでやるべき――と思っていました

まず基礎問題を徹底的に繰り返しコンスタントに95点以上取れるようになるまでは次のステップ応用問題に手を付けるべきでない、それは基礎の理念や哲学を選手たちが「自分たちに都合よく」ネジ曲げ「やらない」言い訳になりかねないマリノスあるあるだから、基礎は大事だよ公文式のココロ~

でもボスは相手が対策取る(前線の形を変えて同数でハメる、アンカーを狙い撃ちする)ようになると、中盤トライアングルの形を早々に変えてきたし、リーグ初勝利となった浦和戦では選手たちが「自主的にピッチで思考判断決断し」「状況に合わせた修正を施し」上手くやれた、と手応えあるコメント多数

松原健のコメント然り、ダビを前に押し出し後方でバランスを取った天野純然り、素晴らしいのは「ハーフタイムにボスに『自分の判断でこう変えたけどコレでいいか?』と確認し、ボスも『OKだ』とそれを承認してる」とこ。コレ凄く大事だから! 報告連絡相談、社会人の基本! 事後報告で全然大丈夫!

エルゴラ、菊地さんの記事にも

「監督は鳥栖戦の後から『言われたことだけやるのでなく、自分たちで判断してプレイしろ』と明確に選手たちに伝えていた」

「浦和戦の前に『ボスからは “あまり答えを求めないで欲しい” と言われている』と、自分たちで考える必要性を感じていた山中からの決勝ゴール」

選手はボスの要求に妥協なく応えようと懸命に取り組みつつ「従順にやってるフリ」でなく自主性を発揮し、ピッチで思考判断決断をし、自分で自分のケツを拭いてる。目の前の試合とマリノスに対し、自分から責任を取ろうとしている。そしてボスは「もっと自分で考えろ」その姿勢を積極的に後押ししている

ヤバいな。マリノス始まったな。コレは上辺でないマジ本格的なドラスティックでセンセーショナルなレボリューションだぜ…。ハイプレスとかビルド&ポゼッションとか偽SBとか5レーンとか表面的な戦術の部分でなく、最も根本的かつ病巣的にマリノスの「出来てなかった」部分が、変わろうとしてる

最後にリーグ優勝を果たした2013ー14連覇の時でさえ、あれは岡田武史が「奪ったら横や後ろじゃなく縦に」「とにかくサボるな闘え」という “型にハメる&精神論” で、マリノス脆弱性を消して強みを引き出した。岡田武史は選手たちの自主性を引き出した訳ではない事に納得せず、後に岡田ラボ暗黒時代へ
※最後にリーグ優勝したのは 2003ー04ですよね! 「前世の記憶」になってしまう前にリーグ優勝したいです

本当の意味での主体性、自主性とは何か。それを獲得するために監督や選手にどんなアプローチが求められるのか。その1つの解をマリノスは獲得しつつある。ここまでくるのに25年を費やした。この改革を継続性と持続性ある本物にしていって欲しい

――これは蛇足であり前にも述べたし今後また書くテーマだけど、ボスと選手たちトップチームが真の主体性を獲得しつつある今こそ早急にユースの、アカデミーの改革をだね…。ソレができる選手、自分で考え判断決断できる習慣づけられた選手の育成供給を、ホント是非お願いします。大変切実な問題です

こういう「選手たちが主体性を獲得する」「誰か1人でなくチームとして」体質的な変化、意識改革は時間もかかるし何か1つ決定的な施術やアプローチでなく、複合的な要素により起こるものだとは思うけど、俺は昨季アウェイ川崎戦の0ー3完敗は1つ大きな転換点じゃなかったかと思う

「このままじゃダメだ」「ソレはこれまでのマリノスらしさではない、向き合ってこなかったモノだけど」「本気でソレに取り組まなければ」「俺たちは変われない、勝てない」「勝ちたい、勝たせたい、変わりたい」そう本気でチームが選手たちが思えたのが、あの0ー3川崎戦とそこからの優勝戦線脱落かなと

なんとなくだけど、俺はそう思う。なんとなくだけどね。アレが全てではないけど、象徴的なゲーム。転換点。天野純なんかは「これまでの自分たちは間違っていた」とまで言ってかなり反発くらってたしw リーグ終盤は「できもしないハイプレス」に取り組み、C大阪にボコられたり

2年目終盤の「できもしないビルド&ポゼッション」3年目終盤の「できもしないハイプレス」エリクの3シーズンは、これまでの “マリノスらしさ ≒やらない言い訳” を破壊する3年間でもあった。コレやんねえと勝てねえよな、でもオマエら出来てねえよな、エリクはやんわり丁寧に、選手たちに現実を見せた

…うーんエリクの3シーズン楽しい。振り返り価値を検証するのも楽しい。積み上げ厨にはたまらない…。しかし、もう新たなボスとの挑戦は始まっているから過去を振り返り美化するのは程々に。そのエリクが整備したベースの上に、確かな上物を築き結果を出さなければ。タイトルを獲りに行かねば

【計り知れない価値あるアンジェ横浜リーグ初勝利!チームレベルだけでなくクラブ全体で、マリノスちゃんと積み上げて構築できるクラブになってきてるよ!絶対に今日みたいな成功体験が「貫いた事が正しく報われた結果」が必要だから。ホント勝てて良かったああああああああ by 蒼井真理】 about [2018-J1-4] 横浜 1 v 0 浦和

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

5連戦の5戦目は序盤の節目、リーグ4節アウェイ浦和戦。開幕3戦未勝利、13位の浦和と16位マリノス。勝って浮上の契機とするのは何れか、あるいは共に沈んだままか――浦和美園へユルユル移動中

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アウェイ浦和戦のスタメン

FW ユン、ウーゴ、渓太
MF 天野純
MF 扇原、ダビ
DF 山中、ミロシュ、中澤、松原
GK 飯倉

SUB:杉本、金井、下平、中町、海夏、イッペイ、伊藤翔

復帰予定だった喜田は前日練習で再び負傷、中盤は△形で扇原とダビのボランチ。ミロシュと飯倉は開幕からフル先発継続

J1審判・スタメン情報@j1referee

【浦和】
GK
1 西川周作
DF
38菊池大介
2 マウリシオ
5 槙野智章
3 宇賀神友弥
MF
16青木拓矢
15長澤和輝
10柏木陽介
FW
9 武藤雄樹
30興梠慎三
7 武富孝介
(Sub)
28福島春樹
26荻原拓也
31岩波拓也
11マルティノス
18山田直輝
22阿部勇樹
21ズラタン

浦和マルティノスはベンチスタートか。岩波拓也阿部勇樹もベンチとは贅沢な…。サブGKは福島春樹――専修大仲川輝人の1学年後輩でパントキックがすげー巧かった――榎本哲也はベンチ入りもできなくなったんだな

「中盤のスタートポジションは2ボランチだが、常に1枚は降りて1枚は前に出る。喜田が不在でもチームとしてやるべき事が変わる訳ではない。毎週3ポイント取りたいが、スタイルを貫いてチャンスを作り、ゴールを決めたい。浦和はポゼッション志向のあるチームだが、我々もそこで圧倒したい」アンジェ監督

「守備の時の中盤の形は▽から△に変わるが、ボールを回す時は変わらない。(浦和にボールを握られ)押し込まれてる時は守りやすくなると思う。(ダビと交互に)前へ出て行く回数は増えると思うので、そこで何ができるか。チームのやり方の中で自分の特徴を出したい」扇原貴宏

――ル杯 瓦斯戦で一定の手応えあった中盤△形への変更を継続。ボスや扇原のコメントから「マイボール時▽なのは同じ」だが鳥栖戦でアンカー扇原が狙い撃ちされた経緯もあり、ダビと2人で交互に前後する事で中盤トライアングルの流動性を高め、ハメ回避を狙う&守備時のブロック強度↑が狙いか

アウェイ浦和戦におけるマリノス側の注目ポイントは2つ、2ボランチの機能性と両WGの打開力。特にダビとユンにとっては次節からオリバーが登録完了しメンバ入り濃厚な状況下、この試合で結果を出さねば15連戦からは3+1の枠から外れカップ戦要員となる目算が高い

ル杯に続きオリジナルポジションがボランチでの起用となるダビは、中距離のサイドチェンジ精度や意外性あるドリブル、スルーパスなど「違い変化を作り出す」センスはボスにも評価されている模様。現状「中町より計算できる」というより多分に今日は「序盤の最終テスト」の意味合いの強い先発起用だろう

扇原もリーグ2度目の先発は再び「喜田不在」の試合。鳥栖戦の時にも「場合によっては最後のチャンス」と指摘したが、大津祐樹が既に合流を果たし、ル杯では吉尾海夏が存在感を発揮。中盤トライアングルが▽△何れにせよ3枠をめぐる競争は厳しさを増す。リーグ先発でのアピールチャンスは限られている

左WGのユンは、ここまでのリーグ3試合スタメン起用では結果を残せず。前節の鳥栖戦は63分で交代となった。柔らかいボールタッチや、セルフイッシュでないプレイ志向、終盤も落ちないゲーム体力など見るべき点もあるが、外国籍選手として期待される「個の打開力、違いを生み出す」プレイが見られない

「打開力、ゴールに直結するプレイは必ずしもWGだけに求められる訳ではない」「CFウーゴやIH天野純や中町の貢献の低さも等しく問題」という指摘もあろうが、ボスの志向やデザインされた攻めのコンビネーション、エリク時代から継続するベースとなる考えからも両翼WGには打開する力が最重要であり不可欠

ハーフスペースにSBを絞らせ起点を作り、IHが相手選手を動かしWGへのパスコースを作る手法1つとっても、またGK飯倉の進境著しいWGへ直接付けるフィードにしても、エリク時代と比較し「より良い状態でWGがボールを受ける」ためのメソッドの落とし込みと頻度は向上している

「WGがアウトサイドレーンでゴールを向き完全なる1対1」は難しいが「1対1.5」もう1枚のDFはIHやCFが牽制してどちらも見なければならない状況――くらいは作れる組織を、始動から50日でボスと選手たちは構築した。コレは瓦斯とのプレシーズン、開幕のC大阪戦でかなり衝撃的だった

「両翼WGだけの責任か」の指摘はごもっともだが、ウーゴは典型的ワンタッチゴーラでクロスをネットに沈めるのが最大の役割で彼の唯一に等しい存在価値。その1点に限ればリーグ屈指の存在であるのは疑いない。ボスもCFにはボックス内でCBと駆け引きしCBをゴール方向に引っ張る仕事を強く求める

アウトサイドレーンでWGがボールを持った際、CFが相手CBをゴール方向に引っ張るからバイタルが空きIHや逆サイドのWGが活用するスペースが生まれる。WGが縦に深く抉り平行あるいはマイナスのクロスを入れれば大きなチャンスになる。ボスはCFにサイドに流れたり、引いて受ける仕事はあまり求めてない

もちろん「高いレベルで両立させ臨機応変に使い分けられる」のが理想だが、ウーゴや伊藤翔はそこまでスーパなFWでないとボスも承知しての事だろう(伊藤翔にはウーゴのような特異なゴールセンスがないため、引いて受け捌くタスクも要求してる節あり)高いレベルで両立させられるFWは価格が2、3倍になる

アンカーやSBがハーフスペースでボールを受け、アウトサイドとセンター2つ「斜め前のパスコース」を選択する際、無論WGが相手選手を釣って中央のIHをフリーにさせる道もある。天野純や中町、ダビが「相手を動かすだけ」で自分が前を向き受けなくて良い訳ではない

だが大外のアウトサイドレーンはタッチラインを背に90°視野でゴールを向けるが、中央のレーンは相手からの監視が厳しく、複数の相手に囲まれ、より狭いスペースの中で動きながら精度の高い判断とプレイを迫られる。上手く背後を取ったり剥がせればGKと1対1となるが、難度は高い

よりゴールに近い場所、中央を固めるのは守備側の鉄則。WGがアウトサイドレーンで前を向き仕掛けるからこそ、そこに脅威があればこそ中央もフリーになりやすい環境が生まれる。その逆もまた然りだが、守備側の心理から見ても「外を捨てられる」「持たせても構わない」状況は怖さがない。混乱しない

エリクとアンジェにはWGに求める資質と役割には少なからず違いもあるが、継続性ある期待要求として「打開力、相手の脅威となる個の力」は間違いなくある。無論それが戦術の全てではないが、1つの大きな前提としてそれが機能しなければチームの枠や可能性、監督の選択肢や理想は大きく低減する

エリクはポゼッションへの拘りは薄くマルティノス(とウーゴ)の能力をフル活用するため、速攻からの順足クロスの優先度を高く置いた。ボスはよりポゼッションとコンビネーション志向が強く、代表監督時代からWGやWBに逆足の打開力ある選手を置いて打開のキーマンとする傾向がある(気がする

WGに高い個の打開力を求め、且つ現有戦力に不足を感じたからこそボスが就任し最初の補強要請は「逆足の右WG」オリバーだった。…あまり言いたくないが、齋藤学はエリクの時より今のボスの環境下でこそ数段高く評価され左WGとして期待されていただろう――全く今更な話ではあるが

ユンはこの浦和戦で結果を残さなければ、次の清水戦以降は左WGのポジションを遠藤渓太と争う事になる。ダビの評価如何ではメンバ入りすらできない可能性もある。ここまで見せた彼の「個の打開よりコンビネーション志向」からして一度カップ戦要員になればレギュラ復帰は尚更困難を伴うだろう

もちろん結果を求められチーム内競争を勝ち抜かなければならないのは遠藤渓太も同じ事。ユンも渓太も「1対1.5」の状況でパスを受け前を向くとこまでは一定値できている。そこは悪くない。ユンは最後の思い切りや周囲との意志疎通、渓太は狭いスペースでの判断。エリク時代よりオープン展開は少ない

大津祐樹の右IH適性も未知数。あるいはCFやWGでの起用もテストされるかもしれない。中盤より前は競争が激しく、誰も当確は打たれてない。願わくば今後の試合で各々が良いパフォーマンスを見せ、ボスが「仕方なく妥協し消去法で」起用するのでなく、ハイレベルで幅広い選択肢が得られますように…

3+1枠の関係で、扇原や中町のファンは「ユンユン頑張れ!」渓太やイッペイ、テルのファンは「ダビ頑張れ!」な状況であるとも言えるが、各々がそういった枠の関係は抜きに自分の力で居場所を見つけボスに必要とされる存在になって欲しいものだ

――未勝利のチーム全体のテーマとしては、ピッチコンディションの悪い三ツ沢3連戦の鳥栖戦でワースト内容、ル杯瓦斯戦はスコアレスながら再びチャレンジする姿勢は見せたので、埼スタのピッチでは勇気ある挑戦を見せる中でリーグ戦初勝利を期待したい。可能ならば複数得点で

ボスのアンジェも、決してお世辞や強がりでなく「選手たちの新しいスタイルに挑戦する姿勢を高く評価してる」し「今は結果よりも内容」だと言ってると思う。W杯予選の豪州代表と比べても、個々の後ろから繋ぐ意識と技術は優れているし短期間で咀嚼できている(無論、代表では難しいのは前提としてある

ショートパスを繋ぐ収める、タッチ数を減らす、相手選手を動かしパスコースを作る――俺らも驚いたけどボスもきっと「こんなに出来てる」って喜びや手応えはあると思うよ。やっぱ代表よりクラブ監督だなあ、と。特にGK飯倉の吸収成長の速度は凄く評価されてること間違いなし(代表のGKがアレだったので

あとはラスト1/3の精度とアイデア、そこに至るまでの精度や頻度も更に追求してゴールを奪い、理想のスタイルを体現する中で勝利を! 渓太とユンの両翼には特に期待。リーグ開幕3戦、一定の手応えは間違いなくあるから。浦和、埼スタのピッチ。今のチームが1つ契機を得るため相性的にも悪くないかと

「今シーズン取り組んでる新しいスタイルは 簡単に見えるかもしれないが、意外とプレッシャがかかってる中でプレイしている」飯倉大樹

――いや知ってる 知ってるww 全然簡単には見えてねえからwww

本当マジで今季の飯倉の新しいスタイルへの要求に対する適応・順応スピードは驚異的なレベルだよ! 少し前に自画自賛してたけど「飯倉大樹にしか務まらない」ポジションになりつつある。強いてリーグで挙げれば、今日対戦する浦和の西川周作くらいか

元日以来の埼玉スタジアム。キックオフ50分前に到着

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フィールドプレイヤもアップ開始。半袖は中澤さんとミロシュのCBコンビ。いつも通りバクスタアッパー指定席前売り2500円。視界もコスパも上々。マリノスの応援はできませんが

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アウェイ側マリノスのゴール裏。いつも通りの縦長、あるいは0.5ブロック狭いかな? 密度は高く最後列までビッシリ

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扇原はウーゴと2人笑顔でイチャコラしつつアップ中。とにかく扇原やユンユン、天野純あたりにはポジティブに、ファーストプレイでトチらず良い感じでゲームに入れる事を願う。もちろんミスっても飄々とやれるのが一番なんだけど

マリノスのスタメン紹介、浦和ゴール裏にブーイングしてもらえるのは中澤さんだけか。今日新たに、彼らに「嫌なヤツ!」と思わせる選手が出現せんことを

ホームの浦和ゴール裏。両後列スミ以外は中々の密度。メインとバクスタのアッパーには空席が目立つ

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アウェイ浦和戦のビッグフラッグ

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さあ己の信ずるスタイルを全てピッチに表現し、勇猛果敢にゴールを奪いリーグ初勝利を!

アウェイ浦和戦、間もなくキックオフ!

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【鳥栖戦は相対的な部分を問われたように思う。各セクションが自主自立性を持つことが大事。いるべき場所に相手より早くポジションを取り、そのポジションを活かすためにテンポよく相手のアプローチより早くパスを動かす。優位を作るためのポジショナルプレー、自分達で手放さない。 by いた】 about [2018-J1-3] 横浜 1 v 2 鳥栖

f:id:harukazepc:20170419104133p:plainいた

凄くよい学習機会だったので簡単に残しておきます。
鳥栖戦。

「非常に残念だった。特に前半のパフォーマンスが良くなかった。その点、鳥栖はしっかり我々の攻めを阻止することができて、いい試合ができたのではないでしょうか」アンジェ・ポステゴグルー

このコメントから見ても、リーグ3試合の中では最もよくないパフォーマンスだったことは認めなきゃいけない。

要因は複合的な要素。

鳥栖のマンマーキング的プレッシング
②荒れて乾いたピッチ
③選手の技術的な質と自信

まあこれだけネガティブな要因が揃えば、うまくいかないのも納得できる。


鳥栖のマンマーキング的プレッシング

佑二・ミロシュに対して趙東建・イバルボ、扇原に対して小野裕二、山中、松原に対して福田、原川。

人を当てはめ、前を塞ぐことで横浜の後方ビルドアップを制限。

コンタクト厭わず、寄せ切るアプローチに横浜の選手たちは常にストレスを感じていた。


②荒れて乾いてボールの走らないピッチ

鳥栖のアプローチをより効果的にしてしまった外的要因。

ボールスピードがなく、アプローチする時間を与えてしまう、弾むからコントロールにも時間がかかる。適応しようと速いパスを出そうとすると精度が犠牲になる。  

実況で水が撒かれていないって話だったけど


③選手の技術的な質と自信

それでもピッチに適応して通常通りにプレーできていれば問題はなかった。  

が、残念ながら圧力に屈し、ミスから失点し、意識を保つことが出来ずに、コンセプトを表現できなかった。

圧力によりストレスを感じ、ミスで失点し、自信が奪われ迷いが生まれる。悪循環。


①・②・③すべてが相まっての結果。

まだまだどんな相手にも、状況にも対応できるほどの逞しさも質も備えていなかった、ということ。

①は日常的に起こりえる要素であり、
②みたいな部分は特にアウェイでは整えられないし、
③に関しては練習して積み重ねていくしかない。

ただ、失敗から学ぶことはいくらでもできると思う。

例えばピッチの部分はホームならホームの運営者としてなんとか準備してほしいところではあるし、優位となるような条件を「整えてほしい」。
そこはこういうサッカーをする上でのクラブとしての「意識」の問題。連戦で難しい側面はあるにせよ…

自信や技術に関しては研鑽を重ねるしかないにせよ、吹っ切れて出来るなら最初からやる。

扇原くんのプレーは特に、かな。

ミスは怖いし、避けなければならないけれど、ミスを恐れてやらないのは違う。

コンセプトの根幹を担うプレーヤーが悪い意味で「今まで通り」のプレーじゃチームは前に進めない。

ルヴァンでも感じたけど、ある程度余裕がある状態で受けて、複数タッチしつつ前を向いてヘッドアップして、裁く場所を見つける、というのは今のチームとはズレがある。

半身で視野の確保を行いつつ次の出し所を見出してタッチ少なくパスを繋ぐことで次の受け手に時間とスペースというメリットを与える。

素晴らしいパスでメリット作り出せる質を持つ選手だからこそ「何かをしてやろう」という意識もわかるけど、コンセプトは違う。

そこの意識の差がここ数試合ベンチを温める結果になったと思う、扇原くん。ここからの反撃、期待してます。

全般的に圧力に押されていたからか、ボールタッチにナーバスになったのかは、頭の動きも鈍くなり、切り替えもポジション取りも遅くなった。

「考えて」止まってしまったことは大きな反省。
テンポを生むための少ないタッチでのパスムーブ、そのための移動が出来ないと前提条件が整わない。

機能しないが故、ポジションを崩してぐっちゃぐちゃになった前半の状況は、アンジェにとって受け入れられないことだとは思う。

同じレーンに複数人収縮、しかも本来優位を獲れるはずのインサイド(アンカー脇で数的優位がとれるはず)が同じサイドに寄る。チームを助けようとする姿勢はわかるけど…

各セクションが自主自立性を持つことが大事。いるべき場所に相手より早くポジションを取り、そのポジションを活かすためにテンポよく相手のアプローチより早くパスを動かす。優位を作るためのポジショナルプレー、自分達で手放さない。

この試合で正解を見出すとしたら、外に張るポジションをスタートにしたサイドバックのところを出口に、相手インサイドを引っ張りだしたところで天野・中町が受ける。
インサイドのところは数的優位、ここを突破口に出来ることがベストだったのかな。

柏戦が主体的な質を突きつけられたとしたら、鳥栖戦は相対的な部分を問われたように思う。

ただ、主体的な要素の質を高め、相対的な対策を上回れるように頑張ろう、ってところは変わらないはず。

出来なかったことは受け入れて、練習していくしかない。まだまだこれから、一歩ずつ。

【鳥栖戦はできてなかったのは扇原だけじゃなく天野純や山中亮輔も「スタイルへの忠実さチャレンジング」の部分で低調だった。道は遠く険しいが、前を向こう挑戦者たちよ。 by 蒼井真理】 about [2018-J1-3] 横浜 1 v 2 鳥栖

f:id:harukazepc:20170419105933p:plain蒼井真理

リーグ戦もホーム開幕! ――ってもル杯から中2日で再び三ツ沢では新鮮味ないけど中3日後また三ツ沢だょ! とにかく晴れて良かった 3節ホーム鳥栖戦、キックオフ35分前に三ツ沢到着

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フィールドプレイヤもアップ中。ゴール裏は今日は真ん中から音が出るのね安心したわw

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ホーム鳥栖戦のスタメン

FW ユン、ウーゴ、渓太
MF 天野純、中町
MF 扇原
DF 山中、ミロシュ、中澤、松原
GK 飯倉

SUB:杉本、金井、下平、ダビ、海夏、イッペイ、伊藤翔

喜田は水曜ル杯に続き欠場、扇原が先発。サブには吉尾海夏が入り、勇蔵が長期離脱した穴はマルチロール金井貢史が埋める

3節ホーム鳥栖の注目ポイントは、過去2戦の相手と比べ「リトリート自陣ブロック」傾向の強い鳥栖に対し、新しい今季のスタイルが如何にハマるか、引いた相手を崩していけるか。C大阪や柏は、ある意味でアンジェ横浜にとって「狙いが表現しやすい」相手だった

相手が前からマリノスの自陣ビルドに対しプレスを仕掛けてくるから、それを去なすポジショナルなショートパス・コンビネーションが美しく機能した。早々に自陣撤退しブロックを敷かれた時に、今のアンジェ横浜にはそれを主体的かつ連動性を用いて崩して行くことができるのか? 1つの試金石となる

個人の注目はル杯に引き続きアンカー扇原。ブロックを遅攻で崩す、あるいは相手が引き切る前にスピード感持ち仕掛け後手を強いるにせよ、更に鳥栖のカウンタへの備えも含め攻守トランジションのキーとなるポジション。大事なのはテンポ、チャレンジ、リスク管理。喜田の不在は限られた大きなチャンス

新たなボスの下で、過去のマリノスにない新たなスタイルへの取り組みを進めるマリノス。チーム全体の意識共有と何より「阿吽の呼吸、距離感」が重要となり、特にチームのヘソとなるアンカーは周囲との連携が攻守で肝になる――おそらく早々に「替えの効かない絶対的なポジション」になる可能性が高い

まだ新監督の下で開幕して3週目。だが扇原貴宏にとってはコレがアンカーのレギュラを奪取する最後のチャンスにならないとも限らない。それ程までに開幕2試合の喜田のパフォーマンスとチャレンジングは素晴らしかったし、ボスの信頼や評価も高い。是非とも扇原にも最大級の挑戦、取り組みを期待したい

金髪じゃなくなったパンゾーさんを探すのは難しいw あでも少し髪の色抜いてんな… 不良だ。アウェイ鳥栖ゴール裏は1.5ブロック

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伊藤翔チャントはコールリードと太鼓が真ん中でも輪唱になるんだな…

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ここまでリーグ開幕2試合で1得点。今日は複数得点での初勝利を!

ホーム三ツ沢 鳥栖戦、間もなくキックオフ!

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キックオフ前、シゲさんとマリノス君の熱いハグに萌える


扇原、ファーストタッチで自陣ロスト。しっかり立て直せー

11分までに鳥栖に警告2枚。ゴリッゴリな鳥栖に対し、主審が辛くコンタクト取ってくれるのは有り難い

前半12分、自陣ミドルサード天野純からDFラインへのバックパスが相手に渡ってしまい入れ替わられGKとの1対1を決められ失点。鳥栖が先制

この種の失点は、このスタイル貫けば不可避。大事なのは勇気と反発心。揺れない心、あくまでクールに

小野裕二の報復的バックチャージにオラつく会長。2人共らしくて良い

扇原が一向に立て直せんなあ…

ユンユンもなかなか仕上がってこないな~

ウーゴにフィニッシュ前に一度パスが入ってるのは少し前進…かな

28分経過。少しずつ自陣からのビルドで良い三角形を作れるようになってきた

ユンユンと渓太がサイドを交換。良いと思います

とにかく扇原は気持ちを立て直せ。勇気と自信を持って

扇原……

飯倉がエリア外でキャッチしてハンド、鳥栖のFK。あるある

とにかく扇原は迷いながらビビりながらプレイすんの止めろ。もっとマリノスケらしく小学5年生のメンタルでサッカーを楽しめよ!

フィールドプレイヤ全員で壁を作り、CKに逃れる


前半終了、横浜0ー1鳥栖。シュート2:6(枠内1:1、エリア内1:3)決定機1:2。CK&FK2:2。開幕2戦と比して立ち上がりにゲーム掌握できず。静的プレス、鳥栖のゾーンに引っ掛かる。基本自分たちの技術的なミス。中盤そこそこ立て直すもフィニッシュに至らず、16分ウーゴの決定機が前半最後のシュート

扇原だけが悪い訳でなく皆に小さなミスの連鎖があるから自分たちの時間帯を作れないのだが、ヘソが不安定だとチーム全体が不安定になる。ファーストプレイでトチるとまるっと45分間立て直せないとかどんな熊谷アンドリューだよ! 技術的にはこのスタイルへの適応度高いんだから、あとは頭の中と心だけ

扇原、ミスは誰にでもあるしボスのスタイルはミスが起こるのは前提として盛り込み済みだから。このスタイルで皆が全部パーフェクトにやれるんなら、毎試合 86ー0で勝てるよ。そんな事はあり得ない。ビビったり迷ったら負けだよ。ブレイブ&チャレンジング! 勇気と挑戦を。前向きなミスは全然構わない

HT:中町⇒ダビド・バブンスキ

どこか傷めたのか、戦術的な交代か

さあ後半。複数得点が目標なんだから、1失点は何の問題にもならないよ!

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後半スタートもユンユンが右で、渓太が左WGに

後半8分、扇原貴宏にしか出せないセンタサークルからの縦フィードがエリア手前の遠藤渓太にピタリ! それだ扇原! できるできる。もっとできる

後半12分、イバルボにPKを沈められ0ー2。さあ反発できるかハートが試される

ホントこういう厳しい上手くいかない展開で何ができるか、信じて貫けるかだよ。調子良い時だけやれる頑張れるのを、決して挑戦とは言わない

後半18分:
ユン⇒イッペイくん
天野純伊藤翔さん

残り30分近くあるのにカードを全て使い切ったボスの思いに応えろ

後半は23分を経過してシュートを1本も打てていない

ダビは燃費が悪すぎる

松原健って絶対クロスよりスルーパスとかアングルキツい縦フィードの方がセンスあるよね

マツケン最高だな

松原健ニュータイプだからオールドタイプと感覚が合わない部分がある

松原健は天然だな! ニュータイプ。他の皆は強化人間でボスのサイコミュシステムに対応しようとしてるんだけど、マツケンナチュラルだ。この資質を見抜いて獲得したのなら、なかなかスゲーことだ

ようやく扇原が吹っ切れてきた!(後半36分

小野裕二は相変わらず1対1をGKに力一杯ぶつけんの上手いな! マリノス時代から成長がないww

後半42分、ウーゴの今季初ゴールて1ー2。ニュータイプ松原健マリノス加入2年目でリーグ戦初アシスト!

もちろん右サイドからでなく、ピッチ中央より左サイドよりからのクロスww

ATは4分


アイザック。俺、解任まであと何連敗できる?」とアンジェ監督

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試合終了、横浜1ー2鳥栖。トータル決定機3:4。リーグ3戦目にしてワースト内容。細かなミスの連鎖で終始ゲームを掌握できず。精度も判断も勇気もメンタルコントロールも、ボスの理想を体現するには足りないものだらけだ。道は遠く険しいが、前を向こう挑戦者たちよ

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鳥栖戦1ー2の私的MIPは右SB松原健。今この時期に精度は問わない。大事なのはこのスタイルへの適応度、適応しようとする姿勢、チャレンジ。マツケンは天然。ナチュラルに適応している。マツケンのイメージに周りがついていけてないが、ボスの理想としてはマツケンが正解なシーンが多いと俺は思ってる

うんまあ確かに毎試合ウンコみたいなポカはちょくちょくあるんだけどね松原健

パンゾーさん、マリノスには素晴らしい右SBがいます。今のマリノスが、新しいボスの求める右SBは松原健です。 “素晴らしき小林祐三” を忘れる事はなくとも、これからはピッチにその幻影を追うことはないでしょう。6シーズン本当にありがとうございました

OptaJiro@OptaJiro

1300 - 横浜FMはJ1でのクラブ史上通算1300得点目を記録した。J1で同記録した4つ目のクラブとなった(鹿島、G大阪、浦和に次ぎ)。トリコロール。

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小野裕二@yujiono14

今季初勝利!
鳥栖サポーターのみなさん遠いところまで応援ありがとうございました😊
水曜もしっかり戦い勝ちましょう!

マリノス関係者のみなさん、今日はありがとうございました。
不思議な感じでしたが、楽しかったです。

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Yuzo Kobayashi@KobayashiYuzo13

Don’t call it comeback‼︎
応援ありがとうございました。
やっぱり三ツ沢の雰囲気は大好きです。

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ニッカンサッカー@nikkan_soccer

横浜MF天野2失点絡み猛省「自分がゲーム壊した」
https://www.nikkansports.com/soccer/news/201803100000567.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp

#天野純
#横浜F・マリノス

 

フットボールチャンネル⚽️@foot_ch

サガン鳥栖戦で2失点に絡んだ横浜F・マリノス天野純失地回復を誓う

「今日は自分がゲームを壊したと思っているし、2失点とも自分のミス。今後どうにかチームに返していければ」

https://www.footballchannel.jp/2018/03/10/post260097/ #fmarinos #jleague

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フットボールチャンネル⚽️@foot_ch

横浜F・マリノスのポステコグルー監督、J開幕3戦未勝利も焦らず

「勝つことはもちろん大事だが、今日は自分たちのスタイルを貫けているかという部分で良くなかった。毎週良いパフォーマンスを見せるにはもう少し時間がかかる」

https://www.footballchannel.jp/2018/03/10/post260087/ #fmarinos #jleague

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『勝つことはもちろん大事だが、今日は自分たちのスタイルを貫けているかという部分で良くなかった。毎週良いパフォーマンスを見せるにはもう少し時間がかかる』≒

アイザック。俺、解任まであと何連敗できる?」って事だよな(ジャイキリ脳

もうすぐ椿がトップ起用されてUー代表で活躍してフル代表にも呼ばれて紆余曲折ありながらもマリノスはシーズン終盤に優勝争いしつつ46巻になっても新監督就任から1シーズンが終わらないし村越さん最近あんま出番ないけど中澤さんが背負ってるものもボスが半分背負ってくれるから最終的にマリノス優勝!

「今日は、とりあえず自分がゲームを壊したと思っているし、2失点とも自分のミスなので…これはどうしようもないので、マリノスに関わるみんなに申し訳ない」天野純

「ホーム開幕戦で、不甲斐ないミスをしてしまった。どうにかメンタルを建て直したい。恩返しというか…どうにかチームに返していけたら」天野純

――いやねえ天野純、今季再び気持ち新たに自身の課題とボスの新しいスタイルに取り組んでて「これが自分のやりたかったサッカーだ」と高揚感と手応えある中で結果がついてこず、責任感じたり落ち込んだりするのも分かるんだけど、でもまあそんなもんだよサッカー。常に右肩上がりとか無理だし

そりゃあ毎試合飛躍的に伸び続けて化ける選手も極稀にいるけど天野純はそんな若くもないしw そんな選手は1年も待たずクラブに何か残す前に海外に行っちゃうしなあ。天野純はこの2シーズンも、2歩下がり3歩進むの繰り返し地味にロングスパンで見れば着実に右肩上がり、そんな成長を続けてきたじゃない

ホントに今季の天野純喜田拓也には俺は心底メチャクチャ期待してて、それは決してユース出身だからとか「いなくなった誰かの代わり」でもなく、2人に強い自覚と責任感「自分がマリノスの中軸となり勝たせる存在に」という気持ちを感じるからで、とても頼もしく思って信頼してる

でも勝手に期待させてもらってるだけだし信じて頼ってるから何か上手くいかなくっても裏切られたとかそんな気持ちはないよ。だから「なんとかチームに恩返しを…」みたいな負債抱えたマイナスのメンタルから明日をスタートさせる必要はないし、して欲しくない。それは前向きなチャレンジの邪魔になる

ミスは誰にでもある。このスタイルに真摯に向き合い勇気持ってチャレンジすれば絶対にミスはある。ミスがない選手はメッシ以上の神に近い選手か、チャレンジしてないチキンな卑怯者だ。ミスはミスとして受け入れ、次への糧にすればいい。全部成長の材料で伸びシロだ。深く反省とか、全く必要ないね

ミスを引きずり落ち込んだり、それでトレーニングに臨む気持ちが前向きでなくなったりリスクを採るのが怖くなったり責任回避や無難なプレイが増えてチームと自分の伸びシロを奪う事こそが最も忌避すべきこと。ボスが毎試合言ってる「今は結果より内容、スタイルを信じて貫く姿勢」と言ってるのはソレ

だから天野純は敗戦の責任感じて落ち込んでるヒマあったら美味しいもの食べて寝て忘れて、明日からまた前向きにトレーニングして次の試合でもっともっとリスクチャレンジしてスタンドの俺らをビらせてください。いちいち反省してたらボスのスタイルは貫けない。たぶんファンも、そのうち慣れますw

プロに絶対必要なのは、適度な無責任さと根拠のない自信! 期待して信頼してるよ天野純。近々に海外移籍しない程度に、もっともっと成長してマリノスを勝たせる選手に!

「失点どうこうより自分たちがやるべき事を、たぶん一番できなかった試合だと思う。自分も含めて立ち上がりからパスが引っかかったりミスが続いた。試合の入りが悪かったから苦しい試合になったと思うので、相手がプレスに来ていたとしても、もっと勇気をもってやらなければいけなかった」扇原貴宏

扇原については試合中にもダメ出しな tweetもしたけれど、まあ当然本人が一番よく分かってる訳で…。こういうメンタル的な課題は、周りが指摘しても何の役にも立たないつーかむしろマイナスだし。「お前はメンタルが弱い」「メンタル強くしろ」それで選手伸びるなら誰も苦労しねえw むしろ凹むわ

あと扇原を擁護するとすれば、今日のピッチコンディションと鳥栖の「ほぼフルコートマンツーに近い形に寄せる静的プレス」で積極的に奪うより、まずマリノスの選択肢を制限してミスを誘う守備に対しては、仮に喜田パイセンが先発しててもC大阪戦や柏戦の前半みたいには上手くいかなかったと思う

ただ今日の扇原のプレイを観てて気になったのは「おっかなびっくり」なプレイ振りと、あと端々に「今まで培ってきたプレイ」ボールの受け方だったり、アングルの作り方だったり、タッチ数や切り返しだったり。周囲のレギュラメンバと比べても、まだボスの示すスタイルを心から信じて貫けてない感が

…ピッチコンディションや、相対的に試合の入りが良くなかった影響もあるかな? 鳥栖戦はできてなかったのは扇原だけじゃなく天野純山中亮輔も「スタイルへの忠実さチャレンジング」の部分で低調だった。やっぱ怖がってたのかな

「ピッチが良くなくて、自分たちのスタイルとの相性が良くなかったし、選手の距離感も良くなかった。その中で選手たちは監督が求めるサッカーを最大限やろうとした。ミスから失点した事実より、得点を取る時間が遅かった。相手の対策を上回る攻撃のバリエーションを増やさないといけない」中澤佑二

「相手に対策をされていると感じた。自分たちの形が消された時、次のパターンを用意しておかないといけない。佑二さんとも話したが、それはピッチでやっている自分たちが感じて、臨機応変にやる事があってもいいんじゃないかと。でもまずは監督の考えを理解し、しっかりできてからの事」松原健

『でもまずは監督の考えを理解し、しっかりできてからの事』

良いこと言ったね松原健! さすがボスのスタイルとシンクロ率100%の天然ニュータイプ。今はとにかく愚直にベースとなるスタイルを、リスクに怯えずトライして確かなチームの血肉とする事。中途半端に「応用問題」に手を出しちゃダメ絶対

ピッチが悪いからショートパスに拘らず長いボールも増やす。展開によってはハイラインを控えて下げる。凄く正論で正解っぽい。間違ってない

でも今それやると、たぶん「やらない言い訳」にしかなんねーから。結局マリノス変わんねーから。俊輔もういねーし、中澤さんも今季限り、やんなきゃダメだから

樋口さんもエリクも中庸と諦観の将で、なんとか俊輔や中澤の志向特徴なんかと折り合いつけてながら、スタイル構築や改革を進めようとしてきた。それは過程や土台形成として一定の効果と価値はあったが、どこかで針を振り切らないと本当の意味では変われない。ハンパはダメ。1つやり切らないと

選手1人ひとりの主体性、判断は凄く大事(エリク3シーズン総括の課題にも挙げた)だけど、それはまずボスの提示するスタイルを100%信じ理解し実践した、その先にあるもの。まずルールがあり、それを自己責任で破るのが主体性であり、最初から選手たちで例外作ってやりだしたら、それは幼児学級です

「でも俺には時間がない、“次” はない覚悟でやってる」中澤さんの気持ちは痛いほど分かるよ。分かるけど、もう俺らは1人の選手にだけ気持ちを乗っけて、その思いと心中したりはしない。できない。

「俺たちは中澤佑二と優勝したい」そんな幕は掲げない。マリノスの未来とは何者も引き換えにはできない